wepli.2の過去記事で書いたとおり、僕はすでに今の仕事を辞めようと決意しています。しかし、妻と子を持つ男として、やはり闇雲に仕事を辞めるわけにはいきません。ただ数年前に感じていた、あの不安は、もう僕にはありません。
なぜ仕事を辞めるのが怖いのか?
日本の社会では、『終身雇用は素晴らしいものだ』とか、『仕事をやめてはいけない』とか、『3年は仕事を続けなさい』なんてことが言われています。僕らは小さい頃から、情熱や楽しさよりも、我慢や忍耐を素晴らしいと、教えられてきました。
さらに、大量に消費することで、幸せになれるという妄想と考え方が、当たり前の世の中で、僕らは、大量消費のために必要な生涯賃金を稼がなければ、幸せになれないという嘘っぱちを植え付けられてきたのです。
不安なのは分からないから!
なぜ最近、ミニマリストやシンプルライフ、はたまた断捨離が、これほどまでに、もてはやされているのか?答えは簡単です。持ち物を減らすことによって、自分のモノを把握できるからです。つまり、人間は自分の頭の中で、把握できないことがたくさんあると、 わけもなく不安になるのです。
お金を把握する!
仕事をやめると決意するに当たり、その不安をなくすために、まず僕がやったことは『お金を把握する』ということでした。先ほども言った通り、不安になるのは、把握しきれていないからです。
つまり僕は、月々の生活費にいくら使っているのか調べてることにより、将来の漠然とした不安が消えると考えたのです。この時、利用したのがzaimというアプリでした。別に月々のお金を把握するだけなら、紙の家計簿でもよかったのですが、楽しみながら続けられそうだという単純な理由で、zaimを使い始めました。
このように、自分たち家族に必要なお金は、月々いくらなのか把握することで、嫌な仕事をやめる決意の手助けになるのです。
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収入以上の出費をしなければいいだけのこと.....
どんな仕事をしてようが、まったく仕事をしてなかろうが、生きるために、 収入以上の出費をしなければいいだけのことです。とってもシンプルな答えです。
この本の一節には、ミニマリストとしてのお金の使い方や考え方について、こんなことが書かれています。
- 作者: ジョシュア・フィールズ・ミルバーン,ライアン・ニコデマス,吉田俊太郎
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2014/03/25
- メディア: 単行本
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お金をかせぐには、時間が必要だが、自分の時間は自分の自由のために使いたい。そう考えると、すでに持っているお金を使うということは、自分の持っている自由を少しあきらめるということを意味する。何かを買う前に『このコーヒーには2ドル分の自由をあきらめる価値があるのか?』と僕は自問するようになった。そうすることで意識が大きく変わってくる。
つまり、ミニマリストらしく、お金も『本当に必要なモノ、本当に価値のあるモノ』に使えと著者は言っています。
反大量消費こそが幸せ
日本はとても豊かな国です。飢え死にする人はいませんし、医療だって、どこの国よりも平等です。売っている製品だって、世界中の人々がうらやむほど高品質です。だけど、自分で命を落とす人が多すぎるヘンテコな国なのです。
もう、多くの人がわかっているはずです。大量消費では幸せになれないことを。ミニマリストになって以来、僕はどんどん幸せになっています。現在、仕事をやめる計画を着々と実行に移していますが、今では不安よりも、楽しみな気分が勝っているくらいです。
ミニマリストになったこと以外は、何も変わっていないはずなのに不思議な感覚です。もし、あなたが仕事をやめたいと思っているならミニマリストになってみては、いかがでしょうか?まずは、自分にとって、大切なモノ以外は、すべて排除してみましょう。そのモノの中に、今の仕事があるなら答えは簡単です。