した。
まず今の時点での注意点について、教えてください。
今回、非常に珍しいタイプの地震が起きていまして、かなり広い範囲で揺れを観測しています。
揺れが今のところ、強い地域というのは、さほどないんですけれども、震源に近い小笠原諸島、それから関東地方でも一部、揺れが強かった所があります。
周りで物が倒れたりとかいうことの可能性もありますので、身の回りの環境、念のため、注意していただきたいなというふうに思います。
今回、揺れが非常に長かったということで、鉄道なども一部、運転を見合わせて、確認をするというようなことも出ておりますけれども、さほど今のところ、揺れとして強かった所は、それほど広くはないと見られますので、そのあたり、念のため、安全の確認をするということが必要かというふうに思います。
そして、この地震についてなんですけれども、震源地が小笠原諸島の西方沖で、震源の深さ590キロ、地震の規模を示すマグニチュードが8.5と、これ、極めて大きい地震ということですね?
そうですね。
巨大地震といわれる地震です。
ただ、非常に震源が、今、気象庁の情報ですと、震源の深さが590キロと、実際、これ、精査をしますと、もっと深いかもしれませんけれども、かなり地球の深い所で起きていますので、津波の発生するおそれはないというふうに判断をされています。
ただ、非常に大きかったということが、今回、揺れを感じた方、かなり長い時間、揺れを感じられたと思うんですけれども、一般にマグニチュード8を超えるような地震の場合は、地震が起きるだけで数分間かかりますので、揺れている時間が長いというのが、一つ、特徴だったと思います。
そして、ここで入った情報ですが、総務省消防庁によりますと、これまでのところ、地震による被害の連絡は入っていないということです。
各地で被害が出ていないか、引き続き情報収集を進めることにしています。
総務省消防庁によりますと、これまでのところ、地震による被害の連絡は入っていないということです。
引き続き情報収集を進めることにしています。
それから、携帯電話会社大手のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクによりますと、先ほどの地震で通信設備に被害が出たという情報は、午後8時40分現在では入っていないということです。
また通話の集中による、通信障害も起きていないとしています。
鉄道の情報です。
JRによりますと、東海道新幹線はこの地震による停電のため、東京駅と新大阪駅の間で、上下線ともに運転を見合わせています。
東海道新幹線は、東京駅と新大阪駅の間で、上下線ともに運転を見合わせています。
では引き続き、社会部の菅井デスクに聞きます。
今回の地震、マグニチュード8.5と非常に規模が大きい地震ですけれども、改めてその地震の性質について教えてください。
この規模なんですけれども、東日本大震災を引き起こした4年前の東北沖の巨大地震が、9.0でした。
あの地震も、南北に400キロ以上の断層がずれ動いたというふうに見られていますけれども、それに近いような、数百キロにも及ぶ断層が数分以上の時間をかけて、ずれ動くというような地震が起きたと。
ただ、先ほど申しましたけれども、こちらにちょっとパターンを用意したんですが、今回の地震ですね、震源はもう少し南かもしれませんが、小笠原諸島の近海で、深さが今、気象庁の情報ですと、590キロということなんですね。
590キロっていう距離なんですが、東京・大阪間は、大体500キロぐらいありますので、そのぐらい深い所で起きているわけです。
ですから、津波は海底の表面が動くことによって起きますけれども、非常に深いため、今回は地震による津波の心配はないということなんですね。
ちょうどこの辺り、どういうふうになっているかというと、この東側から、太平洋プレートという海底の岩盤が、ちょうど、このフィリピン海プレートという、もう一つの岩盤に沈み込んでいっているんですね。
ちょうど海溝になっていまして、その沈み込んでいった境目なのか、あるいは、沈み込んで、590キロ以上下がっていったところの、プレートの内部で、地震が起きていたのではないかというふうに見られています。
この辺り、時折、マグニチュード5ないしは6ぐらいの地震は起きるんですけれども、今回のようにマグニチュード8クラスの地震というのは、非常に珍しいということがいえると思います。
今回の地震、大きかったということ、それから非常に深かったということがありまして、実はプレートの境目を通じて、例えば、この太平洋プレートの近い所にありますこの北日本や東日本、それから、このフィリピン海プレートに近い所にあります、この西日本、揺れは、ほぼ全国各地で観測されているんですけれども、非常に深い所で起きましたので、日本全国に揺れが広がるような、、非常に珍しい地震だったというふうにいえると思います。
そういうことで言いますと、この揺れの範囲が、非常に広かったということ、その理由として、考えられること、どういうことになりますか?
