≫こんにちは。
≫今日も「グッディ!」始まりましたけども昨日、「グッディ!」終わりでフジテレビの廊下で私、泉ピン子さんにお会いしまして激励のだめ出しをいただきました。
≫どういうの?≫とにかくカメラに向かって堂々としゃべろと。
見てる私が不安になるからなんでもいいから堂々としゃべれということで。
そして、安藤さん。
私は見てるから頑張るように、高橋の指導をよろしくと言っておりました。
≫では、堂々といきましょう。
今日もね。
≫まずは、こちらのニュースです。
≫昨日、東京では今年初めてとなる30度以上の真夏日を記録。
全国155の地点でも真夏日が観測された。
しかし、今日はもっと暑い。
≫こちらは昨日の日本列島を捉えた様子。
暖かい空気が日本の西側にあるが今日はなんと西日本と東日本をすっぽり。
高気圧に覆われた東京都心は今日のお昼前に30.2度を記録。
これで、25度以上の夏日は今月で29日目。
なんと、1967年、98年の夏日記録を更新し、過去最も暑い5月となっている。
これに街の人は…。
≫書店では、涼しくなるための古いしかし、新しいシステムを発見。
≫ああ、なんですかこれ。
冷やしコタツはじめました。
≫この店は、1年中こたつを置いているのだが今月2日からなんと、冷やしコタツにチェンジ。
≫おお…。
はいはい、はいはい。
涼しい。
ひんやりしますね。
中、見てみたいと思います。
≫やっぱりアナログがいいですねなんでも。
≫手作り感満載だがこれはナイスアイディアかも。
更に…。
今日、「グッディ!」が向かったのは日本で一番暑くなると予想されている京都。
≫きてますね。
ぐっちーさん。
まもなく午前11時。
現在の気温手元の温度計で32.5度。
これからどれぐらい上がるんでしょうか。
≫ぎりぎりのラインですね。
女の子たち。
ちょっと暑いでしょ、そっちは。
≫更に、暑い京都を歩いていると涼しさを求めてこんな光景も。
≫更に、こんな現象も…。
≫さすがに修学旅行に来た生徒たちもぐったり。
≫きましたね。
34度超えてきました。
手元の温度計で。
≫まだ5月なのに、異常な暑さ。
しかし、暑いのは日本だけではない。
現在、海面の水温が30度以上の高温エリアがインドからアメリカにかけて広がっている。
これは、通常7月ごろに見られる特徴。
そこで発生した大量の水蒸気で活発な積乱雲が生まれ今、世界各地に異変をもたらしている。
インドでは全土で熱波が続き1100人以上が死亡しているという。
ニューデリーの去年5月の平均気温は31.5度だったが…。
地元ニュース番組の今月24日の天気予報を入手するとノースリーブ姿の女性が日本では考えられない驚きの数字を伝えていた。
≫平均気温よりも10度も高い45度超えにもかかわらず女性は淡々と伝えている。
それもそのはずインドでは50度近くの天気がなんと1週間以上も続いているのだ。
「グッディ!」がインドで取材すると地面が溶け出してしまっているようだ。
あまりの暑さで車線が溶けゆがんでしまっている。
更に、路上でこんなことも…。
≫なんとオムレツがあっという間に完成してしまった。
そして、被害の大きい南部のテランガナ州では24日から25日にかけ71人が暑さで死亡。
道行く人の多くは強烈な日差しを避けるため顔に布を巻きつけるなど肌の露出を抑えている。
こちらの女性は、ショールで顔全体をすっぽり覆っていた。
こちらの男性が飲んでいるのはインド名物の冷たいドリンクラッシー。
≫被害の集中する南部の病院には熱中症の患者が殺到。
停電の地域もあり天井の扇風機は止まったまま。
我慢できず、ハンカチをうちわ代わりにする人もいる。
≫インド政府は、日中の長時間の外出を控えるよう国民に呼びかけている。
しかし、暑さに耐えているのは人間だけではない。
動物園では…。
アフリカ生まれのライオンも水をかけてもらいなんとも気持ちよさそう。
チーターは、クーラーの冷たい風を浴びていた。
天候の異変はインドだけではない。
3月24日、南極大陸では観測史上最高気温となる17.5度を記録。
