では為替と株の値動きです。
引き続き、鹿児島県の口永良部島新岳で起きた爆発的な噴火についてお伝えしていきます。
鹿児島県の口永良部島の新岳で、きょう午前、爆発的な噴火が発生し、噴煙が9000メートル以上の高さまで上がったほか、火砕流が、新岳の南西側から北西側にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁は、今後も爆発力が強い噴火や、規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
それでは、口永良部島の上空からお伝えします。
口永良部島の上空です。
現在、ヘリコプターは島の北側から島を撮影しています。
火口をアップにしていきます。
新岳の火口からは、今も白い煙が上がり続けています。
この火口のふもと、北東側のふもとの方に、集落があります。
この集落の近くに、現在、海上保安庁の船が近づいていて、救助活動を行っています。
船をアップにしていきます。
船の後部甲板には、ヘリコプターが搭載されています。
この対岸になる集落、こちらの救助活動を行うということです。
以上、口永良部上空からお伝えしました。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また、噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで、到達したのが確認されました。
口永良部島の新岳の現在の様子です。
噴火は現在も続いています。
白っぽい噴煙が大量に立ち上り、画面の右側、南西側へと流れている様子が分かります。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある前田地区には、火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が、確認したということです。
気象庁は午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル3の入山規制から、最も高いレベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難などの指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
警察庁によりますと、午後1時現在、島の住民全員と連絡が取れているということで、このうち72歳の男性が、顔にやけどをして、屋久島の病院に搬送されたということです。
また、住民や気象庁の職員など、およそ140人のうち120人ほどは、島の西側にある高台の番屋ヶ峰の避難小屋に避難しているということです。
このほか、鹿児島県警、大分県警、長崎県警、山口県警から、広域警察航空隊を現地に派遣し、ヘリコプターで上空から状況の確認を進めています。
屋久島町にある、屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島から、72歳と82歳の男性2人が搬送されてきて、現在、治療中だということです。
けがなどの程度についてはまだ分からないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に、噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
住民の避難を巡る、午後1時40分現在の状況です。
屋久島町によりますと、島の中心部から最も離れている湯向地区の住民12人のうち、地区にいた8人は、海上保安庁の小型船で避難したということです。
そのほかの住民は、番屋ヶ峰に一時避難していると見られ、およそ2キロ離れた本村港から、フェリーで避難する予定だということです。
フェリーは、午後1時20分に本村港の沖合に到着したということですが、港に接岸できるかどうか、現地の状況は、町にはまだ入っていないということです。
また口永良部島の消防団員によりますと、番屋ヶ峰の避難所に避難している、住民およそ120人が、先ほど午後1時半ごろから、乗用車などで、本村港に向けて移動を始めたということです。
このほか海上保安庁は、150人を収容できる大型巡視船さつまを、湯向地区の沖に、そして168人を収容できる大型測量船、拓洋を、本村港の沖に停泊させていて、住民をどのように避難させるか、検討しています。
このほか、鹿児島県警、大分県警、長崎県警、山口県警から、広域警察航空隊を現地に派遣し、ヘリコプターで上空から、状況の確認を進めています。
また避難誘導などに当たるため、機動隊員らが、海上保安庁の巡視船や、鹿児島県警の警備艇で口永良部島に向かっていて、午後3時ごろまでに到着する予定だということです。
口永良部島に最も近い、屋久島漁協の上屋久支所によりますと、屋久島町からの要請を受けて、漁船1隻が本村港に向かいました。
しかし漁船からの連絡によりますと、噴火が続いていて危険なため、港に接岸できず、海上で待機している状況だということで、町からの指示を待っているということです。
スタジオ、社会部、加藤記者に聞きます。
これから焦点になるのは、住民の方々の島外への避難ということになりますが、これはどのように進められることになりますか。
そうですね、まず住民の方がどちらにいるのか、見ていきたいと思います。
こちら、口永良部島の地図ですけれども、まず住民の多くの方、こちらの番屋ヶ峰にいらっしゃいます。
先ほどの町長のお話ですけれども、この向浜地区にいた1人の方がけがをされている、それからもう1人、気分が悪いという方がいらっしゃって、お2人の方がいらっしゃって、この方たち、すでにヘリコプターで島の外に、屋久島に向かってらっしゃる。
それから新岳から北東の方向、湯向という地区があります。
こちらのほうは、すでに海上保安庁の船を使い、小型船を使って、8人の方、いずれも島の外に出ているという情報が入っています。
多くの方が、この番屋ヶ峰地区から今後、この本村港に入りまして、船で避難する予定になっていますが、ちょっと。
少し大きくなっていますが。
すでに多くの方が移動を始めているという情報もありますけれども。
そうですね、ここから、先ほどの一時避難所から港まで、まあ大体、陸路で2キロぐらいあるということでした。
すでに、町の船が、フェリーが沖合にまで到着しているという情報があります。
それからもう1船、海上保安庁の小型測量船もすでに到着しているという情報が入ってます。
ふだん、このフェリー、ここで通常の旅客船として。
この本村港に?
入港してますので、それ自体は問題ないとは思うんですけれども、ここの状況がどういうことかということを、恐らく確認しているんだろうと思われます。
そして、1時半ごろ、午後1時半ごろですけれども、この番屋ヶ峰地区から何人かが、この本村港に向かって、出発しているという情報もありますので、恐らく、行って、現地の状況、大丈夫なんだろうか、安全なんだろうか、それから施設も含めて、着岸できるんだろうかということを、今まさに確認しているんじゃないかなというふうに思われます。
ただ、港の状況、あるいは車で向かう際の道路の状況など、そのいろいろと注意を払わないといけないところがありますが、どういったところに注意が必要になりますか?
まず、移動に関して言いますと、当然、火山灰が多く積もってる地域、この山頂の周辺、あるいはわりと南側の地域だというふうに、映像からは見られますけれども、この辺りも当然、火山灰が降っている、あるいは積もっている所もあるということが考えられます。
例えば、風で舞って、前が見えなくなるということもありえますし、噴火の今後の状況、それから風向きによっては、火山灰が降ってくるということもあろうかと思いますので、よくよく気をつけながら、こちらに移動をしていただきたいと。
火山灰を吸い込んだりすることがないようにしないといけませんね。
そうですね、それから前が見えなくなる所もあるかもしれません。
次、この港の状況ですけれども、船がうまく接岸できれば、いずれの船にしましても、全員の方を乗せて、屋久島のほうに向かうという、収容人数としては問題がないので、もしうまく使えれば、そのまま町長のお話どおり、3時をメドと言っていましたけれども、屋久島へ向かうことができるかもしれませんけれども、もし仮に、ここの設備に何かしらの問題がある、あるいは状況が変わって、危険な状況になった場合には、例えばこの北側の港ですとか、それ以外の港を、例えば、こういった小型船でピストン輸送しながら、こちらに移すということも考えられるかもしれないです。
まずはこの本村港に接岸、入港できるかどうかが焦点ということになりますね。
そうですね。
分かりました。
社会部の加藤記者に聞きました。
それでは屋久島町、荒木耕治町長と電話がつながっていますので、聞きたいと思います。
荒木町長、聞こえますでしょうか。
はい。
お忙しい中、すみません。
今、町長は港に着いたということですけれども、これ、本村港に今、いらっしゃるということでしょうか。
そうです。
港の状況ですとか、避難の状況、どうなっていますか、今。
今、港の確認をして、フェリー太陽がつけられるような状況ですので。
フェリーは接岸、入港できる状況だということですか。
そういう判断をしましたんで、今は沖合で停泊して待っているんですが、フェリー太陽は。
それを2時半ぐらいに接岸をさせて。
2時半。
その事務員の方が乗るということになりますよね。
これはすでに住民の方は、もう港に今、いらっしゃってるんですか?
そうです。
もう、待機しているという状況ですか。
もう避難所は全部出ましたんで。
もう、番屋ヶ峰の避難所は出て、皆さん、本村港に移動されたと。
そうです。
そうですか、どうなんでしょう、本村港ですね、火山灰ですとかの様子っていうのはどうなってますか。
今もうはい、全然降ってない状況ですので、ちょっと風向きが、ここ、本村港、下げているような風向きなんで、ここで灰は降ってないんですよ。
今は比較的、落ち着いた、穏やかな状況だということですね。
そうです。
ですから、船を着けて、ここから出そうという判断をしたところです。
なるほど。
島民の方々ですね、避難する際には、例えば、避難するための準備をしてから出てらっしゃるんでしょうか。
いや、それは…何日になるか分からないという不安もありますんで、3日なのか1週間なのかっていうのがありますから、ちょっとした着替えとか、準備をしてもらって、2時半に港にすべての人に集合してもらうというふうに、今言っているところです。
町長、記者の加藤と申します、よろしくお願いいたします。
はい、どうも、お世話になります。
2、3、お伺いしたいと思います。
まず現状ですと、船は着岸できそうだということでした。
いずれも、町のフェリーで全員、屋久島に向かえそうだというふうに理解してよろしいでしょうか?
