(ナレーション)「住人十色」。
今日の家は…。
(三船)あら〜なんだか懐かしいいい感じのおうちですね。
(松尾)大正時代のある建物をリノベーションしました。
へえ〜お金持ちの洋館みたい。
なんですか?これ。
実はこちらの家ね元病院なんですよ。
えっ!?病院に住んでるんですか?なんか怖くないですか?うんそうそうそう。
大正時代の元病院に暮らす。
それはある運命に導かれていたのです。
(中村)うわ〜神秘的。
この水の音もすごく心が洗われるな。
「住人十色」。
今日の舞台は紀伊半島の東側世界遺産の町三重県熊野市です。
(中村)こんにちは。
(久保)あっこんにちはどうも。
(中村)久保さんでいらっしゃいますか?中村です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
あれ?失礼ですがお一人で?あっ独り者なんです。
お一人を謳歌されてるんですね。
はいそうです。
はい。
(中村)久保さんはずっとじゃあこちらにお住まいなんですか?いや私は東京生まれの東京育ちで。
(中村)都会っ子ですか?はい完全な都会っ子…。
あっそうなんですね。
どうしてまたこの場所に住もうと思われたんですか?
(久保)祖父母がこちらにいたもんですからまあ夏休みになると私子供の頃はこちらに遊びに来て1か月過ごすみたいな。
まあ夏休みの思い出の場所。
(中村)ああ〜。
東京で生まれ育った久保さんは6年前思い出の地である熊野市に移り住みました。
こちらになるんで。
どうぞ。
あっこちらがおうちですか?ええこれなんです。
ええ〜おしゃれ!ピンク?
(久保)はい。
(中村)かわいい〜。
(久保)ちょっと恥ずかしいですけど。
(中村)いや〜かわいいですね。
なんかあの〜後ろの山の緑ともしっかりとこう映えて。
しかもおっきくないですか?ええそうなんですね。
ちょっとおっきいんですけど。
(中村)うわ〜。
でもなんかよく見るとちょっと古い?
(久保)ええ。
あの〜これ
(中村)えっ!?
(久保)はい。
このおうち95歳ですか?そうなんですよはい。
(中村)えっ!久保さんが暮らす家はひいおじいさんが大正9年に建てたんですが実はこの家元々は…。
(久保)まあここはあの〜
(中村)えっ病院!?
(久保)だったんですねええ。
(中村)ここ病院だったんですか?
(久保)はい病院。
(松尾・スタジオ)ええ色やんな。
大正9年久保さんのひいおじいさんが建てた病院は当時としては珍しい大きな病院で遠方からも多くの患者さんが訪れていました。
久保さんはこの病院に当時ですから東京から寝台車で何時間もかけて来て朝ここに着くともうとにかく車降りるとすぐ走ってもうおばあちゃんのとこまで駆けていくみたいな。
すごく楽しい思い出しかないですかね。
しかしおじいさんが亡きあと継ぐ人がいなくなり病院は30年以上も放置され廃虚同然に。
(中村)でも病院じゃないですか。
正直怖かったりとかはないですか?ああよく言われるんですけどもやっぱり自分にとってはなんかあの〜思い出の所だしひいおじいさんとかおじいさんがやってたとこなんで私自身は全然怖いとか思わないんですけど。
(中村)全くなく?全く私はないんですけどひどい状態のときは皆さんここをお化け屋敷みたいに…。
(中村)お化け屋敷!?はははっ。
(久保)暗いですから。
そのぐらいひどかったんで。
あの〜私にとって思い出の場所なのでそれをまあこのまま朽ち果てさせるのはちょっとさみしいなということで。
病院を別荘にしようと長期休暇を利用して修復作業を繰り返していました。
そんなとき三重県の病院から医者不足なのでここで働いてほしいと依頼が。
(久保)なんかいろんな偶然があまりに重なっているのでなんかどっかにそういう…これを継いでほしいよっていうなんか思いがどっかから私に作用したんじゃないかなっていうことはすごく感じますね。
30年以上の間放置され朽ち果てていた病院をもう一度蘇らせる。
(久保)なるべく残せるものは全て残して元のままにできる所はやりたいと。
(中村)うわっすご〜い!ホルマリン?
