ウェークアップ!ぷらす 2015.05.30


おはようございます。
5月30日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
何週か連続で、箱根山が噴火するかもしれないということで、中継でお伝えして、まさに先週、冒頭のあいさつで、このわれわれの足元で何が起きているのか、申したところだったんですが、きのう、鹿児島県の口永良部島が大噴火と申し上げていいでしょう、大きな噴火をしてしまいました。
島民の皆さんは、全員無事に避難を終えたということなんですが、このあと、避難生活がどこまで続くのか、そして日本列島のほかの火山は大丈夫なのか、きょうは専門家を交えてお伝えしてまいります。
爆発的な噴火が起きたのは、きのうの午前9時59分のことでした。
あと2時間ほどで24時間がたとうとしています。
依然として、噴火の経過が続く口永良部島。
噴火から昨夜までの動きをまとめました。
なんか渦巻いてるし。
迫ってくる噴煙。
身の危険を感じた撮影者は、車に乗り込む。
洗濯物、洗濯物、どうでもいいっしょ。
噴火したんだから。
無事、車を発進させ、難を逃れた。
今後も同程度の噴火が発生する可能性がありますので、火砕流、噴石には厳重に警戒してください。
立ちこめる噴煙。
鹿児島県口永良部島の新岳が噴火したのは、きのうの午前9時59分。
噴煙は9000メートルに達し、火砕流は海岸線にまで到達した。
口永良部島は、鹿児島市から南へおよそ130キロ。
世界遺産の屋久島から12キロ西側に位置する、緑の火山島とも呼ばれ、82世帯137人が暮らす。
すごかったですよ。
音が、ダイナマイト爆発したような音がして、家が揺れたからね。
それでおかしいな思って窓開けたら、真っ黒い煙が、ばーっと、こっちに迫ってきた。
噴煙は屋久島からも確認できた。
わー、噴火、噴火。
上がりましょう。
もう本当に、きのこ雲だったんで、爆弾がぼんっていって、もくもくと立ち上がったような感じで。
気象庁は、レベル3だった噴火警戒レベルを、居住地域でも避難が必要なレベル5に引き上げた。
それを受け、屋久島町は午前10時20分、住民に対し、全島避難を指示。
高台の建物には、およそ120人が一時避難し、屋久島から避難のためにやって来るフェリーを待った。
一方、顔にやけどを負った72歳の男性などは、先立ってヘリコプターで屋久島に搬送され、命に別状はなかった。
すべての力を総動員して、島民の安全確保に全力を挙げてまいります。
実はこの2時間前、政府は、気象庁が常時観測する50の火山の周辺自治体129の市町村を、火山災害警戒地域に指定。
万が一の場合に備え、避難計画などを策定することを義務づける法案を、閣議決定していた。
そんな市町村の一つが、屋久島町口永良部島だった。
現在、活発な火山活動が見られる桜島。
今回、噴火した新岳は、その桜島に連なる活火山系で、170年ほど前から爆発を繰り返している。
去年8月には34年ぶりに噴火。
噴火警戒レベルが3に引き上げられていたのだ。
そこで気象庁は、東京大学と共同で、火山ガスの発生などを調査、噴火に備えていた。
しかし。
地震活動以外の特段の高まりはなかったということで、レベル4には上げてございませんでした。
午後3時43分、一時避難していた住民を乗せたフェリーが屋久島へ向け、出港。
全島民が避難を完了したのだ。
その後、島を上空から見てみると。
新岳の噴火口を見てみましても、白い噴煙が上がり続けているのが分かりますこの辺りは、火砕流が起きたものと見られておりまして、グレーの道のようなものが出来上がっていますが、この辺り、火砕流が流れていったものと見られます。
島の南西部には、幾筋もの火砕流の跡、火砕流とは、高温の火山灰や岩などが一気に流れ落ちる現象。
温度は数百度に達し、スピードも速く、火山活動による被害で、最も恐れられているものの一つだ。
火砕流が起きました。
大規模な火砕流です。
噴火から7時間以上たった、午後5時30分過ぎ。
屋久島の宮之浦港に、今、フェリーが入ってきました。
屋久島に到着した住民。
中には、役場の職員などに支えられて降りてくる高齢者も。
私たちは、灰に降られることなく、なんとか逃げました。
避難された方々が、体を休めている避難所の一つとなっています。
午後10時を回りましたが、まだ明かりがついていて、入り口付近には人の姿も見受けられます。
住民は到着後、3か所ある避難所に分かれ、夜を迎えた。
避難生活がどれぐらい続くのかが、ちょっと心配ですね。
早く戻りたいんですけども。
この前も、噴火のときの避難訓練を実際にやっていたので、慣れていたというか、不安な気持ちもあったけど、まあ大丈夫かなって、安心感もありました。
屋久島を歩けば、郵便ポストや植物にも火山灰が積もっていた。
気象庁は、同じ規模の噴火が、今後も起こるおそれがあるとして、火砕流の発生や、噴石の飛散を警戒している。
住民にふだんの生活が戻るのは、いつになるのか。
それでは、ゲストをご紹介します。
元国立局地研究所の所長で、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀さんです。
よろしくお願いします。
お願いします。
まず現場がどうなっているかなんですが、ヘリコプターはテイクオフしてるんですけれども、どうも悪天候で、ちょっと現場の上空に近づけないようだということなので、住民が避難している屋久島からの、まず中継をお伝えいたします。
避難所の前にいる、NNN取材団の岡本記者です。
岡本さん。
こちら屋久島には、3か所の避難所が設けられています。
このうちの一つ、こちら、宮之浦公民館には、24人の方が避難しています。
昨夜は不安な夜を過ごしました。
そして、住民の皆さん、地元の主婦の皆さんが作った炊き出し、お握りや豚汁などを、先ほど7時半ごろ食べて、朝食を済ませたということです。
これはきょう午前4時過ぎに、気象庁の監視カメラが捉えた映像です。
高温の火山ガスなどが赤く見える火映現象で、火山活動が非常に活発であることを示しています。
内閣府の赤沢副大臣を団長とする政府の調査団は、けさ、鹿児島市をヘリコプターで飛び立ち、噴火のあった口永良部島に向かいました。
このあと、上空から視察し、屋久島で屋久島町の荒木耕治町長と面会し、今後の対応を協議する予定です。
きのう午前9時59分ごろ、爆発が観測された新岳では、火口からすべての方角に火砕流が広がり、およそ2キロ離れた北西側の向江浜に到達したことが分かっています。
火山の専門家も、けさ上空から観測を行うため、ヘリコプターで現地へ向かいました。
午後3時から東京で火山噴火予知連絡会の拡大会議が開かれ、今後の観測態勢などについて話し合われます。
気象庁は今後も、きのうと同じ規模の噴火が起きる可能性があるとしています。
避難がいつまで続くのか、全く先の見えない状況に、住民たちの不安が募っています。
岡本さん、きのうは屋久島から噴火の様子が見えた、そういう映像が入ってきてたんですが、けさは天気的にはどういう状況ですか?
そうですね、天気は今のところ、上空は薄い雲がかかっている程度で、晴れていますね。
きのうはこの島の南側、今、われわれ、島の北側にいるんですが、南側に大量の灰が降ってきたということで、きのうの夕方には、道路に大量の灰が積もっている状況もありました。
ということは、そこからは位置関係から、島が見える場所ではないということですね?