非常に深くて、500キロくらい、この下に震源がありますけれども、それが一つということと、それからマグニチュードが8を超えますので、実際、地震でずれ動く断層の距離というのが、何百キロにも及ぶ。
揺れそのものは、伝わってくるまでというのは、大体秒速数キロのスピードで、揺れが広がっていくわけですけれども、大元の震源の所で揺れが発生する時間も、数分間にわたって、ずっと揺れが発生するということで、非常に長い時間、揺れを感じたのではないかというふうに思います。
今のところ、小笠原諸島、それから関東の一部で、震度5強の揺れが観測されているという情報なんですけれども、さほど強い揺れは、広い範囲ではなかったかな?と。
広く揺れることは揺れたわけですけれども、強い揺れはあんまりなかったかもしれませんけれども、夜間でもございますし、身の回りの環境は、ちょっと念のため、注意していただきたい。
それから一般にやはり、これだけの規模の地震が起きましたんで、このあとも似たような規模、あるいは一回り小さい地震が起きる可能性もあります。
そういった意味では、念のため、周りの環境に、ちょっと注意をしていただくということが必要じゃないかというふうに思います。
そういうことで言いますと、地震の規模が大きかったと。
それから震源が深いということで、広い範囲に、揺れを観測するような地震となったということですね。
政府は午後8時29分、総理大臣官邸の危機管理センターに、官邸連絡室を設置し、関係府省庁や、自治体などと連絡を取りながら、地震による被害が出ていないか、情報収集と警戒に当たっています。
総理大臣官邸には、現在、にしむら危機管理監と、高見澤官房副長官補が入っています。
政府は午後8時29分、総理大臣官邸の危機管理センターに、官邸連絡室を設置し、関係府省庁や自治体などと連絡を取りながら、地震による被害が出ていないか、情報収集と警戒に当たっています。
総理大臣官邸には、現在、にしむら危機管理監と、高見澤官房副長官補が入っています。
お伝えしていますように、きょう午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖の深さ590キロを震源とする、マグニチュード8.5の地震があり、小笠原諸島と神奈川県で、震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありませんが、このあとも危険な場所には、近づかないようにしてください。
また落ち着いて行動してください。
震度5強の強い揺れを観測したのは、小笠原諸島の母島と、神奈川県二宮町です。
では渋谷駅から中継です。
東京・渋谷駅の現在の様子をお伝えしています。
改札口の周辺には、多くの人が立っています。
私は今、JR渋谷駅のハチ公改札前に来ています。
地震の影響により、山手線内回り、外回りともに運転を見合わせています。
駅の前では、改札の前では、電車を待つ多くの人たちが集まっています。
テレビの映像は、現在の東京・渋谷駅。
ハチ公改札口前の様子です。
先ほど中継の中の音声でもありましたが、山手線内回り、外回りともに運転を見合わせているということです。
多くの人が改札口の周りで立っている様子が見えます。
東京・渋谷、ハチ公改札口の様子をお伝えしています。
どうぞ、このあとも正確な情報を入手して、落ち着いて行動するようにしてください。
テレビの映像では、東京・渋谷駅の様子をお伝えしています。
山手線など内回り、外回りともに運転を見合わせているという情報が、先ほど、中継の中でありました。
地震の影響で、交通に影響が出ています。
JRによりますと、東海道新幹線は、この地震による停電のため、東京駅と新大阪駅の間で、上下線ともにに、運転を見合わせています。
またJR東日本によりますと、今回の地震の影響で、運転を見合わせている路線が出ているということで、現在、詳しい状況を確認しているということです。
東京メトロは、地震のあと、被害の状況を確認するため、徐行運転を行っていましたが、現在は全線とも通常の運転に戻っているということです。
ダイヤには遅れが出ているということです。
JRによりますと、東海道新幹線は、この地震による停電のため、東京駅と新大阪駅の間で上下線ともに運転を見合わせています。
またJR東日本によりますと、今回の地震の影響で、運転を見合わせている路線が出ているということで、現在、詳しい状況を確認しているということです。
