(インストラクター)右からワンツーフック。
左に移動です。
左手からワンツーフック。
(美濃部八重子)これキツイです…。
(谷川真琴)鑑識は運動不足なんだから体動かさないと!
(犬飼恵)勘弁してくださいよ…。
(兵藤望美)若いのにだらしないぞ。
しゃべれるようじゃまだまだ!私ギブ…アップ…。
(逢沢花)グズグズ言わない!捜査は体力。
パンチパンチキックキック。
(女性司会)「ケロリンサンデーぐるぐるグルメ!」「今日のゲストはカリスマ主婦緑川奈津子さん」「簡単レシピの手作りデザートいただきまーす!」
(女性司会)「すっごいおいしいです」「普通トマトの皮って湯むきするんですけれどもこれは冷凍して凍らせた後水にさらすんです」「そうすると簡単に皮がむけてしばらく白ワインやハチミツに漬けておくだけでとってもおしゃれなシャーベットに変身するんですよ」
(村園智明)緑川奈津子…いい女だよな〜。
(夏木圭輔)そうすか?「山口豪さんです!」「なんと奈津子先生の新作レシピ本は山口豪さんとの競作なんですよね?」「うん…奈津子さんのクックブックとその料理を僕が撮り下ろした写真集のコラボレーション」何だこいつ!?いけすかねえ野郎だなぁ。
何マジで怒ってんですか?何だこの格好よ?バカ野郎冗談じゃねえよ。
「何ていうのかなヴィーナスかな俺から言うと」
(司会)「ヴィーナス?」「この料理と出会えた事が僕の…」キザ〜!頭悪そう!性格も悪そう。
あの…もう帰ってもいいですか?私には家庭があるんで。
いいわね帰る家がある人は。
付き合い悪っ!あの私も…。
何で!?
(携帯電話)はいもしもし。
…え?殺し?はいわかりました。
事件?うん!殺されたって。
カリスマ主婦が?いやそうじゃなくてその隣のカメラマン。
(望美)このキザ!?そう!
(圭輔)被害者は新進気鋭のカメラマン山口豪さん。
(八重子)死亡推定時刻は昨日の午後9時から11時ぐらい。
争った形跡はなし。
この状況だと知り合いの犯行だわね。
コロッケ…?ベーコン巻きでしょう!ええ〜?何これ。
(大和修)どうした?何か気になる事あった?見てくださいこれ。
(大和)ナスのヘタです。
(八重子)こんな贅沢に材料使ってバチ当たりませんかね?ホント。
何が?ナスのヘタをこんなふうに切り落とさないでしょう?何で?もったいないから。
普通ヘタをめくってできるだけ根元から切るでしょナスは。
ああ〜!花もそういう主婦っぽい事知ってるんだ。
あのねうち食堂だから。
料理するのを見て育ったの。
じゃあこの料理何?コロッケ。
コロッケ?これベーコン巻きでしょうよ。
ちょっと重要な事なんだから。
あの…第一発見者は山口さんのマネージャーで名前は串田拓郎。
今村園さんが慰めてます。
手作りコロッケか。
(望美)ベーコン巻き!両方違うと思う。
大丈夫ですか?…じゃないですよね。
あの…山口さん誰かから恨みを持たれていたとか。
ごめんなさい先生の悪口を聞いてるようで。
(串田拓郎)いえ…。
それで尊敬する先生を殺した犯人が逮捕されるならどんな事でもご協力します。
グッド!OKよかったよ〜。
(串田)先生のもとには多くのプロ志願のアシスタントさんがやってきたんですけど…。
俺はオレンジジュースは飲まねえんだ。
な?お前らも覚えとけ!
