ニュース・気象情報 2015.05.29


4時になりました。
鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生しました。
この情報をお伝えします。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生しました。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、口永良部島に噴火警報を発表し噴火警戒レベルをレベル5に引き上げて厳重な警戒を呼びかけています。
屋久島の屋久島空港の様子です。
先ほど午後4時前ヘリコプターが到着しました。
海上保安庁のヘリコプターです。
口永良部島の住民、こちらで今確認するかぎり先ほど3人が確認できました。
避難してきた住民が、ヘリコプターで屋久島空港に到着した様子です。
その到着した人たち、自分の足でゆっくりと歩いている状況が確認できます。
ヘリコプターから今、まず1人が出ました、これは先ほど午後4時前の映像です。
そして2人目が荷物を持って歩いています。
3人目の方は犬を連れて歩いている様子が確認できます。
先ほど午後4時前屋久島空港に海上保安庁のヘリコプターが着きました。
住民3人が屋久島に到着した様子が確認できます。
噴火は現在も続いています。
午後3時現在噴煙は火口からおよそ200メートル上がっているということです。
こちら現在の口永良部島の映像です。
気象庁のカメラから捉えています。
噴煙が白い煙が上がっています。
白っぽい噴煙が立ちのぼっています。
気象庁の観測によりますと、きょう午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
また噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと立ち入りが規制されている場所にあたり、向江浜地区の北側にある前田地区には火砕流は到達していないことを現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から最も高いレベル5の避難に引き上げ、住民に対して自治体の避難などの指示に従って厳重な警戒を呼びかけています。
住民に関する情報です。
警察庁によりますと午後1時現在島の住民全員と連絡が取れているということでこのうち72歳の男性が、顔にやけどをして屋久島の病院に搬送されたということです。
口永良部島の消防団員によりますと、住民およそ120人を乗せた町営のフェリー太陽は、午後3時40分ごろ、今から20分余り前ですが、屋久島の宮之浦港に向けて本村港を出航しました。
一方、屋久島町にある屋久島徳洲会病院によりますと午後1時10分ごろ口永良部島から、やけどをした72歳の男性と体調不良を訴えた80歳の男性が運ばれましたがいずれも命に別状はないということです。
気象庁が噴火警報を発表したのは平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから今回が初めてです。
気象庁は今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があるとして、自治体の避難の指示に従うなど厳重に警戒するよう呼びかけています。
それでは口永良部島から避難する住民を乗せた船が到着する予定の屋久島、宮之浦港から中継です。
口永良部島から東に30キロ、屋久島町の宮之浦港です。
この宮之浦港は口永良部島につながる島民の唯一の交通手段であるフェリーが発着するところです。
口永良部島の新岳が噴火したことを受け島の住民は隣のこの屋久島に避難することになりました。
島の本村港に接岸したフェリー太陽は、先ほど3時40分ごろ出航しました。
住民およそ120人を乗せて出航したとみられています。
屋久島町は避難施設をこの島内に5か所設置することにしています。
フェリーでこの宮之浦港に着いた住民は、順次バスで避難所に向かうことにしています。
このあと、午後5時前後、さらにその到着時間も遅くなる見込みです。
屋久島町の宮之浦港から中継でお伝えしました。
社会部の金森記者に聞きます。
先ほど島の人たちを乗せてフェリーが出航しました。
このあと屋久島に向かうわけですが、避難の今後の状況はどうなりますか。
3時40分ごろに、口永良部島を出航しました。
当初の予定は5時すぎということになっているんですが、住民たちの乗り込みが多少遅れがありましたので、もうちょっと時間が経過してからですね。
この大きな地図で見ますと、宮之浦港、こちらにフェリーが到着します。
今、口永良部島から東南東へ15キロほどの所が屋久島になります。
そこの宮之浦港に向かっているということですね。
こちらに向かったあと住民は降りまして、こちらに書いてある5か所の避難場所に避難する予定ということです。
フェリーが、島の人たちを乗せて出航したということですが避難の状況はどういう状況だったんでしょうか。
最初に噴火したのが午前10時前です。
9時59分ごろですね。
噴火したあとに、新岳付近で、噴火し火砕流が一部流れ込んだということです。
もともと、本村地区には人が多く住んでいてこちらの人たちをまず全体の地区の人も番屋ヶ峰というところに避難させて、一部の人たち、先ほど海上保安庁の映像がヘリコプターの映像がありましたが、湯向地区の人は危険なエリアを通らないと番屋ヶ峰に到着できないということで船やヘリコプターを使って屋久島に避難したということです。
番屋ヶ峰に残っていた人たちは先ほど、本村港からフェリーに乗って出発したということです。
避難は今後長期化するということもありえるということですね。
今後どのように火山活動が収まっていくのか、収まったとしても今後どのような噴火をするのかというのは、専門家でも気象庁でも見えにくいところでもあります。
政府の対応です。
内閣府の赤澤副大臣を団長とする政府調査団は午後2時40分鹿児島県庁に到着し、伊藤知事と住民の避難状況や今後の対応などについて確認しました。
また太田国土交通大臣は、省内に設置した災害対策本部の会議に出席しました。
また太田大臣は、被害や避難の状況確認のため、あす上野政務官を現地に派遣することを明らかにしました。
2015/05/29(金) 16:00〜16:10
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合

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