おはようございます。
7時になりました。
いわゆるマイナンバー制度の運用開始に伴って配付される個人番号カード。
政府は、この個人番号カードを利用して、診察結果や処方薬といった医療情報などを一元的に管理する新たな仕組みを、2020年までに導入する方針を固めました。
日本に住む一人一人に番号を割りふる共通番号制度、いわゆるマイナンバー制度の来年1月からの運用開始に伴って、申請を行った人に対しては、ICチップが搭載された個人番号カードが交付されることになっています。
こうした中で政府は、個人番号カードを利用して、診察結果や処方薬といった、医療情報などを一元的に管理する新たな仕組みを導入する方針を固めました。
この仕組みの導入で、政府は医療や介護サービスの質や患者の利便性を向上させるとともに、関連産業の活性化を図りたいとしていて、安倍総理大臣は、きょう開かれる産業競争力会議の課題別会合で、来年から2020年までの5年間を、集中取組期間と定め、新たな仕組みの導入に向けた準備を進めるよう、関係閣僚に指示することにしています。
また安倍総理大臣は、集中取組期間に、個人番号カードを健康保険証としても使えるようにするとともに、大規模な病院における電子カルテの普及率を90%まで引き上げる目標も示すことにしています。
続いて、FIFA・国際サッカー連盟を巡る事件についてです。
こちらは、FIFAを巡る事件で、アメリカの司法当局が公表した起訴状です。
スポーツ関連会社から賄賂を受け取った罪などで起訴された副会長2人を含む、関係者の起訴内容について、びっしりと書かれています。
全部で161ページあります。
今、この起訴状をきっかけに、世界のサッカー界が揺れています。
会長選挙やワールドカップの招致などを巡っても、次々と疑惑が浮上。
こうした中、スイスではFIFAの総会が開かれました。
チューリヒから中継です。
チューリヒにあるFIFAの総会の会場の前です。
事件を巡って批判が高まる中、開催を延期すべきだという声も上がりましたけれども、FIFAは予定どおり、総会を始めました。
総会は2日間の日程で、29日には会長選挙が行われます。
会長選挙には、現職のブラッター氏も立候補しています。
そのブラッター会長。
今回の事件の発覚後初めて公の場に姿を現し、スピーチを行いました。
硬い表情で、事件について自分には責任がないと釈明するとともに、このまま続投して、信頼回復に取り組みたいという意欲を示しました。
FIFAを巡る事件。
アメリカの司法当局から起訴された3人について、アルゼンチンの政府が捜査を始めました。
アメリカの司法当局は、アメリカとアルゼンチンのスポーツ関連企業の幹部ら5人を、賄賂を贈るなどとして、組織的不正の罪で起訴しています。
アルゼンチンのフェルナンデス官房長官は、28日、起訴された3人のアルゼンチン人について、捜査を始めたことを明らかにしました。
3人は、アルゼンチンにあるスポーツ関連企業の幹部として、サッカー協会の関係者らに、合わせて4000万ドル、日本円にしておよそ50億円の賄賂を贈ったとされています。
FIFAの不正疑惑を巡る摘発は広がりを見せています。
ワールドカップを巡り、なぜ巨額の金が動くのか。
2002年のワールドカップ日韓大会の招致に関わるなど、FIFAに詳しい広瀬一郎さんは、次のように指摘しています。
世界各地からは、怒りの声が。
FIFAの傘下にある、UEFA・ヨーロッパサッカー連盟のプラティニ会長は、FIFAの総会を前に記者会見しました。
その上で、事件を受けてFIFAのブラッター会長に、直接辞任を求めたことを明らかにしました。
しかし、プラティニ氏によりますと、ブラッター会長は、総会が始まろうとしている今となっては、遅すぎると述べたということです。
FIFAの総会では、会長選挙が29日に予定されています。
チューリヒの竹田記者に聞きます。
疑惑が噴き出したFIFAですが、総会のあと、どうなるんでしょうか。
喫緊の課題であるFIFAの信頼回復に取り組むにあたっては、まずその先頭に立つ会長を選ばなくてはなりません。
今回の会長選挙なんですが、現職で5期目を目指すブラッター氏に、改革を掲げるヨルダンの王子のアリ氏が挑む構図になっています。
