韓国の大手インターネット通販サイト「クーパン」を運営するフォワードベンチャーズが、韓国のベンチャー企業で過去最高額の投資を海外から誘致した。同社は3日、孫正義社長率いるソフトバンクから10億ドル(約1240億円)の出資を受けることになったと発表した。
フォワードベンチャーズは昨年5月に米ベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタルから、同12月に米資産運用会社のブラックロックから計4億ドル(約500億円)の出資を受けており、この1年あまりで海外から14億ドル(約1740億円)の投資を誘致したことになる。
世界のITベンチャー企業の中でも、ここ1年間の投資誘致額はスマートフォンを使った配車サービス米大手のウーバー(28億ドル=約3480億円)、中国スマートフォンメーカー大手の小米(シャオミ、11億ドル=約1370億円)に次いで3番目に多い。
フォワードベンチャーズは米ハーバード大を卒業したキム・ボムソク氏(37)が2010年に設立したベンチャー企業。ネット上での共同購入に割引を提供するソーシャルコマース企業としてスタートしたが、今では年間取引額が2兆ウォン(約2240億円)を超える総合Eコマース(電子商取引)企業に成長した。