そうです、今ですね。
大体、接岸してから、次、出発するまで、大体、どのぐらいの時間がかかるというふうに現地では?
まあ、3、40分、見ているんですよ。
3時過ぎぐらいに出せればいいなと思っているんですが。
分かりました。
そして、住民の方も、不安な方もいらっしゃるというお話でしたけれども、町長ご自身、どのようにして、住民の方には、お声かけなり、されていらっしゃるんでしょうか。
今も万全に、住民のやっぱり命が大事ですから、皆さん、それぞれの思いありますけれども、いっぺん、島外に出てもらうということで、今、そういう話を、今、島民の人とはしています。
先週の地震のあとに、住民の説明会だとか、そういったことで、避難する可能性なんかについても、説明されてらっしゃったと思いますけれども、そういったことによって、わりと混乱はしてないというか、そういった効果みたいなものはあったというふうにお考えでしょうか。
それはもちろん、十分にあると思います。
昨年の8月3日もありますんで、それ以上の噴火ですから、今度は。
ですから、島民の方たちに、そういう意識はあります。
荒木町長、このあと、町長も一緒にフェリーに乗る予定ですか。
いや、私は今、今度、チャーター船が、漁船が来てますんで。
別の漁船で。
それで、ちょっと船足速いんで、屋久島のほう、本部のほうに帰ろうと思ってます。
先回りして。
今度は向こうの受け入れ態勢もありますんで。
そうしますと、屋久島に、島民の方たちが乗ったフェリーは、何時ぐらいに着くことになりそうですか?
5時ぐらいには着くと思います。
17時、5時ぐらいですね。
5時前後には。
できるだけ明るいうちに、そういう作業を終えたいなと思ってまして。
今、NHKのテレビでは、現在の本村港の様子、映ってるんですけれども、このフェリーに、島民の方を、まあ、言ったら、100人以上になりますか、乗っていただいて、出発ということになりますね。
これ、緊急時は140名ですから、定員は。
もう、接岸しているように、映像では見えるんですけれども。
これまた別の船ですね。
まだフェリー自体は沖合にあって。
フェリーは沖にいると思います。
このあと入港してということになりますね。
はい、そうです。
屋久島に避難してから、受け入れ態勢、4か所というようなお話もあったと思うんですけれども、そこに、それぞれの地域ごとに分けてということになりますか?
地域ごとというよりかは、グループ分けをしてですね、本村地区にほとんど住んでる方ですから。
なるほど。
食べ物ですとか寝具などですね、用意は整っているんでしょうか。
もうそれは今、屋久島のほうできちんとやってて、婦人会の方たちも炊き出し等も、準備をしてくれてますんで。
町長としては、島民の方々のサポート、ケア、どういったところに注意して行っていきたいと考えていますか。
やっぱり、初めてっていいますか、噴火で精神的にやっぱり心配されてる方、結構、高齢者の方多いんでですね、そういうこと。
子どもたちも、中学生が6名、小学生が10名いますので、この子どもたちも、やはりそういうことが精神的にも、落ち着くようなところに、気をつけていかなければいけないなと思ってますけれども。
分かりました。
お忙しいところ、ありがとうございました。
いえ、どうかよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
屋久島町長、荒木耕治町長にお話を聞きました。
それでは、口永良部島から避難する住民を乗せた船が到着する予定の、屋久島から中継です。
口永良部島から東に30キロほど離れた、屋久島町の宮之浦港です。
口永良部島へとつながる唯一の交通手段でもあるフェリーの発着場所にもなっています。
口永良部島の新岳が噴火したことを受けて、島の住民は、隣のこの屋久島に避難することになっていて、ここ、宮之浦港に到着する予定です。
屋久島町によりますと、正午現在、島の西部にあり、一時的な避難場所となっている、番屋ヶ峰には120人が避難しているということです。
また、島の東部に位置する湯向地区の住民、9世帯12人は、番屋ヶ峰まで遠いことから、その場で待機しているということです。
このあと、島民が到着する予定の、屋久島町の宮之浦港からお伝えしました。
政府の対応です。
安倍総理大臣は、正午前、次のように述べました。
安倍総理大臣は、公明党の山口代表と会談し、政府として全力を挙げて、住民の安全確保のために、緊急の対応を取っていると述べました。
これに対し山口氏は、かつて三宅島の噴火災害で、全島民が避難した経験がある。
まずは住民の安全確保と、当面の生活支援に万全を期すとともに、島民が島に帰れるようになるまで、しっかり支援を尽くしてもらいたいと述べました。
政府は午前11時から、関係省庁対策会議を開きました。
鹿児島県庁と結んだテレビ会議では、鹿児島県の佐々木副知事が、午前10時40分に、自衛隊に対して災害派遣を要請したことや、鹿児島と宮崎、高知から、防災ヘリが現地に向かうことなどを報告しました。
政府は、内閣府の赤澤副大臣を団長とする政府調査団およそ10人を、正午前に鹿児島県に派遣しました。
調査団は、鹿児島県庁や屋久島で現地との連絡調整に当たるほか、今後、ヘリコプターによる上空からの視察を行う予定だということです。
噴火したのは、午前9時59分ごろでした。
その瞬間の映像です。
黒煙が上がっていきます。
口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が起きました。
噴煙は火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
口永良部島の火山活動を研究している、鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
火砕流が出ているっていうことですよね。
レベルは?レベル5ね。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
口永良部島からおよそ15キロ離れた屋久島で、正午ごろに撮影された映像です。
噴火によると見られる火山灰が、雪のように降っています。
白い噴煙が高く上がっています。
火口周辺には、白い灰が積もっています。
火砕流が流れた場所とは反対側の斜面は、噴火口に近い頂上一帯から中腹にかけて、降り積もった火山灰で、白っぽく色が変わっているのが分かります。
気象庁は、午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル5の避難に引き上げました。
鹿児島県屋久島町は、口永良部島の全住民に対して、島外への避難指示を出しました。
一時避難所に指定されている、番屋ヶ峰と呼ばれる高台では、建物の屋上に避難したと見られる住民がいるのが確認できました。
住民を避難させるための準備でしょうか、本村港に船が入っていきました。
口永良部島の消防団員によりますと、番屋ヶ峰の避難所に避難している住民およそ120人は、午後1時半ごろから、乗用車などで、避難に使う港の本村港に向けて移動を始めたということです。
現在の中継映像です。
フェリーが島に向けて移動しているのが分かります。
島の住民の方々を乗せる船と見られます。
フェリーが今、全島避難のために、島に向けて移動しているのが分かります。
先ほど、屋久島町の荒木町長の話によりますと、本村港に接岸することができると判断したというお話でした。
このあと、フェリーは本村港に入港、接岸して、島民の方を、フェリーに乗せたあと、屋久島に向けて出発することになっています。
加藤さん、フェリーが動いている様子、映像で確認できましたけれども、このあとの手順から、まず、先ほどの荒木町長の話も含めてですね、まとめてもらえますか。
先ほどの荒木町長のお話ですと、町のフェリーが、本村港に接岸することができる、そしてそのフェリーには、すべての住民を乗せることができるとお話しし手いました。
2時半ごろをメドとおっしゃっていましたけれども、まもなく、今、映像でも港の入り口に入ってきているのを確認できますので、このあと、そうあまり遠くない時間で、フェリーが本村港に接岸をして、そして住民の方を乗せてですね、およそ30分から40分程度かかるのではないかという説明でしたね。
そして、いずれも乗りきったあとで、3時過ぎになろうかと思いますけれども、屋久島へ向けて出発するというお話でした。
もうすでに、住民の皆さんは、この本村港に到着しているというお話でしたので、船が接岸ししだい、乗り込むということになりますね。
そうですね。
先ほど、噴火直後ですね、住民の多くの方は、新岳の山頂から、噴火している山頂から、この4.5キロほど離れた番屋ヶ峰に一度、いったん避難をされました。
そのあと今、1時半ごろから、こちらの本村港に向かって、現時点では住民の方皆さん、こちらにもう、港の辺りにいらっしゃると。
今、町のフェリーが、もうまもなく到着できるというところまで来ていますので、ここで船の接岸を待って、そして住民の方、この船に乗り込んで、このあと、この船が屋久島に向けて出発するものと見られます。
本村港の様子というお話もありましたけれども、比較的、安全な状況だということでしたね。
そうですね。
上空からの映像で見るかぎり、明らかに噴出物と、火山灰とかですね、それに類する噴石みたいなもので、埋もれてるということも当然ありますし、町の方の車の様子だとか、その様子を見ましても、灰も降ってないという話もありましたので、わりと安全な状況が確認されているものと見られます。
