ひるおび! 2015.05.28


FIFAの副会長らが逮捕された汚職事件でアメリカの司法当局が記者会見を行い、幹部らはW杯の招致などをめぐり20年以上にわたって巨額の賄賂を受け取っていた疑いがあることを明らかにした。
リンチ長官、姿を現しました。
FIFAの疑惑をめぐりアメリカの司法当局のツートップが記者会見ということで、世界中から多くのメディアが集まっています。
アメリカのリンチ司法長官はFBIのコメイ長官らとともに自ら記者会見を行い、不正は20年以上前の1991年から現在まで繰り返し行われていたと非難した。
司法当局によると、贈収賄などの罪で起訴されたのは、ジェフリー・ウェブ副会長ら合わせて14人で、賄賂の総額は渡される予定だったものも含め1億5000万ドル、186億円に上る。
賄賂はW杯の開催地を決める投票や大会の放映、スポンサーの権利の取得などに絡み、スポーツのマーケティング会社から仲介者を通して贈られたとのこと。
公表された200ページ以上にわたる捜査資料にはスポンサー企業として複数の日本企業の名前も挙げられ数千万ドルの金が支払われたことが指摘されている。
この容疑に関して、北中米カリブ海サッカー連盟が重要な役割を果たしていたと見ていてフロリダ州の本部が家宅捜索された。
司法当局はまた、スイスで逮捕された7人について今後アメリカへ身柄の引き渡しを求める方針。
FIFAの金権体質にレッドカードを突きつけたアメリカの司法当局は腐敗一掃まで捜査は続けるとしていて今後、世界中を巻き込んだ捜査が展開される見通し。
一方、疑惑の渦中にあるFIFAのジャック・ワーナー元副会長は自らの不正を否定している。
今回起訴された14人のうちの1人、中米トリニダード・トバゴ出身のワーナー元副会長について、アメリカの司法省は2010年のW杯招致の際、ワーナー元副会長が1000万ドル、およそ12億円の賄賂を南アフリカ政府に要求したと明らかにしている。
ワーナー元副会長は、合わせて12の不正で起訴されているがすべての不正を否定した。
ワーナー氏は既にトリニダード・トバゴの裁判所に出頭し逮捕されたが、40万ドルを払い保釈されている。
FIFAに捜査のメスが入ったことは、様々な方面に波紋を広げている。
2018年にW杯の開催地になっているロシア外務省は27日、アメリカの法律が国外に適用された明らかな事実を注視しているとのコメントを出しアメリカを批判した。
インタファクス通信は、ロシアの国家反汚職委員会のカバノフ委員長が今回の逮捕は2018年のロシア大会を妨害するためかもしれないと述べたことを伝えた。
一方、元アルゼンチン代表のマラドーナ氏は地元のラジオ局に対しこれまでも指摘してきたFIFA内の不正を今回、FBIが証明してくれたなどと評価したとのこと。
去年、W杯が開催されたブラジルの元代表選手で現在、上院議員のロマーリオ氏も、海外での自衛隊の活動を拡大する新たな安全保障法制をめぐり国会では今日も特別委員会の審議が行われている。
国会記者会館から中継。
安倍総理大臣は自衛隊を海外に派遣する前提として外交努力を尽くすなどの3つの要件を示し専守防衛の方針は変わらないと強調しました。
安倍総理はこの法律が成立しても実際に自衛隊を派遣するかどうかは慎重な上にも慎重な政策判断があると述べて日本の主体的な判断のもと自衛隊にふさわしい役割を果たす、その前提として、外交努力を尽くすことを重視して判断を下す考えを示した。
また、民主党の後藤議員は集団的自衛権を行使して中東のホルムズ海峡での機雷掃海活動を行うことを認める状況が明確ではないと追及した。
これに対し、中谷防衛大臣は個々の事態に応じて具体的な状況は変わるなどと答弁したが、後藤氏は納得せず、審議が一時、中断する場面もあった。
安倍総理は石油を求めて戦争をするなんていうことは全くない、我が国に運ぼうとするタンカーを守るために機雷を排除するということだと述べあくまでも受動的な形で集団的自衛権を行使するものだという考えを改めて示した。
大阪府豊中市で昨日、33歳の女性が同じマンションに住む男に刃物で切りつけられ、死亡した事件で、男が、女性の子どもが玄関のドアをたたくので数日前に文句を言ったなどと供述していることがわかった。
殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された大阪府豊中市の無職、上原亮宏容疑者は昨日、マンションの同じ階に住む滝畠裕美さんとエレベーターで乗り合わせ、降りたところで突然、刃物で切りつけたとのこと。
当時、一緒にいた1歳の長男は無事だったが、滝畠さんは左首や腹などを切られ死亡した。