今年2月に撮影された映像には氷が解けところどころむき出しになった地表が捉えられていた。
この気温については機器に故障がなかったか観測手順に問題がなかったか現在、世界気象機関が調査にあたっている。
一方、中国北部の内モンゴル自治区では今月18日、季節外れの大雪に。
10cmの積雪で町は一面の銀世界。
車のフロントガラスは雪ですっかり隠れてしまった。
車は、みんなのろのろ運転。
中には…。
≫4人がかりで押してようやく動き出した。
中国南部の広西チワン族自治区では今月23日大雨とともに強風が吹き荒れた。
道路の柵がなぎ倒されたり看板や、大きな木の枝が吹き飛ばされるなど猛威の瞬間を防犯カメラが捉えていた。
商店では浸水被害も…。
≫幸いにも、怪我人は出なかった。
完全に水没した街。
赤茶色の濁流も。
アメリカ南部では24日大雨による洪水で3人が死亡数千人が避難するなど大きな被害が。
木々はなぎ倒され橋の道路は落下。
この道路は大雨による土砂崩れで完全に破壊され跡形もなくなってしまった。
≫竜巻で、大きな被害が出たのがメキシコ。
ひっくり返った車。
道路をふさぐ電柱。
がれきと化した家。
25日、竜巻に襲われたメキシコ北部の都市シウダアクニャには自然の猛威で惨状が広がっていた。
この竜巻で子ども3人を含む13人が死亡およそ750戸の住宅に被害が出た。
市長によれば街の歴史110年で初めて発生した竜巻だという。
世界各地で広がる5月の異常気象。
日本では一体いつまで暑さが続くのか。
そして、梅雨、夏の天気は?気象予報士、ぐっちーが解説する。
≫映像だけ見ていると異常気象ということですかね安藤さんね。
≫なんか、地球規模でおかしくなっているなという感じがするんですけど。
でも、日本でも火山性地震がすごく活発になったり噴火があったり地震が起きたり。
世界規模でなんか変なことが起きているなと。
ごめんなさい、私非科学的なことを言いますけど感覚的には、そういうふうな感じになってきますよね。
≫地球だけの問題だけじゃなくてここまでくると太陽との関係とかそういうことがあるかもしれないですよね。
≫では、今日の「グッディ!」パネラーをご紹介します。
カンニング竹山さんと「週刊SPA!」編集長の金泉俊輔さんです。
よろしくお願いいたします。
≫金泉さんだってちょっと不安になりますよね。
≫そうですね。
温暖化っていう1つのことだけでは解決できないところまできているのかなと。
どうしたらいいんですかね。
≫インドの暑さを見たら大変ですよね。
≫南極の映像、すごかったですね。
≫あれが南極とは思えなかったですね。
≫ということで、ぐっちーさん。
どうなっているんでしょう。
≫世界的に見ても歴史的な異常天候という感じがしますよね。
今日も日本は真夏のような暑さとなっている状況です。
では、現在の空の様子を見ていきましょう。
ご覧いただいているのは現在の東京スカイツリーから見た東京都心の様子です。
現在、東京都心気温が大体30度近くまで上がったんですね。
今日のお昼ごろに30度を超えましてこの時間までに気温が上がっているところを見ますと、三重県では33度そして、大分県では32.9度と今日も西日本を中心に暑さが厳しくなっております。
これ、真夏ではなくて今、5月なんですよね。
異常かなという感じがしますよね。
≫ということで、今までの平均気温、これを見てみたいと思います。
≫こちらご覧いただきたいんですがこちらは、その年の4月28日から5月27日までの間の最高気温を平均したもの。
年ごとに並べていったものなんですね。
最初は1876年ということで大体140年前です。
その最初のときは大体、その期間の最高気温の平均大体19度前後だったんですね。
≫全然、違いますね。
≫それからご覧ください。
徐々に緩やかではあるんですが右肩上がりとなってきております。
今年はどうかといいますとこの赤い線なんですね。
右肩上がりで経過していたんですけど今年は突出してぐいっと上がっております。
