7直撃LIVE グッディ! 2015.05.29


≫こんにちは。
≫今日は安藤さん大変なことになってますね。
≫お伝えしていますように鹿児島県の口永良部島の新岳で午前10時少し前に、爆発的な噴火が発生しました。
まずは、その口永良部島の最新の映像からご覧いただきましょう。
これは現在の様子ではありません。
最新の映像です。
真ん中に白い噴煙をご覧いただけると思うんですがこれが新岳です。
噴火の直後は真っ黒な噴煙が上がっていまして火砕流が2kmほど離れたところの海辺まで到達するほどの勢いでした。
最新の情報ではこの噴煙は白く変わった状態が続いています。
≫この噴煙、一時は9000mまで高さが上がったということですが1時過ぎには600mから1000mぐらいにまで収まっているということです。
≫そして、この口永良部島にはおよそ137人の方がお住まいなんですけれども120人については避難場所に指定されている場所に避難ができているということで全島民の無事は確認をされています。
ただ、こちらの120人の方の中には気分が悪くなったりまた火砕流とみられるんでしょうか。
怪我を負った方もいらっしゃいましてそのお二方についてはすでに屋久島のほうに搬送されたということです。
それでは、今VTR編集の最中なんですがとにかく爆発的な噴火の一報で私たちはすごく驚いたんですけれどもここのところ地震の活発化などと併せまして新岳の噴火の兆候についても非常に注目されていました。
改めて最新の状況をご覧いただきたいと思います。
これは、ライブ。
今現在の上空からの新岳の様子です。
先ほど、最新の映像をご覧いただいたんですがそのときとあまり変わっていません。
噴煙の色はご覧いただけますように白です。
噴火直後は真っ黒な噴煙噴石を伴った火砕流が発生したんですが今現在は、白い噴煙がもうもうと立ち込めたような状況が続いています。
かれこれ3時間、4時間噴火から経とうとしているんですが現在のところまでは噴煙については白くなってきております。
ただ、先ほど気象庁の会見が行われたんですが気象庁の会見では午前10時ちょっと前のあの大規模な爆発的噴火と同等レベルの噴火が再び起こる可能性があるということでできるだけ速やかに島民全員の島外への避難ということが指示されております。
≫10時15分にそういった指示が出されました。
この新岳なんですが今年に入って新岳から放出する火山ガスは急増していたということで福岡気象台、今年2月にいつ噴火が起きてもおかしくないということで、実は去年の8月にも一度噴火をしていまして、そのときに噴火警戒レベル1から3に引き上げられたばかり。
そんな中で今回の噴火。
噴火警戒レベルが、一番高い5に引き上げられていたということです。
≫噴火レベル5というのは避難指示ということで今回は、全島避難ということになりました。
先ほども申し上げましたが島民が80世帯137人の方がこの口永良部島で暮らしていらっしゃるんですがそのうちの120人についてはすでに本村港近くの標高の高いシェルターのほうに避難が終わっています。
そして、本村港へ今度は移動してそこから本村港の沖合には、海上保安庁の測量船がすでに停泊しているという情報も入ってきています。
この船から随時、小型船を出してピストン輸送という形で本村港から住民120人については避難を完了させるという情報も入ってきております。
≫最終的には、屋久島の港まで住民を連れていき全島避難をするということなんですね。
≫そして、東側の湯向地区。
ここには17人が取り残されているという情報もあるんですがこちらの沖合には巡視船「さつま」がもう、そちらのほうに到着しているという情報もあります。
ですからこの「さつま」のほうで湯向地区の住民については救助が行われるというふうにも考えられます。
≫ご覧いただいているのは爆発の瞬間の映像なんですが何か非常にドーンと今まで聞いたことのないような地鳴りのような音がしたということで一時、最大噴煙は9000mにまで達したということです。
