人気アーティストSEKAINOOWARI。
全国の中学生にこの曲をプレゼントしました。
(司会)東京都町田市立…
(歓声)10万人が参加する…通称…国内最大規模の合唱コンクールです。
・「明日の行方なんて」中学校の部の課題曲は生徒たちに人気のアーティストが手がけています。
・「季節なのに少し切ない」今年の課題曲を手がけたのは…若者が抱える葛藤をポップなメロディーで伝えるセカオワ。
彼らの音楽は今多くの人の心を捉えています。
(ノック)は〜いどうぞ〜。
SEKAINOOWARIの4人は共同生活をしながら活動しています。
メンバー全員がボーカルFukaseさんの子供の頃からの仲間です。
中学生のために課題曲の詞を書いたのはSaoriさんです。
今年のNコンのテーマは…頭に浮かんだのは悩んでいた中学時代の事でした。
中学時代人づきあいが苦手で友達がいなかったというSaoriさん。
Saoriさんの孤独を唯一理解してくれたのが幼稚園からの幼なじみFukaseさんでした。
Fukaseさんもまた学校になじめず通えない日々を送っていたのです。
歌詞には中学生の頃のSaoriさんの心の叫びが綴られています。
(「プレゼント」)
(Saori)そうだね。
孤独を抱え心が壊れそうになっていたSaoriさん。
Saoriさんを救ったのはFukaseさんがかけたひと言でした。
多分中学2年生か3年生かそのぐらいだったと思うんですけど。
…っていうふうに言ってくれて。
歌詞みたいな事言ってるよね?ん?どういう顔で聞いたらいいか分からないからこういう顔ですよ。
そうだよね。
いちいち覚えてないですよね。
自分が言った事なんて。
俺はあの時言ったの覚えてない。
それはさすがに覚えてるでしょ?何となくね。
すっごい寒い日だったから覚えてるんだよ。
寒くてもうこれどうしようって泣いてる〜って思ってたからね。
2月に外ですよ。
中学時代の思いを描いた曲「プレゼント」。
彼らのレコーディングが始まりました。
おはようございます。
都心を離れメンバーがやって来たのは廃校になった中学校です。
机もやっぱちょっと違うよね。
彼らはレコーディングの場所としてなんと中学校を選んだのです。
(ギター)まずはNakajinさん。
「プレゼント」はNakajinさんの作曲です。
学校で感じていた空気を表現しようとさまざまな場所で録音します。
いきま〜す。
(「プレゼント」)もっかい一番最初聞いていいですか?「
(プレゼント)」あOKです!やっぱ1番がいいかな?うん。
ノスタルジックだったな〜。
でしょ?うん。
なんか…思いをはせながらやっぱやれますよね。
こういう場所でやると。
(ピアノ)続いてはSaoriさんです。
これってさレラソレソラファレラでいい?この日の気温は5度。
録音のため暖房器具は一切使えません。
それでもSaoriさんは中学時代の思いを音にしようと4時間近くピアノを弾き続けました。
OKピアノ終了!
(Saori)終了〜!やった〜寒かった〜!寒かった〜!場所もそうですしこの空間もそうですしいろんな事にトライしてみてなんかこれがきっと「あのすっごい寒かったレコーディング」ってなんか…言うだろうなっていうのがもう想像できるからすごいいい思い出だなと思います。
レコーディングの2か月前。
メンバーは「プレゼント」を歌い始めた中学生に会いに行っていました。
(歓声と拍手)こんばんは。
(拍手)今日はなんかいろいろね話したいと思って来ました。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
・「ひとりぼっちになりたくないここにいてよ」・「その言葉言えなくって心閉ざさないで」・「ひとりぼっちにさせないから大丈夫だよ」・「その言葉返せるように強くなりたい」
(Fukase)すばらしい!すごいね!めちゃくちゃすごい!とってもいいね。
すごいいいですね。
感動しました。
ちょっと涙が出そうだった私は。
何回もゾクゾク来ちゃいました。
すごい。
すばらしい。
すばらしかったです。
ありがとうございます。
(Fukase)感動したね。
ひとりぼっちは嫌だよね。
嫌ですね。
まあ一人でいたらどんな状況でも寂しいとは思うよね。
そういうの思うんだね一応。
(Fukase)Nakajinってどうなの?
(Saori)Nakajinどうなんだろ?いややっぱひとりぼっちを感じていた時はすごくあったんですけど…大人になった時に何も考えないまま大人になってしまったっていう方が僕はすごい…すごいそれこそ苦しい悩みだと思うから。
結局それはもう取り戻せないし。
それを精いっぱい乗り越えた分だけやっぱり大人になった時にやっぱり何ていうかすてきな楽しい人生を送りやすい人間になれると思うので…
(Saori)それを歌詞に書いたんですよ。
そういう。
書いたなと思って最後に合わせた感じですよ。
そういう歌詞を書いたんだよね。
歌詞の最後には大人になったメンバーから中学生への心からのメッセージが綴られています。
レコーディングの合間彼らは中学時代に耳にしていた音を探しに行く事にしました。
(たたく音)そうした音を曲の中で使いたいというのです。
(戸の開閉音)うわ〜懐かしい!懐かしいこれ!入んねえな。
(ドリブルする音)体育館のバスケットだと…体育館のボールだと…。
次々にアイデアが浮かびます。
このボールだと。
新品の方がもうちょっと強い。
ボールの音をドラムの代わりに使う事に!・「ひとりぼっちに」向こうだけで楽しんでる感じがありますね〜。
(校内放送開始のチャイム)
(校内放送)・「『知らない』という言葉の意味間違えていたんだ」そうだね。
よかったよあの放送。
本当?うん。
最後にもう一つ4人は特別な仕掛けを考えていました。
こんばんは!
(生徒たち)こんばんは。
(Fukase)ごめんね寒い中。
(Nakajin)これを受け取って下さい。
やって来たのはおよそ40人の中学生たち。
・「ひとりぼっちになって気付いた」・「本当は」中学生の合唱を自分たちの曲にも取り入れようというのです。
・「大切な人がたくさんいるんだってことが」・「ひとりぼっちにさせないから大丈夫だよ」かつて「世界の終わりだ」と思うほどの絶望を経験したメンバーたち。
そこから前に向かって歩み続けてきました。
よかったと思いますが。
(Saori)よかったと思います!ありがとうございま〜す!4人からの「プレゼント」。
それは彼らだからこそ送れる力強いエールです。
ありがとうございました。
あなたもNコンで「プレゼント」を歌ってみませんか?Nコンでは参加校を募集中。
皆さんの参加お待ちしています。
焼け野原と化した敗戦から2015/05/30(土) 09:30〜09:55
NHK総合1・神戸
SEKAI NO OWARI 中学生に贈る「プレゼント」[字]
大人気の4人組バンドSEKAI NO OWARIが中学生に贈る曲「プレゼント」を作った。レコーディングに密着し曲に込めた思いに迫る。セカオワの演奏も初披露!
詳細情報
番組内容
NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)は10万人が参加する日本最大規模の合唱コンクール。今年SEKAI NO OWARI(セカオワ)が中学校の部課題曲「プレゼント」を書き下ろした。10代へのメッセージを込めた曲には、彼らの中学時代のエピソードも描かれている。番組では中学生との対話やレコーディング現場に密着。セカオワの「プレゼント」(Nコン2015バージョン)も初披露する!【ナレーション】神田沙也加
出演者
【出演】SEKAI NO OWARI,【語り】神田沙也加
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
音楽 – 国内ロック・ポップス
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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