あん?お母さんは東京には行かん。
見せて。
1時になりました。
引き続き、口永良部島の噴火に関するニュースをお伝えします。
きょう午前、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生し、噴煙が9000メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は、今後も爆発力が強い噴火や、規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に、噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き、正午過ぎの時点で、噴煙は火口から1000メートルの高さまで上がっています。
また噴火に伴って、火砕流が発生し、新岳の南西側から、北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分が、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある前田地区には、火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル3の入山規制から、レベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
口永良部島の住民によりますと、火口からおよそ2キロ離れた向江浜地区の70代の男性が、顔が灰で黒くなり、顔などにやけどをした状態で、番屋ヶ峰の避難場所に逃げてきたということです。
このとき、男性は自力で歩いていて、会話もできる状態だったということです。
また地元の消防にも、島にいた70代の男性がやけどをしたという情報が入っているということで、同じ男性と見て確認を進めています。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に、噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
気象庁の北川貞之火山課長は、午前11時半から記者会見しました。
住民の避難に関する情報です。
噴火警戒レベルがレベル5の避難に引き上げられたことを受けて、屋久島町は午前10時20分、口永良部島に、全住民に対する島外への避難指示を出しました。
総務省消防庁によりますと、屋久島町から寄せられた情報として、正午現在、島のすべての住民82世帯137人の無事を確認したということです。
屋久島町によりますと、口永良部島の中心部にある本村港付近でも、灰が降っているため、住民は火口の北西およそ4.5キロにある標高291メートルの、番屋ヶ峰と呼ばれる高台に、一時的に避難しているということです。
また避難のためのフェリーが、午前11時50分に屋久島を出て、本村港に向かったということです。
港に入れるかどうかは、島に近づいたうえで、状況を見て判断するということです。
一方、海上保安庁は、本村港の沖合に大型船を停泊させたうえで、港と船との間を小型船で行き来して、住民を避難させることを検討しています。
海上保安庁は正午ごろ、ヘリコプターで、番屋ヶ峰の高台にある一時避難場所に隊員2人を降ろし、どのような避難方法が可能か検討しています。
島の沖合には、海上保安庁の大型測量船、拓洋が到着していて、168人を乗せることができるため、この船で住民を避難させることができるか検討しています。
政府の対応です。
安倍総理大臣は正午前、次のように述べました。
政府は午前11時から、関係省庁対策会議を開きました。
鹿児島県庁と結んだテレビ会議では、鹿児島県の佐々木副知事が、午前10時40分に、自衛隊に対して災害派遣を要請したことや、鹿児島と宮崎、高知から、防災ヘリが現地に向かうことなどを報告しました。
政府は内閣府の赤澤副大臣を団長とする、政府調査団およそ10人を、正午前に鹿児島県に派遣しました。
調査団は、鹿児島県庁や屋久島で現地との連絡調整に当たるほか、今後、ヘリコプターによる上空からの視察を行う予定だということです。
では、鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長と電話がつながっています。
荒木町長、よろしくお願いします。
荒木です。
よろしくお願いいたします。
今、町長は口永良部島に到着されたというふうにも聴いているんですが、現在、どちらにいらっしゃるんですか?
防災ヘリで11時20分に、口永良部へ到着をしました。
今現在、島民が全員避難をしている、番屋ヶ峰という所におります。
島民の皆さんの様子はどうでしょうか?けがをしている人ですとか。
驚きもありますし、やっぱり、大変、不安定な状況ですよね。
体調を崩している方などはいらっしゃいますか?
少しやけどをした方と、気分が悪い方がいらっしゃいました。
その人は、もう防災ヘリで屋久島のほうへ搬送しました。
そうですか。
確認ですが、その搬送された方というのは、やけどをされた方と、気分が悪くなった方の2人ということでしょうか?
そうです。
2人とも男性です。
男性?その方は、もうすでに屋久島のほうに搬送したということですね?
はい。
もう屋久島のほうには到着されたんでしょうか?
そうです。
そうですか。
分かりました。
今後の避難なんですけれども、避難の準備と手順ですね、どういうふうに今、考えてらっしゃるんでしょうか?
今、町営船のフェリー太陽というのが、まもなく本村港へ入りますんで、入港できるような状況ですんで、港の状況は。
入港できるということですね?今。
ええ。
これを接岸をさせまして、大体3時ぐらいをメドに、島民を屋久島へ避難をさせようというふうに、今、協議をしているところです。
船に乗り込むのが3時ぐらいになるということでしょうか?
