こんにちは、正午のニュースです。
きょうは時間を拡大してお伝えします。
きょう午前、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が、およそ９０００メートルの高さまで上がったほか、火砕流が新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル５に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
口永良部島の噴火は現在も続いています。
現在も新岳から白っぽい噴煙が大量に立ちのぼり画面の右側南西側へと流れている様子が分かります。
また新岳の西側の斜面では、樹木が焼けたように変色していて気象庁はこの周辺で火砕流が発生したとしています。
気象庁は、口之永良部島の新岳のその後の状況について、午前１０時２９分現在、引き続き噴火が継続していると発表しています。
噴煙は白っぽい色で、高さは６００メートルとなっています。
ＮＨＫや気象庁が設置しているカメラの映像によりますと、火口付近からは、白っぽい噴煙が引き続き大量に立ちのぼり南西側へと流されている様子が分かります。
また、ＮＨＫがヘリコプターから午前１１時半ごろに撮影した映像では、新岳の西側の斜面で、樹木が焼けたように茶色に変色していることが分かります。
気象庁は、この周辺で火砕流が発生したとしていて引き続き厳重な警戒を呼びかけています。
また、午前１１時すぎに撮影した映像では、新岳の頂上から中腹にかけて、火山灰が積もっていることや、島の南側の海も、火山灰で色が変わっている様子が分かります。
また島の西側およそ３キロの場所にある本村港も白っぽくかすんで見え火山灰が降り積もっているものとみられます。
一方、島の東部にある湯向地区には灰が積もっている様子は確認できません。
噴煙の高さは午前１０時すぎには、一時９０００メートルに達したということです。
気象庁の観測によりますと、きょう午前９時５９分ごろ、今から２時間余り前です。
口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き噴煙が、火口からおよそ９０００メートルの高さまで上がり火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き午前１０時半の時点で噴煙は火口から６００メートルの高さまで上がっています。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで、到達したのが確認されました。
気象庁によりますと火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年８月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所にあたり、向江浜地区の北側にある前田地区には火砕流は到達していないことを現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前１０時７分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル３の入山規制からレベル５の避難に引き上げ、住民に対して自治体の避難などの指示に従って厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成１９年１２月に噴火警戒レベルが導入されてから今回が初めてです。
気象庁は、午前１１時半すぎから記者会見しました。
本日午前９時５９分に新岳から爆発的な噴火がありました。
火砕流が西のほうに流れているのを確認しています。
噴煙の高さは９０００メートル以上上がっているのは確認できているところがあります。
今後も爆発力が強い噴火、規模の大きな噴火が発生する可能性があります。
火砕流の到達が予想される口永良部島の地域では厳重な警戒をしてください。
地元自治体の避難等の指示に従ってください。
なお噴火警戒レベル、１０時７分にレベル５に引き上げていますがこれを発表したのは、噴火警戒レベル運用後初めてでございます。
そのうえで、気象庁の北川火山課長は、過去の例からみても今後、爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があり噴石や火砕流に厳重に警戒してほしいと述べました。
屋久島町によりますと口永良部島には、およそ１３０人が住んでいます。
噴火警戒レベルがレベル５の避難に引き上げられたことを受けて、町は口永良部島の全住民に島外への避難指示を出しました。
屋久島町によりますと、島の中心部にある本村港付近でも灰が降っているため住民は火口の北西およそ４．５キロにある標高２９１メートルの番屋ヶ峰と呼ばれる高台に一時的に避難しているということです。
高台では建物の屋上に避難した住民と見られる人の姿が確認できます。
総務省消防庁によりますと、午前１１時半現在、今回の噴火で、屋久島町から寄せられた情報として、口永良部島のすべての住民の無事を確認したということです。
屋久島町の荒木耕治町長は、現在、火口から北西に４キロ余り離れた番屋ヶ峰の一時避難場所に島民全員が避難できるよう対応している。
