涼しい。
新たなスタートです。
こんばんは。
ニュースウオッチ９です。
まず、国会で審議が始まった安全保障関連法案についてです。
きょうは、衆議院の特別委員会で、野党３党の党首が、質問に立ちました。
安倍総理大臣は、海洋進出を活発化させる中国を念頭に、軍事バランスを保ち、抑止力を利かせていくことが大切だと強調しました。
論戦の舞台は、きょうから衆議院の特別委員会に。
集団的自衛権を巡り、政府が行使可能になるとしている２つの事例が取り上げられました。
１つは、日本人を輸送している、アメリカ軍の艦船の防護です。
日本の近くで有事が起きて、別のアメリカの艦船が、公海上で武力攻撃を受けた際、集団的自衛権を行使できる要件、存立危機事態・日本の存立が脅かされる事態に当たれば、集団的自衛権を行使して、自衛隊がアメリカの艦船を防護できるというものです。
この事例について、民主党の岡田代表は、他国の領海での行使もありうるのではないかとただしました。
これに対し、安倍総理大臣は、新３要件に当てはまるかどうかで判断するとしたうえで。
もう１つ取り上げられたのは、ペルシャ湾のホルムズ海峡での機雷の掃海活動です。
安倍総理大臣は、中東から原油を輸入している日本は、機雷によって、シーレーン・海上交通路が封鎖されると、武力攻撃を受けた場合と同様の深刻な被害が出る可能性があるとしています。
そして、存立危機事態に当たれば、機雷の掃海が行えるとしています。
これについて、自民党の高村副総裁は。
安倍総理大臣は、中東地域での集団的自衛権の行使は、ホルムズ海峡での機雷の掃海活動以外は、想定していないという考えを示しました。
こうした安全保障関連法案の整備を巡って、維新の党の松野代表は。
また、きょうの審議では、外国軍隊への後方支援についても、論戦が交わされました。
政府はこれまで、外国軍隊への後方支援は、非戦闘地域で行うとしてきました。
黒で示した戦闘現場や、この周辺の灰色で示した、活動期間を通じて、戦闘行為が行われる可能性がある地域以外の場所です。
今回の法案では範囲が広げられ、戦闘現場以外で活動できるようになります。
また、これまでは後方支援として、燃料や水などを補給してきましたが、今回、日本の平和と安全を守るためには、弾薬などの提供も可能になるとしています。
共産党の志位委員長は、こうした後方支援を巡る、自衛隊員のリスクについてただしました。
まだ５月ですけれども、きょうも真夏のような暑さになりましたね。
そうですね。
全国のおよそ４分の１に当たる２５０余りの観測地点で真夏日となり、あすも各地で３０度前後まで気温が上がる見込みです。
熱中症に十分注意が必要です。
日本列島各地できょうも…、暑かった。
ことし一番の暑さとなった大阪市。
最高気温が３１度３分と７月中旬並みとなりました。
京都市では、３３度６分。
こちらは７月下旬並みです。
各地の最高気温は、大分県日田市が最も高く３４度６分、岐阜県揖斐川町で３４度５分、東京の都心で３０度２分などと、全国のおよそ４分の１に当たる、２５０余りの観測地点で、真夏日となりました。
この暑さで、各地で熱中症の症状を訴える人が相次ぎました。
栃木県小山市では、小学校の校庭で運動会の練習をしていた児童１４人が、気分が悪いと訴え、病院に運ばれました。
症状はいずれも軽いということです。
また三重県では、農作業をしていた９１歳の男性が畑で倒れるなど、合わせて４人が熱中症の疑いで病院に運ばれたということです。
５月なのになぜ、これほど暑くなっているのか。
気象庁によりますと、きのうからきょうにかけて、日本付近は高気圧に広く覆われ、日中、日ざしが照りつけ、気温が上昇しました。
また日本の上空１５００メートル付近には、高気圧に伴って、平年より５度程度高い、暖かい空気が流れ込んでいます。
このため、地上付近で暖められた空気が上昇できずにとどまったことや、全国的に風が弱いことも、気温の上昇につながりました。
多くの国から観光客が訪れる東京・浅草。
外国人の皆さんは、日本の暑さについて、どのように感じているのでしょうか。
日本では熱中症の症状を訴えて搬送される人が相次いでいることを聞いてみると。
東京消防庁によりますと、夏場を中心に、外国人の中にも熱中症と見られる症状で病院に搬送される人も出ています。
外国から訪れる人が増える中、東京消防庁は、ことし、熱中症への注意を呼びかけるポスターに、英語の訳を入れました。
