こんにちは。
鹿児島県の口永良部島で、きのう午前、発生した爆発的な噴火で、気象庁は、今後も規模の大きな噴火が起こる可能性があるとして、警戒を呼びかけています。
口永良部島南５キロの上空です。
噴火からおよそ２５時間半がたちました。
きのうの夕方には、新岳の火口付近から、白い噴煙が上がり続けていましたが、きょうはこの辺り、雨も降っておりまして、雲に覆われ、その様子を確認することはできません。
島の北西側にある民家の辺りを見てみますと、
それでは、口永良部島の住民が滞在している、屋久島の避難所から中継でお伝えします。
こちらは屋久島町に３か所設けられた避難所の１つ、宮之浦公民館です。
けさは視察に訪れている内閣府の赤沢副大臣がこちらを訪れ、不安な気持ちを抱える口永良部島の住民から、避難の長期化や生活面での不安などについて、直接聞き取りを行いました。
島民が全員、きちっと昨晩避難されて、昨晩、島に一人も人がいない状態で過ごせたことと併せて、避難されたあとも、今、万全の態勢で、避難所で今、おられるということで、安どはいたしました。
赤澤副大臣は、政府が今後、万全の生活支援を行うことを明らかにし、火山活動が長期化した場合のストレスを和らげたり、島に戻れるようになった場合、スムーズに生活を立て直せるようサポートする考えを示しました。
また、屋久島町では２４時間態勢で職員を派遣していて、避難住民の支援を続ける方針です。
住民の中には、きょう、親戚を頼って、鹿児島市に向かう人もいて、一部の住民は、早くも自主的に避難の長期化に向け、動き出しています。
そして気象庁は、つい先ほど、口永良部島での連続的噴火が停止したもようだと発表しました。
気象庁によると、口永良部島では、きょうも火口から２００メートル程度の噴煙が上がっていましたが、午前１０時５０分までに、継続的な噴火は停止したものと見られると発表しました。
また、きょう午前４時ごろ、気象庁の監視カメラでは、火砕流に伴う高温の火山灰などが炭火のように赤く光る、火映という現象が確認されました。
火山性の地震は、きょう午前０時から８時までに３回と落ち着いていますが、気象庁は今後も爆発的な噴火が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけています。
きょう午後には火山噴火予知連絡会の臨時の会合が開かれる予定で、噴火の状況や今後の見通しなどについて話し合われる見通しです。
では次です。
汚職事件で揺れる、ＦＩＦＡ・国際サッカー連盟は２９日、スイスで会長選挙を行い、現職のブラッター会長が５回目の当選を果たしました。
ブラッター会長は、１回目の投票では必要な票数を獲得できませんでしたが、対立候補だったヨルダンのアリ王子が決選投票を辞退したため、５回目の当選が決まりました。
複数の幹部が絡む汚職事件が会長選の直前に明らかになり、ＦＩＦＡへの信頼が大きく揺らぐ中、ヨーロッパからは、１７年にわたりトップの座に就くブラッター会長に、辞任を求める声が上がっていましたが、日本などアジアやアフリカ各国の多くは、ブラッター会長に投票したものと見られます。
今回、５選目が決まったわけですから、誰が会長であろうと、この改革というのはもう待ったなしだと思ってますし。
しかし、ブラッター会長とヨーロッパ側との対立は根強く、ＦＩＦＡの混乱は今後も続きそうです。
中谷防衛大臣は、シンガポールで開かれている、アジア安全保障会議で演説し、南シナ海で埋め立てを進める中国を念頭に、不安を抱いていると懸念を表明しました。
残念なことに、今、この瞬間も、南シナ海において、大規模な埋め立てや港湾、滑走路の建設が急速に進められております。
こうした状況に不安を抱いております。
中谷大臣はこう述べたうえで、中国を含む各国が、責任ある立場でふるまうことを期待すると呼びかけました。
また、日米は南シナ海においても、共同訓練を行い、海洋安全保障のための具体的な協力を行っていると強調しました。
一方、アメリカのカーター国防長官は、中国が南シナ海のスプラトリー諸島で、岩礁を埋め立てて造成した人工島について、中国の主権は及ばないと指摘したうえで、埋め立ての即時中止を求めました。
アメリカ政府は、中国による人工島の一つに、兵器が持ち込まれていることも確認していて、軍事拠点化の動きについても、強い懸念を示しました。
東日本大震災で大きな被害を受け、一部区間で不通となっていた、宮城県のＪＲ仙石線が、４年２か月ぶりに、全線で運転を再開しました。
宮城県の仙台市と石巻市を結ぶＪＲ仙石線は、震災による津波で、高城町駅と陸前小野駅のおよそ１０キロの区間で不通となっていましたが、けさから全線で運転を再開しました。
このうち津波の被害が大きかった東名駅と野蒜駅は、元の駅舎からおよそ５００メートル内陸側の高台に新しく建てられました。
きょう未明兵庫県加古川市の路上で３０歳の男性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察は死亡ひき逃げ事件として捜査しています。
午前４時ごろ加古川市平岡町の市道で「人が倒れている」と消防に通報がありました。
消防が駆けつけると明石市に住む佐野良太さん
（３０）が頭から血を流して倒れていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。
当時、通りかかった人が「ドン」という車が何かにぶつかるような音を聞いていて現場には車の金属片が落ちていたことから警察は死亡ひき逃げ事件とみて捜査しています。
きょう未明、兵庫県尼崎市でおよそ１５分の間に不審火が２件相次ぎました。
この２件を含め尼崎市では、今月２２日以降半径２キロの範囲内で不審火が７件相次いで起きています。
午前１時５０分頃尼崎市立花町１丁目のスーパーで、ダンボール置き場にあったダンボールやペットボトルなどが焼けました。
店の関係者によると、防犯カメラには火事が起きた時間帯に、現場付近で自転車に乗った男の姿が映っていたということです。
また午前２時過ぎには、およそ６００メートル離れた工事中の建物に置かれたビニールシートが焼けました。
この２件を含め、尼崎市では今月２２日から半径２キロ以内の範囲で不審火が７件相次いで起きています。
警察は放火事件とみて防犯カメラの映像の分析を進めています。
2015/05/30(土) 11:45〜12:00
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