はい、3時前後になると思います。
3時前後に。
本村港に、これからフェリーを接岸させて、3時くらいをメドに住民の皆さんを船に乗せて、それから出港するということになってるわけですね。
ですから、大体5時前後に屋久島へ着くと思います。
なるほど。
その避難場所から、本村港までの移動なんですけれども、その安全の確認というのは、今、どういうふうに判断されているんでしょうか?
今、山も噴火、落ち着きまして、噴煙が上がっているような状況ですので、それを見極めながら、フェリー乗り場まで移動をさせたいというふうに思っています。
港までの移動手段というのは、どういうふうに確保されているんですか?
車です。
車で。
そうですか。
そのほか、その番屋ヶ峰以外に今、待機なさっている住民の皆さんもいらっしゃいますね。
湯向に初めいらしたんですが、これはもう、…の船で、先ほども出しました。
屋久島へ。
そうですか?
ですから今もう、現在、口永良部に残っているのは、番屋ヶ峰だけです。
なるほど。
じゃあその番屋ヶ峰の住民の皆さんが、3時ごろをメドに、船に行くという段取りが今、ついているということですね?
そうです。
屋久島での受け入れ態勢なんですけれども、どういうふうに今、準備なさってるんでしょうか?
今もうこれ、防災計画の中に、避難所を決めてあるんで、今、4か所、分散をしてもらう形で、今、その受け入れ態勢も、準備をしているところであります。
住民の皆さん、これから、知らない土地で避難生活ということになって、不安もあろうかと思いますけれども、そのあたりのサポートは、もう万全になっているということでよろしいでしょうか?
そうですね。
全力を挙げて、そういうケアもやりたいというふうに思っております。
ありがとうございました。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
鹿児島県屋久島町の荒木耕治町長に話を聞きました。
午前11時ごろ、噴火した口永良部島に近づくヘリコプターからの映像です。
新岳の付近から、白い噴煙が高く上がっていました。
島の北西にある、番屋ヶ峰と呼ばれる高台です。
建物の屋上に、避難した住民と見られる人の姿が見えました。
こちらは噴火口に近い斜面です。
頂上から山の中腹にかけて、降り積もった火山灰で、白っぽく、色が変わっているのが分かります。
火口から北西におよそ2キロ離れた、向江浜地区です。
建物への被害は確認できません。
島の沖合です。
島に向かう海上保安庁の船が見えます。
噴火したのは、午前9時59分ごろでした。
その瞬間の映像です。
黒煙が上がっていきます。
口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起きました。
噴煙は火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴煙の広がりは、気象庁のレーダーなどによる解析でも確認されました。
白い噴煙が高く上がっています。
火口周辺には白い灰が積もっています。
火砕流が流れた場所とは反対側の斜面は、噴火口に近い頂上一帯から中腹にかけて、降り積もった火山灰で、白っぽく色が変わっているのが分かります。
気象庁は、午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表。
噴火警戒レベルを、レベル5の避難に引き上げました。
鹿児島県屋久島町は、口永良部島の全住民に対して、島外への避難指示を出しました。
口永良部島の火山活動を研究している、鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
火砕流が出ているということですよね?レベルは?レベル5ね。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
政府は午前10時7分に、総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。
安倍総理大臣は昼前に、次のように述べました。
今回の噴火について、東京大学地震研究所の中田節也教授に、先ほど、電話で話を聞きました。
この新岳の噴火の状況、どのように見ていらっしゃいますか?
状況から見て、私たちがよく言う、ブルカノ式噴火という、そういうマグマ噴火だと思います。
桜島とか浅間山でしばし、起こる噴火ですけれども、そのようなタイプの噴火で、御嶽山のような水蒸気爆発噴火とか、そういうものではなく、やっぱり規模がそれなりに大きい噴火だと思います。
規模が、御嶽山などの水蒸気噴火に比べると、エネルギー等も大きいということですね?
大きいですね。
火山学的には、中規模噴火とか、そういう呼び方はしますけれども、それなりにインパクトの大きい噴火だと思います。
これはしばらく続くと見ますか?
1933年ぐらいには、やはり1か月ぐらい続いて、噴火が何回も繰り返したということが、この火山でありますので、それに近い状態になる可能性はありますね。
そうしますと、今後、注意すべき点といったことでいうと、どのようなことが挙げられますか?
