え〜男は胃袋からつかめなんてよく言いますけどこれあながちうそではないと思います。
こんばんは中井貴一です。
青砥僚汰さん23歳。
彼がつかみたいのは先輩の胃袋。
何でもこちらの会社では若手社員が毎日まかないランチを作るんだとか。
さあ本日のメニューはというと…炒めた合いびき肉にこれ豆板醤ですかね?入れてでお次はにんにくをこれ目分量かな?ドバドバドバーっと。
いや昼からガッツリ。
あさてはマーボー豆腐?え?これ何?ジャガイモ?実はこれ青砥さんのオリジナルレシピだそうで先輩たちが週に一度は食べたいという一品。
仕上げに水と鶏がらスープのもとを加えたらあれですよ!あれあれなんです〜!ピリ辛スープが胃袋を刺激する特製…さてどんな仕事をしている人たちのサラメシなんでしょうか?そうそう担々麺といえば結構な確率で大きめのチンゲンサイ入ってません?あれかみ切るの意外と大変なんですよね〜。
私結構な確率でかみ切れず一口でがぶっといっちゃってます〜!ランチをのぞけば人生が見えてくる!働く大人の昼ごはん。
それが「サラメシ」。
東京・品川から羽田空港そして神奈川県三浦半島までのおよそ87キロをつなぐ京浜急行電鉄。
彼らの仕事場はこの電車が行き交うすぐそば。
安全正確で知られる日本の鉄道。
その運行に欠かせないのが鉄道信号です。
この信号の保守点検を専門に行うのが保安班と呼ばれる鉄道マンたち。
保安班で川崎エリアの班長を務めるのが西村亮さん。
西村さん率いるこちらの班は京急川崎駅を基点に97基の信号と10か所の踏切の保守点検を受け持っています。
現場はどこも危険と隣り合わせ。
だから安全を確認する人作業にあたる人とそれぞれ細かく役割を分担し点検作業は常にチームで行います。
ちなみに現場への移動は電車で。
こうやって運行中の電車に乗る事も大事な仕事の一つなんだとか。
専門的な作業が多い保安班の仕事。
誰もが入社した後ベテランの先輩について一から技術を教わるんだそうです。
ミーティング。
はい。
監視員さん。
下りの電車見て下さい。
上りは見通しがいいんで。
で〜…キュウバコは…盛さんと青砥で。
遮断機2人でやって。
(2人)はい。
作業は必ず2人1組で安全を確認しながら。
班長の西村さんとペアを組むのは入社2年目の田中さん。
いや知りませんでしたね〜。
遮断機の電球や一旦停止の表示板とかをこういう方たちが手作業できれいにしてくれてたんですね〜。
警報機の次は遮断機をチェック。
こっちに合わせて。
ちょっと上げます。
こちらの鉄道会社では遮断機の高さを80センチに統一。
何で80センチかって?それはね「子どもから大人そして車でも気付きやすく入りにくい高さだから」なんだとか。
またもし万が一にもバーが折れてしまったり大がかりな修繕が必要になった時は終電後の深夜に作業するそうです。
日々のこまやかな作業一つ一つが鉄道を利用する人沿線で暮らす人の安全を守っています。
さあそろそろお昼の時間。
まかない作りはチームの若手社員2人が担当。
現在は入社2年目の田中さんと6年目の青砥さんがタッグを組んで日々奮闘中。
ちなみに1食当たりの予算は1人200円。
チーム6人それぞれが月4,000円を出し合い週に一度材料をまとめ買いしておくそうです。
実は昨日和風つけ麺で今日は担々麺。
「何だよお前麺ばっかりかよ」って思ったでしょ?でもね時間がない時にささっとかき込めるから週の半分は麺料理なんですって〜。
はい出た!ジャガイモ。
これ青砥さんのアイデアで腹もちがよくなるしスープにとろみもついて一石二鳥なんだとか。
なるほど。
サラメシ恒例まかない作りも後輩教育の一環なりか!さっ本日の坦々麺の出来栄えは?う〜んって駄目なの?アハハッ。