26度ということでこのグラフを見ても今年のこの期間の暑さがいかに、記録的だったのかわかるかと思います。
続いて、こちらをご覧ください。
こちらは東京都心、今月の最高気温をカレンダー形式にしたものです。
色を染めているところが25度以上いわゆる夏日となった日なんですが。
今日、27日。
27日を含めましてこれまでに今月、19日も25度以上の夏日となったんですね。
これまでは5月は18日でしたので記録更新する暑さとなりました。
≫まだ、あと4日ありますからね。
≫これはもう塗り替えるのは間違いないかなという感じですし今の時期、東京都心の最高気温大体、平年ですと21度から23度ですのでほとんどが平年以上ということで。
いかに今月が暑かったのかわかるかと思います。
≫感覚的に夏日って、25度でしょ。
小さいころ、25度って夏だったんですよ。
30度っていったらとんでもない暑さだった。
感覚が違う。
≫すごい温度って気がしますね。
≫だから、言葉遣い1つとっても今と状況が全然違う。
感覚的にもですね。
≫なんで、こんなふうに暑いんですか?今。
≫気になりますよね。
では解説していきたいと思います。
今の時期5月ではあるんですけど5月初夏の陽気とはなるんですが基本的には春の区分なんですね。
≫1つ訂正します。
夏日のカレンダー27日、25度と書いてあるんですが30.2度の間違いです。
≫昼に30度を超えました。
≫暑かったですよね。
≫30.2度でございます。
今の時期というのは春に区分されるんですけど今の時期、日本はこのように、通常の年ですと日本の上空5000m付近というのは西から東へ偏西風が吹いているんですね。
偏西風の南側というのは比較的暖かい空気。
北側というのは大陸の冷たい空気に覆われております。
通常ですと、偏西風が日々、蛇行を繰り返しまして暖かくなったり寒くなったりを繰り返していくんですね。
ただ、今年異例なことが1つありましたよね。
記憶に新しいと思うんですけども台風がやってきておりました。
台風が日本付近を接近し北上しましたよね。
その関係で日本付近を流れていた偏西風がぐいっと台風によって押し上げられてしまったんですね。
ですので日本付近暖かい空気に包まれました。
台風が去ったあとも日本付近、高気圧が移動性となってやってきましたのでなかなか偏西風落ちてきませんでした。
その結果晴れて、そして気温が高くなって全国的に異例の暑さになったというわけなんですね。
≫一番暑いときに昨日、行きたい!と志願した人がいたんですよ。
≫行っていますね。
呼んでみましょうか。
京都の大村さん。
≫志願して、京都に来ました。
でも、暑いですね…。
2年間、北海道で生活していたのでこの暑さは、しびれますね。
手元の温度計でこういう数字が出ているんですけどこれ、放っておくと39度ぐらいまでいっちゃうんですよ。
炎天下の中で。
おおむね、これぐらいの気温で今日1日過ごしています。
ここ、京都の祇園になります。
祇園から東山方面、見ていきます。
京都の南座があり、八坂神社の門が見えていると思うんですが。
こちらに、京阪電車の祇園四条駅がありまして。
ここまでは涼しいんですよ。
ここまでは日陰なので。
地下から地上に出られた方は一様に、ここでカーッとくるんですね。
うわって。
困ったときの克実さんみたいな顔をされるんです。
皆さん、一様に。
例えば、ここ。
この橋ですね。
四条大橋のこの辺りもめちゃくちゃ暑いのでちょっと、氷…。
これ、四角い氷。
やっぱり、暑いので…。
≫あっという間に解けていくんだね。
≫瞬く間に半分くらいのサイズになってしまいますから。
まあ、暑いですよ。
それから、5月の京都は今日で真夏日が6日となりまして。
おととしの5月が7日間真夏日があったそうなんですね。
5月は残り4日ありますから恐らく、5月の真夏日の記録日数は更新するのではないかとみられています。
ここ、鴨川です。
克実さん、よくロケで来られますでしょ。
≫3月、行きましたね。
鴨川。
大村さん、床にいきたい感じですよね。
