継続的な噴火は停止したと見られる。
気象庁が発表です。
首脳会談のメドが立たない中、4年ぶりに日韓防衛大臣会談です。
こんにちは。
みんなのニュースウィークエンドです。
鹿児島県の口永良部島で、きのう午前に起きた爆発的な噴火。
気象庁はきょう午前、継続的な噴火は停止したと見られると発表しました。
しかし今後も、規模の大きな噴火が起こる可能性があるとして、引き続き警戒を呼びかけています。
きのう午前10時ごろ、爆発的噴火をした鹿児島県口永良部島の新岳。
噴火から一夜明け。
午前10時20分の口永良部島です。
新岳の噴火口から、まだ煙が立ち上っています。
噴煙はけさは、200メートルほどの高さに。
FNNのカメラが上空から撮影した映像では、火砕流が海岸まで達した様子が確認できる。
山の斜面を大量の灰が覆っている。
けさ、現地調査をした国土交通省九州地方整備局が撮影した映像では、火砕流でなぎ倒された木々の様子も確認できる。
これは、きょう午前4時ごろ、気象庁の監視カメラが写した画像。
噴火で噴出した火山灰など、高温の堆積物が、赤く見えている。
気象庁によると、きのう午前からの継続的な噴火は、25時間経過したきょう午前10時50分に停止したと見られるという。
避難から一夜明けた住民は。
寝られん。
横になって、うつらうつらしてるぐらいな。
これから先、別の場所に移された場合に、それなりのちゃんとサポートが受けられるかどうか。
われわれがそこまで、ちゃんと手厚くできるかどうか。
町役場では、内閣府の赤澤副大臣や、屋久島町長などが出席した対策本部会議が開かれ、避難住民への対応を協議。
その後、赤澤副大臣は、公民館に設置された避難所を訪れ、島民から要望などを聞いた。
気になることとか、あれば、聞かせていただければ。
いつ帰れるか。
そこですね。
しっかり避難後の生活支援をしていかなきゃいけないというふうに思ってます。
気象庁では午後3時から、火山予知連絡会の臨時の会合が開かれ、噴火の状況や、今後の見通しについての話し合いが行われている。
それでは、口永良部島の住民が2日目の夜を迎える、屋久島の避難所から中継でお伝えします。
上枝さん。
こちらは3か所ある避難所の1つ、宮之浦公民館です。
午後からは時折、雨が降っています。
これからは炊き出しが行われ、近くのホテルの大浴場を借りて、入浴を済ませる予定です。
口永良部島の新岳が爆発的噴火をして、およそ6時間で島を離れたとあって、多くの住民が必要最低限の荷物しか持ってきていません。
きょうは、買い出しに行く様子も見られました。
この男性は、避難所の一つ、老人憩いの家から、親戚の車で近くのスーパーマーケットへ行きました。
食べ物は比較的不自由がないとのことで、向かったのは日用品コーナーです。
気軽に履けるサンダルを手にしました。
靴しか、やっぱり履いてきてないんで、気軽に履けるものが必要。
早めに避難が終わることを祈りたいです。
またきょうは、赤沢亮正防災担当副大臣が避難所を訪れ、口永良部島の人々から生活面や、避難の長期化に対する不安について、直接話を聞きました。
落ち着かないと、避難が長期化するということが出てまいりますので、それぞれ役割分担しながら、万全の生活支援をやっていきたいということになります。
屋久島町は、3つの避難所に保健師を派遣し、健康相談を行うなど、避難した人の支援を行う方針です。
上枝さん、避難している中には、ご高齢の方が多いと聞いていますが、どんな対策が取られているんでしょうか?