(串田)先生はちょっと気性が荒いところがあってほとんどが短期間で逃げ出しちゃう状態で。
あまりにひどい扱いの場合もあったんで…。
空気読め!それを逆恨みした人がひょっとしたらいるかも…。
でもそれは先生のプロ意識がそうさせるわけで。
その程度で逃げ出しちゃうようじゃアシスタントからプロになんて到底なれないですし。
わかります。
被害者の山口さんはこき使えるからといってアシスタントは男しか採用してこなかったそうですが。
(圭輔)あっ!すいません…。
これが元アシスタントのリストです。
過去に1人だけ女性を採用しています。
それがこの石井美和という女性。
2人は浅からぬ関係だったってわけだ。
セックスでつながってた。
何はっきり言ってんだよ…。
俺だって照れるだろお前。
まありがちな話。
で山口豪の人となりなんだけど。
彼の口癖は「飯を作るのは女それを食べるのが男」。
今時古い。
そんなの。
(泉田涼子)つまり自分ではまったく料理をしない男。
はい。
以上。
なのにあの家には料理があった。
誰があの料理を作ったか?はい真琴。
この石井美和さんは山口さんのとこを辞めてからどこで何してんの?まだ。
これから調べる。
逢沢。
はい。
女の勘にピンときた?刑事の勘です。
(石井美和)フルーツタルト!
(美和)トッピングです。
じゃまずチョコチップをポロポロポロ…。
チェリーちゃんをポイ!カメラマンのアシスタント辞めて料理教室の講師か…。
ガイシャの部屋で料理を作ったのはこの石井美和。
女の勘いい線いってるじゃん。
刑事の勘。
あんな男死んで当然。
私あのままマネージャー続けてたらいつか彼の事殺してたかもしんないし。
あの…マネージャーって美和さんはアシスタントじゃなかったんですか?確かに最初は私もプロ志望のアシスタントだった。
でもすぐに「お前には才能がない」って彼が。
(美和)でマネージャーやり始めてやっと気づいた。
山口の女好き。
あいつは文字通り女を食い物にしてた。
はいお疲れ。
お疲れ様でーす!
(美和)お疲れ様。
今日のスケジュールは?バベルスタジオに20時入り。
テレビオリンポスの…。
エミちゃんエミちゃんいいよ。
座って座って…。
あのね30分後に下で待ってるから。
よーし!あ〜腹減ったな。
うまいもん食ってくるわ。
(美和)それが女と寝てくるって意味だってマネージャーやり始めてすぐにわかった。
彼は忙しいスケジュールの合い間を縫ってたびたび「うまいもん」を食いに姿を消してたんです。
ひどい…。
私そんな状況に耐え切れなくなって…。
(嗚咽)あの…大丈夫ですか?ごめんなさい…。
さっきの撤回させてください。
死んで当然なんて嘘!私…彼とずっと一緒にいたかった。
ホントは愛してたんです…。
(美和の嗚咽)彼女はシロか。
何言ってんの?動機は十分アリバイもなし。
それに嘘の涙まで流して同情作戦。
嘘…真琴そんなふうに思ってたの?女が女の涙に騙されてどうする。
でももし彼女が山口さんを恨んでいたとしても今さら殺すっていうのはね…。
任意同行で引っ張ればわかる。
山口さんちよーく出入りしてた女がいたのよ。
よーく出入りしていた女?ちょっちょっと待って。
何なんだよあのオバサン!圭輔!大事な証言者よ。
はい…。
この人。
この人よ!あっ!緑川奈津子…。
緑川奈津子が山口豪の家に出入りしていた。
(圭輔)はい。
カリスマ主婦緑川奈津子。
主婦の視点から多くのアイデアグッズアイデア家庭料理を考案しビジネス展開している事業家であり一部のファンからナッちゃんと呼ばれ崇められている主婦ドル。
主婦ドル?かわいくって料理がうまい。
言わば俺の理想の女性だ。
理想の女性?そのナッちゃんが山口豪の愛人?プラス殺人?そんなわけはない!村さん。
捜査に私情は入れない。
鑑識です聞いてください。
山口豪の家に残っていたすべての写真をチェックしたんですが。
これ見てください。
あ…この料理…。
現場にあった料理だ。
(望美)だね。
でこれがどうしたの?2人は今度コラボ本を出す予定だったんですけど死んだ山口豪が緑川奈津子考案のアイデア料理を撮影した中にこの写真がありました。
おかしいな…。
村さんどうした?緑川奈津子は彼女しか思いつかない斬新な家庭料理を次々発表する事で注目を集めるようになって次にどんなレシピが発表されるか多くの主婦は期待して待ってます。
そのため彼女の新作料理本が出版されるまではレシピが一般公開される事はありません。
それが彼女の事業家としての戦略なんですけど…。
「ナツコのたれ」「ナツコのナイフ」「ナツコのパスタポット」…。
(杉原摩樹)お待たせいたしました。
こちらへどうぞ。
(奈津子)なあにこれは!もっと山口さん追悼の感じを出すように言ったでしょ!そしたらもっと売れるじゃない!