アジアやアフリカのサッカー連盟は、今回の事件の発覚後も引き続き、ブラッター氏を支持する考えを示しているんですけれども、ヨーロッパサッカー連盟などは、改革を掲げるアリ氏を支持しています。
現時点では、ブラッター氏の優勢が伝えられていますけれども、仮にブラッター氏が当選した場合、これまで4期務める中で、この腐敗の体質を変えられなかったブラッター氏が、これからどれだけ改革を進めることができるのか、疑問視する声も上がりそうです。
アメリカやスイスの司法当局の捜査は今後どう進むんでしょうか。
まず、アメリカの司法当局ですけれども、起訴した14人の身柄を、アメリカに移すことに力を注いでいます。
ここチューリヒでは、副会長を含むFIFAの関係者7人が逮捕されましたが、アメリカ政府は、身柄の引き渡しに向けた手続きを急いでいます。
さらにアルゼンチンに対しても、起訴したスポーツ関連企業の幹部3人について、身柄の引き渡しを求めました。
起訴した14人を、アメリカ国内で直接取り調べ、事件の全容解明につなげたい考えです。
それからこちら、スイスの司法当局ですが、ワールドカップの2018年ロシア大会と、2022年のカタール大会の開催地の選定を巡る疑惑で、関係者の事情聴取を始めたと伝えられています。
アメリカの司法長官が述べていましたけれども、これで事件は終わりではなく、あくまで始まりで、事件の摘発は各国に広がりつつあります。
北朝鮮が拉致被害者などの調査を約束した、日朝政府間合意の発表からきょうで1年になります。
進展がない中、拉致被害者の家族たちは、調査結果を待つ緊張感と、常に隣り合わせの日々を過ごしています。
拉致被害者、横田めぐみさんの父、滋さんと、母、早紀江さんです。
拉致から30年以上。
いまだに日常は戻っていません。
ことし3月、東京で開かれたキリスト教の集まりには、帰国を祈る早紀江さんの姿がありました。
被害者の帰国実現には世論の支援が欠かせないと、2人はこれまでに1400回を超える講演を重ねてきました。
しかし、滋さんは82歳、早紀江さんは79歳。
娘を抱きしめるまで倒れるわけにはいかないという覚悟から、去年は初めて、2か月間活動を休止し、静養に充てました。
北朝鮮が拉致被害者などの調査を約束した、日朝政府間合意の発表からきょうで1年。
帰国につながる進展はありません。
拉致被害者の帰国は実現するのか。
北朝鮮は、朝鮮総連・在日本朝鮮人総連合会の議長の自宅が、日本の警察によって捜索されたことに反発を強めています。
ただ、合意を破棄する考えは示していません。
日本の反応を見ながら、今後の出方を慎重に検討しているものと見られます。
これに対し日本政府は、北京の大使館ルートを通じて、北朝鮮側と接触するなど、速やかに調査結果を通報するよう求めてきました。
政府は、北朝鮮の調査開始から1年となることし夏までには、調査結果を通報するよう、引き続き粘り強く求めていくことにしていて、北朝鮮側の出方しだいでは、去年7月に一部解除した日本独自の制裁を再び科すことも視野に、対応を検討する方針です。
女性漫才コンビ、今いくよ・くるよとして活躍した今いくよさん。
胃がんのため、きのう、亡くなりました。
67歳でした。
今いくよさん、本名・里谷正子さんは、京都市出身で、昭和45年、高校の同級生だった今くるよさんと共に、女性漫才師の今喜多代さんに弟子入りしました。
そして昭和48年、女性漫才コンビ、今いくよ・くるよを結成しました。
私はね、恋多き乙女でした。
そうです。
これでも恋多き太めです。
太めってね。
そうでしたわ。
それまで男性が中心だった漫才の世界で、体を張ったギャグや軽妙な掛け合いが人気を集め、一世をふうび。
昭和59年の上方漫才大賞の大賞など、多くの賞を受賞し、長年にわたって幅広い人気を集めてきました。
いくよさんは胃がんの治療のため、去年9月から休業し、その後、復帰して、今月11日まで舞台に立っていましたが、再び体調を崩し、きのう午後、大阪府内の病院で亡くなりました。
次は、安全保障関連法案についてです。
