日本中が沸いた去年のサッカーW杯。
開催国ブラジルも大盛り上がり。
試合を放映する権利がないはずの北朝鮮までも。
あちらの大型スクリーンでW杯の試合を放送しています。
世界中を熱狂させるサッカーW杯。
その主催者のFIFAの金権体質に捜査のメスが入った。
スイス・チューリッヒで27日早朝連行されるFIFAの幹部。
スイスの司法当局がFIFAのジェフリー・ウェブ副会長ら7人を逮捕した。
その後、この7人を含む14人についてアメリカの司法当局が起訴したことを発表した。
その罪は贈収賄など。
W杯の開催地を決める投票や大会の放映、スポンサーの権利取得などに絡みスポーツのマーケティング会社から仲介者を通してFIFAの幹部らに賄賂が贈られたとされる。
不正は20年以上前から繰り返され、賄賂の総額は渡される予定だったものも含め1億5000万ドル、186億円にも上ると言う。
209の国と地域が加盟するFIFA。
その運営を担う理事会の25人のメンバーはW杯の開催地の決定などで大きな権限を持っている。
見てください、この観客席の物すごい人たち。
今、伝統的なラッパ、ブブゼラの音が鳴り響いています。
アフリカ大陸で初の開催となった2010年の大会。
大会の招致で南アフリカ政府に1000万ドル、およそ12億円の賄賂を要求したとされるのがFIFAのジャック・ワーナー元副会長。
2018年のロシア、2022年のカタールでの開催をめぐっても招致に不正があった疑いがあり、捜査が進められている。
世界的に有名な元代表選手などからは、捜査を支持する声も。
2022年大会の開催国に立候補していた日本。
FIFAはカタールで行う方針に変わりはないとしているが、捜査の展開次第では再検討される可能性もあると言う。
私たちが熱狂したあのW杯の裏で186億円の賄賂が飛び交っていました。
この事件、それにしても不思議なのはなぜアメリカのFBIが世界規模の捜査に乗り出したのかという点ですよね。
こちらご覧ください。
FIFAの内部にFBIのスパイがいたと報じられているんです。
正式にはインフォーマンと言うんですけれども、元理事のチャック・ブレイザーです。
横領疑惑をかけられていた札付きの悪者なんです。
FBIは4年前にブレイザーの脱税疑惑をつかんで、逮捕されたくなかったら捜査に協力しろと脅したわけです。
FBIがよく使う独特の手法なんです。
ブレイザーは同意して、このようにキーホルダーに埋め込んだ隠しマイクを使ってFIFAの首脳部の会話を録音して、今回の汚職の証拠を集めたということなんです。
逮捕をちらつかせていわばスパイにするというある種、映画のような捜査手法をとらないと解明できなかった汚職体質というか、それほど深く長い闇があったと考えるべきなんでしょうね。
大阪府豊中市で33歳の女性が同じマンションに住む男に刃物で刺され死亡した事件で女性の首の左などに10カ所以上の刺し傷があることがわかりました。
女性は妊娠3カ月目だったということです。
事件が起きたのは昨日午後2時頃。
大阪府豊中市のマンションに住む滝畠裕美さんは1歳の長男と一緒に自分の部屋の階でエレベーターを降りた。
すると突然、乗り合わせていた男に刃物で切りつけられ、滝畠さんは搬送先の病院で死亡した。
殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのは同じ階に住む無職の上原亮宏容疑者だった。
昨日のまさにこの時間帯に事件は起きました。
駅の目の前で人通りは多く、現場は騒然としていたということです。
警察によると、滝畠さんの左首や腹などに10カ所以上の刺し傷があった。
親族によると、滝畠さんは妊娠3カ月目に入ったところだったとのこと。
警察が現場に着いたとき、血を流して倒れていた滝畠さんのそばでは1歳の長男が泣きじゃくっていたと言う。
滝畠さんの夫の両親は無念さが抑え切れないと話す。
