こんにちは、正午のニュースです。
安全保障関連法案は、きょうから衆議院の特別委員会で実質的な審議が始まり、安倍総理大臣は、集団的自衛権の行使について中東地域では現時点でペルシャ湾のホルムズ海峡での機雷の掃海活動以外は想定していないという考えを示しました。
安倍総理大臣はこのように述べ、中東地域での集団的自衛権の行使はペルシャ湾のホルムズ海峡での機雷の掃海活動以外は想定していないという考えを示しました。
民主党の岡田代表は、安倍総理大臣が集団的自衛権の行使の事例として日本周辺で有事が起きた際の公海上での日本人を輸送しているアメリカ艦船の防護を挙げていることについて、他国の領海での武力行使もありうるのではないかとただしました。
安倍総理大臣は武力行使については新３要件に当てはまるかどうかで判断するとしたうえで、他国の領域での集団的自衛権の行使を検討するにあたっては武力行使の新３要件に該当するかどうかを慎重に判断していく考えを示しました。
一方、自民公明両党の幹事長らが都内で会談。
自民党の佐藤国会対策委員長はきのうの岸田外務大臣の到着が遅れ委員会の開会がおよそ１５分遅れたことを踏まえ、緊張感を持って国会運営を進めていく必要があると指摘しました。
そのうえで、両党は審議などを通じて政府与党一体となって法案の内容を国民に分かりやすく丁寧に説明していくことを確認しました。
東京都の当時の石原知事の発案で都が多額の出資をして設立した銀行、新銀行東京と経営統合の交渉を進めている東京ＴＹフィナンシャルグループはけさ、経営統合の検討を開始していることは事実だとするコメントを発表しました。
東京都民銀行と八千代銀行を傘下に持つ東京ＴＹフィナンシャルグループは新銀行東京と経営統合し、傘下に置く方向で交渉を進めていることが明らかになっています。
これについて東京ＴＹフィナンシャルグループはけさ経営統合に関して検討を開始していることは事実だとするコメントを発表しました。
またコメントでは、東京都における中小企業の支援育成を重要な施策と位置づけているとして交渉の背景には東京都との関係を一層強化するねらいがあることを明らかにしました。
一方、東京都は新銀行東京の経営再建のために追加出資した４００億円にみあう株式をグループから取得する必要があり今後具体的な協議を進めるものとみられます。
国民健康保険の財政基盤を強化するため平成３０年度に運営主体を市町村から都道府県に移すことを柱とした医療保険制度改革関連法が、参議院本会議で可決され成立しました。
医療保険制度改革関連法は高齢者の比率が高く、年間３０００億円を超える赤字が続いている国民健康保険の財政基盤を強化するため国が行う財政支援を拡充したうえで、平成３０年度に運営主体を市町村から都道府県に移すことを柱としています。
そして、国の財政支援の財源を確保するため今年度から３年かけて大企業のサラリーマンらが加入する健康保険組合の負担を段階的に引き上げるとしています。
また、負担の公平を図るため一般病床に入院している患者の食事代について自己負担額を段階的に引き上げたり紹介状なしで大病院を受診する患者の自己負担を５０００円から１万円を目安に引き上げたりするとしています。
さらに健康保険が適用される診療と適用されない診療をあわせて行う混合診療の範囲を拡大し患者からの申し出を受けて新しい治療や投薬を実施できるようにする制度を創設するとしています。
医療保険制度改革関連法はきょうの参議院本会議で採決が行われ自民公明両党などの賛成多数で可決され成立しました。
鹿児島県にある川内原子力発電所について原子力規制委員会は重大事故に備えた体制などを定めた保安規定を認可しました。
新しい規制基準のもとで初めて再稼働に必要な許認可がそろったことになり九州電力は、まず１号機の７月下旬の再稼働を目指すことにしています。
去年、再稼働の前提となる審査に合格した川内原発について九州電力は１号機を７月下旬に、２号機を９月下旬に、それぞれ再稼働させる計画を示していますが核燃料の取り扱いや、重大事故に備えた体制などを定めた保安規定は書類の提出が遅れ、まだ認可されていませんでした。
原子力規制委員会は、きょうの定例会で九州電力が示した内容が妥当だとして認可しました。
川内原発は、審査の申請から２年近くがたって、再稼働に必要な許認可がそろったことになります。
川内原発では、一定の検査を経て原子炉に核燃料を入れる作業を始めたり重大事故を想定した訓練の評価を受けたりできるようになりますが、設備の検査は遅れが出ていて、さらに長引く可能性があります。