≫そうなんです。
よくご存じで。
やっぱり、床は風情がありますよね。
≫今、暑いでしょ。
≫床は、よしずがかかっているところがあって。
ランチタイムはよしずがかかって混んでいたんですよ。
≫ちょっと、音声が途切れちゃってますね。
いったん、引き取りましょう。
ごめんなさい。
音声が、ちょっとね…。
暑さのせいか途切れてしまいました。
息も絶え絶え状態だった大村さんでした。
ではぐっちーさん、続けましょう。
≫今年の夏はどうなるんでしょうぐっちー。
≫ずばり夏、前倒し。
≫うれしいんだかうれしくないんだかわかりませんが。
≫難しいところですよね。
通常ですと梅雨が明けたあとに夏がやってきますよね。
今年は梅雨入りの前が本格的な夏の暑さと。
≫ちょっと待って。
梅雨の前に夏がくるんですか?≫と、みておりますよ。
≫じゃあ梅雨はいつくるんですか。
≫梅雨はずれそうですね。
こちら、ご覧ください。
こちらは通常の関東地方の梅雨入りの動きです。
例年ですと、6月の上旬ぐらいに梅雨入りするんですね。
そのあと、40日ぐらいかけて梅雨の期間を通しまして7月の中ごろから下旬ぐらいに梅雨明けとなっておりまして。
≫大体、7月25日ぐらい夏休みぐらいにね。
≫夏休みがくるころにようやく梅雨明け。
そして、本格的な夏本番となりますよね。
ただ、今年はちょっと違うんですね。
こちら、ご覧ください。
ちょっと梅雨がずれそうなんですね。
≫いわゆる梅雨ずれですね?≫初めてのワードですね。
≫梅雨が全体的に遅れそうなんですね。
その原因となるのが今も続いているんですが夏の暑さなんですね。
夏のような暑さが来月に入ってもまだ続くとみられているんですね。
少なくとも6月の上旬までは今日のようなうだるような暑さとなってしまいそうで、なかなか梅雨がやってこない。
梅雨、もしかしたら6月の中旬から下旬なのかなとみております。
≫ってことは、当然梅雨明けもずれ込むわけですよね。
≫そういうことですね。
梅雨入りがちょっとずれるということなんですが6月に関しては梅雨に入ったとしても、なかなか本格的な雨という感じはしないんですね。
≫空梅雨みたいな?≫そうですね。
空梅雨となりそうです。
ただ、7月に入りますと前線の活動がようやくですけど活発になりまして、本格的な雨まとまった雨となります。
先ほど、おっしゃったとおり梅雨がなかなか明けずに…。
≫お盆ぐらいまでずっとじめじめしてるような感じなの?≫そのような可能性もあります。
お盆まではちょっといいづらいんですが。
≫じゃあ、ぐっちーさん私たち、夏休みをいつとるのがベストなんですか。
輝く太陽のもと。
≫今のうちのほうがいいかもしれませんね。
≫安藤さん別に夏休みをとっても海で泳ぐわけじゃないでしょ。
≫なんか、小道具そろってないといやじゃないですか。
雨降ったり、梅雨の間に夏休みなんて。
≫夏が好きなタイプですね?≫はっきりしてちょうだいっていう感じですね。
≫今の今日時点の暑さはどのぐらいまで続くんですか。
≫少なくとも今週いっぱいは続きますし週末、いったん暑さが落ち着くんですがまた6月に入ったらどっと暑くなりますのでまだまだ暑さには油断ができません。
≫皆さん、熱中症などくれぐれもお気を付けください。
≫また変わる可能性もありますからね。
≫続いては、米倉涼子さんがイベントに登場です。
≫今日、午前11時半。
東京都内で行われた映画「アベンジャーズ」のイベントに現れたのは離婚騒動の渦中に揺れる女優・米倉涼子さん。
実に43日ぶりとなるイベントへの登場だ。
真っ黒なドレスを着た米倉さんは神妙な面持ち。
離婚騒動の渦中にありながらも持ち前の華やかさを漂わせていた。
そして映画「アベンジャーズ」のテーマにちなみ決して折れることのない愛の矢を弓で射抜くという願掛けを行った。
≫ちょっと上のほうに投げましたね。
≫矢はちょっと的から外れてしまったが…。
≫どうでしたか?実際にやってみて。
難しかったですか。
皆さんすばらしかったんですけど。
