ーこんばんは、6時になりました。
ニュースをお伝えします。
医療事故の再発防止を目的に、事故の原因を第三者機関が調べる新たな制度が10月から始まるのを前にシンポジウムが開かれ、医療機関が事故を速やかに把握するシステムを整えることが必要だといった指摘が相次ぎました。
10月から始まる医療事故調査制度では、患者が死亡する医療事故が起きた場合、医療機関にみずから原因を調査することと、新たに設置される第三者機関への報告が義務づけられます。
シンポジウムでは、群馬大学附属病院で起きた腹くう鏡などによる医療事故の遺族側の弁護士が、新しい制度では、病院が事故と判断して調査がスタートする。
しかし、群馬大学では、死亡例の情報が診療科内にとどまり、病院として事故を把握できずに、患者の死亡が相次いでいたと報告しました。
その上で、新たな制度が機能するには、医療機関が患者の死亡例や合併症の事例を速やかに把握するシステムを整えるとともに、スタッフの医療安全の意識を高めることが欠かせないと指摘しました。
日本とアフリカ16か国の資源担当の閣僚会合が都内で開かれ、アフリカ側が資源開発の拡大に向けて、日本などからの投資を受け入れる環境の改善に取り組むことや、日本が資源開発に必要な、インフラ整備などの支援を強化するなどとする、議長総括をまとめました。
この閣僚会合は、日本がレアメタルなど鉱物資源の調達先を多角化するため、未開発の鉱山が残されているアフリカの各国に呼びかけて、2年前から始まりました。
南アフリカやザンビアなど、16か国の担当閣僚らが参加し、宮沢経済産業大臣は、関係の強化を訴えました。
今回の会合では、アフリカ側が投資を受け入れる環境の改善に取り組み、日本が、資源開発に必要な道路などインフラの整備や、鉱山開発の技術者の育成を支援することを強化するなどとする、議長総括をまとめました。
自民党の谷垣幹事長は、佐賀市で開かれた党の会合であいさつし、安全保障関連法案に関連し、国民の理解だけでなく、中国など、周辺諸国からも理解を得られるよう、丁寧な国会審議を行い、議論を深めたいという考えを示しました。
その上で、谷垣氏は単に日本の国民が理解したというだけでは足りない。
周辺諸国に、日本がそういうことを考えて、そういう方向に向かおうとしているのかと、よく理解してもらう必要がある。
お互いに相手の腹が読めなければ、疑心暗鬼が起きることも考えられないわけではないと述べ、中国など周辺諸国からも理解を得られるよう、丁寧な国会審議を行い、議論を深めたいという考えを示しました。
天皇皇后両陛下に招かれた、歴代の総理大臣や閣僚らが、宮内庁に伝わる古式馬術を観覧する催しが、皇居で開かれました。
この催しは、両陛下の傘寿の記念として、皇居にある馬場で開かれました。
初めに、古式馬術の一つで、日本に古くから伝わる打きゅうが披露されました。
打きゅうは白組と赤組に分かれて騎乗した陣羽織姿の競技者が、先端に網のついた棒で、馬場に置かれたたまをすくい取り、ゴールの穴目がけて投げ入れる競技です。
宮内庁に伝わるのは、戦国時代の合戦をイメージしたもので、馬を巧みに操りながら、たまを放つ様子や、それを防ごうとする相手との激しい競り合いが見どころです。
皇居で、招待客向けに古式馬術が行われるのは初めてです。
きょうは、2人の騎手がそれぞれの馬を操って、長さ10メートルほどの筒状の布を、地面と水平にたなびかせながら走る、母衣引も披露されました。
このあと、宮殿に場所を移して、茶会が催され、安倍総理大臣が、両陛下の傘寿を祝うことばを述べると、天皇陛下は、皆さんが国と国民のために務めを果たしてこられたことに、深く感謝していますと述べられました。
イラクの首都バグダッドにある2つのホテルで、爆弾を積んだ車が立て続けに爆発し、少なくとも10人が死亡したテロ事件で、過激派組織IS・イスラミックステートが、犯行を認める声明を出しました。
バグダッド中心部で28日深夜、政府機関などがよく利用する2つの高級ホテルの前で、爆発物を積んだ車が立て続けに爆発して、市民など少なくとも10人が死亡、およそ30人がけがをしました。
この事件について、過激派組織ISは29日、インターネット上に声明を出し、数十人もの不信心な者たちを死傷させたと、犯行を認めました。
声明によりますと、ISのメンバーは、まず、ホテルの近くに、爆発物を積んだ車を止めたあと、2台目の車に乗って別のホテルに向かったということです。
そして、止めてあった1台目の車を爆発させ、その直後に、みずから運転していた車ごと、自爆したとしています。
イラクでは、政府軍などとISとの間で激しい戦闘が続いていて、イラクの治安当局は、混乱の中、ISのメンバーが避難民に紛れて首都に入り込み、テロを引き起こすおそれがあるとして、警戒を強めていました。
選挙権が得られる年齢を、今の20歳以上から18歳以上に引き下げる、公職選挙法改正の議論が進む中、政治への意識を高めるための教育がどのように行われるべきかを、若い世代の人たちが話し合う会が東京で開かれました。
この会は、若者の政治参加を呼びかける東京のNPOが主催したもので、会場には、大学生や20代から30代の社会人、15人ほどが集まりました。
会では、選挙権を得られる年齢が18歳以上に引き下げられた場合に、学校などの教育現場で、政治への意識を高めるための教育がどのように行われるべきか、意見が交わされました。
この中で、神奈川県横須賀市の学生グループの代表は、地元の振興策や、人口の減少防止の対策などを立案するコンペを、高校生などを対象に開き、優勝したチームが市長に提言するという取り組みを紹介していました。
プロ野球の交流戦は、デーゲーム5試合、ナイトゲーム1試合です。
日本ハムの大谷は、8回2失点で、開幕から負けなしの7連勝。
両リーグを通じて単独トップに立ちました。
阪神の連勝は4で止まりました。
サッカーJ1は、第1ステージ第14節の9試合です。
サンゴ15。
2015/05/30(土) 18:00〜18:10
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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