大阪と奈良の境。
集団下校する子どもたち。
警察による見回り。
街の人たちが警戒を強めているその訳は…。
猿です。
大阪・柏原市と羽曳野市の住宅街にきのう現れた２頭。
女性２人がかみつかれるなどし軽いけがをしました。
２頭の猿はニホンザルでほとんどの目撃情報で一緒にいるということです。
なぜ住宅街に？そして猿の目撃情報は、きょうも。
猿を見かけたら近寄ったり食べ物を与えたりしないよう注意してください。
こんばんは。
森田洋平です。
赤木野々花です。
５月２７日水曜日、ニュースほっと関西です。
では、きょう最初のニュースです。
滋賀県では熊が出ました。
けさ早く、滋賀県多賀町でお年寄りの女性が熊に襲われ顔の骨を折る大けがをしました。
きょう午前４時半ごろ、滋賀県多賀町で道路脇の地蔵堂を参拝していた近くに住む８８歳の女性が後ろから来た熊に襲われました。
女性は病院に運ばれて手当てを受け警察によりますと、ほお骨を折る大けがをしているということです。
女性は警察などに振り返るといきなり黒い塊のような熊に襲われたと話しているということです。
現場は住宅が２０軒ほどある山あいの集落です。
警察は住民に注意を呼びかけるとともにパトロールを強化しています。
きょう午後、大阪・豊中市のマンションで３３歳の女性が同じ階に住む５３歳の男にナイフで切りつけられて死亡し警察は男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
男は刺したことを認めたうえで殺すつもりはなかったなどと供述しているということです。
きょう午後２時すぎ、豊中市服部西町のマンションの６階で人を切ったと男の声で１１０番通報がありました。
エレベーターの前で６階の部屋に住む滝畠裕美さんが血を流して倒れていて病院に運ばれましたが首や腹を切られていて、およそ１時間半後に死亡しました。
近くにいた１歳の長男にけがはありませんでした。
警察は滝畠さんと同じ階に住む無職の上原亮宏容疑者が切りつけたことを認めたため殺人未遂の疑いで、その場で逮捕しました。
調べに対しナイフで刺したことは間違いないが殺すつもりはなかったなどと供述しているということです。
滝畠さんは上原容疑者と１階から同じエレベーターに乗り合わせ６階に上がったところで突然切りつけられたとみられ警察が詳しい状況を調べています。
きょうの近畿地方は広い範囲で晴れて気温が上がり、ほとんどの観測地点で、ことしいちばんの暑さを観測し大阪・枚方市や京都府京田辺市などでは３３度を上回り５月の気温としては観測史上最高を記録しました。
大阪管区気象台によりますと近畿地方は、きょうも高気圧に覆われて晴れて午前中から各地で気温がぐんぐん上がりました。
日中の最高気温は京都市で３３度６分となったのを最高に大阪・枚方市で３３度３分、京都府京田辺市で３３度２分となったほか奈良市で３１度７分、和歌山市で３１度４分、大阪市で３１度３分、大津市で３１度、神戸市で３０度９分を観測しました。
きょうは近畿の６４の観測地点のほとんどで、ことしいちばんの暑さを観測しこのうち１３の地点で５月の気温としては観測史上最高を記録しました。
兵庫県新温泉町の諸寄海水浴場、県内で最も早く海開きが行われました。
地元の子どもたちが海に入り水遊びを楽しみました。
一方、消防によりますと、この暑さで関西では、きょう午後５時までに大阪府と京都府でそれぞれ７人、兵庫県と和歌山県で、それぞれ１人の合わせて１６人が熱中症の疑いで病院に運ばれたということです。
近畿各地は、あすも晴れて予想最高気温も京都市で３２度、大阪市と奈良市で３１度などと予想され気象台は熱中症にならないようにこまめに水分や塩分をとったりするよう呼びかけています。
日本動物園水族館協会が加盟する水族館に追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止した問題です。
漁を行っている和歌山県太地町の漁協はルールに違反することはないとして漁を続ける考えを示しました。
日本動物園水族館協会は水族館で展示するイルカの入手方法を巡ってＷＡＺＡ・世界動物園水族館協会から除名処分にすると通告され今月２０日、組織に残るため加盟する国内の水族館に追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止しました。
これを受けて太地町の漁業協同組合に所属する組合が記者会見しました。
またイルカの親子は捕獲せずに逃がすなど資源の保護を考えながら漁を行っていると述べたほか日本動物園水族館協会の決定を受けた各水族館の対応については動向を見守る考えを示しました。
大手酒類メーカーのサントリーホールディングスが京都府に新しい研究施設を建設しきょう関係者に公開しました。
食品の安全性や健康への効果などを研究することにしています。
この研究施設、サントリーワールドリサーチセンターはサントリーが３か所の研究所を集約し、およそ１００億円をかけて新たに建設しました。
地上４階建てで延べ床面積は、およそ２万３０００平方メートル、主に飲料や食品の安全性や健康への効果について基礎研究が行われることになっています。
これは物質の分子構造を解析する装置。