≫緊張しましたよね。
≫緊張しましたね。
ホークアイなんで絶対に外すわけにいかないので真ん中に当ててくれと言われていたので。
≫見事。
≫あなたがものすごいプレッシャーかけてくるので正直、ちょっといらっとしました。
≫でも、見事でした。
≫左手の薬指に、指輪は…。
やはり、ない。
夫との関係はどうなっているのか。
「週刊女性」は都内高級スーパーで調味料一式を爆買いし独身時代に住んでいたマンションに戻りひとり飯の新生活を始めたとする米倉さんの様子を伝えていた。
離婚騒動の真相は?米倉さんは先月、アメリカ・ロサンゼルスで行われた「アベンジャーズ」のワールドプレミアで「グッディ!」にメッセージを寄せてくれた。
≫豪華ハリウッドスターに混じって喜ぶ表情が印象的だった米倉さん。
そして今日。
≫強い矢が更に3本になると更に強くなるということで決して折れない絆強い絆という意味で。
3本とも刺さりましたので。
これ、大ヒット間違いなしということでお願いいたします。
≫どうもありがとうございました。
≫報道陣の呼びかけに答えることはなかった。
「グッディ!」は今回も、米倉さんに独占インタビューをお願いした。
果たして何か答えてくれたのか…。
≫答えないと思いますよ。
≫答えませんよ。
≫なんですかあの両サイドの2人。
濃すぎるでしょ。
≫この間のロサンゼルスで「直撃LIVEグッディ!」をご覧の皆さんって、ちゃんとタイトルをフルでおっしゃっていただいたんですよ。
それだけで、「グッディ!」満足しない?≫そうですね。
今回の問題映画イベントですからお話はされなかったんですがただ、米倉さん自身としてはイメージ、やはりお仕事の問題もありますから早い段階でなんらかの決着というのをつけたいのかなと。
≫まだ言ってるよ。
向こうから言いますよ。
やめましょうよ。
≫では、続いてまいりましょうか。
続いて、こちらです。
≫今日午前10時。
千葉地方裁判所。
≫こちら千葉地裁で、これから強盗殺人などの罪に問われている竹井被告の初公判が行われます。
去年3月3日。
千葉県柏市の住宅を襲った連続通り魔事件。
日本を震え上がらせた事件の裁判が今日、始まった。
その被告は…。
≫強盗殺人などの罪で起訴された竹井聖寿被告、25歳。
竹井被告は、3人の刑務官に付き添われて入廷。
黒のスーツに白いシャツを着用し足元は黒い靴下の上からサンダルを履いていた。
髪はぼさぼさの状態で遠くをぼんやりと見ている様子だった。
≫名前を確認する裁判長にぼそぼそした声で素直に答えた竹井被告は今、何を思い被告人席に座っているのか。
事件は去年3月3日の夜11時半ごろ千葉県柏市の路上で起こる。
黒いダウンジャケットにニット帽。
そして、サングラスにマスクをつけたおとこがわずか10分間で4人を次々と刃物で襲ったのだ。
しかもその範囲は50mほどと非常に狭かった。
被害者の1人会社員の池間博也さん、31歳が刺され死亡した。
≫池間さんは、首や背中などを何か所も刺され出血性ショックでほぼ即死の状態。
奪われた金額は1万数千円だった。
その犯行の瞬間を通りがかったタクシーのドライブレコーダーが捉えていた。
道路の左側でもみ合う人影。
画面右の男が竹井被告左が池間さんとみられる。
竹井被告の手には刃物のようなものが握られタクシーに背を向けながら池間さんの腹を何度も刺しているように見受けられる。
そして逮捕後、騒然となった事実。
竹井被告は、被害者の池間さんと同じマンションに住んでいたのだ。
更に竹井被告は逮捕される前日犯行を目撃したと報道陣の取材に答えていたのだ。
≫笑いながら刺していた。
それは、自らがやった殺害の状況を語ったものなのか。
それとも自らが犯した事件を隠すためのカムフラージュだったのか。
≫強盗殺人などの罪で起訴されている竹井被告とは一体、どんな男だったのか。
大声で尾崎豊の曲を熱唱する竹井被告。
そして、ネットの世界への没頭。
ネットで会話をしていた仲間はこう語る。
≫ネット上ではナイフも公開していた。
更に…。