取り調べに対し上原容疑者は滝畠さんの子どもが玄関のドアをたたくので数日前に文句を言いに行ったなどと供述する一方ストーカーをされ、カメラで監視されていたと、意味不明なことを話していて、警察は刑事責任能力の有無についても慎重に調べている。
円安・株高の流れが加速している。
東京市場では日経平均株価の上昇が続き、今日も値上がりで取引を終えればおよそ27年ぶりに10営業日連続の上昇となる。
東京証券取引所から中継。
異常とも言える強さだ、ある市場関係者は東京市場の株価について、こう表現しました。
今朝の東京株式市場は値上がりして始まり上げ幅は一時150円を超えた。
昨日に続いて、およそ15年1カ月ぶりの高値水準となっている。
午前の日経平均株価は136円の上昇で、東証一部の時価総額も一時、600兆円を超えた。
今日も値上がりのまま取引を終えれば1988年以来、実におよそ27年ぶりに10営業日連続での上昇となる。
背景にあるのは、急激な円安。
前日のニューヨーク市場ではアメリカの経済指標が好調な数字となっているため、円を売ってドルを買う動きが続き、円相場は一時1ドル=124円台前半と7年11カ月ぶりの円安ドル高水準となった。
東京市場でも1ドル=123円台後半で推移していて株価を押し上げる要因となっている。
ただ、市場関係者からは、1ドル=125円の水準も確実に視野に入っているが、とにかく円安・株高のペースが速過ぎる、急激な変動は副作用を伴うという見方も出始めていて市場の過熱感を警戒する声は徐々に高まっている。
三菱東京UFJ銀行の元支店長代理の男が顧客の預金から1900万円を着服していた事件で顧客が現金を受け取ったとする書類のサインを男が偽造していたことがJNNの取材で新たにわかった。
この事件は三菱東京UFJ銀行の元支店長代理、奈良田寿容疑者が2011年からおととしにかけて国債などの購入名目で4人の顧客の口座からおよそ1900万円を不正に引き出し、着服したとして逮捕されたもの。
その後の取材で、奈良田容疑者は口座から現金を引き出す出金伝票とその金で国債などを購入する購入申込書の2種類の書類を顧客から預かっていたが、銀行側には出金伝票だけを提出し購入申込書は提出せず、引き出した現金をそのまま着服していたことが新たにわかった。
さらに、現金を顧客に渡したと装うため、受取証の顧客のサインを自分で書いて偽造し、銀行に提出していたとのこと。
奈良田容疑者はこの女性の筆跡をまねて受取証を偽造したと見られている。
警視庁は、奈良田容疑者が2002年から同じような手口で33人の顧客から合わせて1億1000万円以上を着服していたと見て詳しく調べている。
札幌市のマンションで娘を殺害したとして64歳の母親が逮捕された事件で犯行の時間帯に警察官がマンションを訪れていたが、母親が居留守を使ったため引き返していたことがわかった。
札幌市西区の佐藤和子容疑者は、昨日夕方、自宅マンションで娘の由紀子さんの首を刃物で刺し、殺害した疑いで今朝、逮捕された。
重度の知的障害がある由紀子さんは入所施設から16日に一時帰宅していた。
しかし、予定どおり戻らないため施設から相談を受けた警察が昨日午前11時頃自宅を訪れたが、呼び鈴に反応がなく引き返したとのこと。
和子容疑者は、警察官を施設の人だと思って出たくなかった、訪問があった頃に殺害したと話しているとのこと。
警察は直後の時間帯に殺害されたと見て調べている。
発電事業をめぐる架空取引事件で昨日、東京地検特捜部に逮捕された発電会社の社長が実際には送電できない発電施設について電力供給が可能とする嘘の申請をして国の補助金を受けた疑いがあることが新たにわかった。
発電会社テクノ・ラボの社長、岡登和得容疑者は国に虚偽の発電実績を報告し、補助金5億円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕された。
テクノ・ラボは茨城県内に発電施設を設置していたが関係者によると、この施設は電力会社の送電網に接続できない状態で、契約も締結されていなかったため実際には送電できない状況だったことがわかった。
発電事業をめぐっては、ジャスダック上場の石山ゲートウェイホールディングスの元社長らが事業に共同参画し売上が増加するとの嘘の業績予想を発表した疑いで逮捕されていて特捜部は今後、両社の間での資金の流れなどについて実態解明を進める方針。
去年2月、大雪の中、東急東横線で起きた電車の追突事故について、運輸安全委員会は、積雪と車両の油などが混ざり合い追突した電車のブレーキ性能が低下していた可能性があるとする報告書をまとめた。
この事故は首都圏に大雪が降った去年2月、川崎市の東急東横線・元住吉駅に停車していた電車に後続の電車が追突したもので、乗客72人がケガをした。