取り調べに対し、上原容疑者は、滝畠さんの子どもが玄関のドアをたたくので数日前に文句を言いに行ったなどと供述する一方、ストーカーをされ、カメラで監視されていたと意味不明なことを話していて、警察は刑事責任能力の有無についても慎重に調べている。
次は北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記。
今度はやらせ疑惑が発覚です。
こちらの写真、潜水艦からの弾道ミサイル発射実験を視察したときのものなんです。
昨日、このときの動画が公開されたんですけれども、アメリカのミサイルの映像を盗用したものだったことがわかりました。
実験成功は嘘だったのかもしれません。
自らSLBMの発射命令を下し、実験を見守った北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記。
北朝鮮は今月9日付の「労働新聞」でSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表した。
ただ一部の専門家からは、合成写真ではないかなどと実験の成功を疑う声が上がっていた。
この疑惑を否定するためか、北朝鮮は昨日、発射実験の動画を公開し、成功を強くアピールした。
ところが…韓国のメディアは、北朝鮮がユーチューブに投稿されていたアメリカのSLBMトライデントの映像を盗用し、編集した疑いが強いと一斉に報じた。
左が北朝鮮が公開した映像で右がアメリカのSLBMの映像だが、ミサイル先端部の形状がよく似ている。
またミサイルが海上へと向かっていく様子も泡の立ち方もそっくり。
韓国の専門家は、キム第一書記が目に見える成果を示すよう急がせたあまりに実務者が映像を盗用したのではないかと分析している。
悪質な自転車の運転者に安全講習が義務づけられる法律の施行が来月1日に迫っていますが、都内で自転車運転中の死亡事故が最悪のペースで急増している。
死亡した人の半数近くが法令違反の運転をしていたことがわかりました。
信号のないT字路。
車が左折しようとしたとき自転車が出会い頭に衝突。
男子高校生がボンネットにたたきつけられる。
こちらは車が交差点に入ろうとすると、いきなり右から自転車が。
危ない!信号が青に変わり、車が動き出したその瞬間、信号無視の自転車が突っ込んできた。
一向になくならない悪質な自転車の運転。
都内では今年に入り、自転車による死亡事故が急増している。
この歩道から赤信号を無視して横断しようとした自転車がこちらから来たトラックに衝突しました。
今年2月8日、葛飾区柴又の交差点で横断しようとした自転車に乗った78歳の女性がトラックに衝突する事故があった。
女性は赤信号を無視して横断する途中で、その後、死亡した。
今年1月には、杉並区の道路で酒に酔って自転車に乗っていた29歳の男性会社員が横断歩道のない道路を斜め横断しようとしてオートバイに衝突。
運転していた36歳の男性が死亡した。
警視庁によると、この事故を含め都内で自転車による事故で今年4月までに既に15人が死亡。
2010年以降で最悪のペースだとのこと。
その死亡事故の半数近くで自転車を運転していた人の法令違反があったことがわかった。
こうした悪質な自転車の運転を取り締まるための改正道路交通法が来月1日から施行される。
3年以内に2回以上違反をした14歳以上の運転者は、5700円を払って3時間の安全講習を受けることを義務づけられ、従わないと5万円の罰金が科せられる。
どのような行為が違反となるのか。
東京・荒川の河川敷。
歩行者が歩く横をたくさん自転車が行き交う。
この男性は今年1月、ジョギング中に自転車に乗った3人組の高校生にぶつけられ1カ月のケガをした。
前方不注意、このケースは安全運転義務違反となる。
福岡県の歩道を走る自転車が歩行者を追い抜き、車道に、危うく衝突。
自転車は歩道では徐行しなければならず歩行者を追い抜いていくと、歩行者専用道路での徐行違反に当たる。
来月1日からは、これを含め14の危険行為が取り締まりの対象になる。
警察庁は自転車による重大な事故を食い止めたいとしている。
