ソウル市内の大学病院に勤務する30代半ばの医師が、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の2次感染者の診察を行っていた救急治療室で3次感染したことが分かった。
保健当局の関係者は「先月28日、D病院の救急治療室を訪れた14番目の患者(35)の近くにいた医師に対し遺伝子検査を行った結果、MERSに感染していると最終的に確認された」と発表した。これにより、韓国でのMERSの3次感染者は4人となった。
また、先月15-17日に韓国初のMERS患者が入院した京畿道のP病院に、同じ時期に入院した同道の空軍基地所属のA元士(下士官の最上階級)が、感染の疑いを持たれていることが3日までに分かった。A元士は1次検査でMERSコロナウイルスの陽性反応を示し、現在2次検査の結果を待っている。さらに、A元士の見舞いのため病院を訪れた同じ部隊の将兵5人と、同じ基地の将兵約100人が隔離されているという。