≫連行されるときに叫んだ除悪連合とは一体、どんな意味だったのか。
≫悪を除くと書いて除悪と存じ上げます。
車、バイク、武器マニアです。
≫自らを除悪と名乗っていた竹井被告。
その理由をこう語る。
≫悪を力で成敗し今の世の中を直すと身勝手な理屈を語っていた。
≫ネットのプロフィールには過去友達への殺人未遂などで、2度少年院に入っていたと記していた。
近所の人は…。
≫その後自宅から大麻が見つかり大麻取締法違反でも逮捕された竹井被告。
通り魔事件の動機をハイジャックに使う銃を買うのに金が必要だった。
スカイツリーを壊して社会に復讐するなどと不可解な供述を繰り返したという。
千葉地検は精神鑑定の後刑事責任を問えると判断し去年7月に起訴。
事件からおよそ1年2か月が経ち今日、初公判を迎えた。
法廷に黒のスーツに白いシャツにサンダルというちぐはぐな服装で現れた竹井被告。
顔色は青白く遠くをぼんやり見ているような表情だった。
≫裁判長からの質問に直立して答えた竹井被告。
その姿は背中を丸め腕をだらりとたらした様子だった。
そして、黙秘権の話になると…。
≫けだるそうな雰囲気でこう答えたという。
そして、起訴内容については…。
≫と、起訴内容を全面的に認めた竹井被告。
一方、弁護側は刑事責任能力は争わないが精神疾患の影響があるとして刑の減刑を求めた。
≫これに対して、検察側は統合失調症ではないとばっさりと切り捨てた。
≫この事件の発生時なんですがこの竹井被告が、いかに饒舌に事件の詳細について目撃証言と称して語っていたか。
ご記憶の方も多くいらっしゃると思うんですがそのときからしてちょっと、克実さん異様な感じだったんですよ。
はっきり言って。
≫これを見て思い出しましたよ。
≫竹山さん、どういうふうに見ました?この事件そのものというか犯行そのものを。
≫本人が犯行を隠すようなことをやってるじゃないですか。
指紋がとられないようにとか。
いろいろ。
そういうのをやっているので、本人に殺意という意識があったとしか考えられないと個人的には思います。
≫その辺りなんですよね。
今回、弁護側はあくまでも精神疾患があるということで減刑を求めているんですけれども果たして、今竹山さんが指摘したとおりそういうふうに自分の犯行を隠ぺいするようなことをしておきながら果たして精神疾患と認められるのかどうか。
この今の法廷のポイントとなっているわけですがまずは法廷前を呼んでみましょうか。
≫この通り魔事件の裁判が行われている千葉地方裁判所で取材している広瀬キャスターに伝えてもらいます。
広瀬さん、お願いします。
≫今日の審理は先ほど午後2時15分ごろに終了しました。
明日午前10時に再開。
被告人質問は来月の3日に行われる予定です。
退廷する際、竹井被告、再び両腕を拘束されるわけですがその際、両腕が震えていました。
そういったシーンがありました。
また、法廷の中に凶器が証拠品として示されましたがその際はこれはあなたのものですかという質問に対してははい、そうです。
力なく答えていました。
逮捕直後のような鋭い言動というのは今日は全くありませんでした。
どこか一点を見つめているような様子。
言葉に力はなく、表情、言葉には感情がないというような様子でした。
一方、傍聴席には亡くなりました池間さんのご遺族と思われる方の姿もありました。
証人尋問の中で別の傷害の被害者の方が、証人として出廷しそして話をされている際何か、同じように重なる部分があったんでしょうか。
目を閉じて聞き入る部分がありました。
今回、ポイントとなっているのが竹井被告の精神疾患の有無です。
検察と弁護側、こちらのボードを見ていただきたいんですが検察と弁護側ともに善悪の判断力や自己制御能力の低下については認めている一方その原因については異なる見解を示しています。
検察側は大麻などによる一時的な影響。
そして、弁護側は統合失調症があるのでその影響だということ。
そして、証人には通院医の方を呼ぶという方針だそうです。
弁護側のポイント。
こちら。