きのうまでの3日間、衆議院で論戦が行われ、安倍総理大臣は、他国の領域での集団的自衛権の行使は、中東のホルムズ海峡での機雷掃海以外、今は念頭にないとする一方で、柔軟性を失いたくないと含みを持たせました。
これに対し野党側は、自衛隊の海外での活動が際限なく広がりかねないと懸念を示すなど、対立点が浮き彫りになってきています。
ただ一方で、安倍総理大臣は、安全保障上の対応は、事細かに事前に設定し、柔軟性を失ってしまうのは避けたほうがよいとも述べ、含みを持たせています。
これに対し野党側は、新3要件の存立危機事態の基準があいまいで、自衛隊の海外での活動が際限なく広がりかねないと懸念を示しています。
政府側は、法律では活動できる地域を戦闘現場以外としているものの、法律の運用を通じて、自衛隊が現実に活動を行う期間、戦闘行為が発生しないと見込まれる場所に、活動地域を絞り込むことで安全を確保するとしています。
一方、野党側は、戦闘現場に近づき、自衛隊員のリスクが高まることは確実だとして、政府側は、リスクが高まることを認めたうえで、国民の理解を求めるべきだなどと批判しています。
これまでの論戦について、専門家は次のように述べています。
対立点が浮き彫りなってきたことに加え、野党側は政府側の審議への対応を巡っても、答弁が長すぎると指摘したり、質問に的確に答えていないなどと反発したりしていて、きょう以降の特別委員会の審議でも、厳しいやり取りが交わされる場面が予想されます。
続いてこちらをご覧ください。
ミャンマーの少数民族、ロヒンギャの人たちなどが乗った船が漂流。
命の危機にさらされている映像が世界に衝撃を与えました。
明らかになってきたのは、国外に逃れようとして、人身売買の被害に遭う実態です。
きょう、タイで国際会議が開かれ、密航をあっせんする人身売買組織の摘発に向けた各国の協力などが議論されます。
ロヒンギャの人たちは日本にも200人以上が移り住んでいます。
このうち、群馬県館林市で暮らす人たちが昨夜集まり、日本政府に問題の解決に向けた支援を求めていくことになりました。
海外のメディアも、この問題を大きく取り上げています。
なぜ、ミャンマーを離れるのか。
ロヒンギャは、西部ラカイン州に住むイスラム教徒の少数民族です。
およそ80万人いると見られていますが、ミャンマー政府は不法移民との立場をとり、国民として認めていません。
移動の自由も厳しく制限されています。
抑圧を受ける人々。
このため、人身売買組織があっせんする密航ルートで、タイやマレーシアに向かおうとするケースが後を絶ちません。
転機が訪れたのは、今月。
タイ南部の山中で、およそ30人の遺体が埋められているのが見つかりました。
遺体は、人身売買の組織に拘束されていたロヒンギャの人たちと見られ、タイ政府が本格的な摘発に乗り出しました。
摘発を恐れた組織は、密航船を放棄し、ロヒンギャの人たちなどを乗せたまま海を漂流する事態となったのです。
人身売買はどのように行われてきたのでしょうか。
組織にだまされて船に乗せられ、一時、漂流生活を送った女性を取材しました。
ミャンマー西部ラカイン州の港町です。
町の郊外には、竹やヤシの葉などで作られた家が並んでいます。
ロヒンギャの人たちが暮らしている難民キャンプの中の家です。
このように、電気もない部屋の中で暮らしています。
このキャンプに住むロヒンギャのハレダさん23歳です。
2か月ほど前、知人女性に会いにいったところ、家に送るとだまされ、人身売買組織のもとへと連れていかれました。
売買の対象にされてしまったハレダさん。
組織が知り合いの女性に支払ったのは僅か2000円でした。
沖合で乗り換えた密航船には、およそ400人が詰め込まれていました。
ロヒンギャの人たちとバングラデシュ人がおよそ半々。
2か月余りに及ぶ漂流生活の始まりでした。
殴られた傷が今も痛むというハレダさん。
幸いにも、人身売買の本格的な取締りが始まったため、船は引き返し、ミャンマーに戻ることができました。
そして家族が、組織に1万円を支払い、ハレダさんは先週、ようやく解放されたのです。
きょう、タイの首都バンコクでは、17か国が参加して、国際会議が開かれます。
人身売買を防ぐには、情報の共有や、捜査機関どうしの協力を深めることができるかが鍵となります。
