秋田県:ニコ動でPR 予想上回る視聴
毎日新聞 2015年06月03日 20時44分(最終更新 06月03日 21時35分)
千里の道も一歩から−−。人口減少にあえぐ秋田県は、インターネットの動画配信サイト「ニコニコ動画」(ニコ動)を使った県のPRに乗り出した。初めて配信した1日の生放送は、事前の予想を大幅に上回る2万4000人超(3日夕方時点)が視聴する人気番組に。担当者は「どう定住につなげるかは課題だが、秋田に触れてもらう入り口としては好スタート」と期待する。【五十嵐和大】
県によると、若者に人気があるニコ動の生放送を都道府県がPRに使うのは初めて。県は今年度の予算を1億3000万円確保し、動画制作をニコ動の運営会社と経営統合した出版大手「KADOKAWA」(東京)に委託した。
第1弾は今月1〜7日、ニコ動で人気の男性歌手とともに女性県職員が各地を巡り、旬の味覚や伝統工芸品、祭りを紹介することになった。秋田市民市場を舞台とした初日は、比較的視聴者が少ないとされる月曜日午前中に生放送。2万人近くがリアルタイムで視聴したとみられ、その後も視聴者を増やしている。当初の予想は7000人程度だった。
3日夕方には、繁華街・川反(秋田市)の料亭から、酒造会社の経営者らとの秋田弁を交えたやりとりや実際に地酒を試飲する様子をリポート。これも約2万人が視聴している。
視聴者が動画上に投稿したコメントは、「ネマガリタケうまいよな」「学校でいぶりがっこでるの!」といった称賛や驚きが相次いだ。3日の生放送中も「何もないことはない! 秋田最高!」といったコメントが多数寄せられた。
県人口問題対策課の高橋修課長は「生放送を見た人に何らかの形で関心を持ってもらい、秋田のイメージアップを図りたい」。4日は午後3時半から秋田市で復活した舞妓(まいこ)をテーマに配信する予定だ。
第2弾は9月を予定する。他にも、県出身タレントを起用して県の子育て支援策や住みやすさをアピールすることも検討する。動画は生放送後も無料で視聴できる。アドレスは http://live.nicovideo.jp