やはり観測推移を見ないと分からないんですけれども、似たような規模の噴火を繰り返すという可能性を考えて、警戒するということが重要だと思います。
やはり島の外に、これから避難ということになるかと思いますが、やはり噴火の状況など、かなり細心の注意を払わないといけないですね?
そうですね。
これで終わったというわけではないので、やっぱり複数回、同じ規模のもの、今、ひょっとしたらもう少し大きいものも来るかもしれませんので、そういうことに備える必要はあると思いますね。
記憶に新しい、御嶽山の噴火ですとか、それから大涌谷の現在の状況など、火山活動ということで見たときに、何かしら、位置づけることはできるんでしょうか?
やはり東日本の大震災のあと、2日本全体が火山活動が活発化しているという、そういう状況だと思いますね。
その中の一つとして、今回、新岳が噴火したと?
はい。
いずれにしても、この火山は、2000年よりも少し前から、もうすでに山が膨らむとか、熱がたまるとか、マグマが非常に浅い所に接近してたんですね。
昨年、1回噴火しましたし、そういう意味では、非常に高いレベルにあったわけですね。
その意味で、今度いよいよ噴火かということだと思いますね。
こちらは現在の映像です。
海上保安庁の船が見えます。
ヘリコプターを積んでいる船です。
口永良部島の沖合に浮かんでいる海上保安庁のヘリを積んだ船の様子が映っています。
海上保安庁は、大型の巡視船さつまを、島の東部の湯向地区の沖に停泊させ、この地区の住民8人を、小型船を使って、順次、巡視船に収容し、避難させています。
海上保安庁は、大型の巡視船のさつまを、島の東部の湯向地区の沖に停泊させ、この地区の住民8人を、小型船を使って順次、巡視船に収容し、避難させています。
また鹿児島県警察本部によりますと、口永良部島の番屋ヶ峰に避難した、やけどをした72歳の男性と、体調不良を訴えている80歳の男性の合わせて2人を、午後1時ごろ、鹿児島県の防災ヘリコプターに乗せ、屋久島に向けて搬送しているということです。
現在、口永良部島の沖合に停泊している、海上保安庁の船の様子をご覧いただいています。
では社会部の災害担当、加藤記者に聞きます。
加藤さん、今、海保の船の様子もご覧いただきましたけれども、現在のこの避難の準備、そして、これからの手順について、少し明らかになってきましたね。
いくつか情報が入ってきていますので、ちょっと整理したいと思います。
まずこちら、口永良部島の地図ですけれども、噴火が起きたのは、こちらの新岳。
町の中心がこの辺りです。
町の中心からは南東の方向に当たるわけです。
噴火によって、火砕流がこの北西から南西にかけての、この辺りの地域に、火砕流が到達したと言っています。
しかし、気象庁の職員が確認したところ、こちらの前田という、こちらの向江浜の北の地域までには、集落には到達していないということが確認されていると。
先ほど、屋久島町の荒木町長のお話では、まず島の大半の方は、こちらの新岳から北西に4キロ余り行った、番屋ヶ峰、この一時避難所に多くの方が避難をしていらっしゃる。
それから、この向江浜にいらっしゃった方と思われますけれども、けがをされている、やけどなどをした方が。
それからもう1人の方も気分が悪いとおっしゃったお2人を、1時ごろ、県の防災ヘリで屋久島に向かっているというお話がありました。
それからこの新岳の北東の湯向という地域がありますけれども、ここに8人の方がいらっしゃったそうなんですが、先ほどの町長のお話ですと、海上保安庁の船で、もうすでに屋久島へ向かった、あるいは少なくとも口永良部島から島外に避難しているというお話がありました。
この番屋ヶ峰に今、島の多くの方が集まっているわけですが、この方々をどう避難させるかという点についても、情報がありました。
町のフェリーが今まさに、口永良部島に向かっていると。
その船には、十分、避難されている方が乗れるだけの、人数、それだけの能力があるわけですけれども、そちらの方々が、今、本村港に向かうと。
そして、午前中の情報では、本村港に入れれば、向かいたいというお話でしたけれども、先ほどの町長のお話で、本村港には入れそうだということなので、このあと、この本村港にフェリーを接岸させまして、そしてこの番屋ヶ峰から、車で、こちらのほうへ向かうと。
そして午後3時ごろをメドに、乗り込みを開始して、3時前後でしょうかね、屋久島のほうに向かいたいと言っていました。
通常ですと、こちら、定期便が出てますので、大体2時間弱の航路なんですけれども、当然、安全を確認しながらということになろうかと思いますので、3時ごろ出ますと、通常に行けば、5時ぐらいには屋久島に到着できるということでした。
それからこの地域ですね、今月23日に起きた地震のあとに、住民向けに、今後、どういうことが起こりうるのか、レベルが上がったときに、どうするのかという、説明会をすでにしています。
住民の方は、ある程度、どういったことを今後、していくのかということは、イメージはされてらっしゃると思いますし、役場の方も、それをイメージしながら、住民を安全な所に避難させて、最終的に、この島からフェリーで屋久島に向かうという手はずになってますので、そのあたり、今後、説明をどういうふうにされるのかというところは、十分、分かったうえでの行動になろうかと思います。
ただ、こういった状況の中で、この避難所から港へ向かう道中も、かなり不安があると思うんですけれども、住民の皆さん一人一人が、何か注意できることっていうのは、どんなことがありますか?