改めて4つのポイントがあります。
ご覧ください。
妄想からくるものと弁護側は話しています。
そして、周到な準備があった割に、自宅前で場あたり的に犯行を行っている。
無差別だと。
犯行後自ら警察に話しかけて自らの身分証明書を提示するという行動がありました。
その点がありまして統合失調症だと弁護側は主張しています。
安藤さん、そういう点も含めて今後も審理が続くと思います。
≫広瀬さん、竹井被告の精神疾患についてそうしたふうがうかがえるような様子が今日はあったんでしょうか。
≫今日は、特に奇声を上げるなどというようなことはありませんでした。
資料、あるいは示された証拠品をじっと見つめているのみ。
あるいは、隣の弁護士から話しかけられたときにはいと、おとなしく答えるのみ。
それ以外の行動は全くありませんでした。
力がない様子何か、もぬけの殻というような印象はありましたが目だって奇声を上げるなどということはありませんでした。
≫なんか、投げやりな感じとかそういうふうな感じなんですかね。
どちらかというと。
≫本人の心理はわかりませんがただ、淡々と受け答えに対して、はい、いいえわかりましたという返答を続けている様子でした。
≫今もありましたけど、とにかく≫今日はスタジオにフラクタル法律事務所の田村勇人弁護士にお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
≫今回の通り魔事件の裁判で一番のポイントとなるのがこちらなんですね。
精神疾患の影響。
つまり、どの程度この精神疾患が犯行に影響を及ぼしていたかということについてなんですがちょっと、ポイントを絞って分析していきたいんですね。
1つは逮捕前に事件を詳細に証言。
一体どのようなことが行われていたのかを自分はこのように目撃したと本当に詳しく証言をしました。
そしてもう1つは変装して犯行に及んでいます。
更には、無差別殺人事件の犯人に対して共感を示すような書き込みをしていたりもしているんですね。
1つずつ見ていきたいと思います。
まず最初の点なんですが逮捕前に事件を詳細に証言。
どういうふうに証言したかといいますと背中を刺してましたね。
牛刀っぽい長めのナイフですね。
馬乗りというか、しゃがむ感じ。
笑ったのを覚えています。
もみ合いになってズバズバいったみたいな。
その後、車に何台か話しかけてそのまま脅し込んで乗り込んでと1つ1つの自分が犯した犯行についてこのように証言をしているわけです。
つまりきちっとわかっているわけです。
自分が何をしたか。
これについてはどういうふうに判断されるんでしょう。
≫まず前提に精神疾患があるかどうかですが精神疾患があるだけではなくてその影響によってこの犯行が起きたということが立証されて初めて減刑ができるんですね。
精神疾患によってこの犯行が起きたかどういうふうに判断するかというと記憶がしっかりしているかだとか計画性があったかだとか。
病気とは関係ない。
もともとそういう性格だったんじゃないかというのが問題になります。
記憶の明瞭性についてですがよく覚えているうえに本件は犯行直後に現行犯で逮捕されて、そのまま証言しているのではなくて自分が犯行後落ち着いたあとでもしっかり自分のことを覚えているということになると薬だとか精神病の影響によってわけわからないまま記憶もない間にしたわけじゃないというふうに判断されるんじゃないかと。
≫つまりちゃんとした意識下でこれは行われた犯行だと考えられるということですよね。
これ、金泉さんどういうふうにみますか?≫やはり演技性じゃないですけどそういった本人の自分を見せたいというような気持ちはあったと思うんですよね。
自分なりの稚拙な完全犯罪というか。
そういう演出があったんじゃないかと僕は思ってしまいますね。
≫今の証言を見ていると犯行を犯しているもう1人の自分がいてそれを見ているみたいなそういうふうな感覚があるのかなという感じもしてくるんですが。
もう1つのポイントです。
変装して犯行に及んでいるんですよ。
