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【プロ野球】

内海が1軍合流 5日のソフトバンク戦で先発

2015年6月2日 紙面から

投手練習で気合のこもった表情を見せる内海=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 左前腕部の炎症の影響のため、2軍での調整を続けていた巨人の内海哲也投手(33)が1日、ジャイアンツ球場での1軍投手練習に参加した。5日のソフトバンク戦(東京ドーム)で先発する見込み。投手陣の精神的支柱といえる左腕は、ようやくめぐってきた今季初登板に向けて、早くも闘志を燃やした。

 頼れる左腕が帰ってくる。巨人投手陣のリーダー役である内海がいよいよ、自身の開幕を迎えることになった。1日は大竹やマイコラス、高木勇らローテ投手に交じって練習。入念なダッシュや遠投で、来るべき先発マウンドに向けた準備を整えていった。

 「やらないといけないという気持ちしかありません」と口を開いた内海の表情は穏やかそのものだったが、声のボルテージは上がるばかり。「遅れた分を取り戻せるように、一試合一試合投げ込めればいいと思います。しっかりと期待に応えられるようにしたい」。高らかに必勝を宣言した。

 今季はキャンプから好調をキープ。しかし、オープン戦で思わぬアクシデントに見舞われた。3月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)後、左腕に違和感を覚えて戦線離脱。チームが開幕を迎えた後も2軍暮らしを強いられた。しかし、「焦っても仕方がない」と考えた左腕は地道なトレーニングを続け、2軍の公式戦には5試合に登板した。

 そんな中、1軍から声がかかった。現在の先発陣は菅野とポレダを欠く状態。復帰を「満を持してという感じじゃないですか」と歓迎する斎藤投手コーチは「投手陣の一番の兄貴分が帰ってくるわけだから」と投手陣に漂いかけた沈滞ムードを一掃することも期待する。

 もちろん、内海も同じ気持ちだ。「結果をしっかり残さないと。自分の投球ができるようにしたい」と背中で先発陣を引っ張る決意だ。パ・リーグの猛者相手でもひるみはしない。勝利だけを求めて、内海は投げ慣れた東京ドームのマウンドへ向かう。 (川越亮太)

 

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