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韓国、MERS対策で動物園のラクダを隔離して検査 当局指導には批判の声も

FOCUS-ASIA.COM 6月4日(木)19時5分配信

韓国で感染が拡大する中東呼吸器症候群(MERS)は、原因となるコロナウイルスの感染源がラクダだとされている。同国では最近、インターネット上の交流サイトに複数の“ラクダ”のアカウント名で「ごめんなさい! 全部ボクの責任です」、「本当に反省しています」といった書き込みがあり、多くの人が閲覧している。韓国メディアの4日付の報道として、中国新聞網が同日伝えた。

韓国ではMERSの感染拡大を受けて、1600人以上が隔離され、国民に不安が広がっている。

ラクダをめぐっては京畿道の動物園が2日、飼育中の2頭を隔離し、MERSウイルスを持っていないか検査した。

一方、保健福祉部は5月30日、ネット上でMERS感染予防対策として、「ラクダとの密接な接触を避ける」、「ラクダ肉は殺菌していないものや、火が十分に通っていないもの食べないようにする」などと言及。一般のネットユーザーたちから「現実にそぐわない指導だ」といった批判の声が上がった。

(編集翻訳 恩田有紀)

最終更新:6月4日(木)19時5分

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