そして現時点でも、噴煙も、わりと南の方向に流れていまして、先ほどの町長のお話ですと、港には今、火山灰は降っていないということでした。
なので、そういう意味でいいますと、船が接岸して、住民が乗り込んで避難するということは、十分可能だということを判断されたんだと思います。
映像は国土交通省のヘリコプターから見た映像です。
港の様子、こちらは番屋ヶ峰の様子です。
すでにすべての島民の方がこの番屋ヶ峰をあとにしたということです。
加藤さん、このあと、屋久島側の受け入れ体制などはどうなっていますか。
事前に先週も説明しましたし、町の計画でも具体的にどういった避難をするかという計画はしているとみられます。
そして町長の話でも4か所で受け入れが整っているということです。
グループ分けはもうできているというお話もありました。
そこでの生活ということもあるかもしれませんが少なくとも安全な場所に皆さん避難することはできる状況は整っているということだと思います。
こちらは口永良部島に向かっているフェリーの映像です。
先ほどからこのフェリーが港に向けて移動している様子を確認することができます。
もうすぐこの本村港に入港するものとみられます。
そして屋久島町長の荒木耕治町長の話によりますと、2時半ごろ接岸したうえで30、40分で乗り込んだうえで出発ということです。
3時すぎには本村港を出発するものとみられます。
こちらは現在のフェリーの様子です。
まもなく本村港に入るものとみられます。
きょう午前9時59分ごろに噴火した口永良部島の新岳。
そこからすでに4時間半ほどがたとうとしています。
全島避難の指示が出て、今、フェリーが港の中に入っていきます。
これから全島民の避難が行われます。
すでに口永良部島の島民およそ130人の皆さんは、すでにこの本村港に100人余りの方が集まっているということです。
接岸ししだい、島民の方がこのフェリーに乗り込むことになります。
今の話にもありましたが、あらかじめ決められていた避難、それから受け入れ等の計画に従って動いているということなんですね。
当然このフェリーを使って島の外に避難をするということも当初からの計画にはありました。
映像にありますが、港の設備自体も大きく壊れているようなところもありません。
こちらのほうで問題ないと判断をしたんだろうと思います。
今も住民の方々は映っていませんが、住民の方も港の近くまで来ていらっしゃるものだと思います。
先ほど町長もそのようにおっしゃっていました。
今後、この船が着いて、準備が整いしだい向かうということになるかと思います。
ただ島民の方々にとっては、可能性が指摘されていたもののきょう午前9時59分に噴火するとは誰も分かっていなかったわけですから皆さん十分な準備をして、避難ができるかというと必ずしもそうではないですよね。
どういったことに今後注意が必要になってきますか。
皆さん非常に突然の噴火で、少なくともいつだということは、予想できないので、驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ1週間前、先週の土曜日23日に口永良部島では震度3の揺れを観測する地震が起きていて、そのあとに現地で気象庁などが、今後、火山活動の経過によっては避難の可能性もありますあるいは噴火する可能性がありますということも一応、説明はしていたんです。
なので住民の方々は、そういった可能性があることは念頭にあったんだろうというふうに思います。
この口永良部島ですが屋久島と定期船になっていてわりと島の方も屋久島に行くということあるいは屋久島の方がこちらに行くということもありましたので、全く知らない船に乗るということではないと思います。
比較的そういう意味で言うと住民の負担はあるかもしれませんが、わりと移動しやすい、当初の予定どおりに、ことを進めるということは分かっていらっしゃるのではないかと思います。
フェリーが今、本村港に入港しまもなく接岸します。
この本村港ですが、新岳の火口付近からおよそ3キロの場所にあります。
一時避難していた番屋ヶ峰の場所は4キロ半ということですので、一時的に火口に向かって近づいた形になります。
この場所から、屋久島に向けて島民の方は全員避難することになります。
今、島民の方を乗せるフェリーが、本村港に入港し、まもなく接岸します。
すでに岸壁には関係者の方、島民の方などが集まっていらっしゃいます。
このフェリーに島民の方を乗せて全島避難ということになります。
口永良部島の本村港の現在の様子です。
フェリーが今、接岸しました。
今、口永良部島の島民の方々を乗せるフェリーが、本村港に接岸しました。
これからまもなく島民の方の乗船が始まるものとみられます。
現在の口永良部島の様子です。
ご覧いただいている本村港は、噴火した新岳からおよそ3キロのところにあります。
まもなく島民の方がこのフェリーに乗るということになっています。
時間にして30、40分ほど乗船には時間がかかるということです。
また荒木町長自身は別の船で先回りして屋久島に戻るという話もありました。
そして島民の方が屋久島に到着するのは5時ぐらいになるのではないかと荒木町長は話しています。
口永良部島の本村港、現在の様子です。
火口から3キロほどのところにあります。
港には火山灰などが現在、降り続いている、降り積もっているということは確認できていません。
安全が確保されているという町長の話がありました。
一時的に番屋ヶ峰に避難していた島民の方が、こちらの本村港にすでに移動して、これから屋久島に渡るためフェリーに乗り込むことになります。
人の姿が少し増えてきましたでしょうか。
移動する車の姿も見えます。
漁船などが停泊していますが、中央に見える大きなフェリーに島民の方が乗って避難することになります。
加藤さん、新岳は最初に黒煙を上げて爆発的な噴火をして現在も白煙を上げている状況ということで、いったい島を出るにあたってはどれくらいの期間になるかというのは見通せますか。
火山活動というのは必ずしも過去の形態をたどらないということがあるので場合によっては長引く、あるいはすぐ収まるというのは現地で見通すのは難しいんです。
ただ過去に昭和6年や、昭和41年にも比較的規模の大きな噴火が起きて、このときは噴煙が5キロ程度まで上がったということなので、今回よりも噴煙の高さとしては高かったわけです。
例えば昭和41年の噴火のときに、当日にも噴火が起きたりとか、あるいは数日後に噴火も起きたということもあります。
それから今回の口永良部島のブルカノ式という噴火の特徴ですが1回ドーンという大きい噴火があったあとまた圧力なべのふたが閉まるようにしてまたボンといくようなそういった噴火をすることがあるんです。
ガスがたまってまた爆発的な噴火を起こすおそれがあるんですね。
ずっと出続ける噴火というよりも、ドーンということを繰り返すということも考えられます。
気象庁が同じような規模あるいは同じような爆発、噴火が起きるかもしれないというのはその辺りだと思います。
そういったことが起きますので、今噴煙自体は収まって、当初よりは低くなっているように見えますが、一度同じようなことが、もう一度同じようなことが起きるというのことは念頭に置いてほしいと思います。
ただそのときには恐らく音がするかもしれません。
住民の方も大きな音を聞いていますが、もしかしたら、体が揺れるような感じがするかもしれません。
そういったことに注意しながら山の状況を常に見ていただきたいと思います。
それでは現在、この口永良部島上空にNHKのヘリコプターが飛んでいますので上空から伝えてもらいます。
お願いします。
口永良部島の本村港を撮影しています。
現在ヘリは、口永良部島の北の方角から撮影をしています。
先ほどこの港の中にフェリーが入ってきました。
現在、住民の方々が避難を進めているところです。
この本村港の位置はカメラを引いていきますと、噴火した新岳の西側に位置しています。
火口からは現在も白い煙が上がっているのが分かります。
山肌は火山灰に覆われて灰色になっています。
一度、山肌のほうを見てみたいと思います。
噴火のときの火砕流はこちらから流れ下ってこの辺りまで到達しました。
こちらの港には火山灰も積もっていて、灰色になっています。
先ほど避難を進めていた本村港は、このすぐ西側にあたります。
こちらで避難が進んでいます。
港の中には海上保安庁の船も警戒にあたっています。
もう一度アップで見てみます。
船の周りには、住民の方の姿も見えています。
避難が進む口永良部島からヘリでお伝えしました。
お伝えしていますように、口永良部島の住民が避難するために乗り込む町営のフェリー太陽が、先ほど午後2時37分ごろ、この本村港に接岸しました。
今から5分ほど前にフェリー太陽がこの本村港に接岸しました。
この時間は社会部災害担当の加藤記者とお伝えしています。
今回、噴火が起きてまず住民の方が取った行動は番屋ヶ峰という離れた所に避難するということからきょう始まったわけですが、その一連の避難に向けた動き、どのように動いたのか、まとめてもらえますか。
噴火が起きたあと住民の方がいらっしゃる番屋ヶ峰という所、噴火が起きた新岳の山頂から北西の方向になります。
本村港、前田、本村と書いてあるこの辺りが住民がいっぱいいらっしゃるところです。
そこから北西の方向高台になっているところにいったん避難をされた、当然火山活動が起きたときには山から離れるということがまず大事ですので、いったん山から北西の方向4キロほどの所に避難したということです。
まず皆さん、安全を確保されたと。