≫克実さん、9000mって9kmです。
≫縦で9kmってちょっとわかりませんもんね。
≫本当に想像を絶する。
多分、少し離れた。
これ、直線距離にすると12km離れているのが屋久島なんですがこの口永良部島というのは屋久島町の中に入るんですね。
その離れた屋久島からも多分、この噴煙9kmですからもちろん見えたというふうに思います。
そして、最新の口永良部島新岳の噴火後の様子なんですけれどもこれは、今、ライブの映像です。
上空からライブの映像をご覧いただいているんですが今、この白い噴煙なんですが真っすぐに立ち上るというよりも風にあおられて横に広がって流れていく。
こういう状況が続いています。
≫先ほど映像を見ているとこの噴煙の流れる方向なんですけれども島の西側の方向に向かって煙がかなり、流れていた。
南西向きですね。
≫ということで住民の方たちが多く住んでいる先ほどから言っているフェリーがいつも着く本村港というところについては押しなべて目立って被害は受けていないということです。
それでは。
≫口永良部島のドキュメントが。
噴火ドキュメントを見ていただきましょう。
≫これは「グッディ!」が入手した視聴者が捉えた口永良部島新岳の噴火の映像だ。
黒い噴煙が上空まで高く立ち昇る様子がよくわかる。
これは、気象庁のカメラが捉えた噴火の瞬間の映像。
空高く立ち昇る噴煙の様子が映し出されている。
別のカメラには…。
噴煙が一気に広がり視界はゼロに。
今日午前10時ごろ鹿児島県屋久島町口永良部島の新岳で爆発的噴火が起きた。
口永良部島は観光地の屋久島から西に12km離れた人口およそ130人の小さな島。
噴火直後、噴煙は9000m以上まで上がり火砕流が海岸線まで到達したのが確認された。
気象庁は午前10時7分に噴火警報を発令し噴火警戒レベル3の入山規制から5の避難に引き上げた。
屋久島町は島民およそ130人に対し午前10時28分に島の外に出るように全島避難指示を出した。
口永良部島の民宿に噴火直後の様子を聞いた。
≫口永良部島から12km離れた屋久島の人たちは…。
≫もう、私70過ぎましたけども初めて見てみましたね。
≫今後、同様の噴火は起きるのか。
そしていつまで警戒が必要なのか。
気象庁は午前11時半から緊急会見を開いた。
≫今後、同程度の噴火が起きる可能性があり噴石に警戒が必要とした。
全島民避難という緊急事態。
政府も、対応に追われた。
≫安倍総理も緊急会見を開いた。
≫このあと、中継を交え最新情報を伝える。
これは、今日午前0時半ごろ。
国交省が上空から撮影した口永良部島の映像だ。
噴火からおよそ3時間経つにもかかわらず噴煙が上空に立ち込めている。
避難所に向かっているのか人が走っている様子が映し出されている。
職員に先導されて住人が港のほうに向かっている。
その先には、避難用のボートが。
1分1秒を争う緊迫した避難の様子。
島の周りには住人を避難させるためかヘリコプターを載せた船も。
このあと、スタジオで噴火の最新情報をお伝えする。
≫本当に大変な映像でしたけども一刻も早く島民の皆さんの避難が終わることを祈りますね。
≫多分、リアルタイムで皆さんご覧いただいておりますけれども本当に刻一刻と避難が完了していくと思われますので随時、その様子についてはお伝えしてまいろうと思います。
≫今日の「グッディ!」パネラーご紹介します。
土田晃之さんと時事通信社解説委員の田崎史郎さんです。
よろしくお願いいたします。
≫田崎さん、官邸のほうもいち早く今回、対応しましたね。
≫やっぱり、時間帯的に夜とか未明ではなかったのでかつ、参院本会議を開いている途中だったんですね。
安倍総理はそこからすぐに指示を出しましたし。
一方、衆院の安全保障特別委員会がちょうど審議をストップしていたときなんですね。
≫なんか、あったんですね。
≫外務大臣の答弁をしていまして。
防衛大臣も動きやすい状況だったんですね。
≫それで安倍総理自ら記者団に対応しましたよね。