やはりまず、火山の状況をよく見るということですね。
今、現状ですと、先ほどのヘリコプターからの映像から見るかぎりでは、番屋ヶ峰の辺りまでには、火山灰は到達、少なくとも大量に降っているという状況ではないということで、移動に、現時点では、支障はないと思われますけれども、当然移動している最中、あるいは移動終わったときに、噴火するということも、十分考えられるわけですね。
そのときに、安全な場所はどこなのかというのを、一つ一つ確認しながら、そしてそのときに落ち着いて、役場の方、あるいは気象庁の方、海上保安庁の方の指示に従っていただくということが、何よりも大事だというふうに思います。
社会部の加藤記者に聞きました。
口永良部島のこれまでの経緯です。
口永良部島は、鹿児島県の屋久島の西北西およそ15キロにある、周囲の長さが50キロほどの島で、およそ80世帯130人余りが住んでいます。
新岳では、昭和8年から9年にかけて、断続的に噴火が発生し、住民8人が亡くなるなど、大きな被害が出ました。
また昭和41年の噴火では、噴煙が火口から高さ5キロまで上がったほか、直径1メートルの大きな噴石が、火口から北北東に3キロまで飛びました。
その後、昭和55年以降、噴火は起きていませんでしたが、去年8月に34年ぶりに噴火があり、山頂の火口から数百メートルの範囲に大きな噴石が飛んだほか、低温の火砕流の痕跡などが確認されました。
放出される二酸化硫黄の量は、去年8月の噴火以降、増える傾向にあり、1日当たりの放出量は、ことし2月は400トンから2700トン、3月20日の調査では、3700トンなどと、多い状態が続いていました。
3月と4月に行われた気象庁の現地観測では、火口の西側付近が熱くなる異常が見られました。
また3月24日以降は、夜間に高温のガスなどが噴煙や雲に映って赤く見える、火映現象が観測されました。
口永良部島で火映現象が確認されたのは、平成16年の観測開始以来、初めてで、その後の上空からの観測では、去年8月に噴火した新岳の火口周辺で、温度の上昇が確認されたということです。
火山性地震も時々発生していて、ことし1月24日には一時的に増加したほか、島内で揺れを感じる規模の地震が起きたほか、今月23日には、震度3の揺れを観測する地震が起きました。
また去年12月ごろから、島の一部が僅かに膨張していることを示すと考えられる地殻変動が続いていたということです。
火山噴火予知連絡会は、ことし2月、口永良部島では、火山活動が活発な状態が継続し、火山ガスや、地殻変動の観測から、今後、活動がさらに高まり、マグマ噴火に至る可能性があることを示す変化も見られ、活動の推移を注意深く見守る必要があるという検討結果をまとめていました。
では、鹿児島放送局からお伝えします。
鹿児島です。
避難の情報が入っています。
屋久島町によりますと、現在、口永良部島の住民の方々は、火口からおよそ4.5キロほど離れた、番屋ヶ峰と呼ばれる山に、ほとんどの住民の方、避難しているわけなんですけれども、この住民の方々が、火口からおよそ3キロほどにある本村港という、町営船フェリー太陽がふだん、入港する港のほうに、今、番屋ヶ峰のほうに避難している住民の方々が、移動するという情報が、今、入っています。
その後、フェリー太陽、もしくはほかにも海上保安庁の船などもございますので、そういった船によって、島の住民の方々、屋久島のほうに向かって避難するというような形になると、今後、思われます。
そして、けが人の情報も入っています。
口永良部島では2人のけが人の方がいらっしゃるという情報も入っています。
1人は72歳の男性の方なんですけれども、向江浜地区という、火口から2キロほどの場所にある地区の自宅にいたところ、火砕流に巻き込まれたという情報が入っています。
そして、1人の区長の方の情報なんですけれども、このけがをした、やけどをした男性なんですが、火山灰で顔が真っ黒になった状態で、現在の避難場所、番屋ヶ峰の避難所のほうに避難してきたということです。
そこで、避難場所のほうで、ペットボトルの水で顔を洗って応急処置をしたんですけれども、顔がやけどしているというふうな状況が入っています。
現在、航空機のほうで、こうしたけが人の方々を屋久島のほうに運んで、屋久島島内の病院のほうで、治療、手当てをするということです。
