4ハートネットTV「特別養子縁組はいま」 2015.05.26


紙とクレヨンがあればアイデア次第でいろんな遊びが楽しめます。
是非お試し下さい。
5月5日こどもの日。
のこった!のこったのこった…ド〜ン!お父さんが大好きな楓馬くん。
弟の颯馬くんは生まれて2か月です。
どこにでもいる幸せな家族。
実は家族みんな血がつながっていません。
2人の子どもは養子として迎えられました。
予期せぬ妊娠などの事情で産みの親が育てる事ができず乳児院に引き取られて暮らす赤ちゃんは今3,000人に上ります。
こうした子どもを赤ちゃんの時期から新しい家族に託す養子縁組が注目されています。
血のつながりを越えて家族になる。
養子縁組の今を伝えます。
こんばんは。
「ハートネットTV」です。
今日は養子縁組についてお伝えします。
早速ゲストご紹介します。
ロックシンガーのダイアモンドユカイさんです。
よろしくお願いします。
どうもよろしくお願いします。
ユカイさん養子縁組という言葉を聞いてどんな印象あります?そうですねひと言で言うと遠いイメージっていうか。
遠い…はい。
う〜ん。
うちの親父の世代とかおふくろの世代の人たちでは養子っていう言葉よく使ってたと思うんですよね。
あと最近ではハリウッド女優の誰々が養子を取ったとかそんな話を聞くんですけど自分の身の回りではあまり使わないし養子…あんまりピンと来ないんですけど。
日本ではまだまだ知られていない少ないという現状がねあるんですけどもその辺り今日は愛知教育大学教職大学院・特任教授の萬屋育子さんにもお話伺っていきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
萬屋さんは愛知県の児童相談所のセンター長として長年新生児などの養子縁組に関わってこられました。
ではまずこちらをご覧頂きます。
予期せぬ妊娠や死別虐待などの理由で親と暮らす事ができない子どもの数国の調査で3万6,000人に上ります。
そのうち8割以上が乳児院や児童養護施設などの施設で暮らしていまして里親など家庭で暮らしているのはユカイさん2割に満たないという現状なんですね。
2割ですか。
はい。
う〜ん。
3万6,000人もいるとね。
多いという…。
多いなって思うんですけどその中でも2割しかあれですよね里親の家庭で暮らしている人がいないというのはちょっと…。
でも数字的に見てねあまりちょっとピンと来ないんで日本ではこうなんですけど海外というか世界的に見てはどうなんですか?欧米などでは全く日本と逆でして家庭で暮らす子どもたちが8割施設で暮らす子どもたちが2割というふうに聞いてます。
逆なんですよ割合が。
じゃあ日本の方がもう圧倒的に少ないって事ですね。
そうですね。
う〜ん…どうしてなんですか?ねえ。
その辺りちょっと見ていきたいんですが。
そこで親と暮らせない日本の子どもたちが家庭で過ごせるようにと注目されているのが赤ちゃんの養子縁組です。
こちらからご覧頂きます。
楓ちゃん出来たよ。
日曜日の昼。
奥田楓馬くん3歳。
母親の初恵さん。
そして…奥田夫妻は18年前に結婚。
不妊治療を4年間続けてきましたが子どもに恵まれませんでした。
どうしても子どもを諦めきれなかった夫妻は養子縁組という選択肢を考えるようになります。
児童相談所の仲介で3年前乳児院を訪問し生後4か月の楓馬くんと出会いました。
3か月間乳児院に通い続けた奥田夫妻。
少しずつ養子を迎える覚悟を決めていきました。
養子を迎える事に他人の目が気になっていた秀人さんも楓馬くんと会う度に考えが変わっていきました。
楓馬くんが3歳になり子育てが楽になった事から夫妻はもう一人子どもを迎えようと考えるようになりました。
そういう時に…一家は民間が行う養子縁組の説明会に参加しました。
楓馬くんとは生後7か月で共に暮らし始めましたが今度は生まれたばかりの新生児から育てたいと考えたのです。
あくまでも小さな命を守るために皆様方お力添え頂けますかというこういう…。
児童相談所の児童福祉司として長年新生児からの養子縁組赤ちゃん縁組に携わってきました。
退職後はボランティアで予期せぬ妊娠をした女性の支援をしています。
掛けがえのない命の未来を新しい家族へと託す赤ちゃん縁組。
希望する夫妻には厳しい心構えが求められます。
誓約書には出産する女性と赤ちゃんの権利を守るための9つの約束が記されています。
生みの親が子どもを引き取りたいと考えを変えた場合家庭裁判所の審判が確定する前であれば子どもを返さなければなりません。
また生まれてくる赤ちゃんを性別や障害の有無で選ぶ事はできません。
一家は熊本の病院にやって来ました。
矢満田さんからもうすぐ赤ちゃんが生まれるとの知らせを受けたのです。
出産をするのは10代の女子学生。
予期せぬ妊娠に気付いた時には妊娠7か月。
中絶できる時期は過ぎていました。
相手の男性とは連絡を取る事ができず一人で悩み続けました。
病院の助産師から助言を受け赤ちゃん縁組をする事を選びました。
陣痛が始まりました。
奥田さん一家は分べん室の隣の部屋へと案内されました。
出産する女性と家族が顔を合わせる事はありません。
お兄ちゃんになるね。
扉一枚を隔て赤ちゃんの誕生を待ちます。
あっそうなんですか。
へえ〜。