人が集まる駅や店舗などに貼り出すことにしています。
外国人も多く訪れると予想される、２０２０年の東京オリンピック・パラリンピック。
今、５年後に向けた暑さ対策も始まっているんです。
開催は、暑い夏の時期です。
８月の東京都心の最高気温は、平年の値が３０度以上。
路面の温度は５０度を超えることもあるということです。
そこで東京都が行っている対策がこちら。
路面の温度の上昇を抑える特殊な舗装です。
少し色の薄いほうが、特殊な舗装が施された路面です。
こちら、触れるだけで熱いっていう感じなんですけれども、こちらは、触っていられないというほどではないですね。
赤外線カメラで撮影してみると。
白や赤の部分が、温度が高い部分です。
特殊な舗装をした路面のほうが、温度が低くなっています。
通常の舗装に比べて、最大で８度程度、温度の上昇を抑える効果があるということです。
東京都は、マラソンコースについて、すべてこうした舗装にしたいとしています。
一方、こちらの会社が開発を進めているのは。
こちらがクールスポットでございます。
クールスポット？
屋外で競技を応援する人たちに、涼しい場所を提供しようと開発された、休憩スポットです。
太陽光で発電します。
こちらの木の形をした日よけの装置。
直射日光を遮り、水が霧状に噴き出すようになっています。
涼しい。
この会社では、こうした装置を東京オリンピック・パラリンピックの際に、沿道に設置できないか、提案することにしています。
真夏のような暑さはあすも続きそうです。
西日本や東日本を中心に、晴れる所が多く、３０度前後の暑さが予想されています。
気象庁は、こまめに水分を取るなど、引き続き熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
次は、サッカーのワールドカップを主催する、ＦＩＦＡ・国際サッカー連盟を巡る事件についてです。
アメリカ司法省は、ＦＩＦＡの副会長２人を含む９人の関係者を、スポーツ関連会社から賄賂を受け取った罪などで起訴したと発表しました。
９人がすでに受け取ったり、受け取ろうとしたりした賄賂の金額は、合わせて１億５０００万ドル、日本円にして１８５億円を超えると見られています。
ＦＩＦＡ・国際サッカー連盟が開いた会見です。
ＦＩＦＡの本部があるスイスのチューリヒ。
２９日から開かれる総会を前に、会長をはじめ、多くの関係者が集まっていました。
その中には、今回、逮捕されたジェフリー・ウェブ副会長の姿も。
ウェブ副会長は２７日朝、このホテルで逮捕されたということです。
アメリカ司法省の発表によりますと、起訴されたのは、ＦＩＦＡのウェブ副会長と、エウヘニオ・フィゲレド副会長を含む、ＦＩＦＡの関係者９人です。
９人は１９９０年代初めからこれまでの間に、スポーツ関連の企業から賄賂を受け取り、その見返りに、中南米で開かれたサッカーの試合を放送する権利や、スポンサーの権利などの取得に当たって便宜を図った罪などに問われています。
９人が２４年にわたって、すでに受け取ったり、受け取ろうとしたりした金額は、合わせて１億５０００万ドル、日本円にして１８５億円を超えると見られています。
賄賂の受け渡しは、アメリカの銀行を通じて行われたということで、現地時間の２７日朝、アメリカの司法当局の要請に基づいて、スイスの司法当局が、９人のうち、ウェブ副会長ら７人を逮捕したということです。
世界最大規模のスポーツイベント、サッカーのワールドカップ。
大会を主催するのが、ＦＩＦＡです。
１９０４年にスイスのチューリヒで設立され、現在、２０９の国と地域が加盟しています。
ワールドカップは、１９３０年に始まり、２０回目となった去年のブラジル大会は、３４０万人の観客が詰めかけました。
そのワールドカップの開催地の選定を巡っても、新たな事実が。
２０１８年のロシア大会と、２０２２年のカタール大会の開催地の選定を巡って、不正が行われた疑いがあるということです。
この告訴について、スイスの司法当局は２７日、声明を発表。
ことし３月から捜査を開始し、ＦＩＦＡから関係資料を押収したほか、開催地の選定に関わった、当時のＦＩＦＡの幹部１０人から事情を聴く方針だとしています。
続いてトゥデーズウオッチです。
