ごはんジャパン 本物を探す旅へ〜千葉県大原の伊勢エビ 脇屋シェフ&萩原智子〜 2015.05.30


(草野)
千葉県房総半島
ここに王様とたたえられる高級食材があります
それはエビの王様
その品質も最高級といわれています
なぜ房総の伊勢エビがおいしいといわれるのかその秘密を解き明かします。
今回最高級伊勢エビの料理に挑むのはこちらのお二人
房総の食材をこよなく愛する地元の匠
イタリアンの池田征弘シェフ
伊勢エビのおいしさを丸ごと凝縮させた魔法のソース
そこに秘められたイタリアンの技とは?
対する
伊勢エビのうま味を油に閉じ込めるという中華の技で極上の麺を作ります
そうなんですよね。
四季折々の味に満ちあふれた国日本
この国には食材の魅力を知り尽くした匠たちがいます
本物を探す旅へ

(酒井)「うみはひろいなおおきいな」…って思わず歌いたくなる房総の海にやってきました。
今回の旅のお供は…。
元オリンピック水泳選手の萩原智子さん。
背が高いな。
身長180センチだそうです。
(萩原)私なんか食べる事が実は大好きで。
現役時代も体作るのに1日7食食べてたんです。
(脇屋)7食!?はい。
なんと1日7食!それがあの肉体を作ってたんですね。
それにしてもそんなに食べてこのスタイルとはアスリートの消費カロリーってすごいんだな。
9年前に結婚しママになってからは6カ月の息子さんが喜ぶ可愛い料理に凝っています。
今回の舞台は房総半島の東に位置する海の幸が毎日揚がる大原漁港にやってきました。
(萩原)あーすごいキレイ。
(脇屋)ねえ。
(萩原)いっぱい魚がいる!
(脇屋)魚いっぱいいるね。
(萩原・脇屋)おはようございます。
(久枝さん)おはようございます。
(脇屋)どうもおはようございます。
伊勢エビ漁師の酒井三男さんと久枝さんご夫婦です。
ちなみに僕も酒井です。
なんか親近感湧きます。
酒井さんは漁師になって30年。
貫禄たっぷりの伊勢エビ漁名人ですが若い頃は苦労も多かったそうです。
もう漁師は辞めようと思った時励まし支えてくれたのが久枝さんでした。
夫婦二人三脚つらい時を乗り越えてきた酒井さんの夫婦船。
今日の漁はどうだったのかな?
(脇屋)たくさん?
(萩原・脇屋)うわー!すごい!
(萩原)すごい。
(脇屋)キレイだねこれはね。
(萩原)真っ赤ですね。
(脇屋)ねえ色がね。
(萩原)うわすごいすごい…!うわーくっついてるくっついてる。
すごい元気ですね。
(脇屋)元気がいいね。
(萩原)この房総でとれる伊勢エビってどんな特徴があるんですか?自慢は…。
やっぱり伊勢エビはエビの王様なんだ。
これどうやって漁をするんですか?捕まえるの…。
(酒井さん)網。
(萩原・脇屋)網で?そこに引っかかってくる…。
(萩原)へえ。
ここいら田舎でも都会に行けば人間っていっぱいいるでしょ。
そういう…。
(脇屋)もうわかってるんですかそこが。
磯根の中に伊勢エビの住むいいところがある。
磯根ってどんなところなんだろう?という事で伊勢エビのお宅にお邪魔してみましょう。
ここは房総半島沖の海底。
ここが磯根という岩礁群です。
いました!伊勢エビ。
いっぱい部屋が並んでいるように見えますね。
まさに海底のここには伊勢エビのエサもたくさんいてすくすくと大きく育ちます。
でもいい事ばかりじゃありません。
現れたのは天敵のタコ。
磯根はタコにとっても暮らしやすい場所なのでいっぱいいるんです。
こうした敵から逃げる時に使うのが尻尾の筋肉。
磯根の伊勢エビはここが発達してるからぷりぷりの身になるんです。
まるで鍛えた水泳選手のようですね。
昼1時酒井さんが漁に出ました。
房総の伊勢エビ漁は網を仕かけてとるどこに仕かけるかは企業秘密。
でもちょっとヒントください。
ずっと…。
伊勢エビは夜行性。
昼間は岩の隙間でじっとしていますが…。
夜になるとエサを求め磯根のマンションから出勤します。
酒井さんそこを狙って網を仕かけたんですね。
さあとれてるかな?いました!網に絡まって身動き取れません。
でもこれ網から外すの大変だな。
(酒井さん)そうするとね…。
味は変わらないのに見た目の問題で値段が下がってしまいます。
漁師さんはガッカリですがお買い得品になります。
では房総半島の伊勢エビのおいしさをまずは漁師の酒井さんに教えてもらいましょう。
とれたて新鮮。
最高の贅沢です。
うらやましい!