医療関係者を配置はしているんですが、細かいことですが、避難所のトイレが和式で、不便だという声もあります。
そんな中、きょうは12世帯18人が、鹿児島市の親戚の家へ移るなど、屋久島を離れました。
そのようにして、長期化に備える動きも見られます。
爆発的な噴火が発生した鹿児島県の口永良部島について、気象庁は、今後も噴火が発生する可能性があるとして、引き続き警戒を呼びかけています。
気象庁が午後4時に発表した火山情報では、午前0時から午後3時までに観測された火山性の地震は、合わせて4回と、少ない状況が続いています。
一方で、気象庁が上空から行った現地調査では、火口の近くで引き続き、熱の異常が確認されていて、火山活動が活発な状況が続いているということです。
気象庁は、きのうから続いていた噴火は停止したと見られるものの、今後、再び爆発的な噴火が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけています。
ご覧のように、気象庁は、継続的な噴火は収まったもようだと発表しました。
ここからは、地震、火山にお詳しい、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀先生に伺ってまいります、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
気象庁の発表によりますと、継続的な噴火は停止していると見られるということなんですが、これに関して、先生はどのようにご覧になっていますか?
この種の噴火は、一時的に収まることは、もちろんありますが、その先にどうなるか、全く分かりません。
ですから、一回きりで噴火が終わるということは、たぶんありませんので、これからまた噴火というか、かなり大きな事件が起きる可能性は、かなり残っていると思います。
大規模な噴火が起こる可能性は、依然、あるということなんですね。
そうですね、そうだと思います。
そして、この警戒レベルに関しても、今も5のまま変わっていません。
下がってはいませんよね。
これが下がるとなれば、どのような判断材料が、必要になってきますか?
実は警戒レベルというのは非常に難しくって、それぞれの火山で非常に性質が違いますので、1つの警戒レベルはほかの火山に適用できるわけではありません。
ですから、この口永良部島の場合も、噴火したから3になって、去年ですね。
ことし噴火したから、5になったんで、その5を4に下げるというのは、学問的には非常に難しいというか、ほとんどいわばやったことのない経験をしなければいけないので、実際には、学問的には非常に難しいことだと思います。
予測が困難だということは、たびたび伺っているんですけれども、この安全と宣言されるまでには、スパンで言うと、どのぐらいかかりそうなんでしょうか?
そうですね、火山活動って、一般に、火山によって非常に違いますが、たぶん、年単位ぐらいまではかかるっていうのが普通ですね。
ですから、数週間で収まるということは、まずなくって、数か月、あるいはもうちょっとかかるというのが、普通の例だと思います。
警戒が長引くと、当然、避難生活も長期化することが予想されます。
島民の方が、いつ、島に戻って、日常生活を取り戻せるのか、大変気がかりです。
先生、どうもありがとうございました。
アジア安全保障会議に出席するため、シンガポールを訪れている中谷防衛大臣は、各国の国防大臣らと相次いで会談しており、先ほど、4年ぶりとなる日韓の防衛大臣の会談が行われました。
シンガポールから中継です。
4年ぶりの日韓防衛大臣会談は、各国の国防大臣らが集まる会議の機会を利用して、行われました。
たった今、後ろの会場で行われていたんですが、予定より時間をオーバーして、1時間ほど、会談が行われたということです。
首脳会談のメドが立たない中、北朝鮮問題を抱え、安全保障面での協力を確認するねらいがあります。