５年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に、専任で当たる大臣を置くための特別措置法。
きょうの参議院本会議で、共産党などを除く賛成多数で可決され、成立しました。
特別措置法では、開催準備の司令塔的な組織として、２０２０年度末までの間、政府にすべての閣僚が参加し、総理大臣が本部長を務める推進本部を設置して、準備の基本方針を作成するなどとしています。
そして、時限的な措置として、開催準備に専任で当たる大臣を置くため、現在は１８人までとなっている閣僚の数を、１人増やすことなどが盛り込まれています。
菅官房長官は、専任の大臣について、来月中にも決定することになるという見通しを示しました。
九州電力が再稼働を目指す、鹿児島県の川内原子力発電所。
原子力規制委員会は、重大事故に備えた体制などを定めた保安規定を認可しました。
きょうの認可で川内原発は、新しい規制基準のもとで初めて、再稼働に必要な許認可がそろったことになります。
今後、一定の検査を経て、原子炉に核燃料を入れる作業を始めたり、重大事故を想定した訓練の評価を受けたりできるようになります。
九州電力は、まず、１号機の７月下旬の再稼働を目指して準備を進めることにしています。
過去最大規模の輸入が決まりました。
去年のクリスマス前を中心に品薄となったバター。
今年度も供給が不足する見通しです。
ご覧のように、現在も一部の店舗では、品薄の状況が続いています。
農林水産省は、バターの安定供給のため、１回の輸入規模としては過去最大となる、１万トンのバターを追加輸入することを決め、きょう、正式に発表しました。
十分な供給量を確保することで、去年のような品薄とならないようにしたいとしています。
きょうのニュースのポイントはこちら、手厚い保護が原因です。
生乳は生ものですから、保存が利きませんし、すぐに増産もできません。
いつでも自由に輸入されると、国内の酪農家が困ってしまうので、国が一元的に輸入を管理して、手厚く保護されています。
しかし、ひとたび供給が足りなくなると、民間ベースでの素早い対応は期待できず、しばしばタイムラグが生じて、スーパーの店頭では品薄が起きてしまうんです。
国も積極的に情報を開示するなど、対応を見直していますが、民間並みのスピーディーな輸入が鍵となりそうです。
豚の生レバーも、来月中旬から、飲食店などでの提供が禁止されます。
豚の生レバーは、最悪の場合、死亡することもあるＥ型肝炎ウイルスの検出が報告されているほか、食中毒を引き起こすおそれがあると指摘されています。
３年前に、牛の生レバーの提供が禁止されたあとも、規制の対象になっていないため、提供する飲食店が相次いでいます。
このため厚生労働省は、きょうの食品衛生分科会で、提供の禁止を決めました。
厚生労働省は、豚のレバーを内部まで十分に加熱して提供するよう、飲食店などへの指導を徹底したいとしています。
こちら、イソギンチャクとクマノミ。
おなじみの組み合わせですが、毒針を持つイソギンチャクが、なぜクマノミを刺さないのか。
その理由は、長い間、謎でした。
それを解明したのが、愛媛県の女子高校生２人です。
研究成果は、今月、学生を対象にした世界規模の科学コンテストで、４等を受賞しました。
東京・豊島区の水族館です。
展示されている、カクレクマノミ。
映画にもなっていることから、子どもを中心に幅広い世代に人気です。
カクレクマノミが展示されている水槽です。
底には、イソギンチャクが暮らしています。
このイソギンチャク。
魚などを食べる生き物です。
触手に持つ毒針で、近づいてくる魚を刺して捕らえるのです。
ただし、クマノミは、イソギンチャクに刺されることはありません。
なぜ、一緒に暮らしていくことができるのでしょうか。
この特別な関係に注目したのが、水族館部に所属する重松夏帆さんと、山本美歩さんです。
２人の研究成果は、学生を対象にした世界規模の科学コンテストで、４等の評価を受けました。
２人が通う、愛媛県立長浜高校では、きょう。
世界大会で４等を受賞した、水族館部の２人。
このあと、全校生徒に向けて、報告会を行います。
どんな話が聞けるんでしょうか。
２人は、スライドを使って、コンテストでの体験を語りました。
イソギンチャクとクマノミ。
２人が注目したのは、イソギンチャクのほうでした。
海水がどんな状態のときに毒針を出すのか。