(久保)ええ。
たった一人で暮らす元病院。
そこには懐かしい記憶が今もなお色濃く残っていました。
(久保)じゃあどうぞ。
ちょっと重いんで開けますね。
(中村)おじゃましま〜す。
おおっ!はははっ。
すごい!広い!なんかひと部屋出来上がっちゃてるみたい…。
(久保)そうですね。
元々はここが待合室だったもんですから。
(中村)待合室だったんですね。
病院の待合室は土間のある玄関に蘇りました。
まるで大正時代にタイムスリップしたような空間です。
(松尾・スタジオ)いやいいね。
(三船・スタジオ)うん。
ここもしかして…。
(久保)これ受付なんです。
(中村)ですよね。
ええ〜すご〜い!ここでこういう診察券とか…。
なんかしっかり残ってますね。
(久保)そうですねここはきれいに残っていて。
(中村)えっこれは?
(久保)これベンチなんです。
ここに座って待ってたかと。
まあほんとはここ床が畳敷きでね当時の方は座った方が楽だったと思うんですけどまあね足の悪い方とかこういうベンチに座って待っていただくように。
(中村)よく残ってましたね。
(久保)そうなんですよ。
隅だけ残って。
すご〜い。
それでは気になる家の中へ。
こちらも…じゃあよろしいですか?失礼します。
おお〜!すごい!廊下。
(久保)そうですね。
(中村)なんかここ病院っぽい。
(久保)病院っぽいでしょ?
(中村)うん。
残ってますね面影。
(久保)はい。
もうここは床もまったく張り替えてないんで。
(中村)えっ床も?このまま?
(久保)はい。
(中村)おぉ…。
いいですね。
(久保)モップで一生懸命洗いました。
(中村)あっこれ洗ったんですか?
(久保)そうですよ一生懸命こう。
こういう汚れが…まあそれでも取れないですけど。
(中村)ええ〜。
病院の面影が残る廊下は幼い頃の記憶を頼りに再現しました。
まずは玄関の隣の部屋から。
おじゃまします。
おお〜!あっキッチンだ。
(久保)そうなんですね。
あっかわいらしいですね。
ありがとうございます。
アンティークの家具に囲まれたキッチン。
内装は全て久保さんが塗りました。
(久保)ここは元々…そこがね。
あっここさっきの…。
そう。
あっここ?だから受付と薬局だったんですね。
へえ〜。
こうやって薬を出してたんですね「何々さ〜ん」っつって。
でも薬局だったってことはじゃあお薬がいろいろ収納されてたわけですよね?これが薬棚。
ここ薬棚?このままですか?
(久保)このままです。
病院時代薬棚として使っていた棚はきれいに磨き食器棚として再利用しています。
えっ?これって瓶?
(久保)これはですね薬瓶でここに実はこういうのがばぁ〜っと並んでたんですよ。
(中村)「ネーニキリ」…。
(久保)逆から読んでください。
(中村)あっそう…。
ふふふっ!そうだ。
今のじゃだめなんだ。
(中村)おっ広い。
これでも元々は…。
(久保)なんの部屋だと思います?
(中村)えっ?なんのお部屋?でも病院ですからね。
三重県熊野市。
築95年大正時代の病院をリノベーションした久保さんの家。
続いてキッチンの隣の部屋へ。
(中村)たくさん扉があるからちょっとドキドキ…。
(久保)次は隣で。
(中村)こちらでいいですか?おじゃましま〜す。
はいお入りください。
(中村)あっ随分とすっきりとしたお部屋ですね。
(久保)ああそうですね。
(松尾・スタジオ)いいね!今は洋館のようなダイニングスペース。
元々は診察室でした。
(中村)これかわいいですね。
なんかこれ…飾り?
(久保)そうなんですよ。
当時から空気穴として四隅に必ず。
ほんとだあっちにもある。
(久保)この家を直そうということを思ったのが実はこれが原因でボロボロの中に入ったときにこれが目に入ってあっこんなかわいいのあるじゃないと思ってこれはやっぱり残したいなと。
もったいないですよね。
実はこの換気口部屋によってデザインが違うんです。
当時の大工さんの粋な遊び心が感じられます。
(中村)じゃあ次のお部屋は?
