こんにちは。
きょう午前１０時前、鹿児島県の口永良部島で噴火がありました。
気象庁は５段階の噴火警戒レベルを、最も高いレベル５に引き上げ、地元の屋久島町は、住民の全島避難を指示しました。
気象庁によりますと、きょう午前９時５９分ごろ、口永良部島の新岳で噴火が発生しました。
噴火直後、噴煙が９０００メートル以上まで上がり、火砕流が海岸線まで到達したのが確認されました。
これを受けて気象庁は、５段階の噴火警戒レベルを、居住地域でも避難が必要なレベル５に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
屋久島町は午前１０時１５分、島民全員に対し、口永良部島からの全島避難を指示しました。
屋久島町役場によりますと、現時点で人的被害は確認されておらず、住民を島の番屋ヶ峰という高台の建物に集めているということです。
鹿児島県によると、口永良部島には、７８世帯１３０人が住民登録されているということです。
海上保安庁は、大型巡視船さつま１隻を、口永良部島に向かわせ、正午ごろに到着する見込みです。
噴火の影響がなく、接岸ができれば、住民を乗せ、避難させる可能性もあるということです。
全島避難という形になるんでしょうか？
はい、口永良部島の全島民避難になります。
避難先っていうのは、どちらになるんでしょうか？
今のところ、一時的にというか、…にといいますか、番屋ヶ峰という建物があるので、とりあえずそこに避難させていただいているところですね。
確認されたのは何時ぐらいですか？
確認したのは１０時ごろで、外に出て、永良部の方向を見たら、もくもくと噴煙が上がってまして、もう今、永田の上空は灰色ですね。
火山灰がもくもく、上がってくるような感じがありますよね。
口永良部島では去年８月、およそ３４年ぶりに、小規模な噴火があり、噴火警戒レベルが３に引き上げられていました。
続いて鹿児島からです。
住民の様子など、鹿児島読売テレビからお伝えします。
鹿児島のスタジオからお伝えします。
屋久島町の口永良部島の新岳で午前９時５９分に、爆発的な噴火が観測されました。
噴火警戒レベルは３から５に引き上げられ、すべての住民に、島外への避難指示が出されています。
気象庁によりますと、午前９時５９分ごろ、屋久島町の新岳で爆発的な噴火が観測されました。
噴煙は火口の上空９０００メートル以上まで上がり、火砕流が新岳の南西側から北西側に発生し、海岸に達したということです。
これを受け、気象庁は、噴火警戒レベルを、これまでの３から、最も高い５に引き上げました。
県によりますと、屋久島町の口永良部島には、今月２４日現在で、７８世帯１２７人が住んでいて、屋久島町は、午前１０時１５分に、すべての住民に避難指示を出しました。
屋久島と口永良部島を結ぶフェリー太陽は、住民を避難させるため、島に向かうということです。
フェリーには、１５０人まで乗船ができるということです。
なお県によりますと、これまでのところ、けが人などの情報は入っていません。
それでは、噴火直後に聞きました、地元の消防団の方のインタビューです。
突然、地震のようなものと同時に、もうどーんという、桜島のような感じですね。
どーんっていうか、ばーんっていう、すさまじい音と共に、断続的には、続いている様子はありません。
１回で終わって、水蒸気が今、おびただしく出ているという状況です。
厳重に警戒してください。
ここで気象庁の会見が始まりました、お伝えします。
避難指示等が出ておりますので、それに従いまして、適切な避難行動を取っていただきたいと思います。
それでは、お手元に配布させていただきました資料に基づきまして、説明させていただきます。
頭紙にございますように、本日９時５９分に、新岳から爆発的な噴火が発生してございます。
火砕流が西のほうに流れているのを確認してございます。
また噴煙の高さは、９０００メートル以上上がっているのが確認できているところでございます。
今後も爆発力が強い噴火、規模の大きな噴火が発生する可能性があります。
火砕流の到達が予想される、口永良部島の居住地域では、現住な警戒をしてください。
地元自治体の避難等の指示に従ってください。
なお噴火警戒レベル、１０時７分に、レベル５に引き上げてございますが、これを発表したのは、噴火警戒レベル運用後初めてでございます。
それから、発表しました警報の分、それから火山の状況に関する解説資料については、お配りさせていただいたとおりでございます。
それから、噴火警戒レベルのリーフレットもお配りさせていただいておりますが、噴火の前、レベル３ということで、そこの赤い円の中について、警戒が必要、それから、火砕流の流れた方向につきまして、警戒が必要という範囲にさせていたところでございます。
今回の噴火におきましても、火砕流等、発生してございますが、現在のところ、むかいはまのほうに、火砕流は到達したのを確認してございますが、まえだ地区については、火砕流が到達していないことを、現地に駐在しています、機動観測班から、情報が入っているところでございます。
それから、地震計の記録等をお配りさせていただきました。
９時５９分ごろから大きな振幅の地震を書いてございます。
地震計につきましては、現在も作動しているところでございますが、現地からのテレメーター、携帯電話で伝送するタイプでございまして、途中で衛星からの経由に変わってございまして、若干、切れているところもございますが…。
気象庁の会見をご覧いただきました。
この中で気象庁は、９時５９分に口永良部島が爆発的な噴火をしたこと、また、火砕流は西のほうに流れていたそうです。
噴煙の高さは９０００メートル以上に及びました。
今後も同じような規模の噴火が発生する可能性もありますので、厳重な警戒を呼びかけ、また自治体からの指示に従うよう、呼びかけています。
気象庁の会見をお伝えしました。
政府の対応について、国会記者会館から中継です。
竹内さん。
菅官房長官は、安倍総理大臣から、被害状況の把握や、住民の安全確保の徹底など、指示があったことを明らかにしました。
早急に被害状況を把握すること。
政府一体となって、避難等、住民等の安全確保の措置を徹底すること、火山の観測を強化し、住民等に対する、適時的確な情報提供を行うこと、この３点の指示が、総理から１０時１５分にありました。
菅長官は、午前１０時３５分時点で、人的な被害はないこと、また鹿児島県知事から災害派遣要請があったことを明らかにしました。
防衛省では、自衛隊を現地に派遣する準備を進めています。
また、海上保安庁の船舶が現地に向かっているということです。
午前１０時３５分時点で、人的被害はないことを明らかにしました。
日本航空によりますと、今後、口永良部島からの噴煙が島の南東にある屋久島方面に流れた場合、グループ会社の日本エアコミューターが運航する屋久島空港行きの2015/05/29(金) 11:30〜11:45
読売テレビ１
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