(息む声)新しい命が誕生する瞬間にできる限り育ての親も立ち会う。
これが赤ちゃん縁組の姿です。

(息む声)
(産声)無事2,600グラムの男の子が生まれました。
は〜い。
大丈夫ですか。
はい大丈夫ですよ。
ちっちゃ〜い。
かわいい。
寝ないで寝ないで。
寝ないで〜!お手て触るとさギュッて握ってくれるよ。
(初恵)ギュッて。
ほら。
(秀人)ギュッ。
夫妻は赤ちゃんに兄楓馬くんと一文字違いの颯馬と名付けました。
いや〜衝撃ですね。
はい。
生まれてすぐ育ての親の方がだっこするんですね。
そうですね。
近くで扉隔ててまさに立ち会い出産ですよねこういうのは。
でも見ていてちょっとホロッと来ますね。
自分も男の不妊治療というものでね無精子症だったんで何度か顕微授精で挑戦した。
何か2回ばかり失敗してでもう子ども諦めた時期があるんですよ。
ラッキーな事に授かったんですけどでももし授からなかったらこういった養子縁組と何らかの形で関わってたかもしれないですよね。
まだまだ知られていないと。
選択肢の一つにもまだまだなっていないというような現状もあると。
知らなかったですね。
この赤ちゃんとの縁組なんですけども家庭裁判所の審判これはおよそ1年かけてなんですがその審判が確定すれば特別養子縁組となります。
その特別養子縁組という制度はどんな制度なのかこちらをご覧下さい。
1988年に民法に追加された制度です。
予期せぬ妊娠で悩む女性と子どもの命を救う目的で作られました。
一般の養子縁組と異なる点なんですがまず子どもの福祉を目的とした制度で対象は6歳未満の子どもです。
家庭裁判所の審判が確定すれば戸籍上も実子実の子どもになります。
最近では年間300から500件成立しているという事なんですがこの数字いかがですか?300から500。
数字言われてもね分からないんですけどこの数字って多いんですか?え〜っとそうですね…私の聞くところによりますとアメリカなんかですと年間5万人以上の子どもたち。
桁が違うって事ですね。
そうですね。
イギリスでも4,500人以上って聞いてまして。
少ないですよね。
日本は先ほど親と暮らせない子どもたちが3万6,000人ぐらいいるって言ってますのでその1%にも満たないという事になると思います。
そういった中で今愛知県の例を映像でご覧頂きましたけども愛知県の特徴というのはどういう事なんでしょう?愛知県の児童相談所がやってる特徴っていうのは妊娠中から相談に乗る。
それから名付け親は育ての親が名前を付ける。
それから乳児院を経ずに子どもを引き取るというようなのが特徴ですね。
それはやっぱり赤ちゃんの頃から触れ合う。
そこからスタートするというのが大きいですか?大きいですね。
生まれてすぐに親子の対面がありますし親子の関係ができますので子どもにとってはやっぱり言葉の発達とか情緒の発達で大変プラスだと思います。
これなぜ愛知県ではこういう先進的にやってますけれどもなかなか知られていない広がっていないというのはこれなぜなんでしょう?まあいろいろ事情はあると思うんですけれども一つにはこの特別養子縁組制度そのものがなかなか知られてないという事があると思いますし。
それから今ですと親が育てられない子どもたちの相談は児童相談所が行ってるんですね。
その児童相談所が虐待の対応で大変忙しくてなかなか手が回らないというのがありますし。
それから児童相談所はまず育てられない相談を受けますと乳児院養護施設に入れるという事でそのあと養子までつなげる事がなかなかできてないというふうに思います。
はい。
さあ続いてなんですけれども赤ちゃんの時に養子縁組をした家族のその後を取材しました。
ご覧下さい。
先月都内で養子縁組の当事者が語るシンポジウムが開かれました。
養子として育てられた大木愛さんです。
愛さんは4人兄弟の長女。
兄弟全員が養子縁組で家族になりました。
保育士として働く愛さんは都内で両親と暮らしています。
妹のめぐみさんは度々実家を訪れます。
愛さんがこの家に迎えられたのは生後1か月の時。
長年子どもに恵まれなかった大木夫妻はプロテスタントの教会が運営する孤児院で愛さんと出会いました。
すぐに養子縁組をし共に暮らし始めました。
待ち望んだ我が子。
大木夫妻は惜しみなく愛情を注ぎました。
けれども成長するにつれさまざまなハードルが現れました。
初めてのハードルは娘に出生について伝える真実告知でした。
愛さんが4歳になった時突然その機会は訪れました。
2人目の弟を養子に迎えた時の事。
…ってこの質問でしたね。
夫妻は話し合い娘に本当の事を伝えようと決めました。
お母さんは赤ちゃん産めない体だったので…。
…っていう事を伝えて。
でまたその時どんな反応かといったら…両親の心配をよそに幼かった愛さんはというと…。
どっちかっていうと…何かそんな感じで…初めて知った出生の秘密。
愛さんはその後も同じ質問を繰り返しました。