そのほかの地域の方も何人かいらっしゃいましたが、その方たちも海上保安庁の小型船で外へへ出ていらっしゃる、当然100人以上いらっしゃいますので、船で移動ということになります。
船が入る本村港に向かわなければならないということで、船がこちらのほうから近づいているということを確認したうえで、番屋ヶ峰から乗用車で港のほうに1時半ごろから順次、向かって行かれたと、そして先ほど船が2時半過ぎに、港のほうに入りましたので、このあと港にいらっしゃる方は船に乗り込んで出港されるということになっています。
今、遠くからではあるんですが、島民の方でしょうかフェリーに向かって歩いている様子が見えますので、こちらは先ほど撮影した映像なんですが、島民の方へのフェリーへの乗船が行われているものとみられます。
2時37分ごろの接岸ということでしたので、3時すぎには、この本村港を出港するものとみられます。
現在のところまだ出港したという情報は入っていません。
以前の噴火では、噴石がかなり遠くまで飛んだときもあったということなんですが今回は、噴石は町の人が住んでいるところに飛んだという情報は入っていませんね。
昭和41年の噴火だと思いますが北東の方向に大きく石が飛んだことがあったということなんです。
3キロ前後まで飛んだことがありましたが、今回は噴石は気象庁の先ほどの午前中の記者会見では火口の周辺で確認されたということなので少なくとも居住地域まで達したという情報は入っていません。
このブルカノ式噴火というのは、噴石を遠くまで飛ばすという特徴がありますが今回は結果的には現時点では確認されていません。
それから、画面の右下の辺りだと思いますがいったん立ち上った噴煙が立ち上りきれずに下のほうに下っている様子だと思われます。
噴煙が一部崩壊して火砕流になっている、今どんと黒い煙が勢いよく上がっていきます。
このあと、画面の右の辺り、右下の山すその辺り、崩れて流れ下っていく様子が分かります。
これが火砕流だと思われます。
これが火口から南西の方向に向かって流れ下っている、これが気象庁の職員からも確認されています。
これについても前田地区というところまで到達していません。
お一人、顔にやけどを負っている方がいらっしゃって火砕流の中心というよりは外側のわりとと温度が比較的低いところの影響があった可能性があるかもしれません。
それによって顔のやけど等をされているということです。
現時点で火砕流が到達しているものの範囲は比較的限定的です。
とはいえ火砕流と今回発生したという1つの特徴といえると思いますが、この火砕流は高温のガスや火山灰それから軽石などが山腹を流れ下る現象で、そのスピードはとても速く、時速数十キロから百数十キロに達してその温度は数百度と高温だということです。
今後も火山活動が活発に続くということになりますと、再び爆発的な噴火、それによる火砕流や噴石などにも引き続き警戒が必要ということになりますね。
これほどの規模の噴火になりますと、火砕流が出るということは一般的にあります。
それから事前の防災計画に伴うハザードマップでも火砕流が出るということを想定して、出た場合、どうなるかという事前の予測もされていますので、火砕流そのものが出るということはある程度火山活動上は起こりうると思いますが、どの程度まで及ぶのかということをきちんと見ていく必要があるかもしれません。
今、けが人の情報、その後の情報が入ってきました。
口永良部島でやけどをした男性が運ばれた屋久島徳洲会病院の事務長はやけどをした72歳の男性と体調不良を訴えている80歳の男性の合わせて2人について、いずれも命に別状はないと話しています。
やけどをした男性が運ばれた屋久島徳洲会病院の事務長は、やけどをした72歳の男性と体調不良を訴えている80歳の男性の合わせて2人について、いずれも命に別状はないと話しています。
そしてフェリーの情報ですが、口永良部島の消防団員によりますと本村港に接岸した町営のフェリー太陽に先ほど午後2時40分から住民たちが乗り込み始めたということです。
口永良部島の消防団員によりますと接岸した町営のフェリー太陽に、先ほど午後2時40分から、住民の皆さんが乗り込み始めたということです。
現在ご覧いただいている映像は先ほど2時半すぎ接岸した直後のフェリーの様子です。
すでに住民、島民の皆さんの乗船が始まっているという情報が入ってきました。
すでに新岳の噴火から5時間近くがたとうとしています。
本村港、午後2時すぎの様子です。
かわって現在の映像が入ってきました。
先ほど2時40分ごろから、フェリーへの乗船が始まったという情報があります。
もうすぐこのフェリー太陽が屋久島に向けて出港するものとみられます。
現在の口永良部島、本村港の様子です。
回線の関係で、時々映像が乱れることがありますのでご承知ください。
現在の中継映像をご覧いただいています。
人の姿が港にいるのを確認することができました。
本村港の現在の映像です。
フェリーが接岸している様子が見えます。
今、ご覧いただいているのが中継映像です。
失礼しました。
手前にフェリー太陽が接岸している様子、そしてその奥に海上保安庁の船が停泊している様子を確認することができます。
安全を確保しながらの全島避難が行われようとしています。
岸壁には人の姿、そして車も止まっている様子が見えます。
2時40分ごろから、乗船が始まったという情報がありました。
このあとフェリーは、3時過ぎにこの本村港を出港するものとみられ、その後2時間ほどかけて屋久島へ向かいます。
夕方5時ごろに屋久島に到着する見込みだということです。
現在の口永良部島、本村港の様子です。
この時間、社会部の加藤記者とお伝えしています。
今回の新岳の噴火なんですが、最近も非常に活動が活発になっていましたよね。
口永良部島では、2000年の前ぐらいから低周波と呼ばれるマグマに何らか関係するのではないかという地震が増えていて京都大学の専門家がずっと観測をしていました気象庁もあわせて見ていました。
そして去年の8月に30年余りたって、久しぶりに噴火が起きたんですね。
そのあとも火山ガスの量が多い状態が続いたほか、去年の12月ごろから島の一部が膨張する、恐らくマグマ性のものが上がってきて地下水が膨張しているものを示す地殻変動が続いていました。
それから火口から出される二酸化硫黄の量も多い状態が続いていました。
なので何かしらの火山活動の高まりというのが、ずっと言われ続けていましたし、そういったものを踏まえてことしの3月からは気象庁も臨時の職員を常に2人常駐させて火山観測の態勢を強化していたんです。
そして今月23日に口永良部島のごく浅い場所を震源とする地震がありまして、このときには体に感じる地震がありました。
この際に臨時の火山情報を発表して警戒するよう呼びかけていたんです。
今、ご覧いただいている映像ですと島の住民の方でしょうか。
フェリーに乗船していく様子を確認することができます。
接岸しているフェリー太陽、町営のフェリーですが、このフェリーに島の人とみられる方が乗船していく様子、先ほどから確認することができます。
タラップでしょうか。
この時間、島民の方の乗船が続いています。
口永良部島、本村港の現在の様子です。
接岸してから15分ほどが経過しました。
そして、乗船開始からは15分ほどがたとうとしていますので、それほどこのあと時間はかからずにすべての方の乗船が完了するものとみられます。
現在の口永良部島、本村港、島民の方でしょうか。
今、岸壁からフェリーに乗り込んでいく様子を確認できます。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島、新岳が噴火し、島民に避難指示が出されました。
これを受けて島民の方の全島避難が、これから行われようとしています。
島民の方はこのフェリーに乗船する前、すでに離れた番屋ヶ峰という一時避難場所に避難していました。
先ほどからこの港に移動を開始して、すでに今フェリーに乗り込んでいるところです。
加藤さん、まもなく乗船自体は完了して出港することになると思います。
映像で確認するかぎり1台ずつ車がフェリーの辺りに近づいていってそして住民の人を降ろしてその方が、船に乗り込んでいくという映像が確認できます。
周りには消防団の方でしょうか、それから役場の方とみられる方が案内して誘導しているようにも見えます。
ここは火口から3キロということで風向き等によっては火山灰が飛んできてもおかしくないところだと思うんですが、見るかぎりでは、火山灰が降り積もっているということを映像からはっきりと見ることはできないですね。
火山灰は非常に細かくて大量に積もれば色が変わるほどになるのが明瞭に分かるんですが、この映像だけで見る分には、火山灰が少なくとも厚く堆積している様子はありません。
人々の、避難の行動に影響を与えるほどの火山灰は降っていないのではないかとみられます。
現在もフェリー太陽への乗船活動が行われているとみられます。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生しました。
気象庁は今後も爆発力の強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして口永良部島に噴火警報を発表し噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
そしてこの口永良部島には、すでに避難指示が出されています。
そして全島避難、住民の方の島外への避難ということが決まっています。