そうですね。
ここから12キロほど離れた所にある口永良部島があるんですが、この場所からは見えません。
西北西の方向に、あちらの方向にあるんですけれども、ここの場所からは、口永良部島は見ることはできません。
3か所の避難所があるということなんですが、どうでしょうか、避難所の皆さん、不安な夜だったと思いますが、皆さん、元気にしてらっしゃる様子ですか?
そうです、比較的落ち着いている様子ですね。
着のみ着のまま避難してきたという方もいらっしゃいましたけども、比較的落ち着いている様子です。
午前6時過ぎに住民の方が、朝、体を動かしたり、散歩、犬の散歩に出かけたりという方もいらっしゃいました。
犬を散歩されていた男性に話を聞きますと、島に残してきたニワトリや牛、豚も本当なら連れてきたかったと。
また畑も心配、1日1時間でもいいから、島へ帰って、様子を確認したいというふうに話していました。
なるほど。
家畜を飼ってらっしゃる方は、世話のことを考えると、それはもう、気が気じゃないですね。
どうもご苦労さまです。
取材を続けていただいて。
ヘリコプターが中継ができるようになったら、すぐにお伝えしたいと思いますが、さあ、島村先生、いろいろ伺っていきたいんですが、この口永良部島という島なんですが、過去100年ぐらいの日本国内の主な噴火災害というのを、こうして一覧表にしてみますと、別に、特に口永良部島を強調している図表ではないんですが、ご覧のように、3回も被害が出ている、噴火があると。
あまり、実は口永良部島の噴火っていうのは印象になかったんですが、ここはもう、地震学者、火山学者の間では有名な島ですか?
そういった意味では、火山島で、まさに火山のために出来た島ですから、そういった意味じゃ、非常に有名な島です。
ただ1841年に最初の噴火が知られていまして、それより前のことは、何も知られていないんですね。
そのときに死者多数という記録がありますが、そこから前にも、噴火は何回もあったはずなんですが、知られていないというのが特徴というか、弱点ですね。
直近では、1966年の噴火があり、そして去年からまた活動が活発化しているということですね。
実際去年、噴火がありまして、噴火警報レベル、1つ、さらに上げたんですけど、そういった意味では去年の噴火は34年ぶりでしたけど、確か、ですから、しばらくぶりに噴火したのが去年の噴火ということです。
後ろに噴火警戒レベルに対応した規制範囲というのが書いてあるんですが、この島全体の大きさが、新岳から見て、ご覧いただいて分かるように、大体東のほうの大きな所で、半径3キロぐらいの所にすっぽり入ってしまうぐらいの島で、北側に緑色の所が塗り分けてある所がありますが、ここが人の住んでいる所。
今回は、火砕流は先生、全方域に及んだということなんですが、一番大きな火砕流が、この人家を直撃しなかったということで、それこそ何人かの方がけがされただけという。
それは、不幸中の幸いだったと思います。
火砕流はもちろん地形に沿って流れますけれども、噴煙柱が上がると、その柱が崩れて、火砕流が、いわば円すい形のある火山のあちこちに見られることがあるんですね。
そうじゃなかった、つまり、地形に応じて、南西側だけに流れたというのは、不幸中の幸いだったと思います。
それと今回、犠牲者が出なかったのは、偶然と?
よかった意味の偶然だったと思いますね。
その噴火警戒レベルなんですが、この噴火警戒レベルというシステム自体が、実はまだ導入されて日が浅くて、2007年からの導入なんですが、今まで、この3以上になったことはないんですが、今回、きのうの噴火を受けて、一気に5の避難ということになりました。
ただ、この4の避難準備というのがあるんですね。
去年から噴火している状況で、ここへ来て、火山活動が活発になってきたという情報もあります。
その噴火の前に、4に引き上げられなかったのかという見方はいかがですか?
火山噴火警報レベルというのは、あくまで経験と勘だけなんですね。
ですから、経験と勘が十分に働く火山、例えばほかの有珠山とか、浅間山とか、桜島とかなら、ある程度働きますが、ここも経験がほとんどない山ですので、そういった意味では、引き上げられなかった。
結果的には、追認にすぎませんね。
つまり3に上げたのも、噴火したから、3に上げた、きのう噴火したから5になった。
これから危ないですよということではなくて。
本来はこれから危ないですよということのためにできてるものなんだけど、なかなか残念ながら機能はしづらい?
学問的、科学的には、まだ裏付けができていませんので、システムだけが先に出来てしまった、それに学問が追いついていないという感じだと思いますね。
ということで、追認でこのレベルが出てしまうという、岩田さん、現状のようですが。
ですね。
地震もそうですしね、火山も、いかにこれだけ科学が進んだといっても、なかなか予知も分析も難しいんだなというのは、今回、やっぱり感じましたよね。
それと、住んでる方に対して避難ということになってくると、やっぱりなかなか行政の決断というのも難しいですよね。
今のリポートにもありましたように、家畜を飼ってらっしゃる方にいや、そろそろ避難準備というのを、噴火する前にっていうのは、なかなか行政としては決断できないところがあるだろうと思いますが。
メイさん、メイさんはオランダご出身です。
そうなんですよ。
オランダには火山がないんですけれども、改めて今回のニュースを聞いて、やっぱり日本っていうのは、火山大国なんだなあというのはもう非常に感じましたね。
というのも、日本というのは、世界の面積からいうと0.3%しかないんですね。
けれども、火山は110と、世界の7%を保有というか、あるんですよね。
ですからやっぱり、避難計画だとか、ハザードマップだとかの大切さを、改めて感じましたね。
いや、おっしゃるとおりですね。
中江さん、現状、ご覧になって?
やはり今、メイさんがおっしゃったとおり、火山国だっていうことを、改めて感じたんですけども、やはりその火山の恩恵というのももちろん受けていて、でもその中で、やはり火山が噴火したとき、そして災害のことをちゃんと知っておかなきゃいけないんだなということを、本当、改めて感じました。
そうですね。
今回の噴火なんですが、噴火には、大きく3つあると。
何回もこの番組でご説明しています。
もしかすると、箱根山は水蒸気が出てくる、水蒸気だけが出てくる爆発もあれば、その爆発的に、下の地下水にマグマが触れることによって、水蒸気だけが出てくることもあるし、マグマとともに出てくることもあると、そういう爆発があれば、こちらですね、マグマが直接出てくる噴火もあると、先生、今回の噴火はどういうパターンだとお考えですか?
厳密には、出てきた火山灰を顕微鏡で見ないと分からない。
顕微鏡で見れば分かるんですか?
顕微鏡で見れば分かります。
御岳のときも、すぐに火山地に、飛んでいってみたら、下のマグマは出てこなかったということで、水蒸気爆発だったということが分かったんですが。
御嶽山のときには水蒸気だけが出てきた?
一番低いレベルの噴火。
だけど去年の11月の阿蘇山はちょっと高いレベルでしたね。
今回は量からいっても、去年の御岳の実は10倍以上でいろんなものが出ましたので、そういった意味では、マグマが関与したに違いない。
したがって、マグマが出てきたに違いないというのが、今のせいさくです。
どうですか、こういう噴火が起きたときには、その後の推移なんですが、どういうふうに見たらいいですか?
火山の噴火予知はもちろん、岩田さんがおっしゃるとおり、難しいんですが、いつ噴火が終わったかというのは、もっと難しい。
今まで世界の噴火、いろんな例がありますが、終わったときに、なかなか分からなかったですね。
終わってしばらくしてから、実は終わってましたというパターンが多いので、そういった意味では、終わりがいつかということは、非常に難しい見積もりだと思います。
とはいいながら、避難生活続けてらっしゃる方は、いつ家に帰れるのかというのが最大の関心事であるわけですが、学者としてはなかなか言いづらいと?
