生字幕放送でお伝えします≫夏にはちょっと早いかもしれませんがもうスイカのシーズンですよ。
見てください。
もう、みずみずしくておいしそうなスイカ。
これ、うまそうでしょ。
≫赤がよく映えていますよね。
これが千葉県富里市産のスイカなんです。
農業用ハウスが並んでいます。
ここは千葉県の富里市です。
今月半ばから収穫が始まったばかりです。
千葉県は収穫量で全国で2番目なんですね。
それにしても、チャンさん今日はよく晴れましたね。
≫ものすごい晴天。
気持ちいいです。
スイカ日和ですね。
宮崎さん!≫はい、こんにちは。
いいですね。
スイカおいしそうですよ。
≫言うても宮崎さんスイカの収穫量が1位の熊本出身ですよね。
≫そうですよ。
富里はいいライバルですからね。
今日、楽しみにしてます。
≫ちなみにそのライバルのスイカ食べたことありますか?≫どうかな?いつも熊本のを選んでいる気がします。
≫そうですよね。
熊本出身だから。
≫今日、宮崎さんぜひライバルの味も感じていただければと思います。
≫本当、おいしそうです。
これ。
≫富里のスイカの特徴といたしましてまず、これ甘いんですよ。
どれだけ甘いか。
僕もいろんなスイカを食べさせてもらっています。
まず、いただきます。
もう、本当に甘いんですよ。
パーンと広がる甘み。
そして、この食感が気持ちいいんですよ。
≫音がするのが富里のスイカの特徴なんです。
それから糖度も12度から13度。
平均的なスイカは大体10度ぐらいだといわれていますのでかなり甘いスイカなんですよね。
≫この甘みのおかげもあって首都圏を中心に大人気の高級ブランドとなっているんです。
≫今日はこの富里のスイカそのものもいいんですけれども地元の人たちとっておきの食べ物をご用意いただきました。
ちょっと、移動しましょう。
≫こっちなんですけどもストップです。
何かお気づきになりませんか?これ…。
≫誰かスタッフがそんなところに干してるんですか?≫違います。
泥んこになったスタッフさんじゃないんです。
これね、ずらっと並んでいるんですよ。
これなんのためにあるか分かりますか?≫これは見当つかないですね。
てるてる坊主的なもの?≫発想は、そうですね。
≫正解は、カラスよけです。
ちょっと遠いかな。
≫人間の雰囲気が伝わるとカラスというのは寄り付かないということでこうやっておくことで。
それから、ここのスイカ甘いのでカラスも大好物なんです。
そのカラスも来なくなると。
それだけおいしい富里のスイカということです。
ここからは、農家の篠原幸枝さんです。
よろしくお願いします。
スイカを使った料理名人ということですけれども手に持っているものこれ、何か分かりますか?≫蜜みたいですね。
≫ブーでございます。
全然違いました。
答えは、スイカ糖なんですよ。
スイカを煮詰めて作るペーストでスイカの成分を凝縮してあるんですね。
≫スイカを煮詰める…。
≫こんな感じなんですけどね。
きれいでしょ。
これをちょっと味見させていただきます。
うん、これはおいしい。
甘い。
スイカのジャムのような食感。
そして、味わい。
そして、後味がすっきりしますね。
≫スイカの香りとか…。
スイカって分かります?≫最初のファーストインパクトがそこまでなんですが、後味これがスイカの風味がしてくるような感じです。
≫なんといっても、宮崎さんスイカだけで作っていますからね。
スイカ糖というのはヘルシーな食べ物でしてそもそもスイカというのは血管を広げる効果があったりそれからむくみをとる効果などがありますから。
≫体にいいんです。
そして凝縮されたスイカの栄養素をより効率よく食べることができるんですよね。
≫なんといっても3つ分ですからね。
≫これを煮詰めてあの量ですか?≫そうなんです。
この大玉3玉これをギュッと凝縮したのがこの瓶ですから。
≫ぜいたく…。
≫ぜいたくでしょ。
農家の人が働いたあととか夏バテの解消のために食べてきたということなんですよ。
宮崎さん、知らなかったですか。
スイカ糖は。
≫知らなかった。
≫1位には勝ちましたかね。
≫ちょっとうれしいですね。
≫これ、皆さんよく食べられているものなんですか?この地域では。