避難場所には今のところ１００人前後が集まっているとみられ正確に把握するよう指示を出していると話しています。
また屋久島町によりますと避難のためのフェリーが、午前１１時５０分に屋久島を出て、口永良部島の本村港に向かったということです。
本村港に入れるかどうかは、島に近づいたうえで、状況を見て判断するということです。
政府の対応です。
安倍総理大臣は先ほど次のように述べました。
政府は、きょう午前１１時から関係省庁対策会議を開きました。
鹿児島県庁と結んだテレビ会議が開かれ、鹿児島県の佐々木副知事が、午前１０時４０分に、自衛隊に対して災害派遣を要請したことや、鹿児島と宮崎、高知、熊本から防災ヘリが現地に向かうことなどを報告しました。
こちらは、午前１１時ごろ、噴火した口永良部島に近づくヘリコプターからの映像です。
新岳の付近から白い噴煙が大量に高く上がっていました。
島の北西にある番屋ヶ峰と呼ばれる高台です。
建物の屋上に避難した住民の方とみられる人の姿が見えました。
そして、噴火口に近い斜面です。
頂上から山の中腹にかけて降り積もった火山灰で白っぽく色が変わっているのが分かります。
森林が見えますが、色が変わっているのが確認できました。
そしてこちらは島の沖合です。
島に向かう海上保安庁の巡視船が見えます。
それでは、気象庁前から中継でお伝えします。
気象庁です。
今回の噴火を受けて気象庁は、先ほど午前１１時半から記者会見を開き、口永良部島では自治体の避難指示に従って島の外に避難するなど厳重に警戒してほしいと呼びかけました。
会見の中で気象庁は、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から９０００メートル以上の高さに上がったこと、火砕流が発生して島の南西側から北西側の向江浜地区にかけて流れ、海岸まで達したことを説明しました。
ただ現地にいる気象庁の職員の報告によると、向江浜地区の北側の前田地区には火砕流は到達していないということです。
また噴火に伴って火口の周辺には噴石が飛び散っているのが確認されているということです。
気象庁は今後も、爆発力の強い噴火や規模の大きな噴火が起きて、火砕流が発生するおそれがあるとして、厳重な警戒を続けるよう呼びかけています。
気象庁でした。
東京大学地震研究所の中田節也教授と電話がつながっています。
中田さん、よろしくお願いします。
新岳の噴火の状況をどのように見ていらっしゃいますか。
状況から見て私たちが、よく言う、ボルカノ式噴火だと思います。
浅間山でしばし起こる噴火です。
このようなタイプの噴火で、規模がそれなりに大きいものです。
規模が御嶽山などの水蒸気噴火に比べるとエネルギー等が大きいということですね。
中規模噴火、そういう呼び方はします。
それなりにインパクトの大きい噴火だと思います。
これはしばらく続くと見ますか。
１９９３年ぐらいには１か月ぐらい続いて噴火が何回も繰り返したというパターンがありました。
それに近い状態になる可能性があります。
そうしますと今後、注意すべき点、どのようなことが挙げられますか。
似たような規模の噴火を繰り返す可能性を考えて、それが重要だと思います。
島の外に避難ということになるかと思いますが、噴火の状況など細心の注意を払わないといけないですね。
これで終わったというわけではないので、複数回、同じ規模のもの、ひょっとしたらもう少し大きいものも起こるかもしれません。
そういうことを踏まえる必要があると思います。
記憶に新しい御嶽山の噴火ですとか、それから大涌谷の現在の状況など、火山活動ということで見たときに、何かしら位置づけることはできるでしょうか。
東日本の大震災のあと日本全体が火山活動が活発化しているという状況だと思います。
その中の１つとして今回、新岳が噴火したということでしょうか。
いずれにしてもこの火山は、２０００年より少し前からすでに山が膨らむとか浅いところに接近していました。
昨年、１回噴火しました。
そういう意味では非常に高いレベルにあったわけです。
今度はいよいよ噴火かということだと思います。
ありがとうございました。
東大地震研究所の中田教授に聞きました。
噴火したのは今から２時間ほど前午前９時５９分ごろでした。
その瞬間の映像です。
黒煙が上がっていきます。
口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起きました。
噴煙は火口から９０００メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
黒い煙が上がっています。
辺りが暗くなりました。
硫黄のにおいがしました。
黒い煙が上がったので、どんという音でした。
島から、およそ１０キロ離れたところから撮影しています。
大きな噴煙が上がっています。
煙は西側に流れています。
新岳から巨大な白い噴煙が上がり続けているのが確認できます。
また、火砕流が流れた場所とは、反対側の斜面は噴火口に近い頂上一帯から中腹にかけて、降り積もった火山灰で、白っぽく色が変わっているのが分かります。
建物の屋上には避難した住民と見られる複数の人の姿も見えます。
噴火に伴って火砕流が発生し海岸まで到達したのが確認されました。
