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【謎の「油」】3月下旬に集中発生 計画的かつ強い意志

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【謎の「油」】
3月下旬に集中発生 計画的かつ強い意志

 千葉県香取市の香取神宮に油のような液体をまいた疑いが強まったとして、千葉県警が建造物損壊容疑で逮捕状を取った米ニューヨーク在住の医師の男(52)が、千葉、奈良の両県などで同様の犯行が相次いだ3月下旬に国内に滞在していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。県警は男が計画性や強い意志を持ち、国内に滞在していた短期間で千葉から関西を往復、各地でこうした行為を繰り返した可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、男は3月下旬、成田空港に到着。レンタカーを借り、25日には成田山新勝寺(成田市)と香取神宮で油のようなものをまいている姿が防犯カメラに写っていた。

 26日には別のレンタカーで京都府を通過。27、28の両日で東大寺(奈良市)など奈良県内各地で犯行を繰り返したとみられる。男は再び成田に戻り、4月1日ごろ出国。滞在中には鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)や神野寺(千葉県君津市)などでも被害が発生しており、関与が疑われている。

 出国以降、千葉県警は男の再入国を確認していない。男は4月末に米国からフィリピン・マニラに行った際、成田空港を経由する当初の予定を変更。県警は空港で事情聴取しようとしていたが、日本に立ち寄ることで、捜査が自らに及ぶのを警戒したとみている。

 だが、男の出国以降も各地で同様の被害が発生していることから、千葉県警は模倣犯や男に指示された信者による犯行も含まれているとみて、慎重に捜査を進めている。

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