たまらず先輩の桑代さんが味をチェック!パンチ足んねえ?パンチ弱めだよね?先輩からのお墨付きをもらいお待ちかねのランチタイム!仕上げに溶き卵を加えてコクとまろやかさをプラス!おいしそう!これが本日のまかないサラメシ!ジャガイモを入れたボリューム満点の坦々麺。
特製スープにはにんにくを3ドボン!ってどのぐらいよ〜?でも午後もチームでの仕事だから臭いなんて気にしません!いただきます。
(一同)いただきます。
同じサラメシで高めるチームの団結力。
まかないランチのおかげで先輩後輩の関係もうまくいっているようです。
(せきこみ)ハハハッ。
むせてんじゃん。
(笑い声)はいいっせ〜のさん。
あ…!ランチのあとはチーム恒例皿洗いを賭けた数合わせゲーム!もちろん先輩も後輩も関係なし!うわ〜!アッハッハッハ。
最後は先輩盛さんと青砥さんの一騎打ちです〜!いっせ〜のゼロ!あ〜…。
はい青砥さん負け〜。
残念!アハハハハハッ。
今日ヤバイねこれお祭りです。
あ〜…。
そりゃ「あ〜」って言いたくもなりますよね〜。
だって今日は作って食べて洗ってのフルコース!お祭りだ〜い!ちなみにこのまかない当番来年新入社員が入ってきたら青砥さんは卒業の予定。
え〜とあと10か月…意外と長いね青砥さん。
では今日も番組に寄せられた皆さんからの投稿をご紹介します!まずはたぶちゃんずさん。
女性の方からですね。
愛妻ならぬ「愛娘弁当」?「抱えていた仕事が一段落したので娘がお祝いにステーキ弁当を作ってくれました」。
あらいいですね〜これステーキ?実はたぶちゃんずさんは料理が苦手。
娘さんが高校生の時は毎日弁当を作っていたそうですが「料理本のレシピどおりに作ってもおいしくない!何でおいしくないのか自分でも分からな〜い!」って。
…で今ではお弁当も夕飯も料理はほとんど社会人になった娘さんが作ってくれてるんですって〜。
優しいお嬢さんじゃないですか〜!たぶちゃんずさんが残業の時にはほら手作りのおやつまで。
お母さんいわく「料理本を図書館から借り尽くすほど勉強してくれてる娘。
本当に感謝してます」って。
あの感謝もいいですけど娘さんに教わってみたらどうです?料理。
続いては海外から頂きました。
「スラバヤの日本食弁当」。
インドネシアで工場などの建設を手がけているそうですがとよさんが働くスラバヤという町の現場ではいつも日本食の弁当が出てくるんですって〜。
どれどれえ〜…これがんもどきの煮物にインゲンのごまあえ卵焼きも。
わ!みそ汁でしょ?ごはんにはこれ…のりのつくだ煮?「初めて食べた時はビックリしました」って…。
いや僕も見てビックリ!スラバヤでしょ?スラバヤ。
「作っているのは現地の日本人寮で働いているトゥッティさん。
和食を覚えたのは24年前。
日本人家族のハウスキーパーをしていた時だったそうで以来ずっと日本人駐在員のために日本食を作り続けてるんです」って〜。
いや海外で仕事している時に日本食に出会えると本当にやる気とこう元気が出るんですよ〜!トゥッティさんありがとうございます!僕食べてないけどお礼言っちゃう!皆さんからの投稿もお待ちしてます!さて続いては新茶の話題。
どうです?この見事な茶畑。
最も香り高く味わい豊か。
おいしいお茶の作られる季節がやって来ました。
日本人のランチにはお茶は欠かせませんよね?…でふと思ったんです。
お茶を作ってる皆さんはどんなランチを食べてるんでしょう?そこで…。
茶畑で働く皆さんに直撃!すいませ〜ん。
ハハハハハハッ。
困ったな。
無理無理。
そりゃ〜無理だハハハッ。
ランチを挟めば心が開く!聞かせてほしい働くあなたの心の声を!だから今日もあなたとさしでサラメシを!やって来たのは茶摘み真っ最中の静岡県。
すいませ〜んお忙しいとこ。
あの…NHKの「サラメシ」っていう番組で…。
早速さし飯の交渉開始!うわ〜。
アハハハハハッ。
え?いいんですか?突然なのにありがとうございます〜!
(取材者)あの〜…専業じゃないんですか?