噴煙が２、３００メートルほどのところ、たまたま見ました。
火砕流のようなものは、流れてきたものですから島の人たちは大丈夫かなとそれがいちばん心配でした。
子どもたちは、中学生たちは、テストをしているところでそこをのぞいてみたら噴煙が見えたので、子どもたちは噴煙だと言ったら、その声を聞いたとたんにヘルメットを持って、避難の準備に取りかかっていました。
気象庁は、午前１０時７分に口永良部島に噴火警報を発表。
噴火警戒レベルをレベル５の避難に引き上げました。
鹿児島県屋久島町は、午前１０時１５分、口永良部島の住民に避難勧告を出し、５分後の午前１０時２０分、全住民に対する島外への避難指示に切り替えました。
口永良部島の火山活動を研究している鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
政府は、午前１０時７分に総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。
政府の対応としては噴火直後、危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを作って対応にあたっています。
安倍総理大臣は、昼前に次のように述べました。
すべての力を投入して島民の安全確保に全力を挙げまい進してまいります。
それでは社会部災害担当、加藤記者に聞きます。
現在も白い噴煙上がっているということですけれども、今どのような状況にあるということが言えますか。
まず、映像からは分かることで言いますと噴火直後の黒い煙ではなく、今は白い煙が出ているということです。
噴煙が上空高くまでまさに上がっています。
勢いよく上空まで上がるという状況ではなく今は続けて継続して噴火が続いている、しかし煙は黒くないということです。
噴火が起きたのは１０時過ぎです。
９時５９分ですね。
９時５９分に噴火が起きてその後１０時に気象庁が噴火警戒レベルを５に引き上げる。
そして地元の自治体のほうでも全員を島から避難させることを決めたということです。
この噴火のときに、非常に大きな音がしたという話がありました。
先ほど１１時半に開かれた気象庁の会見でも、口永良部島というのは非常に爆発的な噴火をすることが知られていまして、この噴火によって空振、つまり空気が揺らされるという現象が起きています。
一度見ますと新岳という町の集落から南東側にあります。
ここで噴火が起きて、気象庁の説明ですと南西の方向に火砕流が流れています。
噴石については、新岳の周りまでは飛んでいます。
火口周辺ですね。
現時点ではとどまっているというふうに見ていいのかもしれません。
火砕流につきましては、多くの方が住んでいる前田という集落には達していません。
一部、海のほうに流れ下っているだろう。
島の多くの方はこちらの番屋ヶ峰、新岳から北西に４キロ余り４．５キロぐらいの、その辺りで今まさに一時的に避難をしています。
このあと船が屋久島のほうから入りまして、本村港に入る予定です。
このあとの避難、それから今後の噴火活動はどういったことに注意すべきですか。
避難にあたりましては、火山活動をよく見ておく、いったん、火口のほうに近づいてから逃げることになりますので新岳の噴火がどのようになっているのか見極める必要があります。
過去の規模の大きな、例えば昭和６年、昭和４１年の噴火の経緯を見ますと噴火が起きたあとに当日あるいは数日後あるいは、もう少したってから噴火が起きていることがあります。
先ほどの気象庁の会見でも同じような噴火、それが起きる可能性もあるということを言っていました。
移動する際には山の状況をよく確認する、当然、地元にも役所の方、気象庁の方がいますのでその方の指示に従って落ち着いて行動する。
けがをしている方はいらっしゃらないという情報がありますのでそういう意味で言うと、次は落ち着いて船に乗り込んでそして、島から離れるということです。
落ち着いて指示をよく聞きながら、避難していただきたいです。
口永良部島、これまでの経緯です。
口永良部島は鹿児島県の屋久島の西北西およそ１５キロにある周囲の長さが５０キロほどの島でおよそ８０世帯、１３０人余りが住んでいます。
新岳では、昭和８年から９年にかけて断続的に噴火が発生し、住民８人が亡くなるなど、大きな被害が出ました。
また、昭和４１年の噴火では、噴煙が、火口から高さ５キロまで上がったほか、直径１メートルの大きな噴石が火口から北北東に３キロまで飛びました。
その後、昭和５５年以降、噴火は起きていませんでしたが、去年８月に３４年ぶりに噴火があり、山頂の火口から数百メートルの範囲に大きな噴石が飛んだほか、低温の火砕流の痕跡などが確認されました。
放出される二酸化硫黄の量は、去年８月の噴火以降、増える傾向にあり一日あたりの放出量は、ことし２月は、４００トンから２７００トン、３月２０日の調査では、３７００トンなどと多い状態が続いていました。
３月と４月に行われた気象庁の現地観測では、火口の西側付近が熱くなる異常が見られました。
また３月２４日以降は、夜間に高温のガスなどが噴煙や雲に映って赤く見える火映現象が観測されました。
口永良部島で火映現象が確認されたのは、平成１６年の観測開始以来初めてで、その後の上空からの観測では、去年８月に噴火した新岳の火口周辺で、温度の上昇が確認されたということです。