すでにフェリーがこの港に接岸し、乗船が行われています。
このあと3時すぎには、島民の方を乗せたフェリーが出港するものとみられます。
現在の口永良部島、本村港の様子です。
奥には海上保安庁の船も止まっています。
ここは火口から3キロほどのところです。
先ほど屋久島町長の荒木耕治町長に電話でお話を伺いました。
港は接岸できる状況にあるということで接岸を決めたというお話、そしてそれにしたがって2時半ごろ結果的には2時37分ごろ、フェリーがこの本村港に接岸しました。
30、40分ほど乗船には時間がかかるということです。
このあと3時すぎには出港するものとみられます。
出港したあと5時ぐらいに屋久島に到着することになっています。
改めて、このあと住民の方々が取る行動、それから受け入れ態勢等について教えてください。
まさにフェリーの乗り場の辺りに車が一台一台到着して住民の方が見られます。
非常に誘導等もスムーズに行われているように見られます。
そんなに時間がかからず完了するものとみられます。
今後、火山の活動の状況を見ながら速やかに離れて、屋久島に向かわれてあらかじめ決められた場所に移動されるということになるかと思います。
お伝えしていますように、鹿児島県口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生したことを受けて、島の皆さんの全島避難がこれから行われようとしています。
ご覧いただいているのは鹿児島県口永良部島の本村港の現在の様子です。
このあとも引き続き、この状況についてはお伝えしていきます。
3時になりました。
引き続き口永良部島の噴火についてお伝えします。
きょう午前、爆発的な噴火が発生した鹿児島県の口永良部島では、住民が避難するために乗り込むフェリーが本村港に接岸しました。
気象台によりますと、午後2時40分から、住民たちが乗り込み始めたということです。
それでは口永良部島の上空からお伝えします。
こちらは、現在の口永良部島の本村港の様子です。
画面の右側、岸壁に人の姿が見えます。
今、停泊しているこの大きな船が町営のフェリー太陽です。
先ほど、午後2時37分ごろに、本村港に接岸しました。
そして消防団員によりますと、2時40分ごろから住民たちが乗り込み始めたということです。
今も車がこの岸壁に到着して、住民の皆さんが乗り込んでいるんでしょうか、人が動く様子が分かります。
現在の様子です。
この本村港は午前中に爆発的な噴火が起きた新岳から、北西におよそ3キロ離れたところにあります。
フェリーは、まもなくこの本村港を離れて屋久島へと向かうことになっています。
到着は午後5時ごろになる見通しだということです。
現在の口永良部島の本村港の様子です。
消防車が見えます。
そして、人の姿が少し少なくなったように感じます。
時々こうして、画面が止まってしまいますが、電波の関係で画面が少し乱れることがあり。
ご了承ください。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
口永良部島の新岳のこちらは現在の様子です。
噴火は現在も続いています。
白っぽい噴煙が大量に立ち上り、南西側へと流れている様子が分かります。
気象庁の雨雲を監視するレーダーの解析では、今回の噴煙は一時上空1万メートルまで上がっていたとみられるということです。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと立ち入りが規制されている場所にあたり、向江浜地区の北側にある前田地区には、火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から最も高いレベル5の避難に引き上げ、住民に対して自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
警察庁によりますと、午後1時現在、島の住民全員と連絡が取れているということで、このうち72歳の男性が顔にやけどをして屋久島の病院に搬送されたということです。
また住民や気象庁の職員などおよそ140人のうち120人ほどは、島の西側にある高台の番屋ヶ峰の避難小屋に避難したということです。
そして屋久島町にある屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島からやけどをした72歳の男性と体調不良を訴えている80歳の男性が運ばれましたが、いずれも命に別状はないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
再びこちらは口永良部島の本村港の現在の様子です。
中央に止まっているフェリーが町営のフェリー太陽です。
このフェリーに2時40分ごろから、島の人たちが乗船を始めたという情報が入っています。
今も岸壁には何かの人の姿が見えます。
そして時々、画面の右から軽乗用車軽自動車が入ってきましたがこうして車が到着して、人が降りてくるのが分かります。
住民が避難するこのフェリー2時半すぎに接岸しました。
接岸してから30分余りがたっています。
2時40分ごろから、島民のこの船への乗り込みが始まったということです。
今も1台、車が到着しました。
そして岸壁にはまだ人の姿が見えます。
午前中に爆発的な噴火が起きた新岳から北西におよそ3キロ離れたところにあるこの本村港です。
新岳からは今も白い噴煙が上がっています。
口永良部島の本村港の現在の様子です。
では、スタジオは社会部の金森記者とお伝えします。
住民の避難の状況ですけれども、住民の皆さんはもう船に乗り込んでいるという情報が入っていますね。
フェリー自体は2時半過ぎに本村港に接岸してそのあと30、40分かけて、現在、住民が乗り込んでいくということです。
まもなく全員乗船しましたら出発し、5時ごろには屋久島に到着するという予定ではいるそうです。
このほか、けが人がいらっしゃいまして、けがされた方はヘリコプターですでに屋久島の病院に搬送済みだということです。
さらにこちらで説明しますが、湯向地区というんですが、こちらは避難が難しく、危険な地域を通ってしまう可能性があるので避難が難しいということで、こちらは海上保安庁の小型船を使って、屋久島のほうにすでに出ているという情報があります。
ということは今、島に残されているのは番屋ヶ峰という避難所に一時的に避難された方、この方々が今フェリーに乗って島を離れるというところだということですね。
気になるのは新岳の現在の状況ですが、気象庁が設置しているカメラでは、まだ今も白い噴煙が上がっているのが確認できます。
午前中は、爆発的な噴火の際は黒い噴煙が上がっていましたが現在は白い噴煙です。
どういう状況だと考えられますか。
午前9時59分に噴火が発生した当初は、真っ黒い噴煙を立ち上げ爆発的な噴火が起きたわけですが、その後、次第に状況は収まり現在のところ収まりつつあります。
ただ気象庁が、先ほど3時に発表した情報では、まだ連続的な噴火、いわゆる噴火は継続しているという情報が出ています。
噴煙自体、火口上200メートルに達しているという情報が出ています。
今後も噴火が継続する見込みだということです。
今の気象庁が3時に発表した情報を、もう一度繰り返してください。
気象庁が3時に発表した情報では、口永良部島の噴火に関する情報ですが火口の上200メートル、ゆうしょく噴煙という、現在見えている噴煙が、火口の上200メートルに流れていく、流れている方向は南西の方向ということです。
今回午前、9時59分に発生してから現在も続いていて、今後も継続する見込みだという情報です。
一刻も早く、フェリーに乗り込んで島を離れるということが必要になっていくかと思います。
一方で住民の皆さんはこれから屋久島で避難生活が始まるということになりますね。
どのような支援というのが必要になってくるでしょうか。
屋久島に避難してからどのような避難場所に行くのかということになると思います。
場所によっては集団で、しばらく避難生活を続ける可能性も十分考えられます。
噴火活動がどれだけ収まってくるかにもよりますが、長期化するおそれもあります。
そういった場合には、健康の被害も出てくると思います。
屋久島に到着して、どんな避難所に行くか分かりませんが避難所に行った場所に避難所に来たあとにどうするか今から考えたほうがいいと思います。
当面の暮らし、避難が長期化した場合のことについて考えていかなければならないという状況だと思います。
金森記者に聞きました。
再びこちらは現在の口永良部島、本村港の様子です。
画面中央に止まっているのが、町営のフェリー太陽です。
2時37分ごろに、この本村港に接岸しました。
接岸してから30分余りがたっています。
先ほどに比べますと岸壁にいる人の姿は少なくなったように見えます。
今、何人かの人の姿が見えます。
そして、船の上にも人の姿が見えます。
口永良部島の本村港です。
このフェリー太陽に乗って住民の皆さんがまもなく本村港を離れます。
口永良部島を離れて全島避難するということになります。
この本村港ですが、午前中に爆発的な噴火が起きた新岳からは北西におよそ3キロ離れたところにあります。
その新岳からは現在も白い噴煙が上がっています。
金森さんこの本村港ですが、この辺りは映像からは火山灰が積もっているような様子は分からないですね。
ある程度の量が積もっていれば、多少は火山灰が積もっている可能性はあると思いますが交通の影響とかほかの影響を及ぼすような火山灰は今のところこの映像から見て取れないです。
