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艶やか佳子さま「宮中晩さん会」ピンク色ドレス、ドン小西さん絶賛「奇をてらわず力が抜けている」

スポーツ報知 6月4日(木)7時4分配信

 国賓として来日しているフィリピンのベニグノ・アキノ大統領を歓迎するため、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が3日、皇居・宮殿の「豊明殿」で開催され、昨年12月に20歳を迎えて成年皇族となった秋篠宮家の次女・佳子さまが初めて出席された。

 佳子さまは、レースをあしらったピンク色のドレスに真珠のネックレスとイヤリング、左腕にはブレスレット、右手の薬指には指輪を光らせていた。晩さん会には皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻ら皇族のほか、安倍晋三首相夫妻や閣僚らが同席し、フランス料理を楽しみながら懇談した。

 佳子さまは昨年8月に学習院大を2年で中退、今年4月から特別入学選考で合格した国際基督教大(ICU)教養学部に入学。入学式には、グレーのスーツ姿で落ち着いた印象だったが、この日はドレスで華やかな雰囲気を漂わせた。3月に映画「風に立つライオン」を鑑賞された際にはシンプルなワンピース姿。その場に応じた装いをされながら、上品さを感じさせる。

 公務を経験することで、コミュニケーションの大切さを感じて、ICUへと新たな学びの場を求めた佳子さま。英語の学習にも熱心に取り組まれており、大統領のスピーチにも熱心に耳を傾けていた。今後も学業を中心としながら、成年皇族としての活動も務められるという。

 テレビ番組でのファッションチェックが好評だったファッションデザイナーのドン小西さん(64)が、佳子さまの装いをたたえた。

 「実にシンプルで時代に合った洋服の選び方をなさっている。注目を浴び、緊張もされている中で、サラッとやられてるのは見事だ。

 襟元と袖は流行のスカラップレースの裁ち切りで、花びらのよう。オレンジがかったコーラルピンクも品があって奇麗。ウエストで切り替えのあるタイプの形で、クラシックでフェミニンな着こなし。アクセサリーも小ぶりなパールで控えめにされている。

 ファッションには感性や内面がにじみ出るが、佳子さまは一般の国民の感性に近いものをお持ちだ。奇をてらわず、力が抜けている。『開かれた皇室』という新しい価値観を提示しており、好感度も非常に高い。最近のトレンドは『ノームコア=究極の普通』。普通のものを着こなすには中身が伴わないといけない。『佳子さまブーム』は必ずやって来るだろう」(談)

 ◆宮中晩さん会 海外からの国賓や公賓の来日の際に開催される晩さん会のこと。皇居の豊明殿で開かれ、天皇・皇后のほか150人ほどの客も出席。通常はフレンチのフルコースで、デザートに富士山形アイスクリームが出るのが恒例。昨年4月にオバマ大統領を迎えた際には、辛口のシェリー酒、真鯛の酒蒸し、羊もも肉の蒸し焼きなどが振るまわれた。

最終更新:6月4日(木)10時17分

スポーツ報知