(2人)申し訳ございません。
さくら署の刑事さんがお見えになりました。
お待ちしておりました。
初めまして緑川奈津子と申します。
(奈津子)おとといの夜9時から11時ですか?山口豪さんが殺害された時刻です。
(奈津子)ねえ私その時間何やってた?はい。
その時はすでに仕事を終えてご自宅に戻られたかと。
(奈津子)だそうです。
お1人でした?誰かとご一緒で?あぁ…夫と一緒でしたけど?
(ノック)社長がお出でです。
社長が別にいたんだ…。
どうぞ通して。
(摩樹)どうぞ。
(緑川透)あ…お客さんいたんだ。
(奈津子)大丈夫よ。
弊社の社長です。
初めまして妻がお世話になっております。
妻?弊社は夫婦で経営しておりまして。
こちらさくら署の刑事さん。
さくら署の逢沢です。
谷川です。
山口さんの事で。
ああ…。
(奈津子)すいませんがまだちょっと仕事が残っておりまして。
お話はまた今度にしてもらってもよろしいですか?奈津子さんの名誉のためにできれば黙っとこうと思ったんですが…。
事件当日恐らく先生は奈津子さんと会っていたと思うんです。
先生次の予定は…。
あ〜うまいもん食ってくるわ。
いただきます。
(村園)それって…。
ええ。
女の人と会うっていう先生の合図…。
奈津子さんを呼び寄せるためのメールだったんだ。
もしあの時俺が先生を呼び止めてたら…。
(串田)こんな事にはならなかったんだ。
来い来い来い…来い来い来い!
(八重子)来たぁ!現場に残されていた指紋と名刺から採取した緑川奈津子の指紋一致しました。
緑川奈津子が山口豪の家に出入りしていたのは間違いない。
任意同行して事情聴取。
(真琴・花)はい!
(圭輔)行きます!
(松永欽哉)相手は有名人です。
捜査は慎重にお願いしますよ。
ご安心ください。
有名だろうが無名だろうが捜査は慎重かつ大胆にやらせてますから。
(透)「はい」さくら署の者ですが。
「ちょっとお待ちください」社長がいた。
すっごい豪邸…。
ホント。
(圭輔)儲かってんな〜。
奥様に伺いたい事がありまして。
妻ならまだ帰ってきてませんけど。
待たせていただいてもいいですか。
あぁ…。
じゃあどうぞ。
圭輔。
奈津子さん帰ってくるまでここで待ってて。
(圭輔)えっ?…はい。
ちょっとバタバタしてますが。
あの…。
え?料理なさるんですか?は?エプロン。
で妻に何の用ですか?それが…。
妻の事を疑ってるんですか?座ってください今お茶淹れますから。
(ため息)
(奈津子)ねえどなた?ここで何してらっしゃるの?あの…さくら署の者です。
さくら署?あの…だからあの…刑事です。
刑事さんが何のご用?話なら会社で聞くって言ってるでしょう?すいません。
奈津子先生お帰りです!帰ってきた。
(奈津子)やめてよ。
コラ!すいません落ち着いてください。
ご近所の目もあるの。
無断で自宅まで来ないでいただきたいわ。
すいません。
(透)おう奈津子おかえり。
「おかえり」じゃないわよ。
ねえ勝手に家入れたの?変に拒んでも疑われるかと思って。
冗談じゃないわよ!悪ぃ。
いえ冗談ではありません。
私たちは今まさに奈津子さんを疑ってる最中です。
奈津子さんあなたの指紋が山口さんの殺害現場から検出されました。
任意同行お願いします。
(奈津子)確かに山口さんとは付き合ってました。
でも殺してなんかない。
あなたにアリバイはない。
そして現場にはあなたの指紋。
目撃証言まであるんです。
それでも違うというなら納得できる説明を。
奈津子さん。
わかりました。
私のビジネスにおける信条は「いざとなったら腹を割って素直に話せ」。
そのとおりにします。
ねえ村田さんこういうのちゃんと報告してくれないと困る。
(携帯メール着信音)よろしく。
(奈津子)確かにあの日私は山口さんの家に呼ばれていました。
こんばんは。
山口さん?