≫だからスピード感を出すためにも総理が、こういう場合やったほうがいいですし割合、そうしますよね。
≫土田さん、本当にこのところ日本はどうかしちゃったんじゃないかという状況が続いていますよね。
≫マグマがたまっているところはそれぞれ別だといういますがつながってるんじゃないかと思うくらいいろんなところで起こってますけど。
これと同じぐらいの噴火がまた、起きるかもしれないとさっき言っていましたものね。
いち早く避難をと思いますね。
≫では、今回の噴火なんですが経緯と場所を説明していきます。
噴火が起きたのが口永良部島。
場所なんですけれども鹿児島県の屋久島から西の方角におよそ12km離れたという島。
島民の人口は、137人です。
こちらの島の新岳で今日の午前10時前に大規模な爆発が起こりました。
この爆発によって発生したのが火砕流なんですけれどもその範囲というのがこういった、かなりの広範囲にわたって火砕流が流れ着いたと。
ここから大体、海岸までは2kmほどの範囲なんですけれどもこの向江浜という浜までは実際に火砕流が来たということが確認されています。
時速100キロから500キロともいわれている火砕流ですから本当に1分もかからずに到達した可能性も十分、考えられるわけですね。
今、ご覧いただいているオレンジ色の場所。
7つの区域にこちらの島の皆さんは居住しているんですが最終的に全島避難という指示が10時28分に出されました。
こちらの本村港という港にとりあえず集まって、ここから屋久島のほうにフェリーに乗って避難をするということなんですが噴火当時、こちらのほうでも火山灰が確認されていたということもあって避難場所をここから更に4km離れた番屋ヶ峰というところに移していました。
ここに120人ほどが避難をしていたということなんですよね。
それでは、改めてここで最新情報を鹿児島テレビの上片平アナウンサーに伝えてもらいます。
上片平さん、お願いします。
≫お伝えします。
今日午前10時ごろ屋久島町の口永良部島が爆発し噴火警戒レベルが5に引き上げられました。
今日午前9時59分に屋久島町の口永良部島の新岳が爆発しました。
噴煙は、火口から9000m以上まで上がり火砕流が新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで達しました。
気象庁は、噴火警戒レベルを入山規制のレベル3から住民避難が必要な5に引き上げました。
この噴火により、屋久島町は午前10時20分全島に避難指示を出しています。
県によりますと、口永良部には78世帯、117人が住んでいてこれに気象台の職員や長期滞在している大学生など合わせて136人が避難指示の対象となっています。
消防庁によりますとこれまでに、全員の無事が確認されているということですが消防組合によりますと72歳の男性が頭部などにやけどを負いヘリコプターで屋久島町内の病院に運ばれたということです。
また、避難する途中に1人が具合が悪くなり同じく屋久島町の病院に搬送されています。
気象台は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとしています。
屋久島町役場によりますと住民のほとんどが港のある本村集落に住んでいるということです。
また気象台によりますと火砕流は島の南西側から北西側にかけての海岸に到達しているということですが近くに民家はないということです。
役場によりますと午前10時15分に全島に避難指示を出していて住民は一時的に島の西側にある番屋ヶ峰という小高い丘に避難していてその後、町営フェリーで避難する予定です。
避難先は、屋久島の屋久島離島総合開発センターを予定しています。
それでは、口永良部島から避難する住民の船が着く予定の屋久島の宮之浦港から中継です。
≫屋久島の宮之浦港です。
こちらでは、口永良部島の住民を迎える準備が進められています。
私はこちらに船で移動したんですがその途中、口永良部島を遠くから見ることができまして噴煙が上がっている様子を確認できました。
