専属ナビゲーターのハリー杉山です。
岩本乃蒼です。
今夜はシリーズ2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』をお届けします。
そこが『ハリー・ポッター』シリーズの魅力なんです。
Herewego!
(ドビー)今年ホグワーツ魔法魔術学校に戻ってはいけません。
(ダンブルドア)秘密の部屋が今再び開かれたのじゃ。
(杉山)
ますます注目の『ハリー・ポッター』です
(杉山)今週はこちらの…。
実はこの車…。
(岩本)原作者の強い思い入れが込められている車なんですね。
(岩本)放送中はdボタンやスマホで特別企画「魔法のつえ」にチャレンジ。
(杉山)ためたポイントでスタジオツアー付きロンドン旅行など超豪華プレゼントに応募。
(杉