２０２０年の東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に専任であたる大臣を時限的に置くため閣僚の数を１人増やすことなどを盛り込んだ特別措置法が、きょうの参議院本会議で賛成多数で可決され成立しました。
特別措置法では東京オリンピック・パラリンピックの開催準備の司令塔的な組織として２０２０年度末までの間政府にすべての閣僚が参加し総理大臣が本部長を務める推進本部を設置して、準備の基本方針を作成するなどとしています。
そして、時限的な措置として開催準備に専任であたる大臣を置くため現在は１８人までとなっている閣僚の数を１人増やすことなどが盛り込まれています。
特別措置法は、きょうの参議院本会議で、共産党などを除く賛成多数で可決され成立しました。
政府は、法律を施行するのに必要な政令を速やかに決定したうえで来月中にも、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣を任命する方向で調整が行われる見通しです。
政府が、東京オリンピック・パラリンピックに向けて専任の担当大臣を置く背景には急増する外国人観光客への対応や、テロや感染症、それに暑さへの対策など省庁横断で取り組まなければならない課題が山積している現状があります。
このため政府は担当大臣を下村文部科学大臣の兼務を解いて専任のポストにすることでこうした課題への対応に集中できるようにするとともに、政府内の連携を強化したい考えです。
国を挙げての一大プロジェクトとなる東京オリンピック・パラリンピックを成功させるためには政府内だけでなく東京都や大会の組織委員会などとの調整を速やかにかつ円滑に進めることが不可欠で、担当大臣には、その確かな手腕が求められることになります。
大相撲夏場所で初めての優勝を果たした照ノ富士が大関に昇進し、今後も心技体の充実に努めますと決意を述べました。
日本相撲協会は、きょうの臨時理事会で照ノ富士の大関昇進を正式に決め協会の使者が昇進を伝えました。
大関は琴奨菊、稀勢の里、豪栄道と合わせて４人となりました。
西日本や東日本を中心に、広い範囲で晴れて気温が上がり、各地で、すでに３０度以上の真夏日となっています。
午後はさらに気温が上がる見込みで、熱中症には十分注意が必要です。
夏の厳しい暑さで知られる群馬県館林市です。
午前１０時過ぎ、駅前にある温度計は３０度を示していました。
午前１１時半までの最高気温は三重県松阪市飯南で３２度４分、鳥取市で３１度５分、京都市で３０度６分などとなっていて東京の都心でも２９度４分となっています。
栃木県小山市の小学校では、午前１０時２０分ごろ運動会の練習をしていた児童１４人が、気分が悪いと訴えて病院に搬送されました。
消防によりますと児童はいずれも熱中症の症状とみられるということです。
午後はさらに気温が上がる見込みで最高気温は山口市と京都市、名古屋市、それに岐阜市で３４度などと予想されています。
気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
ここで、今入ったニュースです。
きょう午前北海道伊達市の沖で、ゴムボートが転覆し、これまでに７０代くらいの男性２人が救助されましたが、いずれも意識不明の重体で警察などが詳しい状況を調べています。
きょう午前１０時１５分ごろ北海道伊達市の沖合５０メートルの海上でボートが転覆していると警察に通報がありました。
警察が現場に向かったところ船外機のついたゴムボートが転覆していて、これまでに、７０代くらいの高齢の男性２人が救助されましたがいずれも意識不明の重体だということです。
警察などは、ほかに海に投げ出された人がいないかどうか、周辺を捜索するとともに転覆した当時の状況や男性２人の身元などを調べています。
きょう午前、北海道伊達市の沖でゴムボートが転覆し、これまでに７０代くらいの男性２人が救助されましたがいずれも意識不明の重体で、警察などが詳しい状況を調べています。
生字幕放送でお伝えします2015/05/27(水) 12:00〜12:20
ＮＨＫ総合１・神戸
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ニュース／報道 – 定時・総合
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