東京メトロは地震のあと、被害の状況を確認するため、徐行運転を行っていましたが、現在は全線とも通常の運転に戻っているということです。
ダイヤには遅れが出ているということです。
東京消防庁によりますと、東京都内では、地震の揺れで、転んで、けがをしたという通報が、複数入っているということです。
テレビの映像は、東京・新宿の上空からの様子をお伝えしています。
この映像を見るかぎりですが、ビルの明かりがついている様子は、確認することができます。
また新宿の周辺ですけれども、上空から見るかぎりで、道路などの明かりがついている様子も確認できます。
東京・新宿の上空からの様子をお伝えしています。
この映像を見るかぎり、建物の明かりなどがついている様子は確認することができます。
ただ、この地震の影響で、交通にも影響が出ています。
JR東日本によりますと、今回の地震の影響で、運転を見合わせている路線が出ているということで、現在、詳しい状況を確認しているということです。
新宿駅の様子を今、お伝えしていますが、ホームに列車が止まっている様子を見ることができます。
新宿駅、ホームに列車が止まっている様子を見ることができます。
JR東日本によりますと、今回の地震の影響で、運転を見合わせている路線が出ているということで、現在、詳しい状況を確認しているということです。
そして、東京メトロは、地震のあと、被害の状況を確認するため、徐行運転を行っていましたが、現在は全線とも、通常の運転に戻っているということです。
では、ここで、小笠原諸島の父島のささもとよしゆきさんと電話がつながっています。
ささもとさん。
では、電話はまたあとで話を伺うことにしまして、改めて、地震の情報を整理してお伝えします。
きょう午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖の深さ590キロを震源とするマグニチュード8.5の地震があり、小笠原諸島と神奈川県で、震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
震度5強の強い揺れを観測したのは、小笠原諸島の母島と、神奈川県二宮町です。
では、ここで電話がつながりました。
小笠原・父島のささもとよしゆきさんと電話がつながっています、ささもとさん。
大変なところ、恐れ入ります。
ささもとです。
よろしくお願いいたします。
ささもとさんは今、安全な場所にいらっしゃいますか?
今、一応、役場の前ですけど、奥におります、部屋に入っています。
役場の辺りにいらっしゃるということですね?
はい、役場のすぐ目の前です。
地震があったとき、どのような揺れだったでしょうか?
いやもう、ぐらぐらぐらぐらしまして、初めね、震度3ぐらいだと思いますが、それで一時止まりましたからね、ああ、これで終わりかなと思いましたら、そのあとも強い揺れでね、立って歩けない程度でした。
立って歩くことができないほどの揺れだったということですね?その揺れによって、部屋の中の物、あるいは、部屋の外のもの、周辺のものが倒れたりするようなことは、あったでしょうか?
お店の奥におりましたんで、棚から物がばたばた落ちるんで、それは発泡スチロール系統のものですが、だいぶ落ちました。
発泡スチロールのようなものが棚からいくつも落ちたということですね?
そういうことです。
そのほか、見るかぎりで、被害の状況などについては分かりますでしょうか?
地震が止まりましたんで、表に出ましてね、表に出てみましたら、何も変化なかったですね、その後は。
分かりました。
このあともどうぞ引き続き、安全に気をつけて、行動なさってください。
大変なところありがとうございました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ではここで東京大学地震研究所のひらたなおし教授と電話がつながっています。
平田さん。
大変なところ、恐れ入ります。
まず今回の地震ですけれども、地震の規模を示すマグニチュード、現在8.5という情報が入っていますけれども、この地震について、まずどのようなことが言えるでしょうか?
この地震は、まずマグニチュード8.5と、非常に大きい地震です。
それから、震源の深さが590キロと気象庁が発表していますけれども、これは、いわゆる頻発地震といって、非常に深い所で起きる地震です。
これが今、発表で分かっていることです。
深発地震というのは、どのような地震のことでしょうか?
