「日本に歴史正視を求めている中国は、いつになったら天安門事件を正視するのですか?」=スペインの記者が質問―英メディア

配信日時:2015年6月4日(木) 13時35分
  • 画像ID 470452
写真を大きなサイズで!
4日、英BBC中国語版によると、3日に行われた中国外交部の定例記者会見で、スペインの記者から天安門事件に関する質問が飛んだ。写真は天安門。
2015年6月4日、英BBC中国語版によると、3日に行われた中国外交部の定例記者会見で、スペインの記者から天安門事件に関する質問が飛んだ。

そのほかの写真

1989年に起きた天安門事件から4日で26周年となる。3日の記者会見で、スペインの記者が「中国は日本に歴史を正視するよう求めているが、中国はいつになったら天安門事件の歴史を正視できるのか」と質問。これに対して、中国の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、「なぜそういうロジックになるのか。2つの事件の性質は完全に異なる」と反論した。

さらに、「80年代末に起きた政治の波について、中国の党と政府はすでにはっきりとした結論を下している。中国の30年余りにわたる改革開放の経験と成功は、中国が選択し進んできた道が正しかったことを示している。中国の全国民の心からの支持も得ている」とした。

華報道官は続いて話題を日本の戦争に移し、記者たちに中国各界と交流し、より正確に中国の当時の戦争に対する印象を理解するよう求めた。また、日本が十分に歴史を正視することが、日中関係にとって重要な意味を持つと強調した。(翻訳・編集/北田)

関連記事:

<独占>天安門事件参加者が歩んだ26年間、揺れ続けた心の記録(1/4)―「これまで天安門については口を閉ざしてきた」

1989年の天安門事件から26年。当時、学生運動に参加した男性が重い口を開き、これまでの道のりについて語り始めた。写真は天安門広場。

天安門事件の元学生リーダー、母危篤で香港入りも中国が入国拒否―台湾紙

24日、台湾・自由時報によると、1989年の天安門事件で学生リーダーだった熊氏が、病気で危篤状態の母親との面会を求めて22日に香港入りしたが、中国への入境を拒否されて亡命先の米国へ戻った。写真は熊氏の母と見舞いに訪れた熊氏の友人。

「戦後70年、日本は真摯に歴史を反省すべき時」と指摘した報道官に、中国ネットから「自分たちはどうなんだ!」の大合唱

2日、人民政治協商会議の呂新華報道官は記者会見で、「日本の首相は真摯に歴史を反省する時だ」と述べた。これに対して、中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。写真は人民大会堂。

ケーブルテレビに突然「天安門事件」の写真=40歳の男の容疑が固まる―浙江省温州市

12日、新華網によると、8月1日に中国浙江省温州市のケーブルテレビの画面に突然、天安門事件に関する画像などが写し出された事件について、温州市検察院は40歳の男の容疑が固まったと発表した。

中国ネットユーザー、「3月96日」「2の6乗」などで天安門事件の日付を表現―英メディア

4日、英BBC中国語版ウェブサイトによると、天安門事件から25年となるこの日、中国当局は厳しいインターネット規制を敷いた。写真は天安門。
おすすめ記事
  • 最新
  • 時事
  • 国際
  • 社会
  • スポーツ
  • エンタメ
  • 地域
  • 経済
  • 文化
  • 広場
  • 話題
最新ニュースはこちら

時事トピックス

SNS話題記事

時事アクセスランキング

最新ニュース