≫昔から伝わっていたようで私も母から教わりました。
≫こうやって受け継がれていくものなんですよ。
これ、ひと玉12kgくらいあるんですよ。
大きいのでいうと。
こんなもんですわ…。
重たいの伝わりますよね。
こんだけ重たいのがギュギュッと凝縮してこんな軽いの。
すごい持ちやすい。
≫36kg分がこれになるということですよね?≫単純計算するとそうなんですよ。
その栄養も全部とれちゃうのがこのスイカ糖ということでございます。
≫この、ぜいたくなスイカ糖これから幸枝さんに実際に作っていただきます。
スイカの果肉があります。
もったいないんですがミキサーに…。
お願いします。
≫これどれくらいの量でしょうね。
≫小さいスイカの4分の1ぐらいでしょうか。
≫ちょっとハプニング。
スイカが、元気がありすぎて飛び出しました。
≫ちゃんと、ふたはしましょうね。
これ、特徴としては種は潰さないくらいでミキサーするということですね。
そして、最後はちゃんとふたもするということですね。
気をつけなはれや。
≫幸枝さんが、ずっと笑っていらっしゃいますけども。
≫このあとこのミキサーしたやつがどうなっていくのか僕らで煮詰めていきたいと思いますのでその様子もお楽しみに。
では、行きましょうか。
≫ちゃんとふたも閉めてくださいよ。
ということで、私はなぜ富里のスイカが甘いのかというのに迫っていこうと思いますがやはり、手間がかかっているんですね。
早速、農業用ハウスの中に行きましょう。
よろしくお願いします。
こんにちは。
見てください、足元。
≫あるある!うれしくなりますね。
≫スイカがごろごろしてます。
この甘いスイカを作るためのまず1つ目のポイントがやはり土なんですよね。
見て分かりますか。
サラサラしてるんです。
火山灰を含んだ土なので水はけがいいんですね。
水分が少ないのでスイカが一生懸命、水や養分を吸い上げようとするわけですね。
そうすることで甘いスイカができるということなんですね。
そして、もう1つが温度なんですがちょっと今日は外も暑いので…。
大体、スイカを作るのに適しているのが30度から35度ぐらいで。
どうかな、今日は…。
ちょっと農業用ハウスの中なのでこれで38度から39度くらいあるんですが。
ただ、この横を見てください。
全開になってますね。
こうすることによって風を取り込んで、よく人間も体感といいますけどもスイカもこの風を感じてこの38度ぐらいからは幾分下げているということなんですね。
朝も15度くらいですから寒暖の差もうまく使っているということになります。
そして、もう1つがスイカを見極める方法なんですが。
宮崎さん、いろいろとカラフルな棒がありますよね。
スイカの近くに。
これだと、青色。
その奥は赤。
これは緑。
こちらには黒があったりということで全部で7種類あるんですよね。
スイカは花をつけて大体50日ごろというのが収穫の時期だということでこうすることによって花をつけて、1つずつ目印をつけていくということなんですね。
さらに、赤い棒が2つあるの分かりますか。
これ同じようにささってるわけではないんですよ。
スイカの手前、スイカの奥。
これで、1日違いのやつこっちのほうが早く花目を1日だけなんですけどついて。
こっちが1日早く花をつける。
ですから、同じ色でも2日の違いを測って分けているということなんですね。
≫花の一つ一つを見守って1個ずつ大事にしているんですね。
≫これだけ細かい作業をしてスイカを見守っているということで。
ここまで昔から富里ではしてきたそうですね。
≫はい。
昔はプラスチックがないときはしのの棒にひもで縛ったり色をつけたりしていました。
今はプラスチックです。
≫ですから、7色を場所を変えることによって2週間、14日間変えているということなんですよね。
そして最終的な確認があるんですね。
≫完熟してます。
この音が完熟です。
1日早い場合もあるので最終確認は印だけじゃなくてたたいて確認します。
≫やはり最後はこうした人の五感を使って確認をすると。
これ、完熟ですね。
ちなみに、その奥はどうですか。
≫まだ1日早いです。
≫宮崎さん、チャンです。
今、僕は畑の近くの作業場に移動してきました。