非常に言いづらいというか、まだ、大きな噴火があるかもしれないという可能性はずっと残っていますので、そういった意味では、なかなか科学的、学問的には分かりにくいということがあるかと思います。
過去の直近の例でいうと、三宅島は確か2000年に噴火して、2005年ぐらいまで避難生活が続きましたでしょう。
ただ、今でも火山ガスが出ていますので、帰れない人がいますよね。
ぜんそくの方は帰れないとか。
そうなると、今回もその今後は分からないと。
分かりませんですね。
少なくとも、数週間は明らかに続くと思います。
そこから先は本当に分からないって感じですね。
そんな状況の中、まさしく火山大国というか、火山列島であるというご指摘がありましたけれども、ほかの火山は大丈夫なのか。
ちょっとCMを挟んで、そのあたり、うかがってまいります。
これたまたまなんですが、きのう閣議決定されて、実は、日本の50の火山が指定されて、避難計画の策定というのが義務づけられることになりました。
それがこちらなんですが、さっきの1から5の警戒レベルでいうと、きのう初めて避難という5が、この口永良部島になったわけですが、それ以外、この赤で塗ったところが、2と3ですね。
2は火口周辺規制、それから入山規制が敷かれている山が、ご覧のように、全体見てください。
赤系の所が全部それなんですが、こうして見ると、相当あると。
活火山であることに留意という警戒レベルが1のところが、この黄色みの帯びた所、そちらですね。
ということでいうと、先生、まさに日本中に。
火山列島ですね、日本は確かに。
こうして見ると、近畿から四国、中国地方はないんですね。
そこだけないんです。
大昔の火山があって、有馬温泉や城崎温泉は温度だけが残ってる、だからとっても幸せな所なんですね。
ほかは活火山の、いわば影響というか、被害を受ける可能性が多分にある所だと思います。
こうして、全体を先生、ご覧になって、今後、特に警戒が必要な場所というのはありますか?
いや、それは実にたくさんあるんですよ。
つまり、いつ噴火しても不思議ではないという程度の山がいっぱいありまして、きのう噴火した口えらぶもそうだったんですね、近々危ないということは分かっていた。
だけど、直前の予知が失敗したわけで、なんにも出なかったんですね。
そういった意味では、やっぱり危ないのが、例えば蔵王山とか、箱根とか富士山とか、それからそういった。
今、あっさりおっしゃいましたけど、
富士山も実はそうなんですよ。
つまり、過去の噴火が知られていない、だけど、噴火したら大ごとになるという意味では、富士山はとっても怖い山。
それで実際に下で小さな地震も起きていますし、山体膨張といって、富士山が膨らむ現象も分かっています。
ですから、そういった意味では、箱根も富士山も蔵王山も、福島県のあづま山も、それからほかの山も、実はいつ噴火しても不思議ではない状態に、非常に近いと思います。
きのうの噴火した口永良部も、そういった意味では、去年噴火しましたし、いわば警戒されていた山。
だけど直前の予知は何もできなかったっていうのが、実情です。
となると、もう噴火するまで分からないということですか?
残念ながら、学問的にはそれに非常に近いですね。
ただ、ここに47が50になったと書いてありますが、実はその監視態勢そのものがまだ貧弱でありまして、一番左下に、諏訪之瀬島ってありますね。
そこはレベル2なんですが、そこは地震計が2つしかないんですよ。
地震計、2つですと、原理的に地震がどこで起きたかという震源の場所も、深さも決まらない。
その程度の監視態勢の山が、実は50の中にかなりありますので、そういった意味では、まだまだ観測なり、研究なりが足りないということは言えると思います。
それは観測所、機器を増やすとか、観測の態勢を強めれば、ある程度は、直前に分かるようになるもんでしょうか。
それはかなりいろんな意味のデータが蓄積されますので、分かってくると思います。
ただ、きのうの口永良部島でもそうですが、去年の噴火で山頂付近の観測機がかなり死んでたんですね。
そういった意味では、やっぱり十分な観測態勢ではなかったということが言えると思います。
岩田さん。
完全に予知できないということになったら、これはもう、減災というか、とにかくどのぐらいのダメージをすくなくすることにせんねんするかというかそれから機器の問題も含めて、予算をやっぱり投入して、これだけの火山列島であるとね、早急に決断していくということが必要なんじゃないですかね。
口永良部島の噴火警戒レベルが3になった段階で、これは気象庁のホームページなんですが、ご覧のように、火山災害から身を守るためにというようなパンフレット。
地元の小学校などでは、避難訓練などが行われていた。
さっき、VTRにもありましたけども、結果的には全島民137人、無事に避難をすることができたんですが、やはり、事前のこういう備えというのは有効ですか?
もちろん大事だと思います。
ですから、噴火があるかもしれない、あったらこうなるということを頭の隅に留めておくことがとっても大事なこと。
自治体も、それに対応するということが、一番大事なことだと思います。
中江さん。
本当に、さっきも火山、これだけあって、人が離れればいいのかって、そういう意味じゃなくて、むしろ、集落がここにたくさんあるっていうことですよね。
ですからやっぱり、その中で一回、その火山が噴火してしまうと、経済的損失もすごいありますし、生活や文化みたいなものもやっぱり失われるので、非常にやっぱ怖いなというのと。
そうですね。
ただ、こればかりは、ある意味、噴火自体を防ぐことはできないわけですから、じゃあ、あとはどうなったら、何か起きたときに災害を減らせるか。
オランダなんかでも水害の歴史が長いですから、そのあたりは、かなり行政は考えてるところもあると思いますけれども。
そうなんですよ。
実は今回もこれが、避難計画が義務づけられたっていうことで、すごくいいことなんですけども、実は火山というのは別にきのう始まったことではなくて、何千年前から火山があるわけで、なぜきのうだったのか、もっと前もって手が打てられたんではないかなと。
オランダはそういう長い歴史があるものですから、ちゃんと手は打ってございますね。
そうですね。
島村さん、ありがとうございました。
どういたしまして。
さあ、続いてお二方、ゲストをお迎えします。
きのうも株価が上昇。
バブル期以来27年ぶりに、11日連続で値を上げた。
背景にあるのは円安。
円安は輸出企業に追い風とされる。
企業業績への期待感から、株価が上昇したの
さあ、ここからの議論は、このお二方に加わっていただきます。
ご紹介いたします。
民主党衆議院の山井和則さん。
そして札幌からのご出演です。
慶応義塾大学教授の竹中平蔵さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
最新の株価、為替をご覧ください。
とにかく数字を見ると、特に株価なんですが、まさに絶好調という状況になってます。
これが意味するものはなんなのか、今後もこれをまあ期待というか、安心というかですね、そのあたり、ちょっとまず数字を見てから、お二方に伺いたいと思います。
今週、東京外国為替市場で一時、1ドル124円台をつけ、およそ12年半ぶりの円安ドル高水準となりました。
日経平均株価も11営業日連続で値を上げていますが、実は今、円安の恩恵が薄まりつつあるようです。
今週、円安ドル高が加速。
おととい、一時1ドル124円台をつけ、およそ12年半ぶりの円安水準となった。
今回の円安の理由とされるのは、アメリカの中央銀行に当たるFRBのイエレン議長が、年内の利上げを示唆したこと。
2008年のリーマンショックでアメリカの経済は悪化。
景気対策として、FRBは金利をほぼゼロまで引き下げたが、景気の先行きが明るくなってきたため、この発言につながった。
今後、金利が上がるなら、えんよりドルで持っていたほうが有利だと、円が売られたのだ。
円安は日本経済のけん引役。
輸出企業にとって追い風とされる。
トヨタ自動車の場合、1円の円安で400億円利益が増えるという。
景気の先行きへの期待感から、株価はきのうまで11日連続で値を上げた。
これは1988年以来、27年ぶりの記録だ。
このように、円安は恩恵をもたらすはずだったのだが、今回はどうも事情が違う?そもそも、円が下がり始めたのは、この2年のこと。