火山性地震も時々発生しています。
ことし１月２４日には一時的に増加したほか、島内で揺れを感じる規模の地震が起きたほか、今月２３日には震度３の揺れを観測する地震が起きました。
また、去年１２月ごろから島の一部が僅かに膨張していることを示すと考えられる地殻変動が続いていたということです。
火山噴火予知連絡会は、ことし２月、口永良部島では、火山活動が活発な状態が継続し、火山ガスや地殻変動の観測から、今後、活動がさらに高まりマグマ噴火に至る可能性があることを示す変化も見られ、活動の推移を注意深く見守る必要があるという検討結果をまとめていました。
では、鹿児島放送局からお伝えします。
鹿児島です。
口永良部島には、今現在およそ８０世帯１３０人が住んでいて、７つある集落のうち港がある本村地区にほとんどの世帯が集中しています。
現在、多くの住民の方なんですけども、島の火口からおよそ４．５キロほど離れた番屋ヶ峰という山のほうに逃げています。
避難をしています。
そしてその７つある集落のうち島の東側にある２つの集落については番屋ヶ峰に逃げるのは危険ということで収穫とどまっていて情報もあります。
ほとんどの世帯が集中している本村地区なんですけども火口から３キロ圏内にあるということでこの本村地区に、避難に使うための港があります。
港には現在その屋久島と定期的に無寸ぢる町営船、フェリー太陽という船が今本村港に向かっていますが、今その火口から３キロという、危険な範囲というところに入っているということもあっておおむね３キロというところに入っているということもあってその噴火の状況を確認しながら本村港が使用できるか町のほうでは確認するということです。
フェリー太陽なんですけども通常１００人乗りなんですけども１５０人まで乗船が可能だということで、このフェリー太陽が使えれば、１回で島民の全員が避難できる見通しだということです。
そして屋久島町はその住民の避難先としてその屋久島島内の５か所に避難所を設けることを決めています。
避難所は主に宮之浦地区の４か所それに吉田地区の吉田地区コミュニティーセンターということです。
現在、町のほうでは住民の受け入れに向けて避難所開設の準備をしているということです。
以上、鹿児島からお伝えしました。
口永良部島新岳噴火のニュースはこのあとも随時お伝えします。
いったん別のニュースです。
ＦＩＦＡ国際サッカー連盟を巡る事件で、去年ブラジルで開かれたワールドカップの組織委員会会長が起訴されたことを受けて、ブラジルの司法当局は捜査を開始すると発表し、事件を巡る捜査は、各国に広がりをみせています。
この事件で、ブラジルでは去年のワールドカップの組織委員会の会長を務めたブラジルサッカー連盟のジョゼ・マリア・マリン前会長とスポーツ関連会社の会長が、アメリカの司法当局に組織的不正の罪で起訴されました。
これを受けてブラジルの司法当局は２８日、サッカー連盟の幹部が関わる汚職事件について、国内における捜査を行うと発表し、ブラジルサッカー連盟から過去に放映権を扱う企業などと結んだ契約書の提出を受けるなど捜査を開始しました。
カルトーゾ法務相は、ブラジル社会はすべてが明らかになることを求めている。
違法行為は法律に従って厳しく罰すると述べ厳格に対処する姿勢を示しました。
ブラジルのメディアは起訴されたマリン前会長のほかその前任で、２３年間にわたってトップを務めた元会長、それに、現在の連盟の会長にも賄賂が贈られた疑いがあると報じていて司法当局の捜査に注目が集まっています。
今回の事件では、アメリカの要請に基づいて、スイスやアルゼンチンの司法当局も捜査を進めていて、ＦＩＦＡの不正疑惑を巡る捜査は、各国に広がりを見せています。
安全保障関連法案を審議している衆議院の特別委員会で、野党側は、日本の平和と安全に重要な影響を与える周辺事態を巡る岸田外務大臣の答弁が不十分だとして、委員会を途中で退席したため、その後の審議は行われず休憩に入りました。
衆議院の特別委員会は、きょうも午前９時から法案の審議が始まり、民主党の後藤政策調査会副会長は、日本の平和と安全に重要な影響を与える周辺事態を巡って、次のようにただしました。
ただ、野党側は、岸田大臣が、平成１０年の答弁が維持されているかを明確に答えておらず、不十分だとして納得せず、午前１０時すぎに委員会を途中で退席しました。
そして、その後の午前中の審議は行われず委員会は休憩に入りました。
これを受けて、与野党の理事が断続的に協議しており与党側は午後から審議を再開したいとしています。
一方、衆議院の特別委員会の理事会では、安倍総理大臣がきのう、民主党議員との質疑中に早く質問しろよなどと自席でやじを飛ばしたことを受けて、野党側が安倍総理大臣の謝罪を求め、与野党で引き続き協議することになりました。
再び噴火関連のニュースをお伝えします。
今入った情報です。
総務省消防庁によりますと、鹿児島県の口永良部島の新岳での噴火で、屋久島町から寄せられた情報として、口永良部島のすべての住民の無事を確認したということです。
総務省消防庁によりますと、鹿児島県口永良部島の新岳で噴火で、屋久島町から寄せられた情報として正午現在、口永良部島の８２世帯１３７人の無事を確認したということです。