作業をされているんです。
収穫したあと、重いのに大変…。
皆さんで運んでいただいて。
その横なんですよね。
その横で作っているのがこちら。
スイカ糖なんですよ。
このように作業場の横でグツグツと煮込むのが本来の作り方だそうで。
一度こしていあるんです。
スイカの果肉が少なくなって、ジュースのようになっているんです。
スイカジュースとかは飲んだこと、ございますかね。
≫私、ないと思います。
スイカってとにかくそのまま食べていると思う。
≫確かに日本ではそうですけど海外では、すごくスイカジュースって多くて。
こういうふうな形が多いんですよね。
これを、ちょっと味見させていただきましょう。
もうね、煮込むとスイカの甘い香りがプワーンと広がっているんですよ。
いただきます。
これ、おいしいんですよね。
ちょっとね、和の甘み。
ぜんざいを飲んでいるような舌触り、甘さ。
口当たりがすごくさっぱりしております。
ここから、どんどんと熱を通して水分を飛ばしていきます。
また、どんどんと形も変わっていきますので。
その様子、お楽しみに。
≫宮崎さん続いては収穫作業です。
甘いスイカをいよいよ収穫していただきますがこの収穫方法にも秘密があるんです。
弘安さん、お願いします。
手で、こうやってもいでいくんですよ。
≫簡単にちぎれちゃうんですね。
≫そうなんです。
しかも、はさみなどの道具を使わないんですね。
これも弘安さんスイカへの気遣いだそうですね。
≫そうですね。
ハウスの中は暑いのでどうしても汗をかきます。
汗で、はさみとかが滑ってスイカを傷つけないように手で大事に収穫します。
≫そんな細かい心遣い…。
≫そうなんです。
しかも、こうやってしっかり手でもげるようになっているのでこうした立派なスイカができるということなんですね。
≫茎、こんなに長いものなんですか?≫さすが熊本育ち。
茎、このまま普通はついていませんよね。
≫こんなに長くはないですよね。
≫でも、このまま弘安さんたちは出荷するんですけども。
なんでかといいますとこれが鮮度のバロメーターになっているんですよね。
スイカは、取れたてが一番おいしいといわれておりまして。
この茎は3日ほどで枯れてしまうそうなんですね。
見てくださいこんな弾力があるんですよ。
みずみずしい茎というのが取れたての一番甘いという目印になるということなんですよね。
ちょっと収穫したスイカ今度は運ぶときにも工夫がありますので。
行きましょう。
弘安さん、大事そうにスイカを抱えています。
やってきました。
運ぶのは一輪車です。
ですが、この木枠が1つ大事なポイントです。
スイカの絶妙なサイズになっています。
さらに、毛布をかけました。
こうしますと、傷つきませんよね。
弘安さん、お願いします。
大きいスイカが載りました。
1つ、そして2つ。
3つ…。
これで底を安定させるんですね。
こうしますと、ほら。
スイカが今度は両サイドにいきました。
これで大体10個ぐらい載るということですが。
こうすることによってスイカの重みで、下まで安定するということなんですね。
私が説明している間に10個あっという間に載りました。
しかも、弘安さんちょっと動かしているの分かりますよね?全然、スイカは動きません。
これがね、弘安さんたちの技なんですよ。
≫宮崎さん、こちらではスイカ糖が煮えてきました。
これ、ちょっとだけあく取りもして。
ちょっとずつ面倒を見てあげてしっかりしっかり煮込んでいくということなんです。
宮崎さんがおっしゃっていたようにこれ、1日中煮込まないと完成しないんですね。
なので、お隣にあります1日中煮込んだのがこうなるんです。
≫この鍋いっぱいがこれになっちゃうんですか。
ジャムみたい…。
≫この量で、ようやく完成。
まさにこうやってジャムのようにしてパンにのせて食べるのがよくやってはることなんですって。
≫おいしそう!≫おいしそうでしょ。
いただきます。
これはさっぱりしておいしいですよ。
しかも、スイカの甘みが凝縮ですから想像してみてください。
しっかりとした甘さのところにすっきりとした口当たりがちゃんとあるんです。
絶品です。
≫チャンさん、スイカ糖おいしいですか?≫めちゃくちゃおいしいですよ!≫ここからは、今度は磨きの作業をお伝えしていこうと思います。