海外での自衛隊の活動を拡大する新しい安全保障法制をめぐる特別委員会の審議。
2日目の今日は安倍総理大臣ら政府側の答弁ぶりをめぐって冒頭から大荒れの展開になりました。
今日の審議は、委員長の異例の一言から始まった。
昨日の安倍総理の答弁について、民主党が聞かれてもいないことに長々と答えると抗議したため。
そして中谷防衛大臣も…昨日の質疑で武力行使と武器の使用の違いがわからないと議論ができないなどと突っぱねたことに野党側が猛反発し、陳謝に追い込まれた。
野党側は今日も中谷大臣を追及する。
連呼するのは民主党の辻元議員。
辻元議員といえば…14年前、当時の小泉総理に執ように答弁を迫った姿が今でも印象的だが…今日は中谷大臣の代わりに答弁に立とうとする安倍総理を制止する。
そして午後の審議でいら立ちはピークに。
安倍総理が答弁席からヤジを飛ばし、審議がストップ。
こうした安倍総理の姿勢を民主党は強く批判する。
菅官房長官は丁寧に説明すれば時間もかかると総理を擁護するが、今日の審議では、重要な法案の中身よりも平穏な朝の住宅街が一時騒然となりました。
住宅街を駆け回る1匹の大きな犬。
近所の住民のスマートフォンが必死に逃げる警察官の後を執ように追い回す犬の姿をとらえていた。
今日午前8時40分頃、名古屋市守山区城土町で、飼われていたドーベルマンが人に次々とかみついた。
守山警察署によると、ドーベルマンは、ゴミ収集をしていた名古屋市職員の48歳の男性と委託会社の30歳の男性、それに近所に住む78歳の女性と29歳の男性に次々にかみついた。
4人とも軽いケガだとのことだが、現場は一時騒然とした。
かみついたドーベルマンはおよそ1時間後、通報で駆けつけた動物愛護センターの職員に捕獲された。
このドーベルマン、近所の70代の男性が飼っているオスとメス2匹のうちの1匹で、4歳のオスと見られる。
飼い主の男性が門を開けた隙にドーベルマンは2匹とも外に出たがメスの方は家に戻った。
飼い主の男性は逃げたオスを捕まえようとして転んで足を骨折したとのこと。
警察は飼い主から話を聞くなどして犬の管理体制に問題がなかったかどうか詳しく調べている。
午後5時前、大阪府門真市の診療所で40代くらいの男が突然刃物を振り回し受付にいた50代の女性に切りつけた。
女性に意識はあり、命に別状はないとのこと。
男は小太りで身長165cmくらい、白髪まじりで灰色のカッターシャツにベージュのズボンをはいていたとのこと。
女性を襲ったクマをめぐって三重県が謝罪、県同士のトラブルになりました。
オリに捕獲された1頭のクマ。
このクマをめぐって三重県と隣の滋賀県の間で騒動が。
三重県との県境にある滋賀県多賀町。
昨日、88歳の女性が自宅前の地蔵を拝んでいたところ突然クマに顔を引っかかれ、大ケガをした。
クマはそのまま逃走、まだ見つかっていない。
この町ではクマの目撃情報がほとんどなかった。
一体、どこからやってきたのか。
謎を解くカギは11日前…ツキノワグマはイノシシの捕獲用のオリに入っていました。
体長1.4m、体重およそ100kgのオスのツキノワグマ。
今月17日に多賀町と県境で挟まれた三重県いなべ市で捕獲された。
ところが三重県がこのクマを滋賀県に相談しないまま県境を越えた多賀町に放したことがわかった。
三重県は今日、滋賀県に謝罪。
滋賀県はこのクマが女性を襲った可能性があるとして速やかに捕獲するよう求めた。
なぜ三重県は滋賀県内にクマを放したのか。
希少な野生動物に指定されているツキノワグマ。
三重県のマニュアルでは捕獲したら発信機をつけて山奥に放すと記しているだけで場所を県内に限っていなかった。
さらに県外に放す際、事前に連絡するなどの連絡体制も義務づけられていなかった。
滋賀県側はパトロールをして2015/05/28(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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