口永良部島の本村港です。
まもなくフェリーがこの島を離れるものとみられます。
ではきょう、これまでの動きです。
口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起きたのは、午前9時59分ごろでした。
噴煙は火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
口永良部島の火山活動を研究している鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
火砕流が出ているということですね。
レベルは。
レベル5ね。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
口永良部島から、およそ15キロ離れた屋久島で正午ごろに撮影された映像です。
噴火によるとみられる火山灰が、雪のように降っています。
白い噴煙が高く上がっています。
火口周辺には白い灰が積もっています。
火砕流が流れた場所とは反対側の斜面は、噴火口に近い頂上一帯から中腹にかけて、降り積もった火山灰で白っぽく色が変わっているのが分かります。
国土交通省九州地方整備局のヘリコプターが上空から撮影した映像です。
口永良部島の新岳の火口付近は、黒く焦げたような色になっています。
さらに、樹木が焼けたように茶色っぽく変色したり、白い灰が降り積もったりしている様子が確認できます。
気象庁は、午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5の避難に引き上げました。
鹿児島県屋久島町は口永良部島の全住民に対して島外への避難指示を出しました。
一時避難所に指定されている番屋ヶ峰と呼ばれる高台では、建物の屋上に住民が避難しています。
地元の消防団によりますと、ここに避難した住民およそ120人は、午後1時半ごろから本村港に向けて移動を始めたということです。
その本村港では、住民たちが避難するために乗り込む町営のフェリー太陽が午後2時半すぎに接岸しました。
そしてこのフェリー太陽に住民が乗り込み始めました。
こちらは現在の、その本村港の様子です。
正面を向いているこの船がフェリー太陽です。
人が行き来している様子が分かります。
本村港の現在の様子です。
また1台、車が到着するのが分かります。
時々このように映像が乱れます。
ご了承ください。
口永良部島の本村港からの現在の生中継の映像です。
では、この口永良部島から避難する住民を乗せた、このフェリーが到着する予定になっている屋久島の宮之浦港から中継です。
口永良部島から東に30キロほど離れた屋久島町の宮之浦港です。
通常、口永良部島へとつながる町営船もこの宮之浦港から出港しています。
口永良部島の新岳が噴火したことを受け、島の住民は隣のこの屋久島に避難することになっています。
お伝えしていますように本村港に接岸したフェリー太陽に住民が乗り込み始めています。
平日ですが、屋久島、大きなリュックを背負った観光客がきょう訪れています。
屋久島に向かうフェリーの中で、心配そうに口永良部島の噴火のニュースをテレビで見ていました。
このあと島の住民はこの宮之浦港に到着する予定です。
屋久島町の宮之浦港からお伝えしました。
お伝えしていますように鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生しました。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
こちらは口永良部島の新岳の現在の様子です。
今も白っぽい噴煙が立ち上り南西側へと流れている様子が分かります。
噴火は現在も続き、午後3時現在、噴煙は火口からおよそ200メートル上がっているということです。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと立ち入りが規制されている場所にあたり向江浜地区の北側にある前田地区には、火砕流は到達していないことを現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から最も高いレベル5の避難に引き上げ住民に対して、自治体の避難等の指示に従って厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
警察庁によりますと午後1時現在、島の住民全員と連絡が取れているということで、このうち72歳の男性が顔にやけどをして屋久島の病院に搬送されたということです。
また住民や気象庁の職員などおよそ140人のうち120人ほどは島の西側にある高台の番屋ヶ峰の避難小屋に避難したということです。
屋久島町にある屋久島徳洲会病院によりますと午後1時10分ごろ、口永良部島から、やけどをした72歳の男性と体調不良を訴えている80歳の男性が運ばれましたが、いずれも、命に別状はないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
再び現在の本村港の様子です。
正面を向いて止まっているのがフェリー太陽です。
そして今も岸壁には10人前後の人の姿が見えます。
船からはタラップが付けられていまして、そして時折人が出はいりしている様子が見えます。
この本村港は午前中に噴火が起きた新岳から北西におよそ3キロ離れたところにあります。
フェリーは、まもなくこのあと避難先の屋久島へ向かいます。
では鹿児島放送局からお伝えします。
鹿児島からお伝えします。
口永良部島、先ほど映像にもありましたとおり住民の方々の避難が始まっています。
地元の消防団員によりますと午後2時40分に、本村港に接岸したフェリー太陽に住民たちが乗り込み始めたということです。
映像にも出ていますようにフェリー太陽のほうに住民たちが乗り込んでいるというような様子が見えます。
こちら本村港なんですけども本村港は島の中心部にあり今回噴火した新岳の火口から北西におよそ3キロの圏内にございます。
こちらのほうは噴火の規模によっては、小さな噴石、大きな噴石などが飛ぶようなおそれがあるとして、こちらの港から避難できるかどうかが今回、焦点になっていたわけなんですが、先ほど屋久島町の荒木町長が先ほどNHKの電話インタビューにお答えしたように、本村港の安全は確認されたということで現在映像にも出ていますように、島外への避難が続いています。
今およそ120人の方々が避難していて、このうちけがをしている男性と気分が悪いと訴えた男性の合わせて2人が防災ヘリで隣の屋久島に搬送されたということです。
このあとまもなくこちらの本村港に停泊しているフェリー対応ですが宮之浦港に向かって島外避難を始める見込みです。
こちらのフェリー太陽はふだんは100人乗りということですが最大で150人乗ることができるということで島民の方々すべて、このフェリーに乗ることができれば、屋久島への避難が完了できるという形になります。
屋久島への避難に関しては、5時過ぎぐらいと荒木町長はおっしゃっていました。
けが人の情報なんですが、けが人の方、お一人、顔にやけどを負っていらっしゃる方がいましたが、その方は命に別状はないということです。
今回けがをした男性、72歳の男性なんですが、火口からおよそ2キロの向江浜の自宅に行ったところ火砕流に巻き込まれ、そういうような話が近くの住民の方から情報として入ってきています。
またこの男性ですが逃げてきた際には火山灰で顔が真っ黒になった状態で、番屋ヶ峰という火口からおよそ4.5キロほど離れた一時避難場所に避難してきたということです。
一緒に避難してきた方々が男性の顔を、ペットボトルの水で洗って応急処置をしたということですが顔にやけどを負っているという情報が入ってきています。
すでにけがをした方は、屋久島のほうに運ばれていて命に別状はないということです。
このあと映像に出ていますようにフェリー太陽が口永良部島を離れて、屋久島の宮之浦港に向かうとみられます。
以上、鹿児島からお伝えしました。
口永良部島の本村港の現在の様子です。
今、何人かタラップを伝って船の中に乗り込む様子が分かります。
時折画面が止まりますが、電波の関係です。
ご了承ください。
今もまだ車がこの岸壁に到着して、人の動きがまだあります。
口永良部島の本村港に停泊しているフェリー太陽、2時半すぎに接岸しました。
午前中に爆発的な噴火が起きた新岳からは北西におよそ3キロ離れたところにあります。
新岳、現在も白い噴煙が上がっています。
別の映像で確認できるんですが新岳、現在も白い噴煙が上がっています。
フェリーは避難先の屋久島の宮之浦港へ向かうことになっています。
まだ岸壁には人の姿が見えます。
そして少しずつ、その岸壁にいた人が今フェリーに乗り込んでいく様子も見えます。
鹿児島県口永良部島の本村港の現在の様子です。
ではきょう、ここまでの動きをまとめてお伝えします。
口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起きたのは、午前9時59分ごろでした。
噴煙は火口から9000メートル以上の高さまで上がり火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
口永良部島の火山活動を研究している鹿児島市にある京都大学火山活動研究センターです。
センターにいる研究者が、噴火の様子や被害の状況を確認していました。
口永良部島から、およそ15キロ離れた屋久島で正午ごろに撮影された映像です。