これ、スイカは実は磨いていくんですよ。
≫丸々としたスイカを機械の中に通していくんですね。
どんどん放り込んでいくんです。
皮に磨きがかかったほうが美しく見えるんです。
≫ツヤツヤですよ。
≫ツヤツヤでしょ。
こうやってキャッチしてみんなで重さをそこから測っていくという形なんですね。
どれぐらい磨かれてるかちょっとチェックしてみましょうか。
≫8kgの大玉ですね。
≫磨く前のものと比べてみますね。
≫全然違う。
ツヤツヤ!≫これだけこの作業は大事なんです。
見た目にもこだわっているのがこのスイカの特徴でもあるんですね。
≫やはり、贈答用としてもこの富里のスイカはブランドですからこうした磨きの作業が大事なひと手間になります。
≫これが最後の仕上げでございます。
≫あとは出荷を待つだけですね。
≫宮崎さん、今から絶品のスイカ料理をご紹介いたしますよ。
こっちです。
≫料理の数々です。
≫まずは、こちらです。
スイカ糖のヨーグルト。
≫これは絶対おいしいでしょ!≫まさにジャムのようにして楽しむという感じでおいしいです、これも。
さらに、お隣を見てください。
これ、ごはんなんですけどもスイカの汁で炊き込んだスイピーごはんでございます。
≫スイピー?≫スイカとグリーンピース。
これでスイピーという。
≫これ、篠原さんが考案されたんですか?≫そうなんですよ。
幸枝さんが考案されたということですが。
≫なんで作ろうと思ったんですか?≫生でだけ食べるのももったいないなと。
いろんな食べ方があってもいいかなと。
≫ちょっと、チャンさんいってみましょうか。
≫いかしていただきます。
正直、ちょっと怖いです。
いただきます。
あ、これね、おいしいです!お赤飯のような感じ。
甘い。
ほんのり甘みが。
お米の甘みも引き立っているような感じがします。
≫これ、子どもたちも喜びそう。
≫スイカで炊くことによって米も、ちょっともち米のようにモチモチしてくるらしいんですよ。
食感もおいしいですよ。
≫つややかですよね。
それから、まだあるんです。
スイカの野菜いためとさらにはスープなんですけれども。
≫このほんのり赤いのがスイカ?皮のところですね。
≫そうなんです。
薄皮を切ってそして野菜いためにするということで。
捨てるところなく余すところなく使うというのがこのスイカ料理の1つの魅力ですよね。
≫いただきます。
これ、おいしいです。
食感もシャキシャキというかプリプリですね。
おいしい。
よう、いためてくれてありがとうございます。
≫また甘みのフルーツだけじゃないんですよね。
≫お野菜の風味も楽しめますね。
これ、絶対ポイしちゃだめや。
いためよう、みんな。
≫優しい味わいで気持ちが幸せになりますよね。
≫すごい、本当や…。
食感がフワーッと心まで癒やされる。
≫本当、今もこの辺りにスイカの甘い香りが漂っていますね。
≫大事に丸ごと、いただきたいですね。
このスープもおいしいな。
しっかりしたおかずになりますよ。
スイカ料理、完璧や。
≫富里市のスイカというのはこれから最盛期に入ります。
ぜひ、皆さんもこの富里のスイカ味わっていただきたいと思います。
(希)なしたんけ?一子。
2015/05/26(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「極甘スイカ&すいか糖〜千葉県・富里市〜」[字]
千葉富里市では特産のスイカの収穫が始まった。甘さ抜群の高級スイカ。そのまま食べるのはもちろん、スイカを煮詰めて作るヘルシーでぜいたくな「すいか糖」もご紹介します
詳細情報
番組内容
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】宮崎美子,【司会】厚井大樹 〜千葉県・富里市から中継〜
出演者
【ゲスト】チャンカワイ,【コメンテーター】宮崎美子,【司会】厚井大樹
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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