こちらはコーヒーやお茶に含まれる成分を分析する実験室です。
こちらの映像、去年の５月２９日兵庫県の姫路港で起きたタンカーの爆発、炎上事故です。
船長が死亡、４人がけがをしました。
海上保安部が業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。
この事故から、まもなく１年になります。
これを前に、きょうから姫路港で危険物を積むタンカーを対象に安全点検が始まりました。
安全点検は姫路海上保安部が実施し姫路港にある化学工場の専用岸壁では６人の担当者が停泊中のＬＰＧ・液化石油ガスのタンカーに立ち入って点検を行いました。
担当者たちは積み荷に関する書類を確認したり油漏れの対策が十分に取られているかどうかなどをチェックしたりしました。
海上保安部は姫路港での安全点検を来月２日まで行うことにしています。
広島で被爆した男性。
原爆の悲惨さを語り継ぎます。
広島、長崎に原爆が投下されてこの夏で７０年。
被爆した人の平均年齢は７９．４歳となり体験を伝える人たちの高齢化が進んでいます。
広島で被爆し現在は奈良市に暮らす男性がいます。
みずから描いた絵とともに若い世代に原爆の悲惨さを語り継いでいます。
男性の思いを取材しました。
奈良市に住む深町陸夫さん８３歳です。
中学２年生のとき爆心地からおよそ２キロ離れた広島の自宅で被爆しました。
語り部を始めたのは１５年ほど前学校で話してほしいと修学旅行で広島に行く孫から頼まれたのがきっかけです。
思い出すのもつらくそのときまで５０年以上胸にしまい続けていました。
ことばだけでは伝えきれない原爆の恐ろしさ。
当時、みずから経験した悲惨な状況を６枚の絵に描き体験として語ることにしました。
迫り来る炎から必死で逃げ出す自分。
助けを求める人でいっぱいになった土手。
そして、この絵は行方不明になった父を毎日、捜し続けた深町さんです。
この日、絵に描いた場所を案内してもらいました。
行方不明になった父を捜した川です。
深町さんの父親は黒いバンドの時計をしていました。
時計を頼りに毎日、一人一人の手を取り捜しましたが結局、父は見つかりませんでした。
中学生だった深町さん。
母と２人で見ず知らずの子どもをだびに付さなければならなかったことがあります。
今の子どもたちにはこういう思いをしてほしくない。
絵には戦争を二度と起こしてはならない平和への思いが込められています。
広島に来月修学旅行に行く小学校で深町さんが当時の体験を語ります。
６枚の絵が伝える戦争の悲惨さと平和への祈り。
７０年前の被爆の記憶が若い世代に受け継がれています。
深町さんのもとには修学旅行が多い、この季節に多くの依頼が来るそうでこれまで奈良だけでなく京都や神奈川でも語り部の活動を行ってきました。
来月にも奈良市内の小学校でみずからの被爆体験を話す予定があるということです。
こんばんは。
スポーツです。
まずは、きのう始まったプロ野球の交流戦。
開幕から苦しい戦いが続く阪神とオリックスは仕切り直して勢いに乗りたいところです。
交流戦初戦はそれぞれ４番の大活躍で好スタートを切りました。
オリックスの４番・カラバイヨ。
１軍昇格後、持ち味の長打力で苦しいチームを支えています。
交流戦でも打棒は健在でした。
５回は完璧だったとスコアボード直撃の豪快な一打。
７回は全力疾走もライナーは、そのままスタンドへ。
カラバイヨは２打席連続ホームランを含む３打点の大活躍。
好調ＤｅＮＡに快勝です。
阪神の４番・ゴメス。
５回、追加点が奪えない重苦しい雰囲気の中で打席に。
いいところで打てたと７試合ぶりの４号ツーラン。
４番の一打で楽天を突き放した阪神。
交流戦、４年ぶりの白星スタートです。
交流戦初戦を白星で飾った阪神。
岩田投手が４年ぶりの完封でチームトップの４勝目を挙げました。
きのうのように投打ががっちりかみ合った試合このあとも期待しましょう。
交流戦の速報です。
今夜は、どんな展開になっているでしょうか。
ここまでスポーツでした。
こんばんは。
気象情報です。
きょうは、ことしいちばんの暑さとなった所が多くまた近畿地方の１３の観測地点では５月として観測史上最も高い気温となりました。
大阪・枚方市では３３度３分まで上がっています。
暑さは、あすも続きます。
熱中症には、くれぐれも注意してください。
2015/05/27(水) 18:10〜18:30
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュースほっと関西▽ホットアングル２０１５「被爆体験を語り継ぐ」[字]
▽ホットアングル２０１５「被爆体験を語り継ぐ」▽プロ野球速報
詳細情報
番組内容
▽水曜日は、関西各地の表情や話題をカメラマンがリポート。今回のアングルは「被爆体験を語り継ぐ男性」です。「あの朝、玄関先でゲートルを巻いていたら、ものすごい光線を浴び、気を失ったんです」と話す、奈良市の８３歳の男性。これまであえて閉ざしていた記憶を後世に語り継ぐようになった男性の思いとは…。
出演者
【出演】森田洋平，赤木野々花，中山奈奈恵，坂下恵理
ジャンル :
ニュース／報道 – ローカル・地域
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