韓国のイ・ミンホ国防相との会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題について協議が行われたほか、中谷防衛大臣が、安全保障関連法案などについて説明したものと見られます。
今回の会議のメーンテーマとなったのが、中国が埋め立てを進めている南シナ海の安全保障です。
中谷大臣は、アメリカのカーター国防長官との会談で、南シナ海での力を背景とした、現状変更の試みに反対することを確認しました。
さらに、オーストラリアを加えた3か国で、領有権を主張する当事者に、埋め立て活動を中止し、挑発的な行動を控えるよう促す共同声明を発表し、中国をけん制しました。
一方、中谷大臣は、会議の合間に、中国軍の孫建国副総参謀長と立ち話をし、議論をしていきたいと伝えました。
以上、シンガポールからお伝えしました。
中国が南シナ海で進める埋め立てについては、アメリカのカーター国防長官も強い懸念を示し、即時中止するよう、中国側に求めました。
カーター国防長官はこのように述べ、中国が南シナ海のスプラトリー諸島で進める岩礁の埋め立てを、即時中止するよう求めました。
中国軍の代表として、会議に出席している、孫建国副総参謀長は、FNNなどに対して、このように述べ、埋め立ては中国の主権の範囲内で行っているもので、問題はないとする従来の認識を改めて示しました。
東日本大震災で大きな被害を受け、一部区間で不通となっていた、宮城県のJR仙石線がきょう、4年2か月ぶりに全線での運転を再開しました。
今、石巻から列車が出発しました。
4年2か月ぶりに、石巻と仙台がつながります。
宮城県の仙台と石巻を結ぶJR仙石線は、津波で一部区間が不通となっていましたが、きょう、高城町駅と陸前小野駅の間、10.5キロが開通し、全線で運転を再開しました。
このうち、津波の被害が大きかった東名駅と野蒜駅は、元の駅舎からおよそ500メートル内陸側の高台に建設されました。
やっとなんだものね。
本当にね、本当に涙が出ますね。
感無量です。
この運行再開が、被災者の皆様に非常に大きな夢と希望を与えることになると思います。
待ちに待ったJR仙石線の全線再開。
復興の加速も期待されます。
汚職事件で揺れるFIFA・国際サッカー連盟。
ヨーロッパなどから辞任を求める声が上がる中、5回目の当選を果たしたブラッター会長に、組織の改革を求める声が上がっています。
現職のブラッター会長と、ヨルダンのアリ王子との間で争われた会長選挙では、1回目の投票で、倍近い差をつけられたアリ王子が、決選投票を前に辞退し、ブラッター会長の5回目の当選が決まりました。
この結果を受け、ヨーロッパサッカー連盟のプラティニ会長は、組織が信頼を取り戻すためには、改革が極めて重要だと述べ、腐敗体質の改善を求めました。
続いてはスポーツ、永島さんです。
こんにちは。
まずはプロ野球交流戦です。
日本ハムの大谷翔平投手が、開幕7連勝をかけ、中日戦に登板しました。
開幕から6勝負けなし。
投手と野手の二刀流で結果を出している大谷。
しかし、この日は、立ち上がりに安定感を欠きます。
2回、中日、5番の和田に、甘く入った変化球を運ばれ、先制点を奪われます。
さらに3回もフォアボールでランナーをため、4番ルナにタイムリーを浴びます。
この3回までに球数は50球。
序盤はコントロールに苦しみます。
しかしそのあとは、尻上がりに調子を上げ、8回13奪三振、2失点。
味方打線の援護もあり、大谷が両リーグ合わせ単独トップとなる7勝目を挙げました。
次です。
男子バレーボール界の次世代を担う石川祐希選手が、ついに世界大会デビュー。
ワールドリーグ初戦のチェコ戦で、大活躍を見せました。
19歳の石川は、来年のオリンピック出場を目指す新生全日本で、エースとしての期待がかかります。
日本は第1セットを落としますが、第2セット以降、石川が躍動します。
さあどうする、バックアタックで石川が跳んできた!これが日本の新エース!