リーマンショック以降、円高が進み、2011年には、70円台という歴史的な円高も記録した。
急速な円高への対応策というのは、わが内閣にとりましては、震災からの復興と同じく、最重要課題。
円高が進んでいた時期、多くの日本企業が、労働コストの安いアジアの新興国などへ生産拠点の移転を進めた。
さらに。
中国の消費者、中国社会のニーズに合わせた、いい車作りに取り組んでいく所存であります。
アジアの新興国の経済発展を受け、現地で販売するものを現地で生産する動きも加速。
昨年度、日本の製造業の生産額のうち、海外の比率は22.9%と、86年の調査開始以降、最高となる見込みだ。
このような流れの中で、輸出が伸び悩む一方、東日本大震災以降、原発が運転を停止し、火力発電用の燃料などの輸入が増えた。
そして3年前から、輸出と輸入の貿易収支が逆転。
円高が加速する前の2007年度は、輸出のほうが10兆円多い貿易黒字だったが、昨年度は輸入が9兆円多い貿易赤字に。
かつてのような輸出による円安の恩恵を受けにくい状況になっているのだ。
むしろ。
価格改定に至った要因は、牛肉の輸入価格の上昇による調達コストの増加です。
円安で輸入商品や原材料費が上がったため、去年から飲食店や食料品、電気料金などの値上げが相次ぎ、中小企業の経営も圧迫している。
かつてと大きく状況が異なる中での円安株高。
日本経済の見通しは。
まずは、竹中さん、山井さんに、日本経済の現状をどう見てらっしゃるのか、伺いたいと思いますが、民主党の山井さんは。
今、アベノミクスといわれてますが、世論調査では、75%の方が、まだ景気回復を実感できないとおっしゃってます。
その大きな理由は、やっぱり物価がどんどん上がってきてるからなんですね。
ですからそういう意味では、今回も円安によって、株持ってる方や、輸出の大企業にとってはすごくメリットである反面、これ、輸入によって、原材料費が上がると、下請けや中小企業は厳しくなりますし、何よりも、物価が上がると、やはり消費が鈍りかねないんで、庶民にとっては非常に厳しくなりかねないなというふうに思います。
なるほど。
竹中さんはいかがですか?
日本経済全体に関しては、非常に悪い状況が続いていた中で、よくなり始めているというのが現状だと思います。
これ、株価は自民党政権ができる前は、8800円だったのが、今2万円ですから、2.5倍ぐらいになっている。
物価が上がりすぎてるという批判がありますけれども、実は日本はまだデフレに苦しんでる中で、ようやくその意味では、2%の物価水準目標を目指して、新しい動きが出てきたところだということ。
もう一ついえば、実は言われてるほど円安じゃないんですね。
ドルと比べると、確かに円安に見えるんですが、ユーロに比べるとまだ円はそんなに安くないし、ウォンに比べても、ピーク時に比べてそんなに安くない。
まだこのえんやすのけいこうはしばらく続くというふうに私は思います。
なるほど。
円安じゃなくて、今はドル高なんだということなんだろうと思います。
タカラトミーの次期社長に決まってらっしゃるメイさん。
商売上はいかがですか?
実は、円安になると、それはメリットもデメリットもあるんですけれども、今回、実は非常にキーワードとなっているのが、急な円安なんですよね。
急というと、やっぱり1年で20%とか、25%というのが、各企業とか、国民もそうでしょうけども、やっぱり想定外というか、急な動きで、対応がなかなかね、これは難しいんですよね。
そうですか。
ここは竹中さん、経済学者として伺いますがこの円安株高は今後、どうなるとお考えですか?
この相場には、実はオーバーシュートということばがよく使われます。
いわゆる行き過ぎですか?
そうですね。
円が高くなり始めると、行き過ぎて、70円台になってしまうと。
今度、円が安くなり始めると、どうしてもこれ、できるだけ止めたいわけですけど、なかなかそうは相場はいかないわけですね。
いわゆる購買力平価、物価ではかった銀行のレートっていうのは、1ドル127円ぐらいっていわれてるんですね。
そこまで行くとね、さすがに、私も円安だと思うんですよ。
ドルに対して。
そこにもう、近づいてますので、やはり、その点は注意しなければいけないと。
ただし、金融政策はすれ違ってるし、円安の圧力というのは、やっぱりまだしばらく続くと思います。
なるほど、株高はいかがですか?
株については、実は、実体経済は本当に緩やかな回復なんですけども、ことし、公的年金基金の改革、GPIFの改革が行われて、今までと違って国債だけではなくて、株にも運用するということで、8兆円ぐらいのお金が入ってくる。
そして日本郵政も上場されれば、積極的な資産運用をするということで、株式市場にはお金が実は流れてくる環境にあるんですね。
その意味では、実体経済のわりにことしは株なんかが割と順調に見える、そういう年になるだろうと思います。
聞きようによってはものすごく岩田さん、微妙な。
微妙なんですよね。
ですよね。
この間ね、中小企業の経営者の皆さんと話したら、やっぱり、いや、すごく順調にいってるといっても、輸入が非常に高くなってしまってるんで、だから四苦八苦している部分もあるんだという、トータルではいいんだろうけどという声はずいぶん聞きましたね。
こういう局面では常にいわれますけど、まさしくまだら模様ということなんだろうと思います。
さあ、きょうは竹中さん、山井さんお2人に来ていただいたのは、このあとのテーマがあるからであります。
激論の予感です。
アベノミクス成長戦略の鍵を握る、労働者派遣法改正の審議が山場を迎えた。
7年前の派遣切りが、また社会問題となってしまうのか。
今週は、安保関連法案が審議入りして、新聞等の話題は、確かにそれ一色だったんですけれども、その裏で、別の重要法案が審議されています。
労働者派遣法の改正案の審議が、現在、国会では進んでいるんです。
過去に2回、廃案になったこの法案。
この法案によって、派遣労働者の働き方はどのように変わるのでしょうか。
安倍政権の労働政策を考えます。
存立危機事態と、この武力攻撃切迫事態の、どこか基準がないと、判断できないです。
中谷大臣です。
中谷大臣です。
中谷大臣です。
これは重要なことですから。
中谷大臣にお聞きしているわけですから、もうちょっと、やめてくださいよ。
今週、日本の安保政策の大きな転換につながる、安保法制関連法案の審議が始まった。
安倍政権は、この夏までにまとめて成立させる強い姿勢を見せており、与野党が激しく対立している。
だが、重要審議はこれだけではない。
民主党が全国キャンペーンを張って与党と対じしているのが、労働者派遣法の改正だ。
一生派遣、残業代はゼロ。
これから先、恐らくメディアは、安全保障法制一本。
この法律も大変大きな問題です。
安倍総理が成長戦略の一環として掲げた、全員参加型社会に向けた、雇用・人材制度改革。
その一つが、労働者派遣法の改正だ。
これまで一部の業務を除き、最長3年とされていた派遣労働者の雇用期間について、無期限派遣を条件付きで認めることを柱にしている。
派遣労働者をもの扱いすることは、今回の法改正によっても何も変わらないどころか、さらにもの扱いを固定化し、一生派遣の労働者は、むしろ増えると思いますが。
派遣就労への固定化を防ぐ措置を強化することとしています。
もの扱いを固定化し、一生派遣の労働者が増えるとのご指摘は不適切であり、全く当たっていません。
派遣社員の安定雇用や、スキルアップを充実させて、正社員への道筋も開くという安倍総理。
一方で民主党は、派遣社員が増えるだけだと反論する。
バブル景気の始まりとされる、1986年から施行された労働者派遣法。
当時、14万5000人だった派遣労働者は、ピーク時の2008年にはおよそ400万人に達した。
特に2004年からの増加は著しく、僅か4年間で1.7倍以上も派遣労働者が増えている。
その理由は。
私のほうから、自民党をぶち壊しますから。
2001年、小泉内閣は、民間から竹中平蔵氏を入閣させ、規制緩和に力を注ぐ。
その政策の一つが、2003年の労働者派遣法の改正だ。
これにより、製造業と医療業務の派遣を解禁し、一部の業務の派遣期間を、それまでの3年から無期限に改正。
派遣労働を拡大した。
若い世代を中心に、派遣で働くことは新しいライフスタイルとしてもてはやされることもあったが。
グッドウィルは違法派遣の責任を取れ!
