9メディアのめ「工夫がいっぱい!新聞作り」 2015.05.28


地域の人びとを守る。
消防団員の強い思いにふれいざという時自分はどう行動するのか。
自分自身の防災についてもっとしっかりと考えていきたいと思いました
池上さ〜ん!おじゃましま〜す。
あれ?いないな。
あ…。
新聞だ。
たくさんあるな〜。
何紙あるんだろう?おいらっしゃ〜い!泰我君。
あ池上さん。
今朝刊を取ってきたんだ。
え?これのほかにまだ取ってるんですか!?うんそうだよ。
いったい何紙読んでるんですか?毎日。
う〜んと10紙かな?10紙?え〜すごい。
いやなんか新聞って文字が多くて読みづらそうで。
…というように思うでしょ?でもね実は全部の文字を読んでるわけじゃないんだよ。
新聞にはね読み方があってそれがわかれば泰我君だって一つの新聞4〜5分あればすぐに読めるよ。
4〜5分!?そう!じゃあ今日は新聞の読み方を教えてあげよう!オ〜!大きい記事小さい記事いろんな記事がのってるでしょ?で本文い外に大きな文字の見出しそれから写真からなり立っているんだよね。
たとえばこちら。
「東京の桜やっと開花」。
でその桜というのはソメイヨシノ。
そして「やっと」というのは「平年より5日遅く」ということなんだよと。
あ〜!この見出しを見るとだいたいどんなことが書いてあるのかなということがわかるでしょ?うん。
写真を見れば大ぜいの人が花見をしているなといって記事の内容が一目でわかるじゃない。
さらに新聞を作る人はね…だからパ〜ッと新聞をめくっていくときにまず一番右上にどんな記事があるのかなというのを見てこのページで一番大事なニュースはこれなんだっていうことがわかれば4〜5分で新聞を全部とりあえず内容をはあくするということができるんだよ。
なんかそれならぼくにもできそう。
じゃあその新聞って実さいにどうやって作られてるのか。
紙面のせい作現場を見に行ってみよう。
ここは東京都内の新聞社だよ。
へえ〜。
こちらが編集部の保立真克さん。
記事や写真を集め紙面を作り上げるのが仕事です。
おっさっそく記者からかんせいした原こうが送られてきたよ。
記事の内容は…。
東京上野動物園のジャイアントパンダについてです。
赤ちゃんができたかもしれないパンダを見に多くの人がおとずれたというもの。
保立さんは原こうをじっくり読み記事のポイントをさがしていますよ。
保立さんが一番たいせつだと思ったのは「長蛇の列」。
とても長い列ができたというところ。
そしてつけた見出しが…。
「大行列にパンダも仰天!?」。
大ぜいの人にびっくりしたパンダの気持ちを表しました。
なるほど。
おもしろい!この記事で一番伝えたいことはパンダを見るために人が長い列を作ったということ。
保立さん今度はならんだ人の側に立って見出しを考えました。
「一目見たい…人、人、人」。
人を3回重ねることでパンダをなんとしてでも見たいと集まったあふれんばかりの人たちを表現しました。
オ〜!それからねどんな写真を選ぶかも紙面作りには重ようなんだよね。
こうほにあがった写真はこの6まい。
たとえば動物園の門の前で待つ大ぜいの人。
待ち時間が書いてあるかん板。
そしてパンダだけが大きく写っている写真など。
さあどれにするか?そしてさい終てきに選ばれたのはこの1まい。
ほら。
パンダとパンダを見つめる多くの人たちの両方が写ってる写真なんだね。
記事の内容が一目で伝わるでしょ?ホントだ!見出しと写真が決まったらさい後は記事を紙面のどこにおくか決めます。
目立つとこだといいなあ!そうだねえ。
でもねこの日この面にのせる予定の記事は20本もあったんだ。
20本!?重ような記事からじゅん番をつけてどこにどんな大きさでおくかを決めていくんだよね。
一番重ような地しん対さくについての記事は右上におきました。
読者に人気のパンダの記事は2番目左どなりにおくことにしました。
そして出来上がった紙面がこちら。
オ〜!見出しや写真をうまく使って記事の内容がわかりやすく伝わる紙面になったんだね。
一つの記事にこれだけのろう力が使われてると思ったらすごいなと思って。
