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≫火砕流が発生し海岸まで到達しています。
午前９時５９分ごろ鹿児島県の口永良部島で爆発的な噴火がありました。
気象庁は、口永良部島の噴火警戒レベルを入山規制の３から避難の５に引き上げました。
噴火直後、黒い噴煙が上がり火口の上空およそ９０００ｍまで達しました。
噴火警戒レベルが５に引き上げられたのは２００７年の運用開始以来初めてです。
これを受けて、屋久島町は午前１０時１５分口永良部島の全域に島外への避難指示を出しました。
それでは気象庁から中継です。
≫先ほどから始まった気象庁の会見は現在も続いています。
そして、最新情報ですが気象庁は噴火の規模から水蒸気噴火ではなくマグマが関与した可能性について示唆しました。
そして、このあとも同じ規模の噴火の恐れがあるとして火砕流や大きな噴石に厳重な警戒をしてほしいと呼びかけています。
≫それに従いまして適切な避難行動を取っていただきたいと思います。
≫気象庁によりますと今日午前９時５９分鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生しました。
この噴火では火砕流も発生していて新岳の西方向の海岸にまで達したということです。
噴煙は、火口から９０００ｍ以上にまで上がっていて火口周辺には大きな噴石が飛び散ったということです。
そして、現在も口永良部島の噴火は続いていてこのあとも爆発力が大きい噴火や規模の大きな噴火が発生する恐れがあるということです。
この噴火を受けて気象庁は噴火警戒レベルを３の入山規制からレベル５の避難に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
レベルが５になったのは２００７年に噴火警戒レベルが導入されてから全国の火山で初めてです。
口永良部島では去年８月に３４年ぶりに噴火がありました。
それ以降も活発な火山活動が続いていて２５日にはマグニチュード２．３震度３を観測する火山性地震もあり気象庁は厳重な警戒を続けていました。
また、今回の噴火は１９６６年に同じ新岳で発生した噴火の規模に匹敵するものとみられこのときは火口から３．５ｋｍ先まで噴石が飛び散ったり３人が怪我するなどの被害が出ました。
気象庁の会見は現在も続いています。
以上、中継からお伝えしました。
≫続いて、全島に避難指示が出た口永良部島の島民の方に話を聞きました。
≫今、避難の指示とかって出ているのですか？避難というのは皆さんどうやって避難しているんですか？≫ほとんどみんな車を持っているから。
≫何か窓から景色とかで噴火の状況とか噴煙とか見えますか？≫下のほうは灰でだいぶ黒くなっています。
上は真っ黒なのでだいぶ、向こうに向かっていたからね、煙は。
誰もいなかったもんね。
薬をもらいに行っていたら医者もみんな避難をして…。
≫口永良部島から北におよそ４０ｋｍ離れた鹿児島県のこちら、竹島にはテレビ朝日の若宮ディレクターがいます。
若宮さん、そちらからは現在どういう様子が見えるのでしょうか？≫竹島からは口永良部島の噴煙が見えているのですがそちらからは白く見えています。
噴煙なのですが南西のほうに流れているので島からは噴煙が離れていっているような様子になっています。
島民が、港に殺到していて小中学校が島にあるのですがそちらではいったん授業を切り上げてこちらの噴煙を見に来ているといった状況になっています。
≫噴火直後の様子はどのような状況だったのでしょうか？≫こちらの島ですと振動や、におい等そういったものはまったくなかったんですがテレビ等で情報を聞きつけた住民が港のほうに殺到しているという状況になっています。
≫何か目に見える変化は感じますか？≫一番最初に港に着いたときは噴煙自体がすごく小さかったんですが徐々に徐々に大きくなっていまして当初より倍ぐらいの大きさで今、見えております。
≫わかりました。
若宮さんありがとうございました。
続いて、口永良部島のある鹿児島県屋久島町の対応と現在の島民の様子など最新の情報を鹿児島放送のスタジオから伝えてもらいます。
≫お伝えします。
屋久島町は午前１０時１５分に口永良部島の全島民およそ１３０人に対し島外への避難指示を出しています。
現在、島内に住む住民は７８世帯１３０人。
町などによりますとこれまでのところ怪我人などの情報は入っていません。
このあとフェリーや漁船などを使い島民を島の外に避難させる計画を立てています。
ただ、降灰の影響で視界が悪いため港に船が入れず島民は現在島の中にある避難所へ一時的に避難しています。
町では準備が整い次第島民を避難させる予定です。
町では県に消防防災ヘリを要請し現在、状況把握のために島へ向かっています。
では、口永良部島の消防団の方のお話です。
≫今、大体みんな避難していますよ。
バリバリってすごかったのよ。
これは噴火したと思って。
一瞬だったね。
≫去年の８月に比べてどうですか？≫揺れも早かったかな。
音がしてからは。
≫噴煙はどのような感じで上がっていましたか？≫真上。
今、残っている人もいるのでちょっとバタバタしてるんですよね。
≫今のところ怪我をしている方は？≫大丈夫ですよ。
≫道がふさがっているようなこともないですか？≫大丈夫です。
今、風向きも海のほうに向かって流れているのでそれほど心配ないと思います。
≫噴石が落ちてくるようなことは？≫ないですね、大丈夫です。
今のところは。
≫今のところ、この噴火に伴う怪我人の情報は入ってきていません。
このあと船などの準備が整い次第島民を島の外へ避難させる予定です。
