ひるブラ「安くて美味!ホンビノスガイ〜千葉県・船橋市〜」 2015.05.25


生字幕放送でお伝えします
おいしそうな貝の浜焼き。
香りがたまらないです!実はこれ人気が急上昇している貝なんです。
その名もホンビノスガイ。
皆さん、聞いたことありますか?こちら、ハマグリとホンビノスガイを用意しました。
こちらがハマグリそして、こちらがホンビノスガイ。
ちょっと模様が違いますかね。
形は、でもそっくりですよね。
実は、ハマグリの親戚なんです。
ホンビノスガイ。
味も絶品なんですよ。
浜焼き早速、いただきたいと思います。
ほら、こんなに大きいんですよ。
しかもいい香りがします。
いただきます。
おいしい!ジューシーですわ!おダシがものすごいきいてて香りがぷーんと広がります。
ただね調味料一切、使ってないんですよ。
その食材そのままで十分おいしいんです。
しかも、砂をかみません。
ですから、地元の方は砂抜きをしないで、ほとんど調理するということなんですね。
手間いらず。
まだまだお得な情報がいっぱいあります。
まずは、お値段でございますよ。
ホンビノスガイが1個大体100円ぐらいで国産のハマグリに比べますと3分の1ほどなんですね。
名前が、まだまだ知られていないうえに大量に取ることができるので安く抑えられるということなんですね。
大沢さん。
ホンビノスガイご存じでしたか?
聞いたことなかったですね。
ハマグリにそっくりで味は?ハマグリに似てるんですか?
それが、ハマグリよりもさっぱりしておきながらすごく食感はアサリに近いといいますか…。
ちょうどいいとこをとってるという感じですね。
このホンビノスガイはもともと北米などに生息する外来種で、ここ十数年で東京湾で取れるようになったんです。
一説によりますと外国の船と一緒にやってきて東京湾で繁殖したともいわれているんですね。
今は東京湾にすんじゃってるって感じですね。
いまや、ホンビノスガイ東京湾の新名物ですから。
たっぷりご紹介していきます。
特に、きょう来ている船橋は水揚げが日本一なんですよ。
たくさん取れる秘密。
この船橋の自然環境にあるんですよ。
ここは東京湾に面した船橋の漁港です。
都会にあるこの港は江戸時代、将軍家に魚や貝を献上していた歴史もあるんです。
港の周りには広大な干潟が。
東京湾最大の面積を誇る三番瀬です。
たくさんの生き物が暮らす貴重な自然が残っています。
ホンビノスガイは水深2〜3mの比較的浅い場所を好んで、すみます。
ですから、広い浅瀬のある船橋の周りでたくさん取れるんです。
こちらは、ホンビノスガイの水揚げの真っ最中でございます。
特別にこの時間に水揚げをやってもらってます。
びっしりと詰まったホンビノスが次々とベルトコンベヤーに送られてくるんですよ。
きょうは大量ですか?
きょうは300〜400ぐらいですかね。
これ一袋、大体15kgから16kgほど。
ちょっとチャンさん持ってみますか。
軽々しくおじさん、やってくれてますがめちゃくちゃ重たいんですよ。
網がみしみし、いうとります。
チャンさんの腕がぷるぷるしてますけど。
いったん休憩です。
多いときには大体300kgぐらいということですから先ほど300kgから400kgってことはきょうは大漁ってことですね。
朝、風なかったし大漁ですね。
きょうは、天候に恵まれてるので。
ホンビノスガイ大漁に取ることができるのはこの道具のおかげです。
これでございますよ。
大きいでしょう!この道具まきかごっていうんですよ。
むちゃくちゃ重たいんですよこれも。
やめときます。
バランスがいる。
柄の部分が、大体6mぐらい。
どうやって使うんですか?
その前に、この籠の部分もご紹介します。
もともと船橋特産のアサリを取る道具だったんですけどもちょっとアサリは小さいですよね。
この網目を今度は大きくしてホンビノスガイ用に改良したということなんですよね。
どう使うのか…。
がばって取ることができるんです。
その様子、ご覧ください。
朝5時港から海へと向かいます。
走ること15分。
やってきたのは水深3mほどの漁場です。
早速、まきかごを投入。
その日の風や潮の流れを見極めながら少しずつ船を動かして海底をかきます。
よく見ますとまきかごを左右に揺らしてますよね。
ホンビノスガイがどれだけ入ったか棒から伝わる振動や重みだけで分かるんです。
経験がものをいう技です。
漁を始めて10分。
籠の中には…。
ホンビノスがいっぱい!1回5kgから6kgも揚げるそうです。
船橋では今、40人の漁師がホンビノスガイを取っていますが彼らだけでなんと年間400トンも水揚げするそうです。
こちらはきょう、水揚げされたばかりのホンビノスガイでございます。
大沢さん、これ、見てなんとなく大きさ気付くことってありませんかね。
大きいのとちっちゃいのがある。
さすが!