深い所で発生する地震といって、これは伊豆・小笠原海溝から、太平洋プレートが…に向かって、沈み込んでいる、太平洋プレートの沈み込みに伴う地震です。
そして今回、広い範囲で揺れを観測しました。
北海道から沖縄にかけて、全国的に揺れが観測されたわけなんですけれども、こうした全国的、広い範囲で揺れが観測されたメカニズムというのは、どのようなことが考えられるでしょうか?
まず8.5の地震というのは非常に大きい地震です。
4年半前に、東北で起きたマグニチュード9というのは、非常に大きいですけれども、それに匹敵するほどの非常に大きい地震です。
ただ幸いなことに、深さが590キロという非常に深い所だったために、最大の震度で5強ですか。
という、それでも非常に広い範囲で、大きな揺れがあったというのは、地震が非常に大きかったということです。
そして、この地震で小笠原の母島では震度5強、そして神奈川県の二宮町でも震度5強の揺れを、強い揺れを観測しています。
今後の注意点、余震への警戒なども含めてですけれども、どのようなことが考えられますか?
一般に、非常に深い所で起きる地震は、余震が少ないというふうにいわれていますけれども、この地震はマグニチュード8.5という非常に大きい地震ですので、余震が起きる可能性もあります。
その場合には、すでに大きく揺れた所で、地盤が緩んでいる所とか、家具が倒れ掛かってるところなどがありますから、もう一度、そういったところは十分注意をされて、強い揺れが再び来たときにも、大丈夫なように、準備をしておく必要があると思います。
このあとも油断しないで、引き続き、余震への警戒、万全にしていくということですね?
そうですね。
幸いなことに、今、津波は出ないというふうに気象庁が公表していますけれども、これは非常に深い所で起きた地震なので、津波の心配は少ない、津波は起きないと思いますけれども、もう一度、強い揺れがある可能性があります。
この場合には、伊豆、小笠原の島だけではなくて、関東でも強い揺れがある可能性もありますから、十分注意される必要があると思います。
分かりました。
どうもありがとうございました。
東京大学地震研究所の平田直教授に、お話を伺いました。
ここで鉄道の新しい情報が入ってきました。
JRによりますと、東海道新幹線は、地震による停電のため、東京駅と新大阪駅の間で運転を見合わせていましたが、先ほど午後8時50分過ぎ、下り線の運転を再開したということです。
上りは現在も運転を見合わせています。
新幹線の情報、繰り返しお伝えします。
JRによりますと、東海道新幹線は、地震による停電のため、東京駅と新大阪駅の間で運転を見合わせていましたが、先ほど午後8時50分過ぎ、下り線の運転を、再開したということです。
上りは現在も運転を見合わせています。
テレビの映像は、東京駅の様子をお伝えしています。
そして、画面が変わりました。
東京・池袋の上空からの様子をお伝えしています。
この画面を見るかぎりでは、周辺の道路ですとか、あるいは、建物などの明かりがついています。
では上空から伝えてください。
聞こえてます。
ヘリは先ほど、東京ヘリポートを飛び立ちました。
現在は、池袋の上空を飛んでいます。
画面中心に見えるのが、池袋駅です。
現在、停電や火災などは、上空から確認できていません。
それでは、駅を見てみましょう。
駅のホームを見てみます。
車両が止まっているのが確認できます。
大きな混乱などは、上空からは分かりません。
そして東京・渋谷の今の様子を中継でお伝えします。
お願いします。
JR渋谷駅ハチ公改札前に来ています。
現在、山手線内回り、外回りともに、運転を見合わせています。
そのため、改札前には、多くの人が集まっています。
集まった人たちは、今後、運転が再開するかどうか、心配そうにボードを見ています。
以上、渋谷駅からお伝えしました。
お伝えしていますように、午後8時24分ごろ、関東地方で最大震度5強の揺れを観測する、強い地震がありました。