こちらの港に口永良部島の住民が到着する時間はまだ、めどは立っていませんが口永良部島から船で出ますとこちらまではおよそ1時間半ほど時間がかかるということです。
現在、島では5か所の避難所を用意し住民を受け入れる準備を整えています。
こちらに口永良部島から船で到着した住民はバスで移動する予定でまもなく、そのバスがこちらに到着する予定です。
ここで、屋久島の住民の方にお話を聞きます。
爆発の瞬間噴煙を見られたということですがどんな様子でしたか?あそこの山が800mあるんですけどあれより、はるか上空を真っ黒い煙が飛んでいました。
≫色は黒かったですか?≫どす黒かったです。
≫やはり普段とは全く違う様子だったんでしょうか?≫屋久島から口永良部の噴煙を見ることはできませんが今回は、宮之浦地区の方たちも驚いたと思います。
≫高さというのはどれくらい…目で見た感じどんな感じでしたか?≫あれが800mですからあれよりはるか上をずっと流れていました。
≫今まで、そういったことを見たことはなかったですか?≫初めてです。
≫ありがとうございました。
屋久島の住民の方も驚くほどの噴煙が確認できたということです。
こちらに口永良部島の住民の方が到着する時間はまだわかっていませんが到着に備えて準備が進められています。
≫上枝さん「グッディ!」スタジオの安藤ですが1つ確認したいんですね。
私どもの手元に入っている情報では海上保安庁の船が本村港の沖合に停泊しているという情報があります。
皆さんが避難される船というのは民間のフェリーなんでしょうか。
それとも海上保安庁の船で避難されてくる。
どのような情報が、そちらには入っていますでしょうか。
≫今、私がお伝えした船というのは一般に運航している船です。
ですのでそのフェリーの到着に備えて今、こちらでは準備を進めています。
≫そうなりますと宮之浦ではこのフェリーで皆さんは避難してくるという情報なわけですね。
≫こちらの港の担当者に聞きますと、そのように話をしていました。
≫何時ごろ、口永良部島を出発するかということについては情報は入っていますか?≫そちらもわからないということでした。
ただし、先ほどお伝えしたとおり1時間半、時間があるということですのでいつ、こちらに到着してもいいように準備を進めているということでした。
≫そちらに到着したあとはバスで、皆さん移動するということなんですが屋久島のどこに皆さん避難されることになるんでしょうか?≫コミュニティーセンターなど公共の施設だということです。
≫これは、本当に先が見えない避難になる可能性がね。
≫上枝さん。
それは1回のピストンで終わるんですか?それとも何回かやらなきゃいけないんですか。
≫順調にいきますと、フェリーに島民の方は乗ることができるということなんですがただ、こちらでですとその避難の様子確認できませんのでなんとも言えない状況です。
≫いったん、引き取ります。
ありがとうございました。
このフェリーなんですが通常ですと100人乗船ということなんですね。
ところが多分車を載せる載せないという条件にも関わってくると思うんですが150人までの乗船は可能だということですので120人の方が今、いるとするならば1回での輸送というか1回での避難でもしかしたら乗船全員可能ということになるかと思われます。
こういう緊急時ですから一刻も早くということを考えますと多分、1回でということになるのではないかというふうに思います。
≫ここで東京大学地震研究所青木陽介助教とお電話がつながっています。
青木さん。
よろしくお願いいたします。
≫今回の噴火なんですがこれまでの映像等で何かわかることを教えてください。
≫今回の噴火は非常に大きいですね。
噴煙が9000mまで上がったということで噴火の大きさというのは噴煙の高さでわかるんですけれども非常に大きな噴火ということがわかります。
それから、はっきりと火砕流が流れているのが今の映像を見ても手前側に流れてきているのがわかりますね。
