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韓国 MERSウイルスによる死者3人に
6月4日 21時00分

重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染者が増えている韓国で、新たに男性1人の死亡が確認され、死亡した人は合わせて3人となりました。
韓国の保健福祉省は4日夜、韓国中部の病院で3日夜死亡した82歳の男性が重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」に感染していたことが確認されたと発表しました。これで確認された感染者は36人、このうち死亡したのが3人となりました。
韓国では先月、中東から帰国した男性が「MERSコロナウイルス」に感染していたことが確認され、その後、この男性が入院した病院を中心に感染が広がっています。
これまで死亡した2人は男性と同じ病棟にいた人たちでしたが、今回、新たに死亡が確認された82歳の男性は、ほかの病気で別の病院にいて、そこに転院してきた感染者から感染したということです。
韓国政府は感染の拡大を防ぐため、感染者に接触した人を医療機関や自宅に隔離しており、4日、隔離する対象を、これまでより300人ほど多いおよそ1600人に拡大しました。
韓国政府は現時点で確認されている感染は、すべて医療機関の中で起きているとしており、病院と協力して感染者に接触した可能性のある人の確認を急いでいます。
韓国では感染者の増加を受けて不安が広がっていて、これまでに740余りの学校が休校を決めたほか、中国など海外からの観光客の予約のキャンセルが相次ぐなど、影響が出ています。

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