次は、DNAの研究で見えてきた日本人の姿です。
私たち現代の日本人。
今、DNAの分析技術が高まる中、私たちのルーツにつながる新たな事実が明らかになりつつあります。
日本周辺の国の人と比べて、DNAの特徴にはっきりとした違いが見られるのです。
そして、その原因が、私たちの先祖、縄文人にあることが分かってきました。
最新の研究から浮かび上がってきた日本人の意外なルーツに迫ります。
縄文時代は、1万数千年前から2千数百年前まで続き、当時暮らしていた人たちは、多くの遺跡や縄文土器を日本各地に残しました。
そして私たち、今の日本人は、この縄文人と、後に大陸からやって来た弥生系の人たちを先祖にしていると考えられてきました。
ただ、古くからいた縄文人が、今の私たちのDNAにどんな影響を与えているのか。
そして、縄文人とはどんな人たちだったのかは、これまで詳しくは分かっていませんでした。
ところが、近年、DNAを調べる技術が高まり、現代の日本人と縄文人のつながりが明らかになってきました。
静岡県三島市にある国立遺伝学研究所です。
人類の進化などを研究している斎藤成也教授。
これまで、500人以上の日本人、さらにアジアの数千人のDNA解析を行ってきました。
そしてDNAの特徴をもとに、一人一人の人を座標に落として、どれくらい違いがあるのかを調べました。
すると、アジアの大陸の人は、比較的分布がまとまるのに対し、日本人はそれと大きく違う範囲に分布していることが分かりました。
そしてこの違いは、日本人の中でも、沖縄の人たち、そしてアイヌの人たちという順に大きいことも分かりました。
この違いは、何によってもたらされているのか。
斎藤教授は、DNAの分布とこれまでの研究などから、ある仮説を立てました。
そして今、この仮説が実証されつつあります。
国立科学博物館で、人類の起源などについて研究している、神澤秀明さんです。
縄文人のDNAがこちらに含まれています。
神澤さんは、福島県の貝塚から発見された、縄文人の歯のDNAの分析を進めています。
こちらが実際に配列分析を行ったあとの、生のデータになります。
今回、膨大な量のDNA情報を取り出すことに成功。
その特徴を調べました。
これまでの神澤さんの分析結果を、国立遺伝学研究所の斎藤教授が作成した現代人のDNAの解析結果に重ねると。
斉藤教授の仮説のとおり、日本人が分布する方向の先に、縄文人のDNAが位置すると見られることが分かりました。
取材に当たった秋山すすむチーフプロデューサーです。
秋山さん、私たち日本人と、ほかのアジアの人とちょっと違う特徴があるというのは、縄文人から受け継いだDNAの影響ということなんですよね。
日本人は中国などアジア周辺の人たちと外見は似ているんですが、DNAを調べてみると、かなり違う要素を持っていることが分かってきていまして、そして今回、縄文人のDNAを直接調べられたことで、その原因が縄文人の影響である可能性が高まってきたわけです。
では、そのアジアの人とはかなり違う特徴を持つ縄文人とは、そもそもどんな人だったんでしょうか。
そのヒントとなるようなデータが実は近年、男性だけにある、Y染色体のDNAの調査から浮かび上がっています。
Y染色体というのは、父親からその息子に受け継がれていくのが特徴で、その変化を調べると、男性の先祖をたどっていくことができます。
そして、世界中で調査が行われた結果、男性は古い先祖から次々に分かれてきて、現在、世界中には大きく分けて、AからTまで20のグループがあることが分かっています。
このうち古いタイプは、人類誕生の地と考えられているアフリカに多いんですが、実は日本人の中には、比較的古いと見られるDというタイプの人がいることが分かっているんです。
徳島大学の大学院です。
佐藤陽一准教授は、遺伝的な病気の研究の一環として、2000人以上の日本人男性のY染色体の調査を行ってきました。
去年12月にまとめた研究結果です。
それによると、日本人の半数は、中国や韓国で多数を占めるOというタイプでしたが、それに次いで多かったのがDで、3割を占めていました。
秋山さん、これはどういうことなんですか?