あとは、今の映像を見ますと白い煙が上がっているような状態ですけれどもそれは、最初のときのような激しい噴火というよりは主に水蒸気を上げてひと息ついているという状態かなと思います。
≫この真っ黒と白の違いというのはなんなんでしょうか。
≫黒いのは周りの岩石を巻き上げて激しく舞い上がっていると。
巻き込まれてる土砂が多ければ多いほど黒くなるんですね。
それに対して、白いのは主に水蒸気です。
あまり爆発力が強くなくて土砂をあまり巻き込まないで水蒸気だけが上がってると煙が白くなるんですね。
≫青木さん、このあとどのような活動になるのかは全くわからない感じですか。
≫それは読めませんね。
ただ、これだけの大きな噴火をしましたからいきなり終わることはちょっと考えにくい思うんですよね。
今は、ちょっとひと息ついた状態ですけれどもいきなり終わるということはちょっと考えにくくて。
少なくとも1週間。
もしかしたら、1か月とかそれくらいは様子を見ていく必要がありますね。
≫青木さん火砕流なんですけれども一般に、黒くうわっと舞い上がりましたよね。
これを火砕流と、こういうふうに考えていいんでしょうか?≫火砕流というのは今回の場合は噴火して、噴煙が高く舞い上がりましたけれども舞い上がりきれずに地面に落っこちてきてしまってそれで地面を、はうように滑ると。
今、画面の手前のほうに流れてきていましたけど。
今、モクモクはしているんですが基本的には地面をはうようにしているとご理解いただければと思います。
≫これは一般にどのくらいの熱があるんですか。
≫火砕流とひと口に申しましてもいろいろですが、今回は明らかにマグマそのものが関わった噴火ですので非常に高温だと思います。
何百度。
100度をはるかに超える300度、500度という非常に危険なものだと思います。
≫これ民家のほうにいっていればもちろん火災にもつながっていったということなんでしょうか。
≫それは、間違いありません。
もし民家のほうに広がっていれば間違いなく火災を引き起こしていたと。
≫今のところわかっているところでは男性お一人が全身にやけどを負うようなお怪我をなさっているということなんですがやはり、この火砕流の影響というふうに考えられるんですがいかがでしょうか?≫それは判断はしにくいんですけれどもその可能性はあるかなと思いますね。
≫先の見通しが立たないということなんですが今後の警戒点というのはなんでしょうか?注意点というか。
≫やはり、気象庁の発表にもありましたけれども今回の噴火と同じような噴火がここしばらく発生する危険がありますから発生に注意が必要なのとあと今、全島避難が完了しようとしていますけれどもやはり、そのような噴火が発生した場合に、火山灰ですね。
近隣の島に火山灰がかなり大量に積もる危険性がありますのでそれが一番注意するべきことかなと思います。
≫ちなみに、この口永良部島と屋久島は直線距離にしますと12kmしか離れていないんですが当然、屋久島のほうにも今後噴煙、そして灰が降ることも考えられるんでしょうか?≫考えられます。
火山灰というのは基本的に風に乗って運ばれるんですけれども日本の上空というのは西風が吹いていることが多くて。
屋久島というのは口永良部島の東南東くらいになると思うんですが風下になりやすい方角なんですよね。
ですから、火山灰が積もる危険性というのは高いと思います。
≫これは、もう1回こういうふうな噴火が起きた場合にやはり風によって相当今後の結果というのが左右されていくわけですね。
≫そうですね。
風上によって灰の運ばれる方向というのが≫ではここで今まさに避難をしようとしています口永良部島で民宿を営んでいます民宿がじゅまるの渡辺森保さんと電話がつながっています。
≫渡辺さん、すみません。
これから避難されるところですよね。
今、渡辺さんご自身はどちらにいらっしゃいますか?≫今、民宿です。
家のほうです。
≫まだ民宿のほうにいらっしゃる。
このがじゅまるがあるのはどの辺りですか?≫新岳からだいぶ離れてるところ真ん中ぐらいですね。
浜からかなり離れているところです。