すべての住民の無事を確認したということです。
お伝えしていますようにきょう午前、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が９０００メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル５に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、きょう午前９時５９分ごろ口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から９０００メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き正午すぎの時点で噴煙は、火口から１０００メートルの高さまで上がっています。
また噴火に伴って火砕流が発生し新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年８月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所にあたり、向江浜地区の北側にある前田地区には火砕流は到達していないことを現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前１０時７分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル３の入山規制からレベル５の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難などの指示に従って厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成１９年１２月に噴火警戒レベルが導入されてから今回が初めてです。
気象庁の北川貞之火山課長は、午前１１時半から記者会見し、口永良部島では、噴煙が９０００メートル以上上がるような爆発的噴火が発生し火砕流が海岸まで到達した。
今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があり、火砕流の到達が予想される地域では、自治体の指示に従って島の外へ避難をするなど厳重な警戒をしてほしいと呼びかけています。
屋久島町によりますと、口永良部島には、およそ８０世帯１３０人が住んでいます。
噴火警戒レベルが、レベル５の避難に引き上げられたことを受けて、町は午前１０時１５分、口永良部島の住民に避難勧告を出し、５分後の午前１０時２０分、全住民に対する島外への避難指示に切り替えました。
総務省消防庁によりますと、屋久島町から寄せられた情報として、正午現在、口永良部島のすべての住民８２世帯１３７人の無事を確認したということです。
屋久島町によりますと島の中心部にある本村港付近でも灰が降っているため、住民は、火口の北西およそ４．５キロにある標高２９１メートルの番屋ヶ峰と呼ばれる高台に一時的に避難しているということです。
高台では建物の屋上に避難したとみられる住民の方の姿が確認できました。
また避難のためのフェリーが、午前１１時５０分に屋久島を出て、口永良部島の本村港に向かったということです。
本村港に入れるかどうかは島に近づいたうえで状況を見て判断するということです。
一方、海上保安庁は、本村港の沖合に大型船を停泊させたうえで、港と船との間を小型船で行き来して住民を避難させることを検討しています。
海上保安庁は正午ごろヘリコプターで番屋ヶ峰の高台にある一時避難場所に隊員２人を降ろし、どのような避難方法が可能か検討しています。
また島の沖合には、海上保安庁の大型測量船、拓洋が到着していて、１６８人を乗せることができるため、この船で住民を避難させることができるか検討しています。
政府の対応です。
安倍総理大臣は正午前、次のように述べました。
政府は、午前１１時から関係省庁対策会議を開きました。
鹿児島県庁と結んだテレビ会議が行われ、鹿児島県の佐々木副知事は、午前１０時４０分に、自衛隊に対して災害派遣を要請したことや、鹿児島と宮崎、高知、熊本から防災ヘリが現地に向かうことなどを報告しました。
お伝えしていますように、きょう午前、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が９０００メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル５に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
総務省消防庁によりますと、口永良部島の新岳の噴火で屋久島町から寄せられた情報として口永良部島のすべての住民の無事を確認したということです。
総務省消防庁によりますと、屋久島町から寄せられた情報として正午現在、口永良部島の８２世帯１３７人の無事を確認したということです。
気象庁は引き続き厳重な警戒を呼びかけています。
では、為替と株の値動きです。
2015/05/29(金) 12:00〜12:45
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