噴火によるとみられる火山灰が、雪のように降っています。
白い噴煙が高く上がっています。
火口周辺には白い灰が積もっています。
火砕流が流れた場所とは反対側の斜面は、噴火口に近い頂上一帯から中腹にかけて、降り積もった火山灰で白っぽく色が変わっているのが分かります。
国土交通省九州地方整備局のヘリコプターが上空から撮影した映像です。
口永良部島の新岳の火口付近は、黒く焦げたような色になっています。
さらに、樹木が焼けたように茶色っぽく変色したり、白い灰が降り積もったりしている様子が確認できます。
地元の消防団員によりますと、ここに避難した住民およそ120人は、午後1時半ごろから、本村港に向けて移動を始めたということです。
その本村港では、住民たちが避難するために乗り込む、町営のフェリー太陽が、午後2時半過ぎに接岸しました。
そしてフェリー太陽に、人が乗り込み始めています。
現在の本村港の様子です。
フェリー太陽が、この本村港に入ってから、まもなく1時間になろうとしています。
今も岩壁には人の姿が見えます。
そして、このタラップを使って、人が乗り降りする様子が分かります。
この本村港は、新岳から北西におよそ3キロ離れた所にあります。
港の中には、画面の下のほうですが、漁船でしょうか、小さい船が、行き来する様子も見えます。
この港の外には、海上保安庁の船も停泊しています。
警戒が続く中、住民が、このフェリーに乗り込んでいます。
それでは口永良部島から避難する住民を乗せた船が到着する予定の、屋久島の宮之浦港から中継です。
口永良部島から東に30キロほど離れた、屋久島町の宮之浦港です。
通常、口永良部島と屋久島を結ぶ唯一の交通手段、町営船も、この宮之浦港から発着しています。
島の住民は、隣のこの屋久島に避難することになっています。
午後2時40分ごろ、本村港に接岸したフェリー太陽に、住民たちが乗り込み始めています。
また、鹿児島県によりますと、海上保安部の巡視船さつまが、島の東部にある、湯向地区の住民、7人を乗せて、出発しました。
屋久島町では、5か所を避難所として設置することにしています。
このあと午後5時前後に、この宮之浦港に到着する予定です。
屋久島町の宮之浦港からお伝えしました。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生しました。
気象庁は、今後も爆発力が強い噴火や、規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
こちらは口永良部島の新岳の現在の様子です。
今も白っぽい噴煙が上がっています。
南西側へと引き続き、流れている様子が分かります。
噴火は現在も続いています。
午後3時現在、噴煙は火口からおよそ200メートル上がっているということです。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また、噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分が、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある前田地区には、火砕流が到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル3の入山規制から、最も高いレベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報ですが、警察庁によりますと、午後1時現在、島の住民全員と連絡が取れているということです。
このうち72歳の男性が顔にやけどをして、屋久島の病院に搬送されたということです。
また住民や気象庁の職員など、およそ140人のうち、120人ほどは、島の西側にある高台の番屋ヶ峰の避難小屋に避難したということです。
そしてその後、午後2時40分ごろから、住民たちが本村港に接岸した町営のフェリー太陽に、乗り込み始めています。
屋久島町にある屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島からやけどをした72歳の男性と、体調不良を訴えている80歳の男性が運ばれましたが、いずれも命に別状はないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に、噴火警戒レベルが導入されてから今回が初めてです。
スタジオは社会部の金森記者です。
金森さん、まさに今、新岳の噴火の状況をにらみながら、避難活動、避難が行われているわけですけれども、現在の新岳の状況、どういうふうに見ていますか?
気象庁が、午後3時過ぎに発表した情報では、午後3時現在で、噴火は継続していると。
噴煙は、現在のカメラでも分かりますように、白い色をした噴煙が、南西側に流れていると。
噴煙の高さは、火口上200メートルだと。
ただ連続的に午前から始まった噴火は続いているという状況ですね。
ただこういう状況であるうちに、避難をさせるという判断もあるかなと思います。
きょう午前中、午前10時前後に起きた大きな噴火ですけれども、そのときと今は噴煙の色は、だいぶ変わってきてますね。
そうですね。
専門家も、マグマ噴火が起きたというふうに言っていましたが、当時、黒い噴煙が、高さ9000メートル以上にまで上がるという規模の大きい噴火でした。
そのときは、火口周辺にあるような火山灰、また火山の中にあるマグマの物質が飛ぶっていうことで、爆発的に、このように黒い噴煙が立ち上がったわけなんですが、そのときに比べれば、現在はそこまでの活動ではない。
ただ、今後、また繰り返し起きる可能性もあるので、警戒は必要ということになっています。
この10時前のこの噴火ですけれども、先ほど映像で見ますと、火口周辺が、火山灰で覆われたように見えました。
そして樹木も焼け焦げたような跡が見えましたし、何かが流れ下ったように見える映像もありましたね。
流れ下ったような映像、こちらで見てみますと、赤茶けているようなふうに見える、緑色の森ですね、赤茶けた所、あとは火山灰などをかぶって、白っぽくなっている所もあると思いますが、今、煙みたいなのが、木の所から上がっているような所もあります。
こうやって、樹木が枯れているのか、なぎ倒されているのかっていうような状況はあると思います。
こういった場所、口永良部島でですね、北西から南側にかけての範囲ですね、そこには火砕流が流れたんではないかと、あとこちらの図にありますが。
そういった様子が、この映像からも見て取れると思います。
火砕流というのは、熱い熱風と共に、火山灰であるとか、噴石というものが、ものすごいスピードで流れ下る現象ですので、こういった状況になった可能性は高いと思います。
そして、70歳代の男性が、顔にやけどをしたという情報も入っていますけれども、それもやはり、この火砕流の影響と見ていいんでしょうか。
そうですね。
火砕流自体、火砕流の先にある熱風の状況っていうこともあると思うんですが、ちょうど火砕流が到達した地区にありましたので。
今、途中ですが、こちらは本村港の現在の様子です。
少し港にいる人の数が少なくなったように見えます。
今、何人か、直前ですけれども、このフェリーに乗り込む様子も見えました。
口永良部島の本村港の現在の様子です。
金森さん、住民の皆さん、もう1時間ほど前から、このフェリーに乗り込んでいるという状況なんですけれども、まもなく出港するんですかね。
そうですね。
予定としては3時過ぎという話もありましたが、やはり、先ほどまで避難していた所から、こちらまで数キロ、距離ありますし、車一台一台で来ているということもありますし、先ほどちょっと、一瞬、おんぶをしてですね、船に入れているというところもありましたので、お年寄りも多いのかもしれません。
そういった意味では、ちょっと避難、すぐにできる状況ではないのかもしれません。
今、荷物を持った方が、タラップを伝って、フェリーに乗り込んでいきます。
足早にフェリーの中に乗り込んでいく様子が分かります。
そして、ヘルメットをかぶった人でしょうか、今、フェリーの中に入っていきました。
鹿児島県の口永良部島の本村港の様子です。
正面に見えるこのフェリー、町営のフェリー太陽です。
接岸してから1時間ほどがたちました。
そして、今、人が次々とフェリーに乗り込んでいく様子が分かります。
この避難ですけれども、金森さん、まずいったん、安全な場所に住民の皆さんを集めて、え、そしてこのフェリーに乗り込むという手順を取りましたね。
そうですね。
あっ、タラップを降ろしましたね。
今、タラップが外れましたね。
今、タラップが外れました。
そして今、職員でしょうか、タラップを外して、船から離している様子が分かります。
まもなくフェリーが出港するものと見られます。
このあと、接岸しているロープとかを外したあとに出港するのかと思われます。
ご覧いただいているのは、口永良部島の本村港の今の様子です。
住民の皆さんが乗り込んだフェリー太陽。
先ほど2時半過ぎに、この本村港に接岸しました。
そして2時40分ごろから、住民の皆さんが乗り込み始めたという情報が入っています。
そして1時間ほどたって、たった今、フェリーからタラップが外されました。
まもなく出港するものと見られます。
今、フェリーをつないでいるとも綱を、外しているところですね。
そうですね。
こちら、護岸にいる方々は防災関係者で残る方だと思いますね。
今、とも綱が外されました。
フェリーが少し動いているようにも見えます。
煙突から黒い煙が出始めました。