その度に尚子さんは「うちに来てくれてありがとう。
私たちは家族よ」と答えました。
今思えば…。
家族の中では互いに分かち合えた出生の秘密。
クリアできたはずのハードルが思春期にさしかかった頃再び現れます。
愛さんが小学校6年生の時の事。
授業で生い立ちについて作文を書くという課題が出されたのです。
そういう意味で…自分の生い立ちは友だちとは異なるという現実を改めて突きつけられふさぎ込んだ愛さん。
その様子に気付き学校の先生と相談してそっと手を差し伸べてくれたのも母尚子さんでした。
う〜ん。
親になるとねいろいろたくさんの壁が立ちはだかってきてそのハードルを越えていかなきゃいけないんですけど…。
4歳の時の子どもの言葉っていうのにはねさほど意味はないのかななんて思ったんですけど。
意味はないというのは言っても分からないんではないかという。
分からないから。
自分はね。
でも思春期になってねいろんな事が分かってきた時に何かどうやって話せばいいのかなっていうのはね大きなもう高いハードルだなっていうか。
そう思いましたね。
そうですね。
どういう内容でいつするか。
いつするかっていうのはなかなか難しい問題ですけれどもそれでもやっぱり早いうちがいい。
子どもが親を全面的に信じてるこういう4歳の時に聞かれたらその時に子どもが分かる範囲で分かる言葉で事実を伝えるのがいいというふうに言われてますし。
真剣に立ち向かってますよね4歳で。
はい。
あれは大切な事なんですか?大切な事です。
その事を子どもに分かる言葉で分かる範囲で伝えていくっていうのがとても大事だというふうに思います。
これをごまかして思春期になってから急にお前とは血がつながってないんだよとかって言うとそれこそ大変です。
衝撃ですね。
「うちに来てくれてありがとう」という声かけだったり…。
そうですね。
それが大事ですね。
でもどういうふうにね実際真実告知をしたらいいのかとか思春期青年期になったらどういうような対応が必要なのかって迷ってる親御さんも多いと思うんですけど何かサポートってないんでしょうか?児童相談所では育ての親に対してそのあとも一緒に集まる機会それから真実告知の練習をして頂いたりとかいう事をやってます。
そうやって話し合いながら子育ての大変さを乗り越えていくっていう事もしてますけれどもね。
ハードル高いって言いましたけどもでもそういうふうにして皆さんで集まって研修する事によってそのハードルがどんどん低くなっていくでしょうしね。
そうですね。
はい。
今日はですね特別養子縁組についてお伝えしましたけども赤ちゃんから一緒に関係を作っていくという事についてこれ本当に大事な事だなと思うんですがどんな事をおっしゃりたいですか?子どもたちには子どもが育つにはやっぱり安心安全の家族それから信頼できる大人というのが必要ですので今親と暮らせない子どもたちが3万6,000人もいますのでこの子どもたちのためにもこの特別養子縁組の制度がもっともっと知られてほしいと思いますしまた使われてほしいというふうに思ってます。
ユカイさんどんな事を感じました?そうですね…ロックンローラーは天涯孤独に生きていくのが格好いいと思ってましたけど家族を持ってみて家族っていいなっていうか家族と一緒に分かち合っていくっていうか。
うちの娘なんかがね一緒に食べるとおいしいねって言うんですよ。
もうたわいもない言葉なんだけどそれって本当にいい言葉だなと。
たくさんの子どもたちがね一人でも多く家族この喜びを知ってもらいたいと思います。
はい。
では最後にこちらをご覧下さい。
2015/05/26(火) 20:00〜20:30
NHKEテレ1大阪
ハートネットTV「特別養子縁組はいま」[字]

貧困や虐待などで実親が育てられない乳幼児を家庭で養育する特別養子縁組。子どもの命をつなぎ発育にもよい影響を与えるとされるがなかなか広がらない。現状と課題を考える

詳細情報
番組内容
“予期せぬ妊娠”や貧困、虐待などの理由で実の親と暮らせない子どもは3万6千人にも上る。そうした子どもたちの命をつなぎ、家庭で育てようという特別養子縁組。中でも『赤ちゃん縁組』は出産後なるべく早い段階で養親のもとで育てられることで親と子の愛着の絆が結ばれやすく、戸籍上も実子となることから注目されている。しかし、なかなか広がっていないのが実情だ。何が課題なのか、2組の養子縁組家族の事例を基に考える。
出演者
【ゲスト】ダイアモンド☆ユカイ,愛知教育大学大学院・特任教授…萬屋育子,【司会】山田賢治,【語り】松田洋治

ジャンル :
福祉 – 社会福祉
趣味/教育 – 教育問題
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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