当時、トップクラスの派遣会社だった、グッドウィルグループの違法な派遣や、賃金の天引き、多額の脱税などが発覚。
多くの派遣社員が被害に遭い、法規制の甘さが露呈した。
さらに。
年末年始を生き抜くぞ!
2008年にはリーマンショックが日本に飛び火。
バブル崩壊以来の不景気が訪れ、派遣切りは社会問題に。
セーフティネット政策の整備不足が指摘された。
今回、労働者派遣法が改正されることで、派遣労働者からはさらなる不安の声も。
仕事をどうしてつなげていくかということになると、今の時点では、もう派遣しかない。
今現状、仕事があるのに、奪うような法案を通さないでください。
3年後には、本当に希望がまったくないということになります。
これの一体どこが改正案なのかと、私は思っています。
不安でいっぱいです。
法改正が行われなければ、ことし10月からは、民主党政権で改正された、みなし制度が施行される。
違法派遣が判明した場合、派遣先が派遣労働者を直接雇用しなければならないというルールだ。
そのため、10月の直前に、直接雇用を避けたい企業による派遣切りを懸念する声もある。
解雇しますよという告知が、派遣会社から実際、始まっていると。
労働者派遣法改正に真っ向から反対する民主党のネクスト厚労大臣、山井議員が指摘する問題点とは。
小泉内閣でさまざまな規制緩和に力を注いだ竹中氏が主張する、改正の必要性とは。
では、まずここで、派遣労働者の推移を見てみましょう。
こちらですね。
労働者派遣法は、対象となる業種を拡大させるなど、何度かの改正を経まして、特に小泉政権の時代には、派遣労働者の数が急増しました。
若い世代や専業主婦、高齢者に働く機会を提供したり、子育てや介護との両立に悩む労働者のニーズに対応したりするなど、メリットがあるとされる一方で、2008年のリーマンショックのあとには、いわゆる派遣切りが社会問題化しました。
派遣労働は企業にとっての雇用の調整弁などという批判の声が高まったんです。
派遣労働者の声、ちょっとね、古いんですが、これ、リーマンショックの前なので、派遣に関してメリット、デメリット、両方の声が当時あったことは間違いないですね。
派遣の品格なんてね。
人気ドラマですね。
結構かっこいい派遣の像が描かれた時代もありましたけど、今、恐らく聞くと、デメリットの声のほうがだいぶ大きいんじゃないかという感じが、正直いたします。
背景にやはり大きな問題として、これ、派遣労働じゃないんですが、正規と非正規のこれ、時給なんですが、働き盛りになると、倍ぐらいの賃金格差が出てしまっているという現状があります。
今、議論になってる派遣法の改正案なんですが、ちょっと私もね、完全に理解してるわけじゃないんで、イメージで言いますから、違ってたら教えてください。
現状どうなってるかというと、基本的に昔から派遣3年で、派遣3年で辞めなければいけないと。
それで今、どうなってるかというと、この秋から、それでも働き続けてる場合は、もう自動的に正社員にしなさいよということになるので、その前に一斉に実は切られちゃうんじゃないのかっていう、今、話も出ております。
今後、どうなるかというと、改正案で、基本的に人を入れ替えれば、何回でも会社は派遣を同じ業種で雇い続けることができるということなんですが、これもよく分かんないんですけど、雇われてる本人にしたら、やっぱり3年でクビになるのは、同じじゃないかという感じもするんですが。
山井さん、今、議論されている改正案のどこが問題とお考えですか?
2つ問題点があります。
1つは今のフリップにあったように、人をかえれば、すべての業務において、派遣が受け入れられることになりますから、正社員の求人が激減して、派遣の求人が激増するんです。
実際ドイツでは、同じ規制緩和をやったら、5年間で派遣労働者の数が2倍に増えたんです。
ですから、日本でもこの改正が成立したら、100万人ぐらい派遣労働者が増える可能性があるんです。
逆にいえば、100万人の方々が、直接雇用や正社員になれなくなる可能性があるんです。
やはり私は、景気回復のためにも、人間の人生にとっても、一生派遣の労働者が増えるというのは、よくないと思ってます。
1つずついきましょう。
これに対して、竹中さん、いかがですか?