(久保)奥の方行っていただいて。
どうぞ。
はい。
おっちょっと扉もおっきいな。
(久保)はい。
失礼します。
おっ広い。
あっしかもなんか壁ブルーでかわいらしいですね。
これまでの部屋とは異なり北欧風の爽やかなリビングですが…。
(中村)これでも元々はなんの部屋だったんです?なんの部屋だと思います?これ。
えっ?なんのお部屋?あっ天井が…ちゃんと天窓付いてますよね。
(久保)元々この天窓が付いてたんですね。
そう!ヒントはこの光を取り込む天窓。
(中村)分かったかもしれません。
(久保)はい。
手術室。
そうです。
当たった!ふふふっ!当たった。
やった!当時手術用の照明器具が発達していなかったので…。
(中村)じゃあ今はそこがリビングなわけですよね。
なんかすごいですね手術室がくつろぎの場所。
どうですか?そうですね。
だからきっと普通の人には不思議なんでしょうね。
はははっ不思議です。
そうですね。
いいですね松尾さん。
外科手術をしてたの?あそこで。
ねえ。
病院をこういうふうにリフォームリノベーションして住めるなんて。
だから自分が病気になったときも医者に来てもらってね「はいやってください」みたいな。
「リラックスする環境でやってください」って。
最初病院に住んでるって聞いただけだとちょっとおっかないなって思っちゃったんですけど…。
いやしゃれた雰囲気でいいじゃないですか。
素敵。
この色は実は久保さんが当時をなるべく思い出して再現した色なんですね。
あっじゃあもうこの色にしてみようかしらじゃなくて?
(高井)当時から外は淡いピンクでかなりちょっとハイカラな建物だったと思うんですけど。
であとお部屋の中もご自分で塗られたって言ってましたよね。
であと廊下もね自分で…。
磨かれて。
(高井)なかなか大変だと思いますけどね。
ねえ〜。
だって薬の瓶一つ取っても骨董屋さんとかですごいいいお値段で今ね売ってたりしますよね。
うん。
もうネットオークションに出しましょうよ。
余ってるものは。
大事!はははっ。
さあそれではそんな病院をリノベーションした久保さんのお宅なんですがちょっと間取り図を改めて見てみましょうか。
このように生まれ変わりました。
待合は玄関に。
で診察室がダイニングになったりとかですねで手術室はリビングになったりしたんですが実は病院ならではの動線がありまして…。
ここは廊下ですよね。
患者さんがこう出はいりする所なんですが実はもう一つ動線があります。
この赤の所なんですがここは部屋から部屋へと…。
患者さんはこう入ってくるんですがまあ先生たちとか看護師さんたちがこうやって診察してすぐ手術室に移動したりできるもう一つ動線があるんですね。
診察室にね先生入っていった様子がないのに「はいお次の方どうぞ」って言われるというのがね…。
ちっちゃいとき不思議でしたよね。
不思議でしたね。
こっちで先生いたのに違うとこ案内されたらまたおんなじ人がいると思って。
昼休みの休み時間のときに先生お出かけなんでどうこうって言われてるのに気が付いたら診察室にいるからね。
「おったやん!もっとはよ開けてくれたらええのに」って。
(高井・三船)あはははっ。
じゃあこっち水回りになります。
どうぞ。
水回り。
どんな感じなのかな?
(久保)はいこれです。
(中村)おじゃまします。
失礼します。
おっ!あら!
(久保)ちょっと恥ずかしい…。
広いですねぇ。
なんか海外のホテルでありそうな雰囲気ですね。
(久保)そう言っていただけるとうれしいんですけども。
水回りスペースは元々応接室として使用。
住居に必要なスペースなので大胆にリノベーションしました。
あれ?これは?これなんです?これはですねこれもあの〜父が小児科だったので赤ちゃんの体重計ですこれは。
(中村)えっ!赤ちゃんの体重計ってこんな…。
これはじゃあ今は何として使って…。
(久保)今はですね
(中村)あはははっ。
そんな感じに使ってます。
(中村)もう物置とか洗濯物とか?
(久保)はい。
あの…はい。
ここで水回りから出ようとすると…。
あはははっ。
久保さんが分かんなくなったらこれもうだめですよ。
お客さん絶対開かないですよ。
(久保)これで…。
あれ?開きました。
よかったよかった。
閉じ込められたかと思っちゃった。
(久保)私も今すごい不安に…。
(中村)ふふふふっ。
次はなんのお部屋かな?隣…そちらです。
おっここはなんだろう?
(久保)はいどうぞ。
おお〜!ここは元々看護師さんたちの休憩室。
しかしこの和室で…。
最初に来て押入れ開けたらちょっと私もこれは絶対なんかがこの家にいるんだなっていう…。
(中村)へえ〜。
築95年大正時代の病院をリノベーションした久保さんの家。
元病院の和室で起こった世にも奇妙な出来事とは…。
実はこの押入れ中にお布団がたくさん入ったまんまになってたんですね。
最初に来て押入れ開けたらそのもう古いお布団の間から…。
(三船・スタジオ)何〜?子ねこが…たくさん出てきたんですよ。
30年以上の間空き家だったので更に…。
まあ私はねこを今飼ってはいないんですけどもこの辺り何匹か顔見知りのねこがいてなんか家に入れろっていう感じなんですよ。
でもちょっと家には入れられないよっていって中にはふだん入れてないんですけどどっから入ったのかお盆の時期ににゃんこがここでこの…お尻をこういうふうに…。
ええ〜!