現在、そういったけが人の方々、搬送している最中ということで、今後、けが人の方々を、屋久島のほうに搬送するということになっています。
以上、鹿児島からお伝えしました。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生し、噴煙が9000メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が、新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き、正午過ぎの時点で、噴煙は火口から1000メートルの高さまで上がっています。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の、向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある前田地区には火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から、レベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
その住民についての情報です。
総務省消防庁によりますと、屋久島町から寄せられた情報として、正午現在、口永良部島の82世帯137人の無事を確認したということです。
警察庁や、総務省消防庁によりますと、住民の多くが、島の西側にある高台の、番屋ヶ峰の避難小屋に避難しているということです。
一方、口永良部島の住民によりますと、火口からおよそ2キロ離れた、向江浜地区の70代の男性が、顔が灰で黒くなり、顔などにやけどをした状態で、番屋ヶ峰の避難場所に逃げてきたということです。
このとき男性は、自力で歩いていて、会話もできる状態だったということです。
また地元の消防にも、島にいた70代の男性がやけどをしたという情報が入っているということで、同じ男性と見て、確認を進めています。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に、噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
では、口永良部島上空のヘリコプターから取材している木村カメラマンに伝えてもらいます。
木村さん。
鹿児島県の口永良部島です。
火口からは白い煙が上がっています。
現在、ヘリコプターは火口から10キロほど離れていますが、この辺りでも、やや硫黄の臭いを感じます。
画面の上のほう、火口の手前側、今ちょうど、画面の中心部ですが、そこにズームインしていきます。
こちらが、避難所となっていた番屋ヶ峰の避難所です。
まだ周辺には、人の姿が見えます。
さらにアップにしてみます。
建物の屋上や、前の駐車場の辺りに、人が集まっているのが分かります。
カメラを引いていきます。
今、画面に入ってきたのが、この島の中心的な集落です。
港の辺りをアップで見てみます。
道路を、車でしょうか、白い物が動いているのが見えます。
住宅のほうも、今、画面に入ってきたのは、学校でしょうか、学校には今、人の姿は見えないようです。
もう一度、火口のほうを見てみましょう。
火口周辺は、火山灰で白っぽく色が変わっています。
火口からは、まだ白い煙が上がり続けています。
以上、口永良部島の上空からお伝えしました。
住民の避難の動きです。
屋久島町によりますと、正午現在、口永良部島の西部にあり、一時的な避難場所となっている番屋ヶ峰には、およそ120人が避難しているということです。
また島の東部に位置する湯向地区の住民9世帯12人は、この番屋ヶ峰まで遠いことから、その場で待機しているということでしたが、海上保安庁は、大型巡視船さつまを、島の東部の湯向地区の沖に停泊させ、この地区の住民8人を、小型船を使って、順次、巡視船に収容し、避難させています。
また海上保安庁は、本村港の沖合に大型船を停泊させたうえで、港と船との間を、小型船で行き来して、住民を避難させることを検討しています。
このため海上保安庁は正午ごろ、ヘリコプターで、番屋ヶ峰の高台にある一時避難場所に、隊員2人を降ろし、どのような避難方法が可能か検討しています。
島の沖合には、海上保安庁の大型測量船、拓洋も到着していて、168人を乗せることができるため、この船で住民を避難させることができるかも検討しています。