事故当時、雪はレールの高さほどにまで積もっていて運輸安全委員会は、車輪に巻き込まれた雪が油やちりなどと混ざって液体状になり車輪とブレーキの間に入り込み続けたため、ブレーキ性能が低下した可能性があると指摘した。
運輸安全委員会は、ブレーキ装置に付着するちりを定期的に除去することなどを求めている。
クロマグロが大量死した後、展示の再開を目指している都立葛西臨海水族園で、昨日までの5日間に今月22日に追加されたクロマグロと同じサバ科のスマ29匹のうち11匹が死んでいたことがわかった。
水族園によると、解剖の結果、背骨や頭蓋骨が折れていてビデオカメラには、水槽に衝突する様子が映っていたとのこと。
現在のところ、今後もスマの飼育・観察を慎重に続けながら6月中にクロマグロを水槽に追加する予定は変わらないとのこと。
猫を水に沈めて殺したとして北海道室蘭市の女が動物愛護法違反の疑いで逮捕された。
逮捕された岡田秀代容疑者は先月末、飼っていた猫が産んだ子猫をバケツに入れ上から蓋をして殺した疑いが持たれている。
岡田容疑者は、飼っていた猫を放し飼いにし、出産するたびに子猫を殺して埋めていたと見られ10年間で100匹くらい殺した、処分に金がかかるので、困ってやったなどと容疑を認めているとのこと。
先月、大阪府堺市の住宅で89歳の女性が胸などを刺されて殺害された事件で、警察は隣に住む86歳の男を逮捕しました。
男は事件直後に焼身自殺を図り、治療を受けていました。
殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは堺市東区の無職、松田義清容疑者です。
松田容疑者は先月13日、隣の家に住む木村千壽子さんの胸などを包丁で刺して殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、松田容疑者は事件直後に自分の体に火をつけるなどして自殺を図り、病院で治療を受けていました。
取り調べに対して松田容疑者は容疑を認め、「私の家が揺らされたり、叩かれたりされて耳鳴りがひどくて、腹が立っていて殺した」などと供述しているということで、警察は騒音をめぐるトラブルがあったかどうか調べています。
きのう、滋賀県多賀町で女性を襲って重傷を負わせたクマは、先週、三重県が捕獲し、放獣したツキノワグマの可能性があることがわかりました。
きのう午前4時半ごろ、多賀町に住む女性が自宅前でクマに襲われ、右頬を骨折するなどの重傷を負いました。
その後、三重県が今月17日にいなべ市内で捕獲したツキノワグマを、多賀町の山に放獣していたことがわかりました。
このクマが女性を襲ったクマと同一かはわかりませんが、放獣の際、三重県は滋賀県側に連絡していなかったということです。
クマには発信機が取り付けられていて、けさから滋賀・三重両県の職員らが山に入って探すと共に捕獲用のオリを設置しています。
先月、大阪市西成区で起きた立てこもり事件で逮捕された男が数十件の空き巣に関与している疑いがあることが警察への取材でわかりました。
犯行の手口から、男は捜査員から「浪速のムササビ男」と呼ばれていました。
住居不定・無職の泉谷哲平被告は先月、大阪市西成区のマンションの一室に侵入し、12時間半にわたって立てこもったとして逮捕されました。
警察のその後の調べで、泉谷被告は「浪速区や西成区のマンションなどで数十件の盗みをした」と供述したということで、先月17日、窃盗容疑で再逮捕されました。
泉谷被告は外壁の雨どいをよじ登って高層マンションへの侵入を繰り返していたということで、捜査員から「浪速のムササビ男」と呼ばれていました。
和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手禁止を決めたJAZA=日本動物園水族館協会の総会が、けさから兵庫県姫路市で開かれています。
決定に反発して脱退を表明する水族館が出る可能性があります。
総会にはJAZAの会員である全国の動物園や水族館の担当者が出席しています。
JAZAは今月20日、上部の国際組織から問題視された太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止しました。
しかし、一部の水族館は「イルカの繁殖は難しく、このままではイルカショーを維持できない」などとして、総会で脱退を表明する可能性も示しています。
総会は非公開で、午前中にイルカ問題についても話し合われるとみられます。
2015/05/28(木) 11:30〜11:55
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