以上、鹿児島からお伝えしました。
≫政府の対応です。
今回の噴火を受けて安倍総理大臣は被害状況を把握することや住民の早急な避難など安全確保を徹底するよう指示しました。
中継です。
≫安倍総理大臣はつい先ほど１０分ほど前にこちらの総理官邸に国会から戻ってきました。
その際に記者団の取材に対して島民の安全確保に全力を挙げる考えを示しました。
≫１０時１５分に早急に被害状況を把握すること。
地方自治体とも緊密に連携し政府一体となって早急な避難等、住民等の安全確保の措置を徹底すること。
火山の観測を強化し住民等に対する適時、的確な情報提供を行うことの３点の指示を出しました。
≫また、これに先立って菅官房長官は１０時３５分現在で人的被害がないことを確認していると述べました。
そして、島民１３７名のうち１２０人ほどが避難所に避難していまして住民を避難させるために海上保安庁の船舶を向かわせている。
町営の船舶も向かわせているということを語りました。
そして、安倍総理はつい先ほど、海上保安庁の船舶がもうすぐ着くと述べました。
また、先ほど、午前１１時から内閣府のほうでは関係省庁による災害対策会議が開かれました。
そして、政府としては赤澤防災担当副大臣を現地に派遣して住民の避難対策など現場の陣頭指揮に当たらせる方針です。
また、防衛省は情報収集のために自衛隊機５機を現場付近に派遣しました。
≫スタジオには元気象庁長官の山本孝二さんに来ていただいています。
山本さん、今回、突然爆発的噴火が起きたわけですがこの様子を見てどのようなことが考えられますか？≫先月の２５日くらいから火山性地震が発生していて現象が活発になってきたと。
先ほどの気象庁の記者会見ですと火山機動観測班も前乗りしていたようですね。
ということは、噴火の可能性が高いということで気象庁は警戒を進めていた可能性はあると思います。
≫それから、気になるのは被害なのですがこれはどのような状況が考えられますか？≫これはまさに爆発的噴火ですね。
マグマが関与していた可能性が非常に高いということでこれから、まだ今回の規模ほどではないと思いますが、爆発的な噴火が継続する可能性があるということですので厳重な警戒が必要ですね。
≫それから先ほどの若宮ディレクターのリポートにもあったんですが煙の色が黒色から白色に変化してきていると。
これはどうしてなんですか？≫最初はたぶん、火山岩だとか火山の要素を含んだものが巻き上がっていてそれは、やはり黒っぽいんですがそれが上がってしまうとあとは見る方向によって噴煙の色は灰色から白っぽく普通は見えますので火山活動に変化があったというわけではございません。
≫そして先ほど、気象庁の会見でもあったんですが改めて、また大きな噴火があるかもしれないと。
≫そうですね。
火山の観測、それからマグマの影響があるということであれば口永良部全体がどのような山体の膨らみがあるかというのでその間は大きな火山噴火を起こす可能性があります。
ですので、気象庁は情報を綿密に出すはずですのでその情報を注意深く皆さん、見ていただきたいと思いますね。
≫そして、この噴煙の影響で屋久島など離島を結ぶ空の便で、今後影響が出る可能性があります。
日本航空と全日空によりますと午前１１時現在噴火による欠航や遅れなどの影響は女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」として活躍した、今いくよさんが、きのう、胃がんのため大阪府内の病院で亡くなりました。
６７歳でした。
京都市出身の今いくよさんは、高校の同級生だった、くるよさんと、１９７０年に、女性漫才師の今喜多代さんに弟子入りし、コンビを結成しました。
１９８０年代の漫才ブームでは数少ない女性コンビとして活躍。
細身の体と濃いメイクが親しまれ、テレビやラジオ番組で人気を集めました。
去年９月に胃がんが見つかり、闘病しながら活動を続けていましたが、きのう午後、大阪府内の病院で亡くなりました。
大阪府豊中市で、３３歳の女性が、同じマンションの男に殺害された事件で、女性は、顔や首などを３０ヵ所以上、刺されていたことが分かりました。
上原亮宏容疑者は、豊中市のマンションで、同じ６階に住む滝畠裕美さんを刃物で殺害した疑いが持たれ、けさ送検されました。
滝畠さんの顔や首などには３０ヵ所以上の刺し傷があり、上原容疑者の自宅から、血の付いたサバイバルナイフが押収されました。
滝畠さんの夫は「１週間ほど前に、長男が容疑者の自宅の壁をこすって文句を言われ、妻が謝りに行った」と話していて、防犯カメラには、事件直前、滝畠さんと上原容疑者が会話する様子が映っていました。
上原容疑者は「６階の住人はグルになって私を監視していた。
ストーカーをされ、我慢の限界だった」と不可解な供述をしていて、警察は、動機とともに責任能力の有無を調べる方針です。
大阪府門真市の診療所で、きのう、受付の女性が刺された事件で、逮捕された男の自宅から血のついた包丁が押収されました。
殺人未遂の疑いで逮捕された、無職の冨村大輔容疑者はきのう、門真市の診療所で受付の女性を包丁で刺し、大ケガをさせた疑いが持たれています。
警察は冨村容疑者の自宅を捜索し部屋にあったカバンの中に血のついた包丁が入っているのを見つけました。
「事件から一夜明けました。
住民の間では安堵と困惑の声が上がっています」冨村容疑者は容疑を認めていますが、不可解な言動もあり、警察は刑事責任能力の有無についても慎重に調べています。
今日のお客様はこの空間で2015/05/29(金) 11:45〜12:00
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