震源地は小笠原諸島西方沖、震源の深さは590キロ、地震の規模を示すマグニチュードは8.5と推定されています。
この地震による津波の心配はありませんが、このあとも、どうぞ落ち着いて行動してください。
テレビの映像は、JR池袋駅の上空からの映像です。
多くの人が、駅前に立っている様子、そして歩いている様子なども見られます。
先ほど渋谷駅の中継からの情報では、内回り、外回りともに運転を見合わせているということです。
山手線の内回り、外回り、運転を見合わせているという情報が入ってきました。
そして、変わって、次は銀座の今の様子をお伝えします。
東京・銀座の今の様子です。
今、銀座西三丁目の交差点です。
銀座、街の様子、平穏のようです。
地震から30分ほどたっていますが、街はふだんと変わらないように見えます。
車の流れも順調に流れています。
取材車は銀座から…。
ではここで、NHK横浜放送局からお伝えします。
横浜です。
今回の地震で、神奈川県内では、二宮町で震度5強の揺れを観測しました。
このほか、震度4の揺れを横浜市西区、横浜市中区、川崎市川崎区、平塚市、藤沢市、海老名市、綾瀬市などで観測しています。
このほか、県内の広い範囲で震度3の揺れを観測しました。
震度5強の揺れを観測した二宮町の消防本部にいた職員は、初めに小さな横揺れがあり、震度計を確認しようと思ったところで、大きな揺れを感じ、建物がぎしっと音を立てた。
揺れは1分程度、続いたが、棚から物が落ちるようなことはなかったと話していました。
震度5強を観測した二宮町と、震度4を観測した横浜市や川崎市、平塚市などの消防本部によりますと、これまでのところ、地震による被害の情報は入っていないということです。
交通の情報です。
地震の影響で、神奈川県内を走るそうてつ線は、安全確認のため、いったん全線で運転を見合わせましたが、まもなく再開し、現在はおよそ15分遅れで運行しています。
また横浜市内を走るみなとみらい線も、現在およそ20分遅れで運行しています。
横浜市営地下鉄は、ブルーライン、グリーンラインともに、安全確認のため、徐行運転をした影響で、現在、10分ほど遅れて運行しています。
横浜からお伝えしました。
では続いて、埼玉放送局のスタジオからごとう記者に伝えてもらいます。
さいたま放送局からお伝えします。
震度3を観測したさいたま市浦和区にあるさいたま放送局では、ゆっくりした横揺れが1分近く続きましたが、棚から物が落ちるようなことはありませんでした。
埼玉県警察本部によりますと、今のところ、地震による被害の情報は入っていないということです。
埼玉県では3つの地点で震度5弱を観測しました。
その一つ、春日部市の消防本部によりますと、最初小さな揺れのあと、大きな横揺れが数秒ほど続きましたが、棚から物が落ちるようなことはなかったということです。
今のところ、被害の情報は入っていないということです。
震度5弱の揺れを観測した、鴻巣市などを管轄する、埼玉県央域消防本部によりますと午後8時45分現在、地震による被害の情報は入っていないということです。
東京電力さいたま支店によりますと、午後8時27分から、埼玉県ふじみ野市のおよそ200件で停電しているということです。
東京電力では復旧を急ぐとともに、停電の原因を調べています。
埼玉県高速道路警察隊によりますと、埼玉県内の高速道路は、関越自動車道、常磐自動車道、圏央道、外環自動車道が、最高速度を50キロに制限されています。
また東北自動車道は、最高速度が80キロに制限されています。
以上、さいたま放送局からお伝えしました。
それではここで、震度5強の揺れを観測した、母島、民宿めぐろの経営をされている、おりたみちこさんと電話がつながっています。
おりたさん。
おりたさん。
おりたさん、電話つながりますでしょうか?
もしもし。
大変なときに恐れ入ります。
よろしくお願いします。
地震のときに、おりたさんはどちらにいらっしゃいましたか?
いすに座ってまして、仏壇の前に座ってたんです。
揺れはどのような揺れでしたでしょうか?
