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年金情報流出で不審電話 注意喚起へ
6月2日 20時35分

年金情報流出で不審電話 注意喚起へ
日本年金機構から年金加入者の名前などおよそ125万件の個人情報が流出したとみられる問題で、「あなたの年金情報が漏れていて消す必要がある」などという不審な電話が、複数あったことが分かりました。警察庁は、振り込め詐欺などの「特殊詐欺」に悪用されるおそれがあるとして、全国の警察に対し、注意するよう通知しました。
警察によりますと、年金の個人情報の流出問題に便乗して、福岡県の65歳の男性の自宅に、消費生活センターを名乗る男から「あなたの年金情報が漏れている。個人情報を消したり回収したりするためにはボランティア団体の協力が必要だ」という不審な電話があったということです。電話は、やりとりの途中で切れ、現金を振り込むなどの被害はありませんでした。
また、東京では、港区の80代の女性の自宅に日本年金機構をかたって「年代別の調査をしています。独り暮らしですか」などと、家族構成を探るような不審な電話があったということです。
警察庁は、年金情報の流出問題を悪用して、「漏えいした個人情報を消去するのに手数料が必要だ」などと持ちかけられ、現金を振り込んでしまうおそれがあるとして、2日、全国の警察に対し、詐欺に注意するよう通知しました。
警察庁は「この問題で日本年金機構から加入者に電話をかけることはなく、現金の振り込みを要求されることもないので、絶対に応じないでほしい」と注意を呼びかけています。

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