2015年4月に、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口に「パソコンに『暗号化しました』というメッセージが表示されて、ファイルが開けなくなった」という相談の件数が増えました。相談内容からランサムウェアの被害と推測されます。
ランサムウェアとは、ファイルを勝手に暗号化するなどパソコンに制限をかけ、その制限の解除と引き換えに金銭を要求する不正プログラムの総称です。IPAに寄せられたランサムウェアに感染したという相談は、2011年7月が初めてでした。その後もランサムウェアに関する相談はありましたが、2014年12月に初めて日本語でメッセージが表示される種類のランサムウェアの相談が1件※1寄せられました。2015年4月にはさらに異なる種類のランサムウェアの相談が6件※2あり、すべてが日本語でメッセージが表示される種類のものでした(図1)。また、そのうち1件は初めて企業から寄せられた感染被害の相談でした。
図1:ランサムウェアに関する相談件数の推移
IPAが2014年10月に実施した意識調査※3において、ランサムウェアを知っている人は約2割という結果が出ています。被害防止の観点から早急に周知を図りたいと考え、今月の呼びかけではこのランサムウェアについて、その手口と対策を紹介します。
※1
コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況 [2014年年間] 3-2. 相談事例
※2
トレンドマイクロ:日本語対応したCryptoランサムウェアを国内で確認
※3
2015年2月17日発表「2014年度 情報セキュリティの脅威に対する意識調査」
P31 情報セキュリティに関する攻撃・脅威等の認知
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