まず、大前提として、日本では常に派遣はよくないと、正社員がいいというふうにいわれるんですが、どちらを選びたいかというのは、個人の自由なわけですよね。
要するに多様なニーズがあって、多様な働き方をしたい。
現実に、協会が行ったアンケート調査で、派遣やってる人に、派遣の人に聞くと、派遣のほうがいいっていう人が、7割から8割です。
したがって、どちらがいいか悪いかというのを議論するのはあまり意味がなくて、どちらでも好きなように働けるようにして、柔軟な労働市場を作るというのが、これはやはり、自由な社会の、私は大原則だと思います。
ただし、その場合、いわゆる正規と非正規のはっきりした、さっきのような賃金の差別とか、そういうものの構造的な問題はなくしていかなきゃいけないです。
もう一つ問題があるとおっしゃいました。
一生派遣の若者が100万人単位で増えてしまうのではないかということと、もう一つは、先ほど、記者会見が出てましたが、今回の法改正は規制緩和とともに、規制強化も入ってまして、今まで無期限に、多少安定して働けていた専門業務の派遣の方というのが40万人おられるんです。
例えば通訳、アナウンサー、パソコン、あるいはテレビ局。
いわゆる26業種というやつですね。
26業務。
この方々が例外なく3年で解雇されてしまうということになってしまうんですね。
この部分は、明らかに規制強化で、この方々にとっては、専門業務だから、多少安定して、派遣ででも一生の生計を立ててたのに、3年後に解雇される。
さらに、その方はまた3年後にも、次の職場に移らねばならぬということになると、今回の法改正によって、先ほどおっしゃったように、約40万人の方が3年後に解雇されるという中身も含まれているんです。
私はやはり、それはあまりにも危険すぎる法案だと思っています。
竹中さん、いかがですか。
今回の法案の中身は、大きく2つなんですね。
1つは、派遣会社に、派遣元のほうに、ちゃんとした職業訓練を義務づけているということです。
ちゃんとした職業訓練をしなさいと。
これはその意味では規制強化ですけれども、私は、これはいい規制強化だと思います。
派遣会社もいろいろで、ちゃんとしたことやってるとこと、そうじゃないところが、はっきりしてますから、ちゃんとした義務づけをしてるわけですね。
もう1つは、今、出ましたけれども、26業種という特定の業種と、それ以外の業種で非常に大きな格差があった。
ここ数年、大混乱が起きたんですね。
現場で。
なぜかっていうと、例えば秘書というのは特定の業務ですと、その秘書として特定の業務で雇った人に、ちょっと別の雑用を頼んだら、それはルール違反だからということで、ものすごい厳しい取締りが行われて、現場が大混乱した。
これ、社会の常識の中で、秘書さんにも、ちょっと雑用頼むということもあるわけですから、そういうことで26業種もなくしましょうと、そして同じ分かりやすい統一ルールにしましょうと。
そこまでなんですね。
その先には、さらに私はやはり、規制をさらに緩和をして、3年というようなルールをなくしていくというようなこと。
これは長期的には、全党挙げてやってほしいと思います。
今の話、何が起きているかというと、例えば通訳として雇うと、通訳として雇うと、26業種なんで、今の法律だと、ずーっと働けるんですよ。
ところがその通訳の人に、例えば一般業務みたいな、ちょっとなんかやってみたいなことをしてると、それは26業務以外のものだということになると、会社としては、実は3年以上働かせてる場合には、正社員にしなさいということがあって、通訳なんだけど、ちょっとほかの仕事もしてるというケースになると、今の法改正があると、秋になると、一斉に全員、首、切られるんじゃないのっていう、竹中さん、そういう議論ですね?これ。
そういうことです。
そこでまあ、それを杓子定規にあまりに政府が適用しようとしたものだから、現場で本当に大混乱が起きたんです。
それだったら、とにかく26とか、そういう分かりにくい業種の区別をやめてくれと。
それがせめて、議論の出発点だと。
ここから先がさらに重要な労働市場の改革になっていくわけで、今回の法律というのは、実は産業競争力会議でも、経済財政諮問会議でも、全く議論してないんです。
安倍政権に民主党政権が代わるときに、その隙間に、実は労働者の審議会を中心にして決められたもので、実は、これはまあ、必要最低限な出発点だというふうに、私は、私は理解しています。
山井さん、いかがですか?
分かりやすくするためという理由でね、今、40万人の専門業務で、一応、無期限で働くことができてる人をね、3年後に解雇しますというのはね、私はあまりにも乱暴だと思います。
例えば、私の知り合いでも、パソコンの腕を磨いて、シングルマザーで、お子さんを育てられている女性の方がいます。
50代です。
その方は、無期限だからということで、スキルを積んできて、お子さんを育ててられたのに、今回のこの法改正で、3年後に少なくとも解雇されるんですよね。
そうしたら、派遣というのは40歳定年説というのがあって、40代、50代では、新しい派遣先って見つかりにくいし、賃金が大幅にダウンするんです。
そうしたらこの方のケースだったら、今回の法改正で、お子さんの人生も狂ってしまうかもしれないんですね。
私は大問題があると思っています。
分かりました。
ゲストの皆さん、ひと言ずつ頂きたいんですが、メイさん、どうお考えですか?
やっぱりね、話聞いてると、この正規雇用がよくて、非正規雇用が悪いという、なんか、そういう議論にもなっているんですが、決してそんなことはなくて、両方ともメリット、デメリットがあるわけで、だからこそ、非正規雇用者の中にも、実はいろんな種類があってね、パートからアルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託とか、いろんな種類があるのも、そうやってメリット、デメリットがあるからこそだと思うんですよ。
正規、非正規に限らず、欧米のように、同一職種ならば、同じぐらいの賃金というのが、中江さん、理想は理想なんですが、なかなか日本はそうなっていかないですよね。
そうなんですよね、賃金を一つのモチベーションになってくると思います。
働き手というのは、やっぱりただ働くだけではなくて、やっぱり、その意欲とか、やりがいみたいなものがあると、より働き方が向上していって、それが生産性が伸びることにつながると思うんですけど、自分がなんか取り替えられるって思うと、少しやっぱり、そういう部分って、ちょっと抑えられてしまうんじゃないかなっていう、やっぱり人間ですからね。
そうですね、岩田さん。
結構ね、自由な労働環境を選べるというような中で、ワーキングシェアなんていうのがずいぶん議論されましたけども、結果的に、賃金格差であるとか、それから正規と非正規がどう変わるんだという今、お話も出てましたけど、どちらかというと、日本の場合には、なんとなく、差が出てしまってるっていうのを、どう埋めていくかというのを、やっぱりそこの部分をきちっとしてくれればと思うんですけどね。
そうですね。
非常に重要な法案なんで、どうしてもやっぱり、安保法制ばかりに目が行きがちですが、これ、どうなるのか注目していきたいと思います。
竹中さん、山井さん、きょうはどうもきょうはありがとうございました。
ありがとうございます。
さあ、続いては中継です。
きょうは、宮城県に坂木さんが行っています。
坂木さん。
きょう、全線開通を迎えた
震災のあの日、甚大な被害を受けた宮城県のJR仙石線がきょう、全線開通した。
復興へ膨らむ期待。
その一方で、浮かび上がった課題とは。
少子高齢化、人口減少という日本が直面する問題の解決策を探るシリーズ、NEO日本列島改造論。
今回は、震災から4年、復興と地方再生に迫ります。
きょう、ある鉄道が全面開通するんです。
それはこちらです。
仙台と石巻市を結ぶ、JR仙石線です。
4年前の津波の被害で、この赤い部分の区間だけが、つながっていない状態だったんですけども、復旧が終わりまして、きょう、全面開通となりました。
中継を結んでお伝えします。
まず現場上空にいる、宮城テレビのやなせようへいアナウンサーです。
柳瀬さん。
ご覧いただいているのは、宮城県の中部、仙台湾の…に位置する東松島市の上空からの映像です。
東日本大震災からおよそ4年、きょう、仙台と石巻とを結ぶ、宮城県のJR仙石線が、全線開通の日を迎えました。
現在見えていますのが、仙石線の線路です。
津波の影響を受けないようにと、一部の区間が、もともと走っていた海側のルートから、およそ500メートル内陸に移されました。
そして、その区間にある2つの駅も、高台に移設されました。
そのうちの一つが、今、見えています茶色い駅舎、およそ20メートルの高台に新たに作られた野蒜駅です。
その野蒜駅の前に、坂木さんの姿が見えますでしょうか?坂木さん。
どこだろうね。
おはようございます。
私は今、JR仙石線、全線開通に合わせて、高台に移されました、野蒜駅という所に来ています。
きょうは朝から、もうたくさんの方が訪れているんですよ。
すごい人ですね。
記念式典がこのあと、そうなんです、記念式典がこのあと行われるというのと、あと手前に見えますかね?地元の小学生たちが、このあと太鼓の演奏をするということで、スタンバイをしているところです。
ということは、この時間でも、まだ一番列車は来てないということですか?