(久保)見てたんですよ。
(中村)すごい今鳥肌が…もうすごい鳥肌立った。
(久保)それで「あれ?こいつはもしかしてあのときの子ねこなのかその子ねこの子孫なのか」っていう…。
(中村)へえ〜。
(久保)そういうのがあって。
(中村)お盆の時期っていうのが…。
そうなんですよ。
リアルすぎますよね。
リアルすぎて。
人がいなくなった病院をねこたちが守ってくれていたのかもしれません。
(久保)じゃあいちばん奥。
(中村)いちばん奥。
はい。
(久保)どうぞ。
(中村)あっこちらガラス張りで。
はいここは…。
(中村)失礼します。
おっ!あっ寝室だ。
(三船・スタジオ)ほんとおしゃれだな。
(松尾・スタジオ)おしゃれやね〜。
なんかもう「アメリ」の世界やな。
(三船・スタジオ)ほんとにそうですね色使いといい。
寝室にしたのは手術の準備をする部屋でした。
こっちは…あっなんかいっぱいいろいろ…。
(久保)ちょっとここから出てきた手術器具だとか。
(中村)大丈夫ですか?
(久保)こうちょっと…。
(中村)ああ〜すご〜い!なんかいきなりタイムスリップした感じが。
この…これなんかもう手術の…。
(久保)そうですねいろんな…。
(中村)これは何が入ってたものですか?
(久保)これね点眼瓶なんですよ。
だから目薬ですね。
(中村)目薬入れ。
(久保)はい。
そんな部屋には幼い頃の忘れられない記憶が…。
(久保)ここに並んでたのがいわゆる標本…ホルマリン標本っていう。
ええ〜!ホルマリン?
(久保)ええ。
兄とまあちょっと怖いもの見たさみたいなんで夜にちょっとお化け屋敷探検だみたいな感じで来て。
でここの前はさすがに怖くてもう目つぶって走り抜けたみたいなそんなようなあれで…。
(中村)そんなこう子供の頃は怖くて目をつむって逃げてたような場所で今は寝られてるわけですよ?そうですねはい。
不思議です。
ふ〜ん。
羨ましい。
へえ〜。
(高井)羨ましい?羨ましいですね。
なんかほんと宝物がねずらっと並んでる。
(高井)ですね。
松尾さんだってさっきのブルーの点眼瓶見て「欲しい!」って…叫んでましたもんね。
僕あの色大好きなんですよ。
コバルトブルーのもっと濃いでもなんかちょっと鮮やかなね。
うん。
でも今使う…。
もうほんとに形とかは…場所とかもそのまんまだけど色とか家具の配置とか生活空間としての生まれ変わり方がものすごいおしゃれで…。
(高井)そうですよね。
センスが素敵。
「アメリ」っぽいでしょ?あっ「アメリ」「アメリ」!さあではそんな久保さんのお宅リノベーション価格は一体いくらだったんでしょうか?まあいってもあのbeforeから考えてくださいね。
はい2000万円かかりました。
はあ〜。
(高井)これは屋根は全部替えましたし壁をがして防水シートの加工にしたりとかですね。
まあでも補強とかいろいろねなさったでしょうから。
(高井)そうですねやっぱり耐震補強工事もね。
95年前ですからいろいろと…ねえ〜。
さあそれではそんな久保さんのお宅からの問題です。
まずはこちらをご覧ください。
(三船・松尾)はい。
はい。
こちら今は客室として使っているこの部屋なんですがこの部屋に泊まりに来た人がですねこの客室を見てちょっと戸惑うことがあるんです。
やっぱりすごい思い出とか今までのね…お父様とかおじいちゃまとかを大事にされてるから皆さんの肖像画が飾ってある。
ああ〜なるほど。
だから寝るときいつも…。
代々のね。
そうそうそうそう!「どうもお邪魔してま〜す」。
あっ分かった。
金属製の管がこう延びててでそこに「先生助けてください」っつったら向こうに聞こえるように…。
潜水艦みたいに。
ナースコールの代わりの管がこう…。
(高井)ナースコールの代わりに?初めて寝心地いかがですか?
(中村)えっとですね…あの〜寝心地自体はすごくいいんですよ。
いいんですけど…このベッドってあれですよね?
(久保)これ病院のベッドなんです。
ですよね。
なんと客室のベッドが本物の病院のベッド。
(久保)病院のベッドを売ってるお店で買ったんですけど。
(中村)なんでこのベッドにまたされたんですか?