≫地区でいうとどこですか?地域のお名前は?大体どの辺りですか?≫港から近くですね。
かなり離れています。
渡辺さんがいらっしゃるがじゅまるは何か被害はありましたか?≫大丈夫ということで今、電話連絡しているところです。
≫これから、避難ということになると思うんですが現在の段取り、何か渡辺さんがこういうふうにというふうに言われていることなどありましたら、教えてください。
≫ないですね。
≫何時ごろに港にフェリーが来るとかそういう連絡は?≫まだ聞いてないです。
≫何か防災無線等で連絡等はありましたか?≫ありました。
≫どのような内容でしょう?≫避難するということです。
全島避難です。
≫そのことだけを渡辺さんは聞いてらっしゃると。
≫そういうことです。
≫本村の辺りも海の色が変わっているという状況?≫見えないんですようちから海は。
今のところは大丈夫なので。
≫渡辺さん。
フジテレビ「グッディ!」の高橋といいますけれども当時、今日、お客さんとかいらっしゃったんですか?≫おりました。
≫満室ですか?≫ええ。
今、その人たちも今から避難してみんな帰っていきました。
今からフェリー「太陽」に乗るということです。
≫そこから今いらっしゃるところから港まではどのくらいかかるんですか?がじゅまるから港までは。
≫2〜3分です。
≫これから避難ということになるわけですね。
噴火の瞬間はどういう感じでしたか。
≫それはわかってないです。
≫わかりました。
どのようなものを持ってこれから避難されるんですか?≫着替えぐらいのものですね。
≫わかりました。
本当に避難が第一ですので行ってください。
ありがとうございました。
どうぞ、本当に安全に気をつけて避難されてください。
≫そしてスタジオには地震学に詳しい東京大学の笠原順三名誉教授にお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
≫私たちはすぐに全てを関連付けて考えがちなんですが今回のこの新岳の爆発的噴火というのは一連の火山活動の中でどういうふうに捉えたらいいんですか。
≫火山活動と地震活動は割と関係がありまして。
特に九州の火山は日向灘の地震活動と関係があるんですよ。
最近は桜島、それから今回の噴火。
それは割と場所的に接近して起きているということでこの2つは関係があると。
九州全体の火山も少し活発になってきておりますのでそういう意味で火山活動全体が関係があって活動していると。
あとは割と近い日向灘との地震活動からいえばこれは過去の例から見ると火山活動があると日向灘の地震があるとかその逆があるので地震活動の面でも日向灘を警戒する必要があるでしょうね。
≫ということは地震があると爆発があるという話はよく聞くんですけれどもその反対もあり得る?≫その反対もあります。
≫つまり爆発があったあとに地震が起きる可能性もある。
この2つに関連性があるんですか。
≫なかなか、はっきりわからない。
一般には地震活動と火山活動の関係というとなかなかわからないんですけれどもしかし、この九州については割と明瞭な関係があるので日向灘の活動、というかフィリピン海プレート自身が沈み込んでいる。
それが九州のほう一番西端のほうで沈みこんでいるんですね。
こういうようなフィリピン海プレートの沈み込みが関係したのがこの火山活動にも関係していると思われますね。
≫やっぱり切り離しては考えられないということですよね。
≫このあと地震もというのはちょっとまた更に怖くなりますね。
≫今回爆発的噴火ということで9km、9000mも噴煙が上がっているわけですよね。
この規模自体については何かいえることはあるんですか?≫非常に規模が大きいですね。
それで、亜硫酸ガスが非常に多く出てるのでこれは、マグマに関係していると思われますし。
全体が非常に大規模な噴火ですね。
≫9000mまで上がるというと素人考えでは田崎さんこの地下では大変なことが起きてるんじゃないかという。
≫先生がおっしゃっている日向灘が危ないっていうのはどの辺りの地域を指すわけですか?≫日向灘は全体に…。