(奈津子)そこで彼が死んでるのを見つけました。
(悲鳴)以上です。
それだけですか?刺し殺されてる山口さんを見て混乱して家を飛び出してそのまま警察にも通報しなかったんですか。
不倫関係がバレたらビジネスに支障を来すと思って。
そんな都合のいい話信用できません。
でも本当の事だし。
旦那さんに不倫がバレるのが嫌だったから?それはないわ。
彼も多分知ってるはず。
それに何も言ってこないし。
いいですか現場には新しく出るクックブックに載る予定のアイデア料理が残されていました。
これです。
え…?この料理が山口さんの部屋にあったの?とぼけないでください。
この料理が…。
どうぞ。
サンキュ。
みんなちょっといい?解剖結果に気になる事があるんです。
死んだ山口さんの胃の中にあったものなんですが「マグロイカタコ焼いたサーモンアボカドプリン…」。
はい!回転寿司を食べた。
何で!?決め手はあぶりサーモンとプリン。
緑川奈津子は山口豪の自宅で料理を作って待っていたのに愛人は回転寿司でお腹がいっぱい。
それがもとで口論となり思わず包丁でブスリ!でも奈津子さんは山口さんの家で待ってたんじゃなくて「家に呼ばれた」って言ってたよ。
また花嘘に騙されて。
だけどさホントにそうか?作った料理食べてくれないぐらいで男殺しちゃうのか?女心をわかってないね。
だってこの中で料理作る女いるのかよ?ほらいないじゃないか。
ねえ課長…。
あっ!何!?私気づいちゃった。
緑川奈津子なら会社でしょ?
(門扉の開く音)出てきた。
夫のほう?こんにちは。
(透)あこんにちは。
今日も暑いですね。
ホントですね。
どうも。
(透)すいません。
はい。
あこんにちは。
どうもこの間はありがとうございました。
いいですか?すいません失礼します。
あっ!あ〜!!珍しいですねこんな時間に。
そうなのよちょっと早く終わったからね。
ねえ見てこれね5本で150円なんだって。
なじんでる。
違和感ない。
いい匂い…お腹鳴っちゃう。
これはサバ味噌煮だな。
誰が作ってんのかな。
もしかしてあの人?主夫…?夫と書くほうの主夫?
(電話)あはいはい…。
(電話)ああ僕だけど。
え…夕飯いらないの?あいやぁ大丈夫。
今日もまだ作ってなかったから。
うん…はい。
(ため息)
(チャイム)はい。
はい…。
どうも。
今日も奥様遅いんですか?ええ…。
1人の夕食も味気ないですよね。
私うちが洋食屋なんですけどよかったらいらっしゃいませんか?
