男性優位社会と、毒母問題は実はつながっている?!
小野美由紀(以下、小野) 今日は田房さんと初めてお話できて、大変嬉しいです。私、実は田房さんの本を第1作から読ませていただいていて。
田房永子(以下、田房) ありがとうございます。
小野 最初のエッセイは「母がしんどい」。自分とお母さんという、すごく半径の小さい関係が主題ですよね。次の「ママだって、人間」が、育児と、母親が社会で感じている苦しさについて。そして今回発売された「男しか行けない場所に女が行って来ました」では、男性中心の社会の不平等さ、おかしさを描いていますよね。作品を重ねるごとに、輪を広げるようにして主題が社会的に拡張されてゆき、どんどん視座が高くなられている。
田房 「母がしんどい」を出してから、「私も母がしんどいんです」と話しかけられるようになったんですが、まるで同じセリフをお母さんから言われていたり、お母さんの言動のパターンがそっくりだったりして、自分と同じ思いを抱えている人ってこんなに多いんだ、と驚きました。それが、自分の母親と同じような性格のお母さんがいるんだな、という解釈では済まない規模なので、社会的な影響も絶対あるはずだと思うようになりました。
小野 いわゆる「毒母」の問題と、男性社会で女性が重圧を感じていることは、じつはつながりがある?
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