そうだよね。
限られた紙面にかんけつでわかりやすく伝えるという作り手の工夫が見られるでしょ?新聞読むときにどんな工夫がされてこんなにわかりやすくなってるのかなとそういう思いで新聞を読むとよりいっそうおもしろく読めるんだよね。
うん!用意したのは2つの新聞。
これねいずれも春のせんばつ高校野球のおんなじし合のけっかを伝えている新聞なんだよね。
し合は7対2で近江高校が勝ったんだよね。
その同じ出来事を2つの新聞記事はどう伝えているのか見出しと写真で比べてみようね。
まず近江高校の地元の新聞。
見出しを見ると「近江猛襲14安打」。
「猛襲」っていうのははげしくおそいかかってヒットが14本出たとこういう見出しなんだけどどんないんしょうかな?めちゃくちゃ打ったぞみたいな。
そうだよね。
強いなって感じが出てくるでしょ?そして選んだ写真はこちら。
勝はいを分けた4回のこうげきなんだよね。
4番のキャプテンがリードを広げたヒットのしゅんかんの写真。
どうだろう?カキ〜ンって音が聞こえてきそうな迫力のある写真。
そうだよね!だから全体としては近江高校打って打って大りょう安打で勝ったということが伝わってくるよね。
一方こちらは負けた高崎高校の地元の新聞の記事なんだけど「気迫プレー全開」ってあるでしょ?どんないんしょうかな?いやなんかさい後まであきらめずにがんばったよみたいなのが。
だよね!そう。
こちらもね同じく勝はいを分けた4回のときの写真なんだけどピンチをむかえてマウンドにいるピッチャーをみんなで取りかこんでる写真だよね。
ほらえ顔も見える。
はげまし合ってるみたいな。
そうだよね。
ピンチかもしれないけどみんなでがんばろうやっていうホントにチームワークよくがんばったんだなってそういう温かい気持ちが伝わってくるでしょ?うん。
でもなぜおんなじ出来事を伝えているのにこうも記事が違うの?あ〜!いいところに気がついたよね。
これさそれぞれの高校の地元の新聞でしょ?ということはこれを読んでる読者というのはそれぞれの高校をおうえんしている人たちが多いよね。
読み手を意しきして勝ち負けだけじゃなくて地元のせん手がどれだけがんばったのかな。
近江で言えばこんなふうにして勝ったんだよ。
高崎にするといや負けちゃったけどでもこんなにがんばったんだよと。
なるほどね。
泰我君。
ビッグニュースだよ。
なんですか?泰我君の大すきなおわらいげい人の安保泰義さんがおわらい大しょうを受しょうしたってさ。
え!?なんですって!?あの安保泰義さんが?そう。
さっそく取ざいに行ってきます。
新聞作ります!あ〜…。
こういうときは行動が速いよね。
さあじゃあ帰ってくるまで新聞でも読むか。

(テーマ音楽)2015/05/28(木) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
メディアのめ「工夫がいっぱい!新聞作り」[解][字]

今回とりあげるメディアは「新聞」。新聞社の紙面作りの現場を取材。「見出し」や「写真」「配置」など新聞の紙面には、読みやすくするための工夫がちりばめられていた!

詳細情報
番組内容
難しそうに思える新聞。しかし「新聞の読み解き方」が分かると、簡単にだいたいの内容を把握できる。今回は、新聞社の紙面作りの現場を取材。新聞社の編集のプロが、どのように「見出し」や「写真」「配置」などに工夫を凝らし、紙面を作り上げていくのか。また、春の選抜高校野球の1つの試合結果を、それぞれの高校の地元2紙が、どのように取り上げるかを比べることで、同じ出来事でも、紙面が異なってくることを実感する。
出演者
【ゲスト】東京新聞首都圏編集部…保立真克,【出演】池上彰,安保泰我

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – コンピュータ・TVゲーム

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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