日本に古くから住んでいた縄文人をD、そして比較的近年、大陸からやって来た弥生系の人をOとすると、そのつじつまが合うと佐藤准教授は考えています。
またDというタイプについては、非常に興味深いことも分かってきています。
なんですか?
それは日本以外に世界で2か所、Dを持つ男性が多い地域が見つかっているんですが、それがこちら、チベットと、インド洋のアンダマン諸島となっているんです。
えー、これは一体、どういうことを意味するんでしょうか?
簡単に言うと、今、日本にいるDの男性のお父さんのお父さんをずっとさかのぼっていくと、チベットやアンダマン諸島の人と、共通のお父さんにたどりつくということなんですが、ではなぜ、こうしたDというY染色体を持つ男性が、今このように分布しているということについては、徳島大学大学院の佐藤准教授は次のように話しています。
DNAの研究では、今、日本人のルーツについて新たな説が出てきていますが、まだまだ分かっていないこともたくさんあります。
今後、さらにDNAの研究が進めば、私たちの先祖の知られざるドラマが、もっと明らかになってくると思います。
ここまで、進むDNAの研究についてお伝えしました。
続いては、スポーツ。
剣道歴15年の森アナウンサーです。
きょうから始まる剣道の世界選手権。
男子団体で日本は3連覇を目指しています。
そのメンバーに、史上最年少で選ばれたのがこちら、18歳の山田凌平選手です。
高校時代は全国大会で4冠、将来のエースとして期待されている山田選手には、世界で勝つため、ある秘策がありました。
山田凌平選手の持ち味はスピード。
代表選手の中でも、一目置かれるほどです。
日本代表の選手だと、隙がなかなかないですね。
これは迫力がありますね。
試合ごとに5人が出場する団体戦。
6歳で剣道を始めた山田選手の夢は、世界一をかけた大舞台で、勝つことです。
優勝しかないですね。
日本の最大のライバルは、韓国。
身長1メートル80センチを超える長身選手を多くそろえ、遠い間合いからの攻撃は、世界最高レベルです。
決勝で対戦が予想される韓国戦に出て、勝つために必要なものは何か。
参考にしたのが、前回大会の韓国戦で勝った、今大会の主将、内村良一選手。
内村選手の得意技は、引き技。
接近戦から下がりながら、面や小手を放ちます。
韓国が、遠い間合いを取ろうと離れようとした一瞬の隙を狙い撃つ、この引き技のレベルアップが必要だと考えたのです。
引き技を打ち込む一瞬の隙を見極めるには、どうすればいいのでしょうか。
ではよろしくお願いします。
相手のこぶしから伝わるかすかな気配から、次の動きを予測するというのです。
じゃあ、こぶしがまるでアンテナなんですね。
磨いた引き技で、日本を世界一に。
相手の心を見据え、夢の舞台に立つ決意です。
相手の動きを、気配から予測するなんて、すごい18歳ですね。
すごいですね。
56の国と地域が参加する剣道の世界選手権、きょうは個人戦です。
日本が3連覇を狙う男子の団体戦は、あさって行われます。
スポーツでした。
次は、時代の流行とネットのトレンドに迫る気になる@ライブです。
きょうは黒田アナウンサーです。
黒田さん。
インターネットで話題になったキーワード、今週もいろいろありました。
中でもきょう、注目するのがこちら、シャチです。
今週、シャチが相次いで目撃されました。
それも非常に珍しい場所で。
東京湾です。
ということでけさは、東京湾が見える千葉県の鋸南町に来ています。
鋸南町の漁協には、今週、シャチの目撃情報が寄せられました。
その足取りを見ていきます。
初めてシャチが目撃されたのは今週の月曜日、千葉県沖のこの辺りでした。
そして火曜日、水曜日にも、相次いで目撃情報が。
シャチは5頭ほどいたということで、親子ではないかと見られています。
ということでけさは、上空からこのシャチ、探したいと思います。
上空の林さん。
ヘリコプターは、黒田さんがいる鋸南町の漁港から、10キロほど沖合を飛んでいます。
こちら側が房総半島。
海を挟んで反対側、こちらに見えるのが三浦半島です。
この時間でも、東京湾を出入りする多くの船が行きかっています。
この場所、水曜日にNHKのヘリコプターから、シャチが見られた場所なんです。
30分ほど前からシャチを見つけようと、海を見続けているのですが、残念ながら、まだ見つかっていません。
林さん、また変化があったら教えてください。
探し続けるんだ。
この東京湾で、突然、シャチが出てきたら、びっくりしますよね。
ということで、実際に驚いた方、この方です。
釣り船の船長、渡辺大輔さんです。
その日は、お目当てのイカがなかなか見つかりませんでした。
おかしいな、おかしいな、イルカでもいるのかなと思っていると、海面に大きなひれが、そして巨大な影が。
まさかシャチ?と思って見てみると、シャチ、悠然と泳いでいたということなんです。
そしてこのシャチの出現を受けて、第3管区海上保安本部は注意を出しました。
付近を航行する船に、シャチと衝突しないよう、注意を呼びかけています。
そしてけさは、鴨川シーワールドで30年以上にわたってシャチの飼育を担当されてきた、佐伯宏美さんにお越しいただきました。
おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いします。
佐伯さん、シャチってそもそもどういった生き物なんですか?