(萩原)うわーキレイ!
(久枝さん)これをプルンと口の中に入れるとまた…。
うん!
(脇屋)すごい?
(萩原)甘みもすごいしぷりぷり。
かじっていくと甘みが出てくるんだね。
今度は殻ごと豪快に丸焼きにします。
あーごめん。
ほら!
(酒井さん)ちょうどまだ半生ぐらい…。
(脇屋)これ。
見てこれ。
このちょうどいい感じをいきますよ。
(萩原)すごいキレイにむきましたね。
(脇屋)ここから…。
うん!この焼けた香ばしさ…。
甘い!
(酒井さん)味が全然また…。
(萩原)全然違います。
甘みが増しますね。
甘みとね…。
今日のキーワードはぷりぷりの食感と甘み
エビのおいしさを表現する時よく使われる2つのポイント
ぷりぷりの食感は発達した筋肉のおかげです
またエビやカニが持つあの独特の甘みのもとはグリシンという成分
伊勢エビはこの成分をたくさん含んでいるから甘いんです
ではなぜ焼くとおいしさが増すのでしょうか?
エビの身に熱を加えると甘みのもとグリシンやうま味成分のグルタミン酸が増えます
更に殻から香りが立ち上りそれらが一体となっておいしさを引き立てるのです
なるほど。
伊勢エビってすごいですね。
酒井さんありがとうございました。
房総の海の幸を求めてその道のプロが集まってくる大原漁港。
今日の地元の匠もそんな1人です。
自ら漁船に乗り込んで伊勢エビを買い付けるそんなこだわりのシェフを見付けました。
(脇屋)もう仕入れは終わったんですか?
(池田)そうですね。
今終わりまして。
結構大量にとれたので。
どうぞ。
(脇屋)何買ってきたの?
(池田)今日は伊勢エビとワラサですけども。
(脇屋)こんなに伊勢エビ?
(萩原)すごい!
(脇屋)すごいね。
(萩原)わざわざここに仕入れにこられてるんですか?
(池田)そうです。
それが楽しみなので。
(萩原)楽しみ?はい。
漁師さんと会話しながらいい伊勢エビだけを…勉強しながら。
千葉県茂原市でイタリア料理店を開いた池田征弘シェフ。
本場イタリアで修業中師匠に言われたひと言が池田さんの人生を決めました。
その言葉を胸に9年前故郷千葉でレストランをオープンしました。
池田さん最高の伊勢エビで最高のイタリアンお願いします。
えっと今日はですねイタリアの私の郷土料理。
マルケ州というところで習ったんですけども。
…っていう感じになりますね。
イタリアの郷土料理ブローデットとはこんなお料理です。
魚介のトマト煮込みって感じかな?間違いなくおいしそう。
すると池田シェフいきなりこんなにたくさんの伊勢エビをザクザク刻み始めました。
なんかもったいないような…。
こんなに使うんですか?
(池田)そうですね。
ソースは多めに作った方がおいしいので惜しみなく使っていきます。
豪快だな。
池田シェフソースを仕込む時は毎回10匹丸ごと使うんだそうです。
頭の部分のうま味と尻尾のうま味と身のうま味と全部違います。
だけど1匹まとめて総合的においしい。
その1匹丸々を使う事でより一層うま味が増します。
これが匠の魔法のソース。
全部生かした伊勢エビ丸ごとソースです。
野菜を入れて更に3時間煮込むんですが詳しいレシピは秘密です。
いただきます。
(池田)伊勢エビが浮かびましたか?頭に。
伊勢エビ食べてる本当に。
伊勢エビが脳裏に浮かぶ。
これをイメージしてこのソースは作っています。
そしてソースだけじゃなく主役の伊勢エビの焼き方にもこだわります。
おいしそう。
そこに登場するのが伊勢エビを丸ごと使った
(池田)お待ちどおさまです。
(萩原)ありがとうございます。
うわあおいしそう。
(萩原)すごいキレイ。
すばらしい。
10匹の伊勢エビから抽出したうま味が凝縮したソース。
本当贅沢だな。
食べたいです。
うん。
(脇屋)どうですか?