海上保安庁の大型測量船で口永良部島に到着した、海上保安庁の職員によりますと、現在、職員5人で本村地区の見回りをしているということですが、住民は避難していて、姿は見られないということです。
職員はこのあと、多くの住民が避難している番屋ヶ峰の避難所に、救助に向かうことにしています。
また屋久島町によりますと、町長と町の職員1人が、鹿児島県の防災ヘリコプターで、口永良部島に到着し、住民の多くが避難している番屋ヶ峰で、現地の消防団などと避難の方法を協議しているということです。
町のフェリーは、午後1時半ごろに本村港の近くに到着する予定ですが、番屋ヶ峰から本村港まではおよそ2キロ離れており、徒歩で避難することが妥当かどうか、検討しているということです。
今、新しい情報が入ってきました。
口永良部島の消防団員に…。
新しい情報が入ってきました。
お伝えします。
口永良部島の消防団員によりますと、番屋ヶ峰の避難所に避難している住民およそ120人は、午後1時半ごろから、乗用車などで避難に使う港の本村港に向けて、移動を始めたということです。
口永良部島の消防団員によりますと、番屋ヶ峰の避難所に避難している住民およそ120人は、午後1時半ごろから、乗用車などで避難に使う港の本村港に向けて、移動を始めたということです。
では政府の対応です。
安倍総理大臣は正午前、次のように述べました。
政府は午前11時から、関係省庁対策会議を開きました。
鹿児島県庁と結んだテレビ会議では、鹿児島県の佐々木副知事が、午前10時40分に、自衛隊に対して災害派遣を要請したことや、鹿児島と宮崎、高知から、防災ヘリが現地に向かうことなどを報告しました。
政府は、内閣府の赤澤副大臣を団長とする政府調査団およそ10人を、正午前に鹿児島県に派遣しました。
調査団は、鹿児島県庁や屋久島で、現地との連絡調整に当たるほか、今後、ヘリコプターによる上空からの視察を行う予定だということです。
噴火したのは、午前9時59分ごろでした。
その瞬間の映像です。
黒煙が上がっていきます。
口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起きました。
噴煙は、火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴煙の広がりは、気象庁のレーダーなどによる解析でも確認されました。
白い噴煙が、高く上がっています。
火口周辺には、白い灰が積もっています。
火砕流が流れた場所とは反対側の斜面は、噴火口に近い頂上一帯から、中腹にかけて、降り積もった火山灰で、白っぽく色が変わっているのが分かります。
気象庁は、午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表。
噴火警戒レベルを、レベル5の避難に引き上げました。
鹿児島県屋久島町は、口永良部島の全住民に対して、島外への避難指示を出しました。
口永良部島の火山活動を研究している、鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
火砕流が出ているということですよね?レベルは?レベル5ね。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
政府は、午前10時7分に、総理大臣官邸の危機管理センターに、官邸対策室を設置。
安倍総理大臣は、昼前に次のように述べました。
では再び、スタジオは社会部の加藤記者に聞きます。
聞きます。
加藤さん、現在の避難に向けた準備の状況ですけれども、改めてどうなっているのか、整理してください。
先ほど最新の情報で、こちらの新岳から、北西の番屋ヶ峰、こちらに今、多くの方、100人余りの方が、一時的に避難してらっしゃるわけですけれども、そこからこちらの港の方向に、車などで向かったと。
この間、大体2キロぐらいあるそうですけれども、向かったという情報が、先ほど入ってきました。
町長の先ほどの情報で、町のフェリーが今、こちらの本村港に向かっているというふうに言ってまして、恐らくまもなく到着するものと思われます。
それに合わせて、なるべくスムーズな移動のために、こちら番屋ヶ峰から、現地の港のほうに向かったものと思われます。
気になるのは、現在の火口付近の様子、噴火活動の状況なんですけれども、これは今、どういうふうに見たらいいんでしょうか?