さまざまな溶液を使って、調べたところ。
水中のマグネシウムイオンの濃度が関係していることを突き止めたのです。
イソギンチャクは、この濃度が高くなると、毒針を出しにくくなることが分かりました。
一方のクマノミのほうは、体全体を高い濃度のマグネシウムが覆っているため、毒針に刺されずに共生できるというのです。
世界で認められた研究成果は、全国でも珍しい水族館部で生み出されました。
校内にある水族館では、１５０種類、２０００匹以上の魚などが飼育されています。
高校生の部員が、魚の世話から、水族館の運営まで、すべてを担当しています。
なぜ、高校に水族館があるのでしょうか。
大洲市長浜町にはかつて、自治体が運営する水族館がありました。
しかし、老朽化などから、昭和５９年に閉館しました。
その後、商店街の人が中心となって、水族館をよみがえらせたいと、平成１１年、店先や庭などに水槽を設ける、まちなみ水族館という試みを始めました。
このとき、長浜高校も校舎の一部を水族館にしたのです。
それ以来、高校の水族館として、生徒に受け継がれてきました。
世界大会の前には、愛媛県出身の大先輩から、アドバイスを受けました。
ノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんです。
世界で戦う心構えを教わりました。
そして迎えた当日。
英語に不安がありましたが、無事に発表できたと振り返ります。
２人の研究成果は、７５以上の国や地域から、１７００人余りが集まった、国際学生科学技術フェアで、４等の評価を受けました。
高校２年生の２人。
今後の夢については。
高校に水族館部があるというのは驚きましたし、地元の中村先輩のアドバイスも支えになったんだなというのも、今、見てて思いましたけど、この２人がすごいと思うのは、日頃、なぜかなと思うことがあっても、そこで止まってしまう人が大半だと思うんですよね。
でもこの２人は、そこで考えることをやめなかった、それがこうした快挙につながるんだなというのを改めて感じましたね。
なかなか立派ですよね。
受賞した一人の重松さんなんかは、マグネシウムが鍵になっていることが分かったので、例えば、イソギンチャクの毒針に刺されないようなクリーム、ダイバーが使えるようなクリームを、開発できるかもしれないなんて、もう早速、実用化に向けたアイデアもあるというふうなことも話しているようで、将来が楽しみですね。
ですね。
さて次は、大空へのロマンに密着しました。
羽田空港です。
ＹＳ１１の姿、見えてきました。
これから滑走路へ入っていきます。
戦後初の国産旅客機、ＹＳ１１型機。
日本の翼として、長年親しまれてきましたが、９年前に国内の定期航空路線から姿を消していました。
そのＹＳ１１がきょう。
戦後初の国産の旅客機、ＹＳ１１型機が、きょう、再び空を飛びました。
この機体は、国土交通省が所有していましたが、引退後、売却先が見つからず、スクラップの危機に直面していました。
去年１２月、大阪の会社が落札し、空を飛ばす計画が持ち上がっていたことは、この番組の中でもお伝えしました。
再び空へ飛ばしたい。
そんなロマンの実現には、さまざまな人たちの思いがありました。
きょう、再び空を飛んだＹＳ１１。
この日を迎えるまでには、う余曲折がありました。
ＹＳ１１は、昭和３７年に初飛行に成功。
両翼にプロペラを備え、短い滑走路でも離着陸できるのが特徴です。
かつてはこんな場面でも。
東京オリンピックの聖火を運びました。
今回の機体は、国土交通省が所有していたものです。
引退後、２度にわたって入札が行われましたが、売却先は見つかりませんでした。
そして去年１２月、３度目の入札で、航空機の修理や販売を手がける大阪の企業が、２２３万２００円で落札しました。
実際に飛ばすには整備などに数千万円の費用がかかりますが、それでも落札した企業は、飛ばすことに大きな意味を見いだしていました。
しかし、実現にはさまざまな壁がありました。
その一つが、整備に必要な機材が手に入らなかったことです。
そこで手を差し伸べたのが、第二の人生をＹＳ１１と共に送る男性でした。
航空技術者を養成する学校で教官を務める大野剛さん６１歳です。
航空会社の元整備士で、かつてＹＳ１１も手がけていました。
航空機の構造を学ぶには、最適の教材との考えから、ＹＳ１１を保有しているこの学校。
