「従属的な立場」貿易会社元社員は起訴猶予 マツタケ不正輸入、朝鮮総連議長の次男らを起訴
産経新聞 6月2日(火)20時13分配信
中国産と偽ったマツタケが北朝鮮から不正輸入された事件で、京都地検は2日、外為法違反(無承認輸入)などの罪で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)トップ、許宗萬(ホ・ジョンマン)議長の次男、許政道(ジョンド)容疑者(50)=東京都足立区=、朝鮮総連傘下の貿易会社「朝鮮特産物販売」社長、金勇作(キム・ヨンジャ)容疑者(70)=東京都八王子市=を起訴した。同社の元社員の男(63)については、起訴猶予とした。地検は理由を「従属的な立場だったため」としている。地検は許被告ら2人の認否については明らかにしていないが、京都府警によると、いずれも容疑を否認している。
起訴状などによると2人は、東京都台東区の貿易会社「東方」社長、李東徹(り・とうてつ)被告(61)=外為法違反罪などで起訴=らと共謀し、平成22年9月22〜27日、北朝鮮産のマツタケ約3000キロ(輸入申告価格約760万円)を中国・上海などを経由し、中国産と偽って不正に輸入したなどとされる。
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