あっ、今フェリーが、岸壁を離れました。
口永良部島の本村港の様子です。
100人余りの住民の皆さんを乗せた、このフェリーが今、岸壁を離れていくところです。
金森さん、こうして、いわゆる全島避難、島のすべての住民が避難するという例は、過去にもありましたね。
最近では、記憶に新しいのは、伊豆諸島の三宅島、伊豆大島のケースなどがあります。
平成12年ですね、今から15年前の平成12年7月から、噴火が断続的に発生した三宅島では、低温の、今回と似たところがあるんですが、低温の火砕流が流れ下ったというのが確認されてですね、その後、すべての島民、防災関係者を除いたすべての島民3800人余りが、島外へ避難するということがあります。
また今から29年前の昭和61年ですね、伊豆大島の、同じ伊豆諸島の伊豆大島で、山頂火口や、その外側から、次々に噴火が発生して、溶岩の一部が居住地に近寄ったために、島民およそ1万人なんですが、1か月にわたって避難したと。
その際も、このようなフェリーでとか、船を使った避難でした。
口永良部島の本村港の現在の様子です。
電波の関係で、時折、映像が乱れます。
ご了承ください。
住民の皆さんを乗せたフェリー太陽が、先ほど、この岸壁を離れました。
岩壁には防災関係者でしょうか、まだ数人の人が残ってますけれども、島の住民の多くを乗せたこのフェリーが、岸壁を離れました。
気象庁のカメラで確認しますと、現在も、新岳は白い噴煙を上げています。
この本村港は、その新岳からおよそ3キロ離れた所にあります。
今、フェリーが岸壁を離れていきます。
フェリーは、このあと避難先の屋久島へ向かうことになっているわけですね。
そうですね。
屋久島へ、当初は5時過ぎぐらいと言ってましたけれども、少々、住民乗るのが遅れていますので、もう少しかかるかもしれないですね、5時半とか、6時前とかになるかもしれないですが、屋久島の宮之浦港に到着したあと、5か所の避難所に向かうということになっています。
鹿児島県口永良部島の本村港の現在の様子です。
島民を乗せたフェリー太陽が、先ほど3時40分過ぎに、岸壁を離れました。
そしてまもなく、この港を出ていくところです。
今、フェリーが後ろ向きに進んでいます。
そしてまもなく方向を変えて、この港の外に出ていこうとしているところです。
現在入っている情報では、住民の皆さん全員と、連絡が取れているということです。
そして、やけどをしたり、気分が悪くなったりしたという方、2人いたという情報がありますが、すでに屋久島に搬送されて、治療を受けているということです。
そして残る住民は、このフェリーに乗って、これから避難先の屋久島へ向かうということになっています。
口永良部島の本村港の様子です。
フェリーが前進を始めました。
これから、避難先の屋久島の宮之浦港へ向かいます。
では、この口永良部島から避難する住民を乗せた船が到着する予定の、屋久島の宮之浦港から中継です。
口永良部島から東に30キロほど離れた、屋久島町の宮之浦港です。
この宮之浦港は、口永良部島の島民の唯一の交通手段であるフェリーが、発着する所です。
先ほどから時折、ヘリコプターの音も聞こえています。
口永良部島の新岳が噴火したことを受け、島の住民は、隣のこの屋久島に避難することにしています。
島の本村港に接岸したフェリー太陽は、先ほど出港しました。
屋久島町は、この島内に避難施設、5か所を設置することにしています。
初めは、このあと午後5時前後に、この宮之浦港に到着すると予定していたんですが、少しその時刻は遅れそうです。
屋久島町の宮之浦港からお伝えしました。
再び、社会部の金森記者に聞きます。
金森さん、これから住民の皆さん、避難生活が始まるわけですけれども、噴火とそれから避難生活の見通しですね、これはどういうことになりそうですか?
非常に難しいところだと思います。
噴火活動がこのまま収まるか、そこを見て判断をすると思うんですが、噴火活動が収まったとしても、過去、三宅島のケースでは、火山ガスとかが出てですね、結局、噴火はしてないんですが、長期化する、4年ぐらい長期化したというケースがありました。
今回は火山活動が、噴火が収まれば、数日になるのか、それとも数か月になるのか、そこらへんはもう自治体と気象庁、専門家の判断になると思うので、はっきりしたことは言えないんですけれども、今後、長期化にも備えて、態勢、避難者の支援する態勢とかを、整えていく必要があると思います。
繰り返しになりますけれども、この火山災害による避難というのは、なかなか先が見えない、火山がどうなっていくのかが、捉えづらいという特徴があるわけですね。
ありますね。
今回の噴火に関しても、数日前に震度3の揺れを観測する火山性地震がありまして、そこから噴火に至るというような専門家の意見とかもあったんで、ありましたが、ただ噴火直前には、はっきりした兆候は、今回もなかったんですね。
今後、火山活動が収まったと、気象庁、専門家が判断したとしても、また突発的に噴火するおそれも、十分考えられますから、結局、そこらへんをどのように線引きして考えていくのかが、今後、難しいところになると思いますね。
そして住民の皆さんにとっては、当面の生活の支援というのが、これから大きなテーマになっていきますね。
そうですね。
生まれ育った、生活していた島を、故郷を離れて行くわけですから、同じ島である屋久島であるとしても、そこで避難生活、そこまた集団で生活するのか、個別に生活するのかによっても、精神的なストレス、全く変わってきますので、そこらへんを踏まえた支援を今後していかなきゃいけないなと思います。
そして、皆さんが生計を立てていた仕事ですとか、また教育、そういった面も、これから生活をどう維持していくのかという点も、大きな不安があろうかと思いますね。
小さいお子さんとかもいらっしゃると思いますし、お年寄りもいると思いますので、今後の支援が考えられますね。
お伝えしていますように、鹿児島県の口永良部島の新岳で、爆発的な噴火が発生しました。
気象庁は、今後も爆発力が強い噴火や、規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて、厳重な警戒を呼びかけています。
こちらは口永良部島の新岳の現在の様子です。
白っぽい噴煙が、今も立ち上っています。
南西側へと噴煙が流れている様子が分かります。
噴火は現在も続いています。
午後3時現在、噴煙は火口からおよそ200メートル上がっているということです。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さにまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが、確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと、立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある、前田地区には、火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は、午前10時7分に、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル3の入山規制から、最も高いレベル5の避難に引き上げ、住民に対して、自治体の避難等の指示に従って、厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
警察庁によりますと、午後1時現在、島の住民全員と連絡が取れているということで、このうち、72歳の男性が、顔にやけどをして、屋久島の病院に搬送されたということです。
屋久島町にある、屋久島徳洲会病院によりますと、午後1時10分ごろ、口永良部島から、やけどをした72歳の男性と、体調不良を訴えている80歳の男性が運ばれましたが、いずれも命に別状はないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから、今回が初めてです。
金森さん、こちらは先ほど午後3時40分ごろの本村港の様子ですけれども、すでにこの住民およそ120人を乗せた町営のフェリー太陽、3時40分ごろに、屋久島の宮之浦港に向けて、本村港を出港しています。
そしてこちら今、中継の映像が入ってきました。
これは屋久島の現在の様子です。
ヘリコプターが映っています。
屋久島の空港の現在の様子です。
すでに、口永良部島からは、けがをした人などを、ヘリコプターを使って搬送したという情報も入ってますね。
そうですね。
このヘリコプターが何をしているか。
避難した方でしょうか。
住民の方でしょうか、今、1人、青いシャツを着た男性が降りてきました。
現在の鹿児島県屋久島の様子です。
そして今、荷物を取って、オレンジ色の服を着た係員に、誘導されながら、ヘリコプターを離れるところです。
そしてまた1人。
あっ、何人か降りてきています。
犬を連れた人もいます。
こちらは、湯向地区から避難してきた人と見られています。
2015/05/29(金) 14:00〜15:00
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報「口永良部島 爆発的噴火」関連[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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