揺れはものすごい揺れましたね、仏壇も、もう横に大揺れに揺れまして、それでもう、今までそんなことがなかったものですから、もうびっくりしちゃって、もう怖くて怖くって、怖いって思ってました。
それで、スピーカーが鳴りまして、ここは母島なものですから、もう5強の地震で、皆さん、落ち着いて、火の元に注意してくださいっていう放送が流れたんです。
それで、私も、火の元っていうから、火の元を、ガスを消しに外、元栓と、それから民宿のほうを見に行きまして、民宿のほうも全然、もう揺れが収まったので、そちらのお客様のほうもいらっしゃいましたので、お聞きしにいったら、大丈夫だったんですよ。
物も落っこちてなくて、ゴキブリが結構いっぱい出てきたんで、お客さんが、そういう状況だったんです。
そうしますと、今の時点で、その島の中で、小さなことでもいいんですけれども、被害だったり何か、建物が倒れたり、そういったことは?
建物は全然、今は主人が周りを見ておりますけれども、今のところ、なんにも異常はないです。
分かりました。
大変なときにありがとうございます。
このあともどうぞ十分注意して行動なさってください。
分かりました、ありがとうございます。
どうもありがとうございます。
小笠原母島の折田道子さんに話を伺いました。
ではここで北陸新幹線に乗っている首都圏放送センターのほんまゆきのり記者に電話で聞きます。
ほんまさん。
まず現在の状況について、伝えてください。
先ほど2分ほど前に、上野と大宮の間で止まっていたんですけれども、2分ほど前に、ゆっくりと動きだしました。
午後8時半ごろに、いったん停電のため、電気が消えて、空調も消えたんですが、数分で明かりは戻って、特に乗客には動揺はありませんでした。
車内の様子ですけれども、現在、気分が悪そうにしている方、あるいは体調を悪くされているような方というのは、ほんまさんがいる所からは、そうした方は見られないということでしょうか?聞こえますでしょうか?失礼しました。
ではここで、再び上空からの様子を伝えてもらいます。
高速道路の三郷ジャンクションの上空にいるカメラマンに伝えてもらいます。
お願いします。
埼玉県三郷市の上空です。
画面中央に見えるのが、外環道と常磐道の交わる三郷ジャンクションです。
車は順調に動いているように見えます。
上空から見てみますと、この辺りの周辺も、停電や火災などは見られません。
以上、上空からお伝えしました。
では再び、社会部の菅井デスクとお伝えします。
菅井さん、今回の地震ですね、全国的に広い地域で揺れを観測したと、そして、長い時間、揺れが続いた地域もありますけれども、まず今回の地震について、改めて、整理してください。
先ほど、東京大学地震研究所の平田先生に、電話で伺ったわけですけれども、非常に珍しい地震だというような趣旨のお話をされていました。
今回、地震が起きましたのは、この小笠原諸島の近くということなんですけれども、震源の深さが590きろということで非常に深いというのが、大きな特徴でした。
それから地震の規模もマグニチュード8.5という巨大地震でして、そういった意味では、大きな地震が深い所で起きまして、このプレートなどを伝わって、全国各地で揺れを観測するということになったわけです。
先ほど、小笠原諸島の方からも、電話の情報がありましたけれども、震源に近かった小笠原諸島、あるいは、関東でも、震度4が広い範囲で、やや強い揺れが観測されています。
小笠原諸島では、立っていられないような揺れだったり、棚から一部、物が落ちたりというようなことでしたけれども、かなり強いなということを感じられた方も多いと思います。
それから、非常に長い時間の揺れでしたので、関東地方などでも、鉄道が一部止まっていたり、あるいは分かりませんが、エレベーターが止まっている可能性もあります。
そういったものについては、恐らく大きな被害は情報としてはないわけですけれども、安全が確認されしだい、動くということになりますので、もうしばらく注意深くしていただきたいなというふうに思っています。
それから、平田先生のお話の中で、ポイントとして。
東京大学地震研究所の。
一般に、こういう深い所で起きた地震というのは、余震は少ないんですけれども、今回の地震は非常に規模が大きかったので、そういった意味では、念のため、やはり余震にも注意していただきたい、今回、揺れが大きかった地域では、倒れやすいものがないかどうか、もう一度周りをよく見渡ししていただいて、余震に注意をしていただきたいと思います。
このあと、気象庁の記者会見なども予定されていますので、今後の情報にも注意していただきたいと思います。
このあとも、余震には注意をしていただきたいということ。
そして、週末の夜ということで、外にいる方も多くて、交通機関、混雑している時間ですが、どうぞ落ち着いて行動してください。
交通機関が乱れている所もありますので、正確な情報に従って、落ち着いて行動してください。
テレビの映像は、埼玉県内の上空からの様子をお伝えしています。
この映像を見るかぎりでは、上空から街の明かりはついているのが確認できます。
では、ここで震度5強の揺れを観測した、神奈川県二宮町のコンビニエンスストアの店員、渡辺夕貴さんと電話がつながっています。
渡辺さん。
大変なときに恐れ入ります。
いえ、大丈夫です。
まず地震が発生したときの揺れですけれども、どのような揺れだったでしょうか?