(取材者)あ〜。
という訳で今回ご一緒して下さるのは市川勝三さん京子さんご夫妻。
結婚42年もともとは兼業農家でしたが勝三さんが定年退職したあとは2人でお茶とお米を作る日々だそうです。
ほう〜これがお茶の葉ですか?刈るのは一本の枝先についた3枚の若葉いわゆる一芯三葉。
幅1.8メートルの半円に沿って高さを微妙に調節しながら一日およそ1,500キロを収穫します。
市川さんの茶畑は全部で2ヘクタール。
この辺りの農家さんでは小さいそうですがそれでも一番茶を全部刈るのに1週間かかるんですって〜。
何でも新茶作りは時間との勝負なんだとか。
自宅の横にはほら工場が。
聞けばここ富士宮市では個人で加工工場を持つ人が多いんだそう。
さすがお茶の本場って感じですね〜!より鮮度の高いお茶にするため摘み取ったらすぐに高温の蒸気で蒸します。
更に5時間ほどかけもみながら乾燥。
水分が5〜6%ほどの荒茶という状態にするまでが生産者のお仕事。
で完成したのがこの荒茶。
翌朝市場で販売業者が買い付け最終的にブレンドして製品に仕上げます。
さてこれは新種のお茶〜!…ではなく焼きそば。
新茶の時期は息子さんが工場をお手伝い。
昼の準備はお孫さんたちが手伝ってくれるなど家族総出なんだとか。
という事で…。
いただきましょう。
あららららスタッフもお言葉に甘えてごちそうになります。
食べ過ぎないようにね。
さあここからさし飯スタート!
(取材者)ごめんなさい。
急にお邪魔して…。
これがお茶農家のサラメシ!焼きそばにはいわしのだし粉を振りかけるのが富士宮定番の食べ方。
弁当屋さんで買ってきたのり弁にこれ何か分かります?お茶の葉の天ぷら。
甘みと渋みが何とも言えないおいしさなんですって〜。
…にしても工場の真横でランチですか?なるほど。
やっぱり一年の中での一大イベントなんですね〜。
ところでお茶業界の景気の方はいかがなんでしょうか?アハハハハハッ。
始めた…工場を?ハッハッハッハッ。
3年悪い。
ペットボトルじゃなくて。
そうか〜。
でもお茶にも味があるんだな〜。
大きくなったら分かると思いますよ。
おじいちゃんのお茶がどれだけおいしいか。
お孫さん3人とも急須で入れたお茶をポットに入れて登校するのが日課だそうです。
とってもぜいたく!日本のお茶文化を支えるサラメシごちそうさまでした!あの人も昼を食べた。
駅前のビルの地下にひっそりとあるのは中国四川料理の店。
男はいつも大きな体を潜らせるよう店へと入りお気に入りの奥の席へ。
ゲーム・クリエイター飯野賢治。
25歳にして全世界100万本という大ヒットを記録。
映画顔負けのストーリー性と映像美で独自の世界を切り開きゲーム界の風雲児と呼ばれた。
彼をとりこにしたのは本場四川のしびれる辛さ。
定番はマーボー豆腐定食。
5種類以上の香辛料を強火で一気にブレンドし豆腐にたっぷりとまとわせる。
通い始めたのは30代半ば。
ゲームというジャンルを越えネットワークビジネスへと活躍の場を広げていた頃。
だからランチも貪欲にもう一品。
中国ざんしょうの香りと辛みを存分に引き出した自家製のさんしょうオイル。
そこに黒酢ベースのタレやラー油を合わせた汁なし坦々麺。
夜にしか出ないメニューをランチに是非と頼み込んだ。
これが飯野賢治のご自慢のセット。
食にも仕事にも熱い男はランチも真剣勝負。
だから常に誰かとさし。
二人きりで向かい合う。
それが彼の流儀だった。
しびれるうまさに互いの顔がほころぶ瞬間。
初めて出会う相手とも久しぶりの間柄でも二人の距離は近くなる。
掛けがえのない昼のひととき。
彼にとってはそれもまた夢中になれるゲームだったのかもしれない。
これがゲーム・クリエイター飯野賢治が愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
2015/05/25(月) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
サラメシ[字]
電車運行の安全を守る男たちの絶品まかないランチをのぞき見!▽この季節、茶摘み作業に忙しい皆さんとランチを一緒に食べ仕事について聞く「さし飯in茶畑」ほか。
詳細情報
番組内容
鉄道信号の保守・点検などを行い電車運行の安全を守る男たちの、団結を強めるための手作りまかないランチをのぞき見! ▽この季節、茶摘み作業に忙しい皆さんとランチを一緒に食べ仕事について聞く「さし飯in茶畑」 ▽ゲームクリエイター飯野賢治さんが愛したマーボー豆腐の昼食とエピソード。
出演者
【語り】中井貴一
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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