(逢沢正継)当店自慢のハッシュドビーフライスでございます。
(逢沢美咲)冷めないうちにどうぞ。
(逢沢綾野)食事は大勢で食べるのが一番。
まバカ娘はほとんど食卓にはいませんけどね。
信じらんない!今「バカ」って言った?そのバカ娘を育てたのはどこのバカ母よ?はーいここのバカ母です!
(透の笑い)透さんが笑ったの初めて見ました。
1つ聞いていいですか?何でしょう?最近の奈津子さんはまったく料理をしなくなったんですよね?どうしてですか?あの爪は家事も料理もしない爪です。
自宅で料理しない主婦があんなにたくさん斬新なアイデア家庭料理を考案できるんですか?あの…。
はい。
このハッシュドビーフ食べたらキッチンを貸していただけませんか?え?お礼に1品ご馳走します。
材料はここに出されてある料理の残りで十分ですから。
いいよね?マーちゃん。
うん。
キュウリを炒める…。
カッパ巻き?
(綾野)違うでしょ。
バターライスだもん。
(正継)バターライスのカッパ巻きにハッシュドビーフを塗って牛肉を巻くんすか!?ハッシュドビーフライスがコロッケになった…。
あっ!?これ!現場にあったのと同じ…。
奈津子さんのアイデア料理考えてたのは透さんだったんですね…。
つまりカリスマ主婦緑川奈津子のゴーストライターのような存在?できました。
食べながら聞いてください。
のり巻きみたいに手でつまんで食べてください。
ではいただきましょう。
おいしい!うまい!うん…おいしい!うん!おいしい!このキュウリってのが斬新だね!初めて。
私これ大好き!僕と妻も昔はこうやって一緒にご飯食べてました。
(透)僕らはどこにでもいる普通の夫婦。
僕が外に働きに出て彼女は家に入って家事をしてくれてました。
ある日僕がリストラされたんです。
(透)僕は途方に暮れた…。
けど彼女は違った。
妻は雀の涙のような退職金で会社を立ち上げる事を提案しました。
僕が社長で彼女が副社長。
というのも僕らいつも家に友人たちを呼んでホームパーティーをするのが好きでその時いつも妻が作るアイデア料理が評判よかったんです。
それをビジネスにしようと思ったんです。
妻が家にいる間にそんな事を考えていたなんて僕は気づきもしなかった…。
肩書きだけの社長なんてすぐに用なしになって僕は外で稼いでくる妻を支えようとそう思い始めたんです。
外で仕事をし帰宅した妻を温かいご飯で迎えてあげるんだ!って。
奈津子の会社も彼女自身がカリスマ主婦として広告塔となって急成長。
気がつけば外で働く妻家で家事をする夫。
そういう図式が当たり前になりました。
ある日僕が残り物で作った夕食に彼女が素直に感動してくれて…。
残り物で作ったきんぴらとじゃこのチャーハン。
(透)うれしかった…。
すごくうれしかった。
それからどんどん彼女にアイデア性のある家庭料理を作るようになったんです。
そしていつしか奈津子さんはさもそれを自分が考案したかのようにレシピ本にした…。
気がつけば彼女は家でまったく料理をする事はなくなっていました。
でもあの日は違った。
あの日?あの日…彼女が日頃は絶対に作らない手料理を山口のために作ったのかと思うと無性に腹が立って…。
許せなくて…。
やはりあなただったんですね。
あなたが山口さんを…。
署までご同行願えますか?
(泣き笑い)透さん?久しぶりなんです。
誰かに僕の料理食べてもらったの。
ありがとうございました。
行きましょう。
またいらしてください。
またいつでもあいざわ亭にいらしてください。
お客様でもシェフでも結構です。
シェフってお義母さん。
(美咲)おばあちゃん。
私たちはいつでも待ってますから。
ちょっといいですか?えっ!?捜査にご協力ありがとうございました。
もう帰っていただいて結構です。
えっ?あなたのご主人が犯行を自供しました。
(奈津子)待って。
これで私の会社も終わりよ。
すべてあなたのせいよ!