(萩原)おいしい。
ぷりぷりってしてるんですけどやわらかい。
これだけおいしくしてくれると漁師も喜んでくれるし素材がね喜んでるんだなっていう。
凝縮されたおいしさだと思いますよね。
身の甘み焼いた尻尾の香りミソの濃厚なコク伊勢エビのおいしさをソースに凝縮した房総の匠
一方グランシェフ脇屋さんは…
伊勢エビを使った麺料理
驚きの技を披露してくれます
(小栗)俺の炊き込みご飯を知る覚悟はできてるか?たっぷりのたけのこを「ほんだし」で炊く。
そうだし炊きだ!
(炊飯器の通知音)ピピーッ!あぁ〜!だしの染みたご飯とたけのこたちのささやきが俺の心を震わせる!ひとくち目からもうおかわりのことで頭がいっぱいだ〜!たけのこのだし炊きご飯。
「ほんだし活用術」で公開中。
のりたまらん!
(SHELLY)注目ー!今夜は!「コンソメ」で見たことないロールキャベツ。
巻かないから…。
(子どもたち)大胆!
(妹)何これ!
(兄)丸ごとだし!巻かないから…。
(子どもたち)肉豪快!肉でっかい!巻かないから…。
(子どもたち)ジューシー!うまい!おいしい!わが家は巻かないロールキャベツ!
(子どもたち)おかわり〜!技あり!味の素「コンソメ」
(一同)イェ〜イ!きみはよく泣くきみでした。
・『組曲惑星より木星』きみはよく食べるきみでした。
負けて帰ってくると黙ったまま食べないこともあった。
もっともっと泣きなさい。
もっともっともっとおいしいものたくさん作るからね。
きょうのおいしいが、きみの明日になる。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.脇屋さんのお店でもエビといえば豪華なメニューの定番です。
今日は何を作ってくれるのかな?新鮮なねこの伊勢エビを使ってね今日はね香り。
中国料理ではよくその香りを大切にするのでこの
(萩原)油?
(脇屋)油。
エビから油をとるってどういう事だろう?まずはエビの殻と野菜を炒め始めました。
これで香りを引き出すそうです。
さっきのソースと似てますね。
そうですね。
お野菜入れて殻入れて。
そしたら今度はこれサラダオイル。
サラダオイルを入れていきます。
(萩原)わお。
(脇屋)こうする事によってこのエビから出てくるうま味香りをね油に移そうと思うんですね。
この油に伊勢エビの香りをね作っていくんですよね。
池田さんがソースなら脇屋さんは油。
どちらも伊勢エビの香りとうま味を丸ごと生かす作戦です。
20分ぐらい経つとこのように…ほら見て色が。
オレンジっぽくなってくるんですよ。
地元の匠も興味津々。
うんおいしいですね。
頭の脳裏にエビが浮かびます。
(脇屋)浮かんでくる?はい。
このエビ油を土鍋に引いていよいよ伊勢エビを投入。
この風味が立ったところでチキンスープをねこの中に入れます。
このエビのうま味を一層引き立たせます。
池田さんは貝をたっぷり使ったけど脇屋さんはチキンスープ。
(脇屋)ここに豆乳です。
(萩原)豆乳?
(脇屋)豆乳を入れていくんです。
豆乳を入れる事によってすごいコクが出てくるんですよね。
意外ですね。
意外ですね。
豆乳でコクを出す。
池田さんと全く違う攻め方です。
面白くなってきました。
ここで麺の登場。
ミーセンというお米で作った麺です。
刻んだレタスの上に…。
(脇屋)伊勢エビをぐわっとのせて…。
このシャー油をふわっとのせて。
(萩原)いい香り。
(池田)いい香りがしてきましたね。
(脇屋)これで完成です。
(萩原)うわーすごい!おいしそうです。
おいしそう。
シャキッシャキのレタスにぷりっぷりのエビ。
そこに伊勢エビで作った油はどう利いているんでしょうか?お二人召し上がってください。
「おいしい!」のひと言じゃ許しませんよ。
なんだろうまろやか。
まろやかで香ばしさがフッてくる。
(池田)そうですね。
口の中にいっぱいに香ばしさと伊勢エビの香りが広がってきますね。
(萩原)殻付いてないんですけど殻の本当にやっぱり油のせいなのかな?