実はホンビノスガイの特徴は大きさがばらばらなんですよね。
例えばこれ大きいですよね。
これ大体5年ほどのものなんですね。
成長が早くて本格的に漁が始まったのがここ数年なのでこうした大きいものが取れるんですよ。
と同時に、やはりこうした小さい若い貝も混じるので大きさがばらばらになってしまうということなんです。
これでは料理をする人がすごい困りますよね。
そこで、水産加工場で大きさごとに選別するんです。
さっきからゴロゴロ聞こえてきませんか。
それちょっとのぞいてみましょう。
すごい音ですのでここからは声を張ってお届けしていきます。
これが選別する機械でホンビノスガイのために特注で造ったものなんです。
ここで、大きいものとそれから中くらいのものに分かれるということなんです。
まず、ここ投入口から貝を入れますと中でローラーが回ってますよね。
このローラーの中の開いた隙間で選別しまして、すぐ大きさごとに分けることができるんです。
貝ってこんなに迫力のある音だって私も初めて知りました。
実は、これだけで終わりではありません。
もう一つ、中くらいの貝をもう一段階、さらに分けます。
2段階、機械の段階で必要だということなんです。
入れましたら、次々とまたローラーで選別します。
ぽろんぽろんと小さいのも出たり大きいのと分けていくわけです。
ここで、さらに3段階に分けさすということです。
作業をしてる方にも聞きますかね。
ちょっとお話伺っても大丈夫ですか。
こんなに分ける必要あるんですか?
細かいところ…注文が来るから。
これだけ細かいもの大きいものから小さいものまで。
それお店とかレストランとか。
今、チャンさんが手元に持ってるのが。
これが10段階に分けたものなんですよ。
これだけ細かく分けるんですよ。
細かく分けることでさまざまな料理のニーズに応えられると。
さっきもおっしゃってましたが。
一番大きいのと一番小さいのは分かりやすいですよね。
味は変わるんですか。
味はね、ちょっと違うのでまた、後ほど味もたっぷりお届けします。
小さいものが大体40gぐらいかな。
そして、大きいものになるともう200gを超えたもの。
同じホンビノスガイとは思えないほどね。
隣同士…この2つなんか違いが分からないですよね。
ここなんか。
だから、これは機械じゃないんです。
手作業でやるんですよ。
隣にいってみましょうか。
その作業やっていますので。
われわれ、中継している間にここにあった貝がどんどん減っていっています。
作業は、どんどん進めているということなんです。
こちらで皆さん、手作業で分けてはるんですよ。
この山見てください!
一回、機械で分けてますからここから先の違いというのを見分けるのは大変ですよね。
実は、ここで何段階ぐらいに分けると思います?
すごい箱があるから2〜3段階ぐらい?
そのはるか上を行きます。
6段階に分けるということで。
見た目と、そして重さがポイントになるということなんです。
皆さん手が止まらずに、ぱっぱっと仕分けしてるのがすごいですよね。
測ってみましょうかね。
手作業で合ってるのかどうか。
これ大体8.5cmぐらいですかね。
それが、隣にいきますとほら、ちゃんと…。
手作業なのにしっかりと分けられてるんですよ。
これが、プロの技ですよね。
よろしいですか、混じって。
この山…。
絶対、邪魔ですね、これ。
分からへん!これ、すごい見分けのコツってあるんですか?
手の感触とあと、最初、目で見て、それから手で握って握った感触ですよね。
皆さん長いんで、その感触でやってると思います。
長年の、プロのそういう勘ですよね。
触り心地…確かに見てるとしっかりと触ってはるのが分かりますね。
細かい作業を手でやってるんですね。
ほかにも大変なことってありますか?
あとは、水揚げのとき品物が重い。
さっき持たせてもらったこれここにぶわっと上げるだけでも大変な作業ですよね。
20kgぐらいあります。
僕、手伝わせてもらいますわ。
きょう中に終わりそうですか?佐々木さん。
腰やられますよ。
皆さん、これ、きょう中に終わらせるんですよね。
めちゃくちゃ重たい!
そっとやらないと割れちゃうんで…。
力作業より繊細ですわ。
Yシャツびちゃびちゃですわ。
すいません。
いや、これ1回、のせるだけで大変ですわ。
これ、何袋くらいやるんですか?