噴火直後は非常に黒くて、火山灰が大量に降り注ぐような噴火をしてましたけれども、先ほどのヘリコプターの上空からの映像ですと、白い噴煙が恐らく南側の方向に上がっていると、こちら南側の方向というのは、多くの方が避難されてらっしゃる番屋ヶ峰とは、番屋ヶ峰北西ですので、異なる方向に流れてますので、現時点で大きな噴火はそのあとは見られませんし、方向も違うということだと思います。
噴火した当初は、爆発的な噴火があった当初は、黒っぽい噴煙が上がりました。
そして今は、白っぽい噴煙にかわっていますけれどもこの違いというのは、何を物語って、意味しているんでしょうか。
一般的に黒い噴煙、黒い噴出物の場合は、よりマグマ性、マグマに関与している噴火が起きたときに見られるものといわれています。
口永良部島ですけれども、ブルカノ式噴火といいまして、どーんと爆発、大きな爆発をして、噴出物、一気に遠くに飛ばすといったそういった噴火が特徴なんですね。
恐らく10時前の噴火のときには、それが起きたというふうに見られますけれども、現時点では、その噴火の形態はいったん収まって、白い噴煙を上げるということですので、こちら、水蒸気とか残りの灰なんかを噴き上げているような状況だと思われます。
それから、ふもとの住民の方が、やけどをしたという情報も入ってますね。
これはどういうことによるものなんでしょうか?
噴火の直後に気象庁の発表にはありますけれども、南西、向江浜地区も含めて、火砕流が流れ下ったといっています。
火砕流は高いものになりますと、5、600度とか、800度とか、非常に高温になるんですけれども、その周辺だとか先端は、低温になるということもありまして、顔にやけどをされていらっしゃるとされていますので、数百度という、命に関わるような温度ではなかったんでしょうけれども、そういったものが到達してやけどをしてしまったという可能性はあるかもしれません。
火砕流としては比較的低い温度だけれども、人がそれに触れると、やけどをしてしまうぐらいの温度ではあると。
そうですね。
男性の方、どちらにいらっしゃったのか分からないので、状況ははっきりとしませんけれども、一般的に、顔などをやけどする場合には、そういった火砕流、あるいはその先端、外側の比較的温度が下がったところのもので、やけどをするということが過去にもありますので、そういったことで、けがをされたという可能性が考えられると思います。
そうしますと、まさに一応、住民の皆さん、安否は確認されて、全員が無事だということでありますけれども、まさに紙一重の状況だったことも考えられるんですが、今後、港まで移動して、それから船で完全に安全な所まで離れるまで、どんなことに注意していけばいいんでしょうか?
まず港、それからその集落の、大部分の集落がある地域には火砕流が、現時点では到達していないということです。
そういったことから、港の映像見ますと、茶色く濁ってますので、火山灰などが、降ったりだとか、あるいはかわを通じて流れ下ったりしてるかもしれませんけれども、少なくとも、現時点では火砕流が到達して、今、まさに危険だという状況ではないと、現地でも恐らくそういう判断をされたので、港に向かっているということだと思いますけれども、当然、火山活動というのは、時々刻々と変わる可能性もありますし、先ほど気象庁からも、今後も大きな噴火があるかもしれないという説明もありました。
なので、移動する際には、やはり山をよく見ておく、それから音だとか臭いだとか、それから噴煙の高さなんかに気をつけて、落ち着いて確実に指示に従って、移動していただくということが、何より大事だと思います。
新しい情報です。
屋久島町にある屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島から72才と82歳の男性2人が搬送されてきて、現在、治療中だということです。
けがなどの程度については、まだ分からないということです。
屋久島町にある、屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島から、72才と82歳の男性2人が搬送されてきて、現在、治療中だということです。
けがなどの程度については、まだ分からないということです。
口永良部島のこれまでの経緯です。
口永良部島は、鹿児島県の屋久島の西北西およそ15キロにある、周囲の長さが50キロほどの島で、およそ80世帯130人余りが住んでいます。
新岳では、昭和8年から9年にかけて、断続的に噴火が発生し、住民8人が亡くなるなど大きな被害が出ました。
また昭和41年の噴火では、噴煙が火口から5000メートルの高さまで上がったほか、直径1メートルほどの大きな噴石が、火口の北北東3キロにまで飛びました。
その後、昭和55年以降、噴火は起きていませんでしたが、去年8月に、34年ぶりに噴火が発生し、山頂の火口から数百メートルの範囲に大きな噴石が飛んだほか、低温の火砕流の痕跡などが確認されました。
3月と4月に行われた気象庁の現地観測では、火口の西側付近の温度が上昇する異常が見られました。
また3月24日以降は、夜間に高温のガスなどが、噴煙や雲に映って、赤く見える、火映現象が観測されました。
去年8月の噴火のあとも、時折、火山性地震が発生し、ことし1月24日には一時的に増加したほか、今月23日には、震度3の揺れを観測する地震が起きていました。
また去年12月ごろから、島の一部が僅かに膨張していることを示す、地殻変動が続いていたということです。