≫これではあまり出てないですけどこの辺から南西諸島海溝っていう海溝があるんですね。
それがこの辺までくると日向灘と呼び名を変えていますが大体これくらいまでが日向灘で、その南西諸島海溝。
現在、割とこの南西諸島海溝奄美大島とかでも大きめの地震がありますので全体にやはりフィリピン海プレートが沈み込むということに関係があるだろうと思いますね。
≫霧島とか、阿蘇山のほうにはまだ関係ないんですか?≫全体にこの辺の火山活動が非常に活発になっているのでこの辺まで火山活動が活発になる可能性もありますしそれと、この日向灘南西諸島海溝と一緒につながっていますのでこの活動も活発になる可能性が。
≫今示されている数字というのは噴火警戒レベル、現在の数字です。
≫でも、この噴火の規模とやはり、地下で起こっているマグマの活動というのはもちろん比例しているわけですよね。
≫ほぼ比例してるといっていいでしょうね。
全体に山体が傾斜しているということから≫では、ここで屋久島で民宿を営んでいます民宿ながた岳の牧勝広さんとお電話がつながっています。
牧さんよろしくお願いいたします。
牧さんも屋久島ですよね。
牧さんの民宿は。
でも、今回の噴火のときにものすごい噴煙が降りかかってきたんですか。
≫うちのほうには風の関係で少しだけきました。
ただ、灰は降っていません。
集落ではね。
≫爆発的噴火なんですけれどもどんな様子だったんでしょうか。
≫噴火の瞬間というのは私どもは見ていませんので。
今の画面に映っているところです。
この近くから私、今電話させてもらってますけれども。
≫これ、大体距離にしてどのぐらいですかね。
口永良部島と。
≫12kmくらいでしたっけね。
≫底から噴煙が降ってきたということなんですかね。
≫牧さん音は聞こえなかったんですね?≫音は私、ちょっと作業中で音は聞こえなかったんですけれども。
≫かつて去年も口永良部島は噴火をしているんですけれどもこのような規模の噴火はかつてご覧になったことはありますか?≫はい。
私の記憶では昭和41年に結構大きな噴火がありましたね。
それと、もう一度昭和50年代ですかね。
もう1回、ありました。
それで記憶の中では3度目になりますね。
あと、小規模のは何回かあると思うんですけれども。
≫どうなんでしょうか。
今回の噴火を昭和41年のときの噴火と比べて、そのときは犠牲になった方も出ているんですけれどもどんな感じでしょうか。
比較すると。
≫実は、昭和41年のころに、私高校の時代で、宮之浦のほうに住んでいたんですが宮之浦から距離にして20kmあまりあるんですけれどもそこまでかなりの灰が降っていました。
≫やっぱり風向きとか…。
今後、口永良部島の方たちが屋久島のほうに避難されるということなんですが過去にもこうした場合に、屋久島のほうに避難されてきたという記憶はありますか?≫ありますね。
全島避難といいますか一応全島だったんですけれども正式には皆さんじゃなかったみたいなんですけども去年かな、おととしかな前回の噴火のとき。
そのときに避難されてますね。
それで、今日の場合はすでに町の定期船で宮之浦港のほうへ避難したんじゃないかなと思っています。
≫これから避難されてくるということのようで宮之浦のほうでは、今迎える準備を整えているということでした。
やっぱり民宿を経営されている牧さんなんかもそうした避難に力を貸されたりするんですか?場所を提供されたたりということもあるんでしょうか。
≫それは、120名前後ですのでそれは、町のほうで対応されると思います。
ただ、日にちが経過するにつれては知り合いの方たちがうちのほうにもおいでになる方が出てくるかと思っています。
≫風向きということですから今後…。
≫牧さん、今週、今日金曜日で明日週末ですけれども予約のお客さんへの影響はないんですか。
≫私のところ、多分影響はないと思います。
屋久島のほうは、灰が山のほうでは降っていると思うんですが大した被害直接的なものはないかと思います。
