涼しげな和紙でコラボレッスン

蒸し暑い日が続いています。
梅雨入りも近づいているようですね。

6月には、またまたSab styleのYoko先生にお声掛けをいただき、おもてなしレッスンでコラボさせていただけることになりました。
テーマは「水無月を愉しむ水色のテーブル」Yoko先生が「水」をテーマに食空間コーディネートをされます。私は、涼しげな色合いの和紙や水引を使って、Yoko先生が作られるテーブルにも添えていただけるフィギュア的な小物を作っていただく予定です。

少し洋にも感じられる柄の涼しげな和紙を見つけました。
青色系の水引と合わせて、なに作ろう。
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出来たのはちいさなハンドバック型の包み。
お皿の上に載せられるくらいのサイズです。

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バック型の包みは洋風にも色々アレンジ出来るので、凝り出すと止まらなくなります。
皮柄のエンボス模様の紙で作って留め具にビジューをつけたり、レースリボンでフリルをつけて思い切りキュートにしたり。

今回は持ち手と留め具を水引でアレンジしていただきます。
小さなプレゼントにもぴったり。

包みのワークショップを楽しんでいただいた後には、お楽しみのランチタイム、そしてYoko先生の涼しげなテーブルコーディネートも楽しみです♪


〜テーブルコーディネート&お料理&和包みワークショップ〜
● 日時:6月20日(土) 11:00〜14:00
●内容:和包みワークショップ、テーブルコーディネート&ランチレッスン
  (ランチ&デザート付き)
●ご参加費:9,000円
   レッスンの詳細とお申し込みはSab styleさまブログをご覧ください →


Sab style芦屋サロンはこの春、2階にうつわと雑貨のセレクトショップがオープンしました。静かな住宅街の中の眺めの良いお部屋で、くつろいで器選びをしていただけます。私も楽しみ♪

梅雨時に涼しげなひと時を愉しみませんか。
Yoko先生とご一緒にお待ちしています。



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2015-05-29 | Trackback(0) | 包む・結ぶ

新緑の中の和の色

ずいぶんご無沙汰してしまいました…。
すっかり新緑の景色も緑濃く眩しくなりました。

我が家のすぐそばの六甲山の緑も青々としていますが、車で山道を通ると緑も一色ではなく、たくさんの緑色があるんだと感心します。自然の色は「和の色」そのもの。
色の名前も植物、動物など目に見える景色からつけられたものがたくさんあります。

自然と向き合い、季節の移ろいを細やかに感じてきた日本人らしく、本当に細やかな色みの違いが表現されています。
萌黄色、柳色、若菜色、苗色、若竹色、青竹色、松葉色、苔色、青朽葉、裏葉色…。
きりがありません。植物そのものの色みだけでなく、朽ちていく葉、そして葉の裏の色まで!細やかですね〜。このわずかな違いをも感じとる感性が、細やかな気遣いのできる日本人のおもてなし文化にもつながっている気がします。

「色」が好きで、子供の頃からずらりと並ぶ色鉛筆や絵の具をみてワクワクする子でした。今は和紙や水引、ラッピングに使うリボン…、ついつい色を揃えたくなりモノは増える一方(汗)。”断捨離”も実現できないまま、増え続けるそれらを眺めながらニタニタしています。

そしてついつい増えてしまうのは本も一緒。

◆暮らしの中にある日本の伝統色

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文庫本サイズなので、気軽に持ち歩けます。
街歩きしながら気になった色と見比べたり。
京都に行くときにバックにポンと放り込んで行くこともあります。

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◆日本の色辞典

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染色家吉岡幸雄さんの、染色の視点からの色の解説、「万葉集」「源氏物語」をはじめ文献に出てくる色のお話など、興味深く色を知ることが出来ます。

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◆とりあわせを楽しむ日本の色

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和の色の配色がたくさん載っています。
装束の色合わせなど、色が美しく際立つ配色を自然と身につけていたのでしょうか。
眺めるだけでもうっとり。