袋で大体4トンくらいは、やります。
4トンでございますか。
どおりで、皆さんムキムキなんですよ。
男たちだらけでまあ重労働でございますわ。
すごいです。
おいしょ!
大沢さん!チャンさんが頑張ってる間に今度は、お待ちかねの料理にいきましょう。
実は、ホンビノスガイ大きさがいろいろあるだけにその大きさに合った料理があるんですよね。
今回、調理を担当していただきました漁協で働く女性の皆さんです。
まず、粒の小さい、この貝はみそ汁なんですよね。
小さいもの、火が通りやすくてダシが取りやすいのでみそ汁に合うということですね。
チャンさんまだ戻ってこないから僕、特別にいただきますね。
ダシが、ホンビノスガイの貝のいいダシが、しますね。
私、みそ汁といいましたけどちょっと、おすましのようにも見えますよね。
ホンビノスガイは、もともと味がしっかりしているのでみそが、あまりいらないということなんですね。
そしたら、ちょっとおしょうゆとかお塩とか、そういう感じだけでいいんですか?
みそは本当に、ちょっとでおすましとしても十分ですね。
ハマグリですと、それだけの量この中に入れることは難しいですのでちょっとぜいたくなみそ汁です。
もう一つが今度は中ぐらい。
中ぐらいのホンビノスガイで食べることができるのがフライなんです。
貝のフライって、あんまり…。
一口で食べるのにちょうどいい。
うわ、羨ましい!お待たせしました。
作業をほっぽらかしてこっちに来ちゃいました。
これ、おいしそう!これ初めてですよね。
これ、おいしい!ジューシーが閉じこもってます!うまみが広がりますわ!食べたことない食感ですわ。
ぜいたく。
もう一つ今度は、大きな粒ですけども。
クラムチャウダー?
そうです。
本場のアメリカでは最もポピュラーな食べ方というのがこのクラムチャウダーなんです。
歯応えを味わってほしいというのは大きい粒というのは身が締まってやや硬いんですけど煮たり蒸したりすると程よくなるということなんですよね。
これは、ぜいたくですね。
失礼します。
すくってみて、ほらこんな大きさ!
これ2つに割ってますから。
半分ですよ。
切ってますよ。
ぜいたくってことで、これ僕1個分にしちゃおう。
おいしい!よう合いますこの貝のうまみ。
こんなぜいたくに口に広がる貝ぷりぷりなん初めてです。
やっぱり、こうやってホンビノスガイ、いろいろ使い勝手もよさそうですね。
お子様にも召し上がれるようにいろいろサイズを工夫して作っております。
フライはね…。
ちゃんとチャンさん聞いてました?ずっとクラムチャウダー食べてる…。
しゃべっといてください。
そうはいかない。
質問していいですか?東京のスーパーとかに売ってないですよね?まだ。
見たことないんですけど。
東京のスーパーでも最近、見かけるように…?
このところは結構、置いてあるんですけどお値段も手ごろで手に入りやすいかと思うんですけど。
食べたいなあ…。
食べたかったら船橋に来ちゃうってことですね。
東京の百貨店などでもホンビノスガイ見たことありますのでおそらく売ってると思いますね。
大沢さん実はまだもう1個あるんですよ。
きょうスペシャルメニューご用意しました。
それが、スズキです。
船橋特産、水揚げ日本一のスズキなんですけどこのスズキとホンビノスガイがコラボした料理がこちらにあります。
仕上げをお願いできますか。
これ、コラボレーションしましたカルパッチョ。
今、できました。
かわいらしいですよね。
ホンビノスとスズキがルームシェアでございます。
これは、すてき。
どうやって食べたらいいんでしょうかね。
こんなおいしそうなん。
これはこのまま手で一緒に食べちゃってください。
手で食べるのがいいこうするわけですね。
これを挟んで…。
いただきます。
おいしい!これスズキの甘みと貝のあまみが、よう合います。
うまみがすごい広がってる。
こうした最近、開発されたメニューが2015/05/25(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「安くて美味!ホンビノスガイ〜千葉県・船橋市〜」[字]

千葉県船橋市の新しい特産品、ホンビノスガイ。外来種の貝だが、形や味はハマグリのよう!しかもお安い!漁や選別の様子を紹介しながら、ホンビノスガイ料理を堪能します。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】大沢あかね,【司会】厚井大樹 〜千葉県・船橋市から中継〜
出演者
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】大沢あかね,【司会】厚井大樹

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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