一番列車、もう来てますよ。
来てるんだ。
一番列車は5時台に来てますよ。
そりゃそうだろうな。
そうです。
さて、このJR仙石線なんですけれども、地元の方にとっては、通勤・通学など欠かせない路線なんですよね。
外国人の方、観光客の方も多く利用されていて、皆さん、この日を心待ちにされていました。
さて、けさの5時25分、石巻駅から仙台に向け、出発した仙石線、一番列車のもようですね。
本当にね、開通を待っていた鉄道ファンや地元の方々など、多くの人が集まってらっしゃいました。
この中で、すでに乗ってらっしゃった方に話を伺ったんですが、きょうは特に用事はなかったんだけども、どう景色が変わったかを、ちょっと見てみたかったということなんですよね。
景色が変わった、どういうことかといいますと、線路、見ていきますね。
今回ですね、復旧したのが高城町駅と、この陸前小野駅間、これで全線開通となりました。
そして、その中でも陸前大塚駅と、陸前小野駅間は、震災前はこの赤い線路、海沿いにあったんですけれども、高台移転計画に合わせて、内陸側に移されました。
そして、この野蒜駅も高台に移転されたというわけなんです。
では、かつて野蒜駅があった場所は、今、どうなっているか、ご覧いただけますでしょうか。
映像の奥のほうに見えると思うんですが、まもなく見えますかね。
白い建物があると思うんです。
それが、旧野蒜駅なんですね。
こちらですか。
そちらには、増井アナウンサーが行っています。
増井さん。
あちらの高台に見えます、茶色い屋根の建物が、今、坂木さんがいる新しい野蒜駅です。
そこから海岸の方向に500メートルほど進んだ所に、こちら、かつての野蒜駅があります。
こちらの駅は、震災が起きてからの4年間、使われていません。
今は雑草が生い茂っていまして、手つかずのまま残されています。
ではこちらをご覧いただきます。
こちらは、4年前、震災直後の野蒜駅の様子です。
かつてはこの駅は、夏の間、海水浴場に向かう方で、大変にぎわう駅でした。
ですが、この辺りにも4メートルを超える津波が押し寄せ、この駅を出発した列車も津波の被害を受けました。
そしてきょう、ようやくJR仙石線の全線開通を迎えたわけですが、その影響で、町はどのように変わったのでしょうか。
地方再生の鍵を握るといわれている、鉄道の復旧。
その課題が見えてきました。
仙台と石巻の間に位置する、JR松島海岸駅。
今週水曜日の朝、大型バスから一斉に駅に向かう行列。
JR仙石線に代わり、市民の足となっていた、代行バスを利用する人々だ。
バスの便は不便でした。
時間がかかりすぎて。
代行バスを乗り継ぎ、仙台から石巻までおよそ1時間50分。
震災前、電車で1時間余りだった移動時間は、大幅に増えていた。
2011年、震災で壊滅的な被害を受けた仙石線。
当時、緊急停止した列車に残る乗客を、車掌らが迅速に誘導。
津波から多くの命を救った。
そんな仙石線の全線復活。
4年間待ってました。
ひと言で言うと、血管でしょうね。
それでみんな、人を流してくれるわけじゃないですか。
情報も一緒に流れてくるわけでしょう。
観光客数がいまだ震災前の水準に戻っていない石巻市。
仙台市から多くの人を運んできてくれる仙石線の復活は、観光産業にも効果があると見られ、地元では期待が膨らんでいる。
宮城県出身の漫画家、石ノ森章太郎氏の記念館、石ノ森漫画館も、そんな観光名所の一つだ。
ここに、おかえりなさい、仙石線ってありますね。
そうなんですよ。
今まで、途中までしか来れなくてちょっと交通がかなり不便だっていう意見もたくさん、お客様から頂いていましたので、より来やすい状態になったということで、大変喜ばしいことだなと思っております。
4年2か月ぶりに、仙台市と一本でつながった石巻市は。
開通によって、やはり震災からの復興に大きな後押しをしてくれるというふうに思っております。
大きな期待を抱いております。
仙台と1時間ぐらいで、再び鉄道で結ばれるようになると、人口減が止まる可能性もあるし、地域が発展するということが分かればですね、全国のローカル線にもプラスの影響を及ぼしていくというふうに思います。
地元の期待を背負い復活した仙石線。
線路を復旧する費用はJR東日本が、高台移設にかかる費用は地元自治体が負担して、全面開通となった。
だが、そこには課題もある。
後ろに見えます白い建物が、旧野蒜駅です。
そしてですね、向こう側に見えます茶色い建物が、高台に出来た新しい野蒜駅です。
では、早速、新野蒜駅に向かっていきます。
あっ、ちょうどこちらからですね、新野蒜駅の屋根が見えますね。
ただ、この先歩いていくと、このように通行止めの看板がありまして、この先、行けなくなっていますね。
津波の被害を受けないよう、高台に移された野蒜駅。
実は、かつての駅から見える距離にもかかわらず、直接アクセスする道路は、現在も整備が間に合っていない。
旧野蒜駅から向かうには、山道を1キロほどう回しなければ、たどりつけないのが現状だ。
遠くなって大変ですよ。
われわれはまだ健康だからいいんだけれども、足が悪い人やね、やっぱりほら、身障者の方とかね、そういう人は大変じゃないのかなと思う。
また、新駅を中心とした新たな町づくりを、市は目指すとしているが、いまだ駅周辺の高台は造成工事が続いている。
宅地の引き渡しは仙石線の全線開通から1年以上先。
入居は2年後になる。
なぜ、鉄道の完成だけが急がれたのか。
この仙石線は、当市だけのものではなくて、東松島市から北の被災エリア全体の交通の大動脈であります。
この復興なしに、被災地の復興はないというふうな意識の下に、一日も早くということで進めてまいりました。
鉄道の復旧と町づくり。
津波の被害に遭った沿岸地域では今、地域や住民の思いとの微妙なずれが現れている。
もともと赤字路線だった宮城県の気仙沼線。
復旧には多額の費用がかかるため、JR東日本は2年前から線路跡を一部舗装して、電車の代わりにバスを走らせる、BRTを導入した。
今、気仙沼市では渋滞がないことなどを理由に、鉄道の復旧を待ち望む声がある一方、このままBRTでよいという声も少なくない。
BRTのほうが、活用しやすいんじゃないですか。
気軽に乗れるし、わざわざ鉄道にする必要もないのではないか。
震災前、毎年20万人の客でにぎわう海水浴場だった大谷海岸。
住民たちは今、狭くなった砂浜を広げて、海水浴場を再生させる計画を市に提出している。
鉄道復旧かBRT継続か。
鉄道を通すなら、かつての場所なのか、内陸を走るのか。
方針が定まっていないため、計画は足止め状態となっている。
JRをどうしても防潮提で守らなければいけないとなると、なんらかの結論を出してもらわないと、それ以上、たぶん行政側のほうも進められない。
JR東日本は、安全性や費用負担などの問題で、自治体と議論を行っているが、震災から4年たった今でも、方針は定まっていない。
地元自治体は、町づくりを進めるため、現実的な判断に傾いている。
財源がどうなるか、全く、いわゆる根本的な、いわゆる根っこの一番の問題点が、いまだに解決されてない。
もうすでに、町づくりがずいぶん進んできました。
そこの中でBRTから鉄路に代わるということになりますと、町づくりそのものの計画、変えていかなきゃいけないという、この期に及んで。
これはたぶん町民の皆さんも許さない。
被災地の復興へ、鉄道、町づくりはどうあるべきか。
被災地は、その答えを探し続けている。
野蒜駅周辺の方にお話を伺っていると、もちろん全線復旧はうれしいのだけれど、その一方で、あんなに近かった駅が遠くなってしまったなと、複雑な心境を語られている方もいらっしゃいました。
住む場所自体が将来的に高台に移るということなんで、コースとしてはそこなんでしょうけれども。
もちろんそうなんですけどもね。
前の景色に慣れた人にはそうでしょうね。
そうなんですよね。
そういったちょっとしたずれというものが生じてきているようです。
さあ、こちらの方にもお話を伺いたいと思います。
きょうはですね、仙台出身のシンガーソングライターで、仙石線もよく利用されていたさとう宗幸さんにお越しいただきました。
どうも、さとうさん、おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いいたします。
さとうさんは、みやぎテレビのもう顔でいらっしゃいまして。
とんでもない。
きょうこのあと、なんだか、みやぎテレビで、すぐ特別番組らしいですね。
9時25分からキャスターですよね。
大丈夫ですか?