(奈津子)どうして現場にあんな料理を残したの?私へのあてつけ?それとも私に罪を被せるつもりだったの?文句があるなら直接言ってよ!行きましょう。
透さん。
1つだけわからない事があるんです。
殺された山口さんの部屋の台所にナスのヘタがあったんです。
あのコロッケナス使ってませんでしたよね?…え?何か心当たりでもあるんですか?現場に残されていた料理はどんなのだったんです?写真はありますか?
(望美)ちょっと何言ってんのよ!?そもそもあなたが作った料理でしょうが!こんなんです。
これじゃわからない!現物はありますか?現物は。
緑川さん!あなた自分が取り調べられてるってわかってますか?圭輔!鑑識で冷凍保存されていました。
あっ!勝手に触らないでください!どうしたんですか?
(望美)何やってんの?
(圭輔)わからないです…。
あ…食べた!?違う…ナスだ。
キュウリじゃない!何なんですか?
(望美)何が言いたいの?違うんです刑事さん。
違うんだ。
何が?聞いてください。
奈津子じゃないんです。
犯人は奈津子じゃない!
(望美)わかってるわよ。
あなた自分が犯人だって自白したでしょ?違うんです!だから…奈津子じゃない。
意味がわからない。
奈津子は犯人じゃない!あなたでしょ?ひょっとして透さん嘘ついてます?い…いえ…僕が犯人です。
さっきからそうおっしゃってますよね?だけど…奈津子は関係ない。
あ…あの…。
僕は一体どうすればいいでしょうか?「どうすれば」って…。
どうしたのよ?一体…。
どうすれば…もうわけわかんない!庇ってるんですか?透さん奈津子さんの事犯人だと思ったから庇ったんじゃないですか?お願いします。
本当の事を教えてください。
あの日…事件があった日の夜…。
(透)帰宅した奈津子の様子が明らかに変だったんです。
何だ帰ってくるなら早く言ってよ。
今夕飯の支度するから。
(透)僕は直感的に山口さんとの間で何かあったのではと思いました。
そしたらいてもたってもいられなくなって僕は山口さんの家に向かいました。
(チャイム)
(透)ドアの鍵は開きっ放しでした。
うわあぁ!あぁっ!
(透)テーブルに残された料理は僕が考案した新作料理。
このレシピを知ってるのは僕と妻だけ…。
そして気が動転した透さんは奈津子さんが殺害したのだと思い込み捜査の手が奈津子さんに伸びるのを見て自分が身代わりになろうと思ったそうです。
(望美)緑川奈津子何て言ってんの?透さんが自首したのを鵜呑みにしていましたから夫が自分を庇っていたのだと知って驚いていました。
あの驚きようじゃ到底真犯人だと思えない。
夫は妻が殺したんだと思い妻は夫が殺したと思った。
お互い相手が殺したと誤解したならそのどちらも犯人じゃないって事になる。
捜査は振り出しか…。
いえそんな事ありません。
透さんが言ってました。
違う…ナスだ。
キュウリじゃない!現場にあった料理と実際に透さんが考案し奈津子さんが発表した新作料理とでは中の材料が違ったそうです。
それはどうして?透さんが教えてくれました。
直前にレシピを変えました。
山口さんが撮影した時はナスだったんですが発売直前になってキュウリにしました。
意外性のある爽やかな食感が欲しかったんで。
つまりどういう事?犯人は直前でレシピが変わった事を知らず山口さんが撮影した時のレシピを知っていた人物…。
該当者は…あの人しかいません。
ご安心ください。
山口の遺志を継いで素晴らしい写真集にしてみせましょう。
よろしく!期待してますよ。
よろしくお願いします。
よろしく。
今度うまいもんでも食いに行きましょう。
串田さん。
(串田)刑事さん。
カメラマンとして新しい人生がスタートするんですね。
尊敬する山口先生を超えるような写真家になりたいと思ってます。
それが死んだ山口先生への何よりの餞だと思ってます。
黙りなさい!何ですか?いきなり。