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他にも素敵な本が色々。またご紹介したいと思います。

私たちの暮らしの中には美しい色がたくさん溢れています。
今の時期は緑色の違いを意識しながら眺めたり。
移り変わる季節ごとの「色」を感じる暮らし、愉しみたいですね。



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2015-05-17 | Trackback(0) | 和文化

スパークリング日本酒でひとりご飯

穏やかなお天気が続いていますね。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

連休に入る前のことですが、ある日のひとりご飯。
夕飯がひとりの日は、友達と食事に行ったり、平日はあり合わせでちゃちゃっと、という日もありますが、この日はひさしぶりにゆっくり家飲み。
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綺麗な色の小さな器が好きでついつい増えてしまいます。最近のお気に入りは大好きな東一仁さんのターコイズ色の高台皿。ちょっと盛りのおばんざいを小さめの白木盆にのっけて一人分の家飲みセット。

日本酒を小さなワイングラスに注いで・・・。このお酒、スパークリングの日本酒です。
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泡泡、大好き!炭酸水もスパークリングワインも好きですが、発泡系の日本酒にもハマっています。きっかけは数年前にいただいた獺祭のスパークリング。
グラスで日本酒、今は当たり前になっていますが、スパークリングもグラスがよく似合います。アルコール度数が低かったり甘口のものも多く、華やかな雰囲気は女子会にもぴったりです。私はどちらかというと食事にも合う辛口系が好みかな。

先日行った阪急うめだ本店の蔵元まつりでも、全国のスパークリング日本酒がずらりと並んでいてテンションが上がりました!
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発泡系の日本酒は、シャンパンのように瓶内二次発酵のものや炭酸ガスを溶かし込んだ注入方式があるそうです。緩やかな濾過で滓(おり)が多く残り白く濁ったにごり酒は、火入れをせず酵母、酵素が残った状態で瓶詰めをすると発酵がすすみ炭酸が発生します。そのようなお酒を活性にごり酒というのだとか。…と、蔵元のおじさんに色々教えていただきながら試飲をしていたら、だんだん体がふわぁ〜〜っと。千鳥足で百貨店の中を歩くわけにもいかず(笑)そこそこに何本か買い求めて家に戻りました。

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どれも美味しかったです♡
右:八海山のスパークリングにごり酒。甘めですがアルコール度数もそこそこ高くしっかりした味。
中:宴日和。低アルコールで甘口、なめらかな口当たりで女性受け良さそう。名前の通り女子会にぴったり♪
左:奥の松純米大吟醸スパークリング。これはめっけもん!スパークリングにしてはキレが良く、スッキリ。

にごり酒は最初に上澄みだけを頂き、だんだん濃くなる濁りの部分をロックでいただくのも美味しいと教えていただき、愉しんでいます。

こちらは最近購入したもの。また楽しみが増えました♪
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さて、この日のお酒の友は・・・
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昆布締めした鯛で芽ネギを巻いてオリーブオイルを垂らし、塩胡椒とピンクペッパーを添えたもの。ドライイチジクと生ハムの白和え。前日のそら豆の塩茹でも混ぜて。人参とグレープフルーツのマリネ。

自分の食べたいものを少しずつ。ひとり呑みもいいもんだ。

でもやっぱり、家族の健康を考えながらせっせと作る毎日ご飯で、「おかわり!」の声を聞きながら食卓を囲む方が楽しいな。

皆さまも、大切な家族、気のおけない仲間と食卓を囲みながら
愉しいゴールデンウィーク後半をお過ごし下さい。


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法然院で聴く日本の文化とマナー

4月も半ば過ぎの19日、雨の落ちてきそうな空模様の京都へ出かけました。
哲学の道から少し入ったところにひっそりと佇む法然院、道すがらのしっとりとした苔と新緑も美しい。
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ひなびた趣の茅葺き屋根の山門から境内に入ると、両側に「白砂壇(びゃくさだん)」という白い盛り砂があります。
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砂壇は水を表し、間を通ることで心身が清められ浄域に入ることを意味しています。
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砂の上には紋様が描かれていて、水を表す水紋だったり、水に流れる楓の落ち葉だったり。季節ごとに様々な文様が描かれるそうです。