(脇屋)そうなんですよね。
(萩原)香ばしさがグッて。
(脇屋)エビ油がね入る事によってね…。
大原のエビはおいしい?おいしいですね。
最高ですね。
こんなにおいしいと思った事はないですね。
(脇屋)ありがとうございます。
房総の匠も驚いた伊勢エビの豆乳そば
実は脇屋シェフの使った油はシャー油といって中華料理などに用いられる調味料の1つなんです
伊勢エビのうま味をそれぞれ見事に引き出してくれた2人の料理人
最後は脇屋シェフのスペシャルメニュー
不思議な2色のエビが登場します

(民族音楽の歌声)母たちは、うたとダンスで憶えてゆく。
栄養のこと、免疫力のこと、発育のこと、そして、おいしさのことを。
子どもたちの健康を願いうたい踊りながら憶えてゆく。
KOKO…。
それは発酵コーンで作るガーナ伝統の離乳食の呼び名。
味の素はそのKOKOを調理するときに赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素をプラスできる食品を開発。
「KOKOPlus」それは、ガーナの母たちの願いを、プラスしたということ。
いのちが、食べている。
いのちが、笑っている。
EatWell,LiveWell.AJINOMOTO.
キャベツをホイッと回鍋肉
食欲全開!「CookDo」
伊勢エビの魅力を教えてくれた房総半島の漁師さん
そして地元の匠に感謝しながら脇屋シェフが改めて腕を奮います
今日のスペシャルメニューは…
緑と赤2種類のソースでいただきます
まずはチリソース風の赤から
うん!
(脇屋)多分口の中にうわっとこう濃い感じのやつがくると思うんですけど。
コクがあります。
(脇屋)そうですよね。
ふわっと広がりますね。
(脇屋)はい。
甘くてちょっと辛くて奥行きがあるっていう風に仕立てたんですけど。
大葉で作ったソースをまとった緑は…
うん!ぷりっぷり。
(脇屋)ぷりぷりの…。
ぷりっぷりなんだけどその中グッと入っていくとニュッてなんかこう出てくるものがありますね。
そうですね。
それがなんか大葉のこのさっぱりした感じとすごくマッチするっていうか…。
やっぱりこの伊勢エビのこの歯応えっていうのは格別ですね。
(脇屋)そうなんですよね。
ただ今土曜夜6時56分綾小路きみまろでございます。
2015/05/30(土) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
ごはんジャパン 本物を探す旅へ〜千葉県大原の伊勢エビ 脇屋シェフ&萩原智子〜[字]

日本のおいしい食材を探し、そのおいしさの秘密を科学的に紐解く。萩原智子と中華の達人・脇屋友詞シェフが房総産伊勢エビを求めて千葉県いすみ市大原へ。

詳細情報
◇番組内容
グランシェフとゲストが日本各地に赴き、四季折々のおいしい食材を探求すると共に、おいしさの秘密を科学的に紐解いていく。今回の食材は“房総産伊勢エビ”。元オリンピック水泳選手の萩原智子さんと中華の革命児・脇屋友詞シェフが千葉県いすみ市大原へ向かう。獲れたての伊勢エビを見せてもらうと、いすみ市の伊勢エビは赤色が濃く肉厚。その秘密は房総の海底にあると言う。絶品の伊勢エビを育む特殊な地形とは!?
◇番組内容2
港で獲れたての伊勢エビの刺身、丸ごと焼いた豪快な漁師飯を御馳走になった2人は、大原産の伊勢エビに魅せられた地元の匠を訪ねる。イタリアンレストランを営む池田正弘シェフを訪ねると、伊勢エビを10匹も使った絶品の伊勢エビ料理を披露!それに対し中華の革命児・脇屋シェフも、伊勢エビと意外な食材を組み合わせた中華レシピを披露!2大シェフの料理の競演が実現する!伊勢エビのうま味を存分に引き出した2人の料理とは!?
◇出演者
【ナビゲーター】草野満代
【ナレーション】酒井敏也
【ロケ出演】萩原智子(元オリンピック水泳選手)、グランシェフ:脇屋友詞(Turandot 臥龍居オーナーシェフ)、池田正弘(地元の匠)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/gohan-japan/

ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – 料理バラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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