あつしのBLOG Powered by Ameba

あつしのBLOG Powered by Ameba アメブロ

NEW !
テーマ:

宮沢りえさん主演の「紙の月」、

やっと映画バージョンを観ました。




すでに原作は読んでいたので、、、、

この物語がどんな風に映像で

表現されているんだろう、、、と期待大。




地味で真面目な主婦であり、銀行員だった梨花が

不倫、巨額の横領に手を染め、運命が狂っていき、

次々と犯罪を繰り返していく、、、、というのが、大まかなストーリー。





原作は、宮沢りえさん演じる主人公・梨花が

逃亡しているタイから幕を開けるという

インパクトが大きかったんだけど。





映画は、淡々と物語がスタートして。





冒頭で、いきなり大学生との不倫が始まり、

横領のきっかけも、なんだかあっさり描かれているなぁって。




少女の頃から正義感が強く、

美しいけれど、目立つことはなく平凡に生きてきた梨花が

なぜ不倫に走り、なぜ横領を繰り返していったのか。




そのあたりの、梨花の心の葛藤や

常に抱えている寂しさや悲しさを

もう少し丁寧に描いてほしかったのが個人的な感想。




ただ、原作に存在しなかった同僚役の

小林聡美さんや大島優子ちゃんの役どころ、

主人公との絡みが見所たっぷり。




地味だった主婦・梨花が

大学生との不倫、横領で得たお金での豪遊で、

狂気を感じるくらい美しくなっていく移り変わりは、

さすが宮沢りえさんだなって感じました。




どんなに快楽におぼれ、どんなに贅沢をしても

決して満たされない心の隙間、そして寂しさ。

虚栄の世界で繰り広げられるのはまやかし。




でも、そのおかげで静寂の中でもがき、

そして、どんどんと大きく膨らんでいった

絶望感から脱却できた。




犯罪に手を染めても、決して悪役ではなく、

どこか共感すらさせてしまうのは、

宮沢りえさんの演技力と存在感ならでは。




ラストシーンで、梨花が

何かに吹っ切れたように逃走していくシーン。

不思議と爽快な気分になりました。




人の価値観はそれぞれで、

求めるシアワセの形も、またそれぞれ。




でも、これが幸せ、そのためにはこうあるべき、、、っていう

目には見えない基準みたいなものが、この世の中には

暗黙のルールとして存在している気もします。




決してハッピーエンドではなかったのに、

映画を観終わった後に、悲しい気持ちにならなかったのは、

梨花ならではのシアワセを、一瞬でも見つけられたからだと思う。




だから、最後の梨花が颯爽と走るシーンが

最高に美しく感じたのかなぁ。








https://ao-inc.stores.jp


facebook_logoAO facebook

InstagramAO instagram


InstagramAtsushi's Instagram





Ax




AD
いいね!した人
Atsushiさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

読者になる
同じテーマ 「日常」 の記事

AD

Amebaおすすめキーワード

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み