接眼部を清水製作所にて加工してもらいました。
これによってテーパーとのかみ合わせにおいて、
光軸に直交する方向へのシフトは皆無で、ティルトも皆無です。

画像中央の銀色の部分が加工(削る)してもらった部分です。

拡大。

GSRJ90とのかみ合わせはドンピシャです。
シフト、ティルトは皆無です。
今までは接続するたびに異なる傾きをもって取り付けてたので...。
透明なテープがぐるっと貼ってありますが、
これは、GSRJ90+フォーカサーではかみ合わせがぴったりなのですが、
延長筒+フォーカサーのかみ合わせでは光軸に直交する方向への遊びがあり、
光軸のオフセットを引き起こしてしまします。
フォーカサーと諸パーツをかみ合わせるときは
上の写真の下側にある、斜めに傾いている黒いリングを
ねじ込むのですが、傾いていることからわかるように
光軸に直交する方向への遊びをつくってしまいます。
延長筒+フォーカサーではテーパー部とフォーカサー両方に
自由度があることによって、再現性が失われるため
フォーカサー側にテープを巻いてわずかに厚みをつけることにより
自由度を消しています。
フォーカサー側の黒いリングがいつも同じところにくれば
それに接続される延長筒側の位置も一意に決まるので、
フォーカサーをどのパーツと接続しても、位置が一意に決まり、
調整の再現性が確保されるはずです。
今回の清水製作所の加工により
GSRCJ90+フォーカサーでのティルトが解消され、
テープを巻くことによって、どのパーツとの接続においても
接続したときの位置が一意に決まるようになりました。
このテープですが、
白いテープ(100均で買ったテキトーなやつ)の下には
黒いテープ(絶縁テープ)が巻いてあります。
最初に黒いテープを2周巻いたら、わずかに厚すぎたので、
2周目は白いテープに変えてました。
たかがテープ、されどテープでした。

また、接眼部に穴をあけてボルトによってドローチューブを保持できるようにし、
たわみを軽減できるようにしました。
これは自分で行いました。
写真で言うとピント粗動ネジのすぐ奥にあるM4の六角穴ボルトです。

たわみ解消用に使われているボルトは、先端がボールになっており、
ドローチューブの繰り出しに影響がないようになっています。
ただ、先端がボールになっていることにより、1点で保持することになるので、
すこしでも強く締めるとドローチューブがロックされ、動かなくなります。
ピントロックにもこういったネジにすればいいのかなあとも思います。

内側からみたボルト支持のようすです。
写真右側はピントロックです。
ピントロックを含め3点で支持できるように、2箇所にボルトを配置させています。

拡大。

最後に。
差し込み部にさらに2つの穴をあけていたので、
それ用のツマミネジを作っていただき、4点支持ができるようになりました。
ちなみにこのツマミネジも先端がボールになっています。
今回の接眼部改造で、たわみ・ティルト・光軸オフセットの解消ができたので
かなりバージョンアップできました!
あとは電動フォーカサーですかね。
今はできる状況ではないですが、そのうちやりたいですね。