シャチは飼育してみると、どう猛では決してなくて、頭がよくて、そして家族の絆の強い動物ですね。
佐伯さん、インターネット上ではシャチって人を襲うんですか?という疑問も上がっていたんですけど、どうでしょう?
人を襲ったという記録はないようですね。
ただ見かけたら、念のためにあまり近づかないようにしたほうがいいんではないかとは思います。
そして気になるのは、今、シャチの親子はどの辺りにいるかということなんですが、どの辺探せば見つかりますかね?
シャチは1日に100キロ以上移動しますから、今どこにいるかは、ちょっと想像がつかないですね。
分かりませんか?分からないということですが、もう少し上空から見てみましょう。
林さん、見つかりそうですか?
いるかな?
海は穏やかですので、運がよければ、海面近くを泳いでいるシャチを見つけることができるかもしれません。
引き続き捜索を続けてみます。
シャチの親子、今も東京湾にいるかどうかは分かりませんが、インターネット上では話題沸騰しています。
以上、気になる@ライブでした。
さて、続いては気象情報です。
東京・渋谷、けさは雲が多いようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
このように、どんよりとしています。
日ざしが全然届いていません。
ただ、湿気が多くて、なんだか空気がムシムシとしていまして、もうすぐ雨、降るんじゃないかなという感じです。
きょうの天気のポイント、こちらです。
西日本、東日本の太平洋側ほど、このように雲が多くて、雨の降る所があります。
折り畳みの傘があると安心です。
まずは、雨の見通しから見ていきましょう。
朝8時の段階では、九州から関東の太平洋側、沿岸部で雨のぱらつく所がありそうです。
このあと動かしましょう。
西日本の雨は午前中が中心ですが、関東南部や静岡県では昼ごろ雨が降りやすいでしょう。
このあと午後にかけてもすっきりしない天気で、夜も東日本の太平洋側沿岸部で雨が降りそうです。
ではきょうの予報です。
九州から関東にかけて、太平洋側で雲が多く、ところどころで雨でしょう。
沖縄の那覇も夜、雷雨となりそうです。
一方、北海道から北陸にかけてと、中国、四国、九州は晴れますが、晴れる所は暑くなります。
気温です。
特にきょうは北日本で気温が上がりそうです。
旭川と盛岡は28度、札幌27度。
北海道は夏のような暑さになりそうですから、体調管理、ご注意ください。
東海から九州、沖縄も、28度から30度くらいで、蒸し暑いです。
一方、関東地方は25度を下回りそうです。
では最後に、あす以降の天気を見ていきましょう。
2015/05/29(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
副会長らがアメリカの司法省から起訴されたFIFA=国際サッカー連盟。その総会がチューリッヒで開かれます。揺れるFIFAの最新情報を中継でお伝えします。
詳細情報
番組内容
▼副会長らがアメリカの司法省から起訴されたFIFA=国際サッカー連盟。その総会がチューリッヒで開かれます。揺れるFIFAの最新情報を中継でお伝えします。▼かつて日本列島で暮らした縄文人はどんな人だったのか、今の私たちとどんなつながりがあるのか。DNAの分析で意外な事実が分かってきています。縄文人の謎に迫ります。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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