世界デビュー戦で、強烈な高さと決定力を見せつけました。
最後も石川のスパイクが決まり、逆転勝ち。
石川がチーム最多得点を挙げ、日本を勝利に導きました。
こうやって点取るのが、自分の役割だと思うので、そういうことができたのは、非常によかったと思います。
以上、スポーツでした。
ここで訂正です。
先ほど中継でお伝えした韓国の国防相は、正しくは、ハン・ミング国防相です。
失礼しました。
続いて覚醒剤を使用した疑いで、バスの運転手を逮捕です。
逮捕された高速バスの運転手、三橋政幸容疑者は、今月中旬から下旬までの間に、覚醒剤を使用した疑いが持たれています。
逮捕当日、札幌市から函館市までのおよそ360キロを1人で運転していました。
三橋容疑者は容疑を認めているということです。
おととい、胃がんのため亡くなった人気漫才コンビ、今いくよ・くるよの今いくよさんの告別式が、京都市内で営まれました。
告別式には、親族のほか、
親鳥にくっついて離れないカルガモの赤ちゃん。
泳ぐのも…羽を整えるのも…親鳥と一緒。
でも高いところに登るのはまだ苦手です。
滋賀県大津市にあるこのホテルには毎年、春になるとカルガモが産卵のためにやってきます。
ことしは4組のつがいが過ごしていて今週になって続々と赤ちゃんが生まれています。
きょうまでに22羽が生まれましたがまだ孵っていない卵もあるそうで、家族はまだまだ増えそうです。
きょう未明、兵庫県加古川市の路上で30歳の男性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。
警察は死亡ひき逃げ事件とみて捜査しています。
午前4時ごろ加古川市平岡町の市道で「人が倒れている」と消防に通報がありました。
消防が駆けつけると明石市に住む佐野良太さん
(30)が頭から血を流して倒れていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。
当時、通りかかった人が「ドン」という車が何かにぶつかるような音を聞いていて、現場には車の金属片が落ちていたことから警察は死亡ひき逃げ事件とみて捜査しています。
きょう未明、兵庫県尼崎市で不審火が2件相次ぎました。
尼崎市では、今月22日以降半径2キロの範囲内で不審火が7件相次いで起きています。
午前1時50分頃尼崎市立花町1丁目のスーパーで、ダンボール置き場にあったダンボールやペットボトルなどが焼けました。
店の関係者によると、防犯カメラには火事が起きた時間帯に、現場付近で自転車に乗った男の姿が映っていたということです。
その15分後には、およそ600メートル離れた場所にある工事中の建物でビニールシートが焼けました。
この2件を含め、尼崎市では今月22日から半径2キロ以内の範囲で不審火が7件相次いで起きています。
警察は放火の疑いで防犯カメラの映像の分析など、捜査を進めています。
おととい胃がんのため67歳で亡くなった、人気漫才コンビ・「今いくよ・くるよ」の今いくよさんの告別式が営まれました。
京都市内で営まれた今いくよさんの告別式には、親族のほか相方のくるよさんも参列しました。
いくよさんは去年、胃がんのため休養しその後舞台に復帰しましたが数日前から容体が悪化し、おととい、くるよさんたちに看取られて息をひきとりました。
いくよさんのお別れ会は後日、大阪市内で開かれる予定です。
治療が難しいてんかんの患者の家族らが作った基金から、病気の解明のための研究を行っているグループに対し助成金が贈呈されました。
きょうの贈呈式では、てんかんの発症の解明や治療法の開発を目指す理化学研究所の山川和弘チームリーダーの研究に対して、助成金が贈られました。
「きよくん基金を募る会」は、治療が難しいてんかんの子を持つ家族らが設立し、病気への理解を進める活動を行っています。
てんかんの発作は長く続くと脳症などで命に関わるリスクがあり、会では家庭で服用でき発作を抑える薬「ブコラム」の日本での承認を求める署名活動も行なっています。
基金への寄付や署名活動へのご協力は会のHPをご覧下さい。
大阪のあべのハルカスでは「こんぴらさん」の愛称で知られる香川県の金刀比羅宮の貴重な美術品を集めた展覧会が開かれています。
たくさんの花が一面に描かれた、襖。
江戸時代の作品で普段はめったに見ることができません。
あべのハルカス美術館では金刀比羅宮に保管されている美術品およそ120点が展示されています。
8頭の虎が描かれた円山応挙の「遊虎図」は、国の重要文化財に指定されています。
他にも会場では平安時代の仏像や江戸時代の船の模型など幅広い時代の美術品を見ることができます。
この展覧会は7月12日まで開かれています。
(杏樹)今夜の『MUSICFAIR』は橋真梨子さん特集。
2015/05/30(土) 17:30〜18:00
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