火山噴火予知連絡会は、ことし2月、口永良部島では今後、火山活動がさらに高まり、マグマ噴火に至る可能性を示す変化も見られるなどという、検討結果をまとめていました。
では再び鹿児島放送局からお伝えします。
鹿児島です。
避難の情報が入っています。
現在、火口からおよそ4.5キロほど離れた、番屋ヶ峰の避難場所に避難していた住民およそ120人なんですが、午後1時半ごろから、乗用車などで、避難に使う港、本村港に向けて移動を始めたということです。
この消防団員によりますと、この住民の方々、落ち着いて避難を、今のところしているということです。
この本村港なんですけれども、火口からおよそ3キロほど離れているんですが、居住地域の多くが密集する場所にあって、もしかしたら、噴火の際に港が使えなくなるというおそれもありました。
ただ、今、火山活動を注視しながら、屋久島町町役場のほうでは、この港のほうに船を入れて、およそ100人から150人ほど乗れるということですね、島民の方々ほとんどが、この船に乗れば避難できるということで、現在、フェリー太陽のほうがこの港に向けて、港に入れるかどうかというところで避難がこれから始まるというような予定になっています。
屋久島町のほうなんですけれども、この住民の方々、本村港で船に乗せて、屋久島のほうに、逃げるということが、避難することができたということになりましたら、屋久島の島内にある5か所に避難所を設けて、住民の方々の避難先とする予定となっています。
避難所になるのはその宮之浦地区の4か所、そして屋久島の吉田地区の1か所の合わせて5か所になります。
島の方々は、今現在、避難の準備を始めて、番屋ヶ峰のほうから、港のほうに避難を始めているということですね。
今、火山の活動状況、比較的、見たかぎりでは落ち着いているかもしれませんが、きちんとその火口のほう、噴火の様子などに気をつけながら、避難をしていただきたいと思います。
以上、鹿児島からお伝えしました。
では口永良部島上空のヘリコプターから取材している、木村カメラマンに伝えてもらいます。
木村さん。
鹿児島県の口永良部島です。
ヘリコプターは現在、島の北西側から撮影をしています。
火口からは今も、白い煙が上がっています。
画面のやや中央より右側のほうをアップにして見ていきます。
こちらが島の方々が避難をしている番屋ヶ峰の避難所です。
今、機体と島との間に雲が入って、若干よく見えませんけれども、先ほどまで、ここの周辺で、人の姿が見られました。
この避難所から、カメラを島の中央部、本村港のほうへと動かしていきます。
今、島の間に雲がかかって、よく見えない状況です。
今、画面の中央部に入ってきました。
こちらが本村港です。
先ほどご紹介した、番屋ヶ峰の避難所からこちらのほうへ、避難が始まっているという情報もあります。
カメラを少し引いていって、再び火口を見てみたいと思います。
火口と、港との関係は、こういった位置関係です。
では再び火口をアップにして見ていきたいと思います。
火口の周辺は火山灰が降り積もり、灰色に色が変色しています。
白い煙が今も上がっています。
風にあおられているのか、火山灰のようなものが少し舞っているような感じも見えます。
以上、鹿児島県の口永良部島上空からお伝えしました。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生し、噴煙が9000メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が、新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き、正午過ぎの時点で、噴煙は火口から1000メートルの高さまで上がっています。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある、前田地区には、火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から、レベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
総務省消防庁によりますと、屋久島町から寄せられた情報として、正午現在、口永良部島の82世帯137人の無事を確認したということです。
住民の多くが、島の西側にある高台の、番屋ヶ峰の避難小屋に避難しているということです。
一方、総務省消防庁によりますと、午後0時40分現在、口永良部島に住んでいる72歳の男性が、火砕流に伴う熱風で、顔にやけどをしたと見られ、現在、手当てを受けているということです。
男性は避難所まで歩いてきたほか、会話もできているということです。
また屋久島町にある、屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島から、72才と82歳の男性2人が搬送されてきて、現在、治療中だということです。
けがなどの程度については、まだ分からないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
2015/05/29(金) 13:00〜14:00
NHK総合1・神戸
ニュース「口永良部島 爆発的噴火」関連[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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