事件発生当時、私たちはこういう男の似顔絵を何度も報道しました。
黒いジャンパーを着て黒のニット帽をかぶってサングラスをかけて白いマスクをしていたと。
変装についてはどういうふうに判断されるんでしょう。
≫あとで発覚しないように顔や体型を隠している。
計画性があったと。
計画性がなぜあるかというと自分が悪いことを知ってるから計画するわけで。
責任能力は今回争っていませんけど自分が悪いことをすることを知っていてやっているんでしょうか。
ということは病気の影響だとかによるものじゃないんじゃないかといわれる判断によりますよね。
≫もう1回言いますけど精神疾患が≫続いては3つ目のポイントなんですがこの竹井被告は武器を準備したりこれ、平和な世の中を作るためって言っているんですが矛盾しています。
そして動物殺害をアピールしていたりとこういうことをしているんですがこういう点は、どう判断されるんでしょうか。
≫病気の影響によってこういう人格が形成されたのかそもそも、もともと、こういう人格の人だったのかというのが問題になります。
今日の弁護側の主張ですと2月20日からクリニックに通っていたということなのでそれ以前に、彼が犯罪傾向があったりこういうことを書き込んでいたりとか報道によると少年院に行っていたと本人が記載していたのでそれが事実だとすると病気になる前からこういう犯罪傾向のある人なので病気と関係なしに今回のこと起こしたんでしょといわれる可能性が高いです。
≫そうすると、それも影響下にないというふうに判断される可能性があると。
こういうアピールってなんなんですか?俺はこんなに悪いんだぜってことなんですか?≫やはり、暴走族とかもそういうことかもしれないんですがいい方向で目立てない。
だからといって自分が何者かになりたい目立ちたい。
普通の幸せに暮らしている目立たない人ではいやだという風潮がある限りこうやって、悪い方向でも目立つことによって何かを成し遂げたいっていうのはこれからも…。
彼自身加藤被告なんかを真似してそうしたのかもしれませんけど。
第2第3の竹井被告が出るっていうのは考えないといけないなと思います。
(花火の音)2015/05/27(水) 13:55〜14:55
関西テレビ1
直撃LIVE グッディ![字]
暑い!5月は異例高温続く…世界でも異常な現象が続発…▽米倉涼子が久々公の場に登場離婚騒動は▽柏通り魔事件初公判
詳細情報
番組内容
個性派人気俳優・高橋克実と報道キャスター・安藤優子がお届けする「フツーのニッポン人の見たい情報に日本一寄り添う“ちょっと硬派な、どワイドショー”」。事件、事故、政治、経済、芸能、スポーツ、グルメ、健康…、視聴者が見たい、知りたいと思うあらゆる情報を、視聴者が知りたいように、知りたいだけ伝える番組です。
番組内容2
午後の時間帯は、ニュースがまさに動いている時間帯。その「現場の今」を徹底的にLIVEで伝え、曜日ごとに登場する日替わりの芸能人パネラー、各分野で活躍する専門家ゲストが、様々なニュースに斬り込みます。
そして、ニュースだけでなく流行、グルメ、趣味、健康などの生活情報も、テーマの新鮮さ、情報量の多さで、視聴者の知りたい欲求に応えていきます。
番組内容3
『直撃LIVE グッディ!』は、そんな「視聴者ファースト(第一)」な番組です。
出演者
【キャスター】
高橋克実
安藤優子
【進行アナウンサー】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)
【情報キャスター】
倉田大誠(フジテレビアナウンサー)
【パネラー】
〈月〉 マキタスポーツ
〈火〉 高橋茂雄(サバンナ)
〈水〉 カンニング竹山
〈木〉 川島明(麒麟)
〈金〉 土田晃之
ご案内
※放送内容が変更になる可能性があります。
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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