大野さんは学校を通じて、機材を無償で提供しました。
さらに、大野さんみずからもボランティアで東京まで出かけ、機材の使い方を指導しました。
羽田空港を飛び立ったＹＳ１１。
きょう、操縦席に座ったのは、村田敏太朗さん６６歳です。
ＹＳ１１の操縦免許を持つパイロットで、みずからも、第二の人生を歩み始めたばかりです。
３月に定年を迎えるまで、大手航空会社のパイロットとして活躍。
乗客を乗せた初めてのフライトは、ＹＳ１１でした。
自家用機の操縦を請け負う会社に再就職したばかりの村田さん。
再び巡ってきた出会いに、不思議な縁を感じていました。
こんな経験をさせてもらうパイロットっていうのはなかなかいないと思うんですね。
本当にそこはもう幸せを感じますよね。
午後４時過ぎ。
ＹＳ１１は、２時間のフライトを終え、無事、高松空港に着陸しました。
ボランティアで整備に関わった大野さんは。
ＹＳ１１、まだまだ健在でした。
この一度は引退したＹＳ１１が、再び空を飛ぶ姿に、自分の人生を重ねて見ている人って多いんですね。
そうですね。
インタビューでもね、老いぼれでも、もう一回、飛ぶチャンスがあるんだなんておっしゃってる方いましたけれども、ＹＳ１１になじみがある世代っていうのは、恐らく定年後の第二の人生をスタートされた方も多いと思うんですけれどもね。
そういう人たちにとっては、ＹＳ１１が再び飛び立つ姿に、勇気をもらえたんじゃないかなという気がしますよね。
そうかもしれませんね。
きょう、空を飛んだこのＹＳ１１型機ですが、当面は高松空港を拠点にして、航空関連のイベントなど、要請があれば飛ばす計画だということです。
ニュースを続けます。
三菱東京ＵＦＪ銀行の元行員が逮捕されました。
奈良田寿容疑者は、４人の顧客に、定期預金の解約や金融商品の購入を持ちかけて、書類を記入させたうえで、口座から合わせておよそ１８００万円を勝手に引き出して流用した、業務上横領の疑いが持たれています。
調べに対し、奈良田元行員は、容疑を認めているということです。
警視庁は、同じような手口で、３３人の顧客の預金口座から、合わせて１億１０００万円余りを着服し、遊興費などに充てていたと見て、捜査しています。
気象情報は井田さんです。
こんばんは。
きょうも東京、３０度を超えて、各地で真夏日となりましたが、河野さん、こんなとき恋しくなるのは？
これですか。
海ですか。
海ですね。
きょうは日本海側に面した海水浴場でも、海開きが行われたんです。
笑顔ですね。
楽しそうですね。
兵庫県新温泉町の海水浴場です。
県内で最も早く毎年この時期に海開きをしています。
きょうの兵庫県内は、ほとんどの所でことし一番の暑さとなりまして、５月としては、観測史上最も気温の上がった所もありました。
海はどうですか？
楽しい！
きょうなんか、ちょうどよかったですね。
ねぇ、冷たい水が心地よかったかもしれませんね。
さあ、きょうも７月から８月並みの暑さが続きました。
これはきょうの最高気温ですね。
赤い所が３０度以上です。
西日本を中心に特に高くなりまして、この黒い線は、５月としての１位の記録を更新した所。
ずいぶんあったんですね。
たくさんありますね。
３０度以上の真夏日の日数が、きのうは１５５地点、そしてきょうは２５２地点。
一気に１００か所も？
１００か所くらい増えたんですよね。
観測地点のおよそ４分の１で、真夏日を観測しました。
あすは少し暑さの質が変わってきそうです。
質が変わるんですか？
きょうは乾いた空気でしたけれども、あしたはちょっとムシムシしてきそうですから、やはり体感温度は高いといえそうですね。
熱中症にはお気をつけください。
それでは、天気図で見ていきましょう。
あすは高気圧の中心が東へと移動していく予想です。
ただ、あすも高気圧圏内です。
あすも日ざしが照りつけるでしょう。
ただ、高気圧周辺の湿った空気が入りやすくなりますので、きょうよりも湿度が上がってきそうなんですね。
西日本を中心にきょうよりも雲が広がりやすいですが、気温は高く、ムシムシしそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
九州、沖縄、中国、四国です。
きょうより雲の広がる所が多いでしょう。
朝から夕方は一時雨の所もありそうです。
沖縄は雨で、明け方から朝にかけて激しく降る所もあるでしょう。
気温です。