なんか横揺れで、船に乗ってるみたいな感じの揺れでした。
お店の中の品物ですね、そうしたものが落ちたりといった、そういう被害というのはあったでしょうか?
なかったです、それは。
お店の中の棚の物が落ちるといったことはなかったということですね?
はい。
そのときのお店の中の様子、ほかにはどんなことがありましたか?
ほかは、いつもと特に変わった感じはなかったんですけど。
お客さんの様子はどうでしたか?
みんな、なんかびっくりしてる様子で、揺れてるから、地震かなって感じでした、みんな。
そのほか、周辺で変わった様子などはありますでしょうか?
特になかったですね。
ずっと店内にしかいなかったので。
分かりました。
大変な中、ありがとうございました。
いいえ。
震度5強の揺れを観測した神奈川県二宮町のコンビニエンスストアの店員、渡辺夕貴さんに電話で話を聞きました。
お伝えしておりますように、きょう午後8時半前、小笠原諸島の沖合の非常に深い場所を震源とする、マグニチュード8.5の巨大地震があり、小笠原諸島と神奈川県で、震度5強の強い揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。
ただこのあとも、どうぞ落ち着いて行動してください。
正確な情報に従って、落ち着いて行動してください。
気象庁によりますと、きょう午後8時24分ごろ、小笠原諸島西方沖の深さ590キロを震源とする、マグニチュード8.5の巨大地震が発生しました。
この地震で、震度5強の強い揺れを、小笠原諸島の母島と、神奈川県二宮町で観測したほか、震度5弱の揺れを、埼玉県の春日部市と鴻巣市、それに宮代町で観測しました。
また震度4の揺れを、茨城県の古河市や石岡市、栃木県の栃木市や佐野市、群馬県の館林市や明和町、埼玉県のさいたま市中央区や、熊谷市、千葉県の千葉市中央区や船橋市、東京・中央区や港区、伊豆諸島の青ヶ島、神奈川県の横浜市西区や平塚市、今震度4の地域をお伝えしていますが、山梨県の忍野村、長野県佐久市、それに静岡県伊豆の国市と、関東甲信や静岡県の広い範囲で観測しました。
テレビの映像は、震度5強の揺れを観測した、神奈川県の二宮町の様子です。
人が歩いている様子が見えます。
街灯などはついているようです。
東京消防庁によりますと、東京都内では、地震の揺れで、転んでけがをしたという通報や、エレベーターが止まって閉じ込められたという通報が、複数入っているということです。
東京消防庁によりますと、東京都内では、地震の揺れで転んでけがをしたという通報や、エレベーターが止まって閉じ込められたという通報が、複数入っているということです。
そして、東京電力によりますと、午後8時半ごろから、東京・足立区のおよそ400世帯、埼玉県ふじみ野市のおよそ200世帯の、あわせて600世帯で停電しているということです。
東京電力で停電の原因を調べるとともに、復旧作業を進めています。
東京電力によりますと、午後8時半ごろから、東京・足立区のおよそ400世帯、埼玉県ふじみ野市のおよそ200世帯の合わせて600世帯で、停電しているということです。
夢の超特急。
2015/05/30(土) 20:45〜21:30
NHK総合1・神戸
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