そうです。
ここで出てて。
全然、全然。
喜んで、喜んで、参加させていただきます。
仙石線開通、どんなお気持ちですか?
そうですね、さっき坂木さんからも伝えていただきましたけれども、仙台と宮城県の第2の町を結ぶ石巻これ、宮城県民にとりまして重要路線ですのでね、そして、石巻の先には、まさに観光地もいっぱいあったりします。
観光産業含めて、いろんな産業の促進につながるということを考えると、大きな復興への弾みにはなると思います。
なると思いますということは、何かやはり、心にひっかかるところもあるということですか?
そうですね、いろいろ今、取り沙汰されております、復興財源の地方負担増とか、もろもろがあったりしまして、今でも県内外に避難されている方、だいぶいらっしゃるし、仮設にお住まいの方もだいぶいらっしゃいます。
それを考えますと、これは弾みにはなりますけど、まだ復興途上なのだなという気はしますね。
そこだけ喜んでいいのかという、恐らく思いがおありになるということでしょうね。
素直な気持ちはそうですね。
でもうれしいことです、この全線開通は。
その野蒜駅は、何か思い出もおありになるようですね。
ええ、先ほど紹介ありました、旧野蒜駅のまん前が海になっていまして、海岸というか、海水浴場になってまして、若いころ、学生のころはよくこの仙石線を利用して、この野蒜海岸まで海水浴に来ましたのでね、とっても思い出のある所です。
そうですか。
じゃあまあ、とにかくまず本当に、私、大阪から見てて、それだけの大動脈が、4年たってもまだ開通していなかったのかというのが、素朴に思うんですよね。
そうですね予定よりちょっと早めの開通にはになりましたけれども、おっしゃるとおり、もうちょっと、重要路線だけに、
低気圧や前線の影響で、天気は短い周期で変わりそうです。
ではまず、きょうの全国のお天気です。
天気は下り坂です。
西日本は次第に雨になるでしょう。
東日本や北日本は晴れる所が多くなりそうです。
続いて、週間天気予報、初めに北日本と東日本です。
あすは北海道で雨が降るでしょう。
月曜日、火曜日は晴れる所が多く、暑くなりそうです。
続いて、西日本です。
あすは四国で雨が降りそうです。
週明けには、晴れ間が戻りますが、来週半ばには、再び雨が降りやすくなるでしょう。
5月は記録的に暑い月となりました。
この暑さは、週明けまで続きそうです。
熱中症には十分、注意してください。
以上、お天気でした。
さあ、ここで中継です。
読売テレビのやまもとさん。
私は岡山県笠岡市にあります、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部です。
こちらでは、全英への道、ミズノオープンが行われています。
先ほどまで晴れていたんですが、現在は曇り空となりました。
しかし、涼しくなってきました。
さあ、今大会注目の選手は、この方たちです。
まずは宮里藍選手のお兄さん、38歳の宮里聖志選手です。
7アンダー、5位タイにつけ、決勝ラウンド進出。
2004年以来の優勝なるんでしょうか。
また43歳の横田真一選手。
8アンダーで予選トップタイ。
優勝すれば、なんと5年ぶりです。
同じく予選トップタイにつけた若手の注目株、22歳の今平周吾選手。
こちらは初優勝なるのか、期待が高まります。
さあ、全英への道、ミズノオープンですが、きょうは午後4時から、そしてあす最終日のもようは、午後3時から、日本テレビ系列、全国ネットでお伝えいたします。
ぜひご覧ください。
そしてもう一つ、最後に口永良部島の噴火に伴う避難生活が始まってしまいました、屋久島から最新情報です。
おかもとさん。
避難所の一つとなっております、宮之浦公民館です。
先ほど9時5分ごろに、内閣府の赤沢副大臣がこちらに到着しました。
先ほど、住民の皆さんから、噴火当時の状況を聞いたものと思われます。
今、こちらで報道陣の対応に当たっています。
きのうの爆発的な噴火から一夜が明けました、新岳の上空に来ています。
現在も白い煙が立ち上っているのが確認できます。
この山頂付近、火口付近には現在、厚い雲が覆われていまして、全体を見渡すことができないんですけれども、山全体がこの灰色に覆われているのが確認できます。
この映像はつい先ほど、上空から撮影したきょうの口永良部島新岳の映像です。
厚い雲に覆われ、火口の様子を確認することはできませんが、気象庁によりますと、きょうも噴火は継続し、噴煙が上がっているということです。
なお、きのう一日で198回観測された火山性の地震は、急激に収まっています。
きょうは午前7時までに僅か3回しか観測されていません。
ただし、今回の噴火はマグマが関与したマグマ噴火だったという見方が強まっています。
活動が長期化するおそれもあります。
住民の皆さんの中には、けさ、親戚がいる鹿児島県本土に移動された方もいらっしゃいます。
宮之浦公民館から中継でお伝えしました。
ご苦労さまです。
今後、どのくらい避難生活が続くのか、一刻も早く火山の噴火が終息することを祈りたいと思いますが、さあ、目の前に。
すごいものが。
先ほど仙石線の中継をお伝えしましたけれども、今週これ、結構大きなニュースになりましたね。
タカラトミーが発売した世界初のリニアモーターカーの。
ミニチュアリニアモーターカー。
これは、次期タカラトミーの社長のメイさん、おもちゃですか?
いや、おもちゃの次元をちょっと超えましたね、これは。
実際に磁石で動く。
そうなんです。
世界初の磁力浮上の、磁力走行で。
磁石の反発力で、2ミリぐらい浮いてる。
浮いてるんですね。
スケールスピードが500キロを超えて。
超えてますよ。
今まだ、予約ですか?
そうです。
9月から発売。
どうですか、評判は?
おかげさまで、非常に大人から子どもまで、皆さん欲しがってるようでうれしいかぎりです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
日本の映画界が異例のコラボ。
ネット動画の台頭は、2015/05/30(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]

マグマ噴火か大規模警戒・口永良部島〜“火山列島”ニッポンの今後▽津波被害から4年・JR仙石線きょう全線開通〜未来への希望と課題▽円安&株価11日続伸で経済は

詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
増井渚(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
岩田公雄(学習院大学特別客員教授)
中江有里(女優・作家)
ハロルド・メイ(タカラトミー代表取締役副社長・COO)
竹中平蔵(慶応大学教授)
山井和則(民主党・衆院議員)
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)
番組内容
29日、鹿児島県の口永良部島・新岳で起きた爆発的噴火。全島民避難指示など依然厳戒態勢が続いています。最新情報と気になる日本列島の火山活動の今後を考えます。▽東日本大震災・津波被害から4年2か月…宮城県のJR仙石線がきょう全線開通。復興へ待望の日を迎えた地元…利便性が向上し観光面への効果も期待される一方で新たな課題も…現地から生中継、ローカル線復興から見える被災地のまちづくりを考えます。
おしらせ
内容は予告なく変更する場合があります

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