日中はきょうよりは２度から５度ほど下がる所が多いです。
それでも２８度前後、鳥取は３０度で、真夏日が続くでしょう。
近畿、東海、北陸。
晴れる所が多くなりそうです。
気温です。
日中はきょうと比べて、やや下がる所が多いですが、３０度前後です。
大阪は３１度、真夏日が続くでしょう。
関東甲信越と静岡。
日中、晴れる所が多いでしょう。
夕方以降は山沿いで一時、雨の降る所がありそうです。
日中は３０度近くに上がる所が多いです。
東京は２９度、甲府は３１度で、３日連続の真夏日でしょう。
東北と北海道です。
日中、晴れる見込みです。
気温です。
太平洋側では、きょうより下がる所が多く、仙台はきょうよりも５度ほど下がって、２１度でしょう。
北海道の内陸では、２５度近くに上がります。
旭川は２４度の見込みです。
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
夏場所で初優勝を果たした照ノ富士。
きょう、大関昇進が正式に決まりました。
注目の伝達式の口上は。
伝達式の使者を待つ照ノ富士。
忘れちゃったらどうしよう。
緊張した面持ちで、師匠の伊勢ヶ濱親方と、口上を確認しました。
心技体の充実ということばなんですが、おかみさんと親方と相談して決めたそうなんですね。
本人は自分に合っていると思うと話していましたが、いかがでした？
合ってると思いますけどね。
四字熟語かなと思ってましたんで、あれ？って感じはしましたけどね。
素直な照ノ富士らしいことばでした。
そうそう、ありのままの思いが出てる感じでしたね。
サッカーのアジアチャンピオンズリーグ。
決勝トーナメントの１回戦。
ガンバ大阪は、きのうの柏レイソルに続いて、ベスト８進出を目指しました。
エース、宇佐美。
アウエーの第１戦では２得点と、決定力の高さを見せました。
前半１６分。
その宇佐美のドリブル。
合わせたのはパトリック。
先制点をアシストした宇佐美。
この試合も攻撃をけん引します。
宇佐美はその後も、得意のドリブルから、積極的にゴールを狙いました。
しかし決まりません。
前半終了間際、宇佐美のパスからあべ。
最後はくらたが詰めました。
きょうはエースのゴールはありませんでしたが、ガンバ、７年ぶりのベスト８進出です。
大リーグ、青木宣親選手が好調です。
古巣との対戦。
連日の複数安打で、チームの勝利に貢献しました。
青木は前の日、４安打。
相手の先発には、この試合まで１１打数１安打に抑えられていましたが、３回の第２打席。
このヒットでチャンスを広げ、追加点につなげました。
さらに４回の第３打席。
球速より速く見えるので、しっかり打ちにいったと２本目のヒット。
勢いは止まらず、９回。
代わったピッチャーから、３本目のヒット。
３試合連続の複数安打で、チームの勝利に貢献し、打率もリーグ７位の３割２分まで上がりました。
プロ野球の交流戦です。
セ・リーグ首位のＤｅＮＡは、５試合連続で１回に失点と立ち上がりが課題です。
きょう先発のベテランはどうだったのでしょうか。
４１歳の三浦。
その１回。
いきなりピンチを招き、３番糸井。
変化球をうまく捉えられ、タイムリー２ベース。
この回、さらに１点を奪われ、きょうも追う展開となります。
それでも２連勝中のベテランは、ここから本領を発揮。
丁寧にコースをついて、このあとは得点を許しません。
１点差で７回、先頭のバルディリス。
これが、１２球団すべてから打った記念のホームランとなって、同点に追いつきます。
なおもチャンスで石川。
三浦さんに勝ちをつけたいと、アウトコースをたたきつけました。
ＤｅＮＡ、１回の失点を跳ね返し、逆転勝ちです。
巨人は４連勝で勝ち越しを最多の７に伸ばし、先発は大竹。
１回、西武の秋山でした。
先頭打者ホームラン。
このあと、大竹は制球も定まらず、５回４失点と、役割を果たせません。
攻撃は５回、４０歳の高橋由伸が、ランナー２人を置いて、この当たり。
感触、そして角度がよかったと、芯で捉えて、バックスクリーンに運びました。
高橋の１号３ランで１点差に迫ります。
さらに６回、２アウト３塁１塁で、高橋。
ここで一本が出ませんでした。
巨人は追い上げきれず、連勝が止まりました。
ソフトバンクの先発、中田はおととしまでプレーした中日と初対戦です。
立ち上がり、ランナー３塁のピンチを切り抜けます。