≫ただ、今後、気象庁でも同じくらいの規模の爆発的噴火があるのではないかというふうに予測をしております。
風向きによっては屋久島のほうも被害を受ける可能性も捨てきれませんよね。
≫そうですね。
今日は幸いに東の風だったんですよね。
東からの風ですので南西のほうへ噴煙が流れていますのでこちらにはさほどの影響はなかったということになりますね。
≫わかりました。
牧さん、ありがとうございました。
ちょうど対岸から見るような形になってたわけですけどね。
≫今回の噴火で発生した火砕流なんですが、過去にも日本で大きな被害をもたらしています。
≫画面を覆うほどの真っ黒な噴煙。
今日午前10時ごろ爆発的な噴火を起こした口永良部島の新岳。
≫そもそも火砕流の名が広く知られることになったのは1991年。
長崎県の雲仙・普賢岳での噴火。
噴火直後に発生した火砕流によって43人が死亡、死因のほとんどがやけどだった。
その後の調査によればこのとき発生した火砕流の速度は毎秒100メートル。
中の温度は400度にまで達していたという。
犠牲者のやけどは全身はもちろん気道や肺の中にまで及んでいたという。
火砕流とは噴火によって巻き上げられた火山灰や軽石が一体となって地表を流れる現象。
火山噴火による災害の中で最も大きな人的被害を起こすともいわれている。
火砕流は、空気よりも重いため水が流れるように山の斜面を下る。
その速度は時速200キロを超えるものも珍しくないといい人間の足で逃げきることは到底不可能とされている。
去年発生した御嶽山の噴火。
その際に起きた火砕流は比較的低温だったとみられていてやけどによる被害はなかったという。
それでも被害に遭った登山客は…。
≫お伝えしていますように今日、口永良部島で爆発的噴火がありました。
これは、午前10時本当、ちょっと前。
午前9時59分だったんですが一時はこの噴煙が9000mまで上がったということで本当に大規模な噴火が発生しました。
まだまだ油断ならないのは同じ規模の噴火が起きる可能性があるということなんですよね。
2015/05/29(金) 13:55〜14:55
関西テレビ1
直撃LIVE グッディ![字]

中村獅童が豪華披露宴!各界著名人700人が集結…初公開!花嫁との秘話▽今井さんの訃報に仲間たち涙…ガン告白会見から4週間壮絶な病との闘いと舞台への思い

詳細情報
番組内容
 個性派人気俳優・高橋克実と報道キャスター・安藤優子がお届けする「フツーのニッポン人の見たい情報に日本一寄り添う“ちょっと硬派な、どワイドショー”」。事件、事故、政治、経済、芸能、スポーツ、グルメ、健康…、視聴者が見たい、知りたいと思うあらゆる情報を、視聴者が知りたいように、知りたいだけ伝える番組です。
番組内容2
 午後の時間帯は、ニュースがまさに動いている時間帯。その「現場の今」を徹底的にLIVEで伝え、曜日ごとに登場する日替わりの芸能人パネラー、各分野で活躍する専門家ゲストが、様々なニュースに斬り込みます。
 そして、ニュースだけでなく流行、グルメ、趣味、健康などの生活情報も、テーマの新鮮さ、情報量の多さで、視聴者の知りたい欲求に応えていきます。
番組内容3
 『直撃LIVE グッディ!』は、そんな「視聴者ファースト(第一)」な番組です。
出演者
【キャスター】
高橋克実 
安藤優子 

【進行アナウンサー】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー) 

【情報キャスター】
倉田大誠(フジテレビアナウンサー) 

【パネラー】
〈月〉 マキタスポーツ 
〈火〉 高橋茂雄(サバンナ) 
〈水〉 カンニング竹山 
〈木〉 川島明(麒麟) 
〈金〉 土田晃之
ご案内
※放送内容が変更になる可能性があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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