(久保)あっやっぱり一応ここ元々病院だったので…。
(中村)あはははっ。
(久保)せっかくベッド買うんなら病院のっていう皆さんがイメージされるようなベッドがいいかなぁと。
なんかもう泊まりに来たっていうよりもむしろもう入院ですよね。
あっそうですかね。
(久保)これもこっちに…。
クレソンなんですけど。
夕食の準備が始まりました。
(久保)なるべく地元で…せっかくなんで。
(中村)うわ〜すご〜い。
豚肉の…ちょっと今日はスペアリブを。
(中村)おいしそう!うわ〜おいしそうですねこれはもう…。
(久保)おいしいといいんですけど。
・
(永井)こんにちは!
(中村)ん?こんにちは。
(中村)こんにちは。
はじめまして。
移住してから知り合った永井さんとは週末よく一緒に食事をするんだそうです。
(久保)いただきます。
(中村・永井)いただきます。
(久保)どうぞ。
岩清水豚っていうブランド豚なんですけども。
(中村)あっブランド豚なんだ。
(久保)ええ。
うん!
(久保)たぶん軟らかくなってると思うんですけど。
軟らかい。
(久保)大丈夫ですか?うん。
永井さん久保さんはどんな方ですか?
(永井)心も体もタフだと思うたぶん。
(久保)そうかもしれないですね。
(中村)常にこう次を見ている感じありますもんねおうちにしても。
よっぽどじゃないとこれだけの家出来ないですよね。
(中村)そうですよね。
果報者です。
大正時代に改めて思うことが。
私はたぶんひいおじいちゃんに選ばれてこういうことになったんじゃないかなって思うんですね。
だから親戚の子とかあの〜興味がある人がいるのでそういう若い人にこのあとまたなんか自分の好きなように直しながら住んでもらえたらいいかなみたいな。
それの橋渡し役なのかな私はって。
それがまあなんか私の…なんか変な話ですけど運命だったのかなっていう…まあそういうふうなことだったのかなって今は…最近はすごく思いますね。
ひ孫がこの家を受け継いだことを空の上のひいおじいさんは誰よりも喜んでいるに違いありません。
ふ〜ん。
病院のベッドでしたよ。
そうですね。
(高井)はい。
さすがに新品ですこればっかりは。
(一同)あはははっ!
(高井)なかなか久保さんの…ほんとに遊び心ですよね。
おもしろいね。
わざわざね医療用のベッドを買ったっていうのがいいですね。
新品で。
はい。
でもほんとに次の世代へつなぐって言ってたけどなんか次はそれこそオーベルジュのようなそういうレストラン兼…ねえ?お宿みたいなとこでもいいかもしれない。
病院カフェにしましょ病院カフェ。
(高井)病院カフェ!あはははっ。
ほんとだ人気出るかもしれません。
薬膳カフェとかにしてね。
ああ〜。
癒やされるカフェ。
いいですね。
人の家に何を言うとんねん。
ほんとほんと。
すみませんでした。
勝手にな。
来週の「住人十色」は東京成城に建てた建坪僅か10坪の家!決して広くない空間にツリーハウスまで作りアウトドア気分を存分に味わえる仕掛けが満載!更に向かいの家の山桜を借景として取り込むためなんと家自体をくの字に曲げたんです!場所取りせんでええし。
あははっそうですね予約必要ないんで。
毎日がお花見です。
番組では素敵な家を募集中。
自薦他薦は問いません。
松尾さ〜ん2番へお入りください。
今日チックンしますよ。
2番…はい。
2番?えっ?肛門科ですけど。
(スタッフたち)あはははっ!2015/05/30(土) 17:00〜17:30
MBS毎日放送
住人十色[字]【運命に導かれリノベーション 蘇った大正時代の病院】
「運命に導かれリノベーション 蘇った大正時代の病院」
リビングは手術室!築年数95年の元病院をリノベーション▽「次の世代に橋渡しができるまで…」住み手の思いは?
詳細情報
番組内容
三重県熊野市にある、築年数95年=大正9年に建てられた元病院という住まいをご紹介。手術室や看護師たちの詰め所もある、当時としては珍しい大型の病院だったが、30年以上放置され、廃墟同然になっていた。広い玄関はかつての待合室、キッチンは薬局…そして天窓のあるリビングは手術室!ちょっと怖くならない?と思ってしまうが…!?「次の世代に橋渡しができるまで大事に住みたい」という思いと、貴重な建物をご覧いただく
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
中村果生莉
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)
公式HP
☆番組HP
http://www.mbs.jp/toiro/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:4015(0x0FAF)