山口さんを殺害したのはあなたですね?え…?犯人は捕まったんでしょう?串田さん知らなかったんですよね?殺害現場にあった例の料理直前でレシピが変わったんです。
撮影の段階では確かにナスでした。
でもその後キュウリに変更された。
キュウリ…。
あのコロッケのアイデア食材がナスだと知っていたのはあなただけなんです。
そして現場に残されたのはナスバージョンでした。
奈津子さんを犯人に見せかけようとしたんですね?何の事だか…。
これでもシラを切りますか?何だそれ?殺害現場のゴミ袋にあったナスのヘタです。
恐らくこれを切った人間は料理に慣れていないんでしょう。
奈津子さんも透さんもナスをこんな事はしない。
もったいないから。
殺害現場に残された料理を作ったのはあなたです串田さん。
そして山口さんを殺害したのも。
違うとは言わせません。
先生は…俺の夢を奪ったんだ。
死んで当然なんだ。
先生お疲れ様…。
串田ちゃん。
あのね腹減ったからさうまいもん食ってくるわ。
(串田)そう言って好き勝手に女遊びして…。
申し訳ございません。
(串田)その後始末を俺にやらせて…。
これはどうでしょうか?
(串田)カメラマンになりたくて俺が撮りためた写真も…。
だからダメだっつってんだよ串田ちゃん。
カメラマンになろうと思っちゃダメ。
お前は俺のためだけに働いてりゃいいんだよ!
(串田)そのくせある日突然…。
(串田)お疲れ様です。
あ〜串田ちゃん。
あのね俺拠点をミラノに移そうと思うんだ。
だからマネージャーもイタリア姉ちゃんにすっから。
お前はクビだ。
チャオ。
先生!
(山口)何だよ串田。
来てたのか。
いやぁ回転寿司発明した奴は天才だな。
日本史の教科書に太字黒線だ!あぁ〜串田ちゃん料理してんの?ん?男なのに。
気持ち悪ぃ…。
だからダメなんだよお前はよ!うっ!串田お前…!先生の事尊敬してたのに!先生の事好きだったのに…。
先生…。
(串田)奈津子さんに罪を被せようとしたのは悪かったと思ってます。
でも…山口だけは許せなかった。
あんなに尊敬してたのに…。
尊敬しているこの俺を邪険にしやがって!まったく…身勝手な奴!光には必ず陰がある。
花には必ず根っこがある。
表舞台で美しく咲き誇る人がいる中でそれを必死になって支える人がいる。
家の外で働く人の陰で家の中でそれをひたすらに支える人がいる。
あなたにはそれができなかった。
それだけの事よ。
人を殺す理由にはなりません!あなたはきっと主夫にはなれないでしょうね。
何ですかそれ?意味わかりません。
署までご同行願います。
行きましょう。
私が山口さん殺したって本気で思ったの?バッカじゃない。
そのくせその罪自分で被ろうとして。
無実の妻の身代わりになるなんてどこまでバカ男なの。
そんなバカ男愛したのどこのバカ女だよ。
はいそこのバカ女です!もう!一緒にやろうか?2人で料理するの久しぶりね。
ああ…。
透さんうちに来てくんないかな。
ホント一度食べたら忘れられないわ透さんの料理。
パパの料理だっておいしいよ。
(正継)私プロですから。
死んだ父さんが長年かけて作り上げたレシピがいいのよ。
シェフの腕は関係ない!そうかも。
美咲!冗談よ。
マーちゃんにはこれからも頑張ってもらわないと。
マーちゃんがいるから安心して刑事やってられるんだもん。
これからもよろしく。
おはようございます今日のあるき目ですは西区にやって参りました2015/05/26(火) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
警視庁捜査ファイル〜さくら署の女たち[再][字]
「疑惑のカリスマ主婦殺人レシピ」
詳細情報
出演者
高島礼子、とよた真帆、眞野あずさ ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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