この日、こちらを訪れたのは熊倉功夫先生のお話を聴講するため。ふろしき研究会主催の「第90回ふろしきトーク」の記念講演でした。

茶道史をはじめ日本の料理史、民族史など日本文化史研究の第一人者でいらっしゃる熊倉先生のお話のテーマは、「時に移ろう、文化とマナー」
日本のマナー、すなわち礼儀作法は、円滑な人間関係を保つためのルールで、その根底には日本独特の「間」の感性がある。マナーを風俗文化として捉えた視点からのお話は大変興味深く、熊倉先生の穏やかな口調に惹きこまれ、あっという間の時間でした。

先生は和食文化国民会議の会長でもいらっしゃって、翌日は東京で、活動開始の記者会見をされる予定でした。ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食=日本の伝統的な食文化、その価値を国民全体で共有し次世代への継承を推進することを目的とした(通称)和食会議。日本でのオリンピック開催に向け今後益々お忙しくなられるであろう先生のお話を間近で聴かせていただける貴重な機会。当日は風呂敷の展示もされていて、日本の「間」の文化の中での風呂敷について、改めて考える機会となりました。
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雨の降り出しそうな夕方の帰り道。
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満開を迎えた八重桜がひと気もまばらになった哲学の道に、一際美しく風に揺れていました。

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2015-04-27 | Trackback(0) | 和文化

和包み講座〜ふろしきで愉しむ〜

穏やかな春の週末。ここのところ肌寒いお天気が続いていましたが、ようやく春らしい陽気になりましたね。

今日は5月に開催の和包み講座のご案内です。


【 和包み講座〜ふろしきで愉しむ〜 】

今回は和紙ではなく、風呂敷の包み。リクエストのお声も頂いていましたがようやく実現しました。今から楽しみです。
変幻自在に形を変えて、どんなものでも包み込める風呂敷。包むモノによって素材や柄を使い分けたりと愉しみ方も無限大!そして何より実用的。

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たくさんある包みの中から、普段の暮らしに出番の多いふろしきバックを中心に、基本の贈り物の包みや小風呂敷を使った包みなどをご紹介します。

上の写真は、以前にもご紹介したことがある大判90センチサイズの風呂敷で作ったバック。素材が綿なので、少々重さがあってもしっかり安定感があります。

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「和包み講座〜ふろしきで愉しむ〜」

◆日時:2015年5月30日(土)13:30~15:00
◆会場:神戸舞子公園内 旧木下家住宅
◆参加費:2,000円(材料費、お茶菓子代込み、入館料別100円 )
◆定員:12名
 ブログご案内前に満席となりましたため、あと2席追加でご用意させていただきました。

◆ご自宅にお持ちであれば風呂敷をご持参ください。
(二幅68cmくらいのものや大判90cm)予備もご用意有ります。
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問い合わせ、お申し込み
   旧木下家住宅 Tel:078-787−2050 
   開館時間 午前10時~午後5時(月曜休館) 



最近、仕事の時によく持ち歩いていたのはこちらの風呂敷。
宇奈月温泉の出張の際にも活躍してくれました。
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仕事中は書類を入れてサブバックに。
上の写真は列車の中。すぐ取り出せるようにファイルやおやつを入れています。
旅館では大浴場に行く時に着替えを入れたり、朝食会場へのミニバックに。
帰りはお土産を包んで。

それぞれ包むモノに合わせて形、大きさを変えられて便利!
使わない時はたたんでカバンへ。

外出先で急に荷物が増えることもありますよね。そんな時にカバンからサッと取り出して作れる包みをご紹介したいと思います。

初夏の旧木下家住宅で、一緒に風呂敷包みを愉しみませんか?
皆さまのお越しをお待ちしております。

和包み講座〜ふろしきで愉しむ〜



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2015-04-19 | Trackback(0) | ふろしき