２回、ソフトバンクは２塁３塁のチャンスで、打席にピッチャーの中田。
フルカウントからの９球目。
粘り勝ちの一打は２点タイムリーヒット。
この回、一挙５点を挙げて、リードを広げます。
中田は本職のピッチングもさえました。
古巣を８回の１点だけに抑え、安定していました。
中田は今シーズン初の完投勝ち。
４勝目を挙げました。
首位を守ったＤｅＮＡ、セ・リーグ３０勝、一番乗りです。
ただ、きょうも出場がなかった筒香選手なんですが、右の太ももを日曜に痛めていて、ただ、きょうは治療で楽になってきたと話して、フリーバッティングでは、スタンドに届く打球、次々と放っていました。
交流戦での活躍を待ちたいと思います。
パ・リーグ首位の日本ハムは、セ・リーグ５位のヤクルトとの対戦。
きのうは１７安打で打ち勝った相手に、きょうは機動力を見せました。
日本ハムは２回、同点に追いつき、杉谷。
ノーアウト３塁１塁とチャンスを広げます。
１アウト後、栗山監督が仕掛けます。
１塁ランナーが挟まれる間に、３塁ランナーの淺間がホームへ。
機動力で勝ち越します。
同点の６回１アウト満塁の場面では、代打に大谷を起用。
ダブルプレーは免れ、日本ハムが再びリードを奪います。
阪神の先発、藤浪は、前の登板でプロ初完封。
今夜も最速１５５キロの速球を軸に、１３個の三振を奪い、得点を許しません。
延長に入っても球威は衰えず、１０回を無失点に抑え、打線に託します。
両チーム無得点のまま１１回、２アウトで、ベテラン、福留。
ランナーを１人置いた場面でした。
劇的なサヨナラホームラン。
阪神が今シーズン４回目のサヨナラ勝ちです。
広島は同点の５回、２アウト３塁から、４番新井。
得点圏のランナーはとにかくかえすと、タイムリー。
広島が勝ち越します。
先発、大瀬良は直後の６回。
ランナー２人を背負って、ロッテ、今江との勝負。
２点タイムリー２ベースを打たれて、逆転を許しました。
大瀬良、ふんばりきれません。
８回、１点を追う広島はチャンスに勝負強い代打、小久保。
あと一本が出なかった広島。
終盤はロッテに引き離されて敗れました。
サッカー女子のなでしこジャパン。
女子ワールドカップの初戦まで２週間を切りました。
あすは大会前、最後の実戦、イタリア戦です。
前の試合の守備の連係から一転、あすのテーマは攻撃です。
ワールドカップ１次リーグ、第２戦のカメルーン、第３戦のエクアドルを想定して臨みます。
その鍵を握る１人が阪口選手。
前回大会では、澤選手とのコンビで、世界一に貢献しました。
緩急をつけたパスで、攻撃のリズムを作ります。
さて、きょうは各地で真夏日になったニュースをお伝えしましたが、こちらの暑さは、さらに深刻です。
インドです。
熱波による猛烈な暑さが続き、きのうまでのおよそ２週間で、１２００人以上が、熱中症や脱水症状で亡くなりました。
きょう、首都ニューデリーでは、なんと４６度３分を記録しました。
暑さをしのぐために、多くの人に好まれているのが、日本でもおなじみのこちらのラッシーです。
ヨーグルトで作られるラッシーには、塩分が含まれていて、厳しい夏を乗り切る飲み物として人気です。
2015/05/27(水) 21:00〜22:00
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュースウオッチ９▽きょうも暑かった日本列島▽女子高生・クマノミの秘密を解明[二][字]
▽観光客も暑い・各地で真夏日が続出・東京五輪の暑さ対策を取材▽クマノミの秘密を解明した女子高生・将来の夢は？▽照ノ富士が大関昇進・口上は「さらに上を目指します」
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治，鈴木奈穂子，【スポーツキャスター】佐々木彩，【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース／報道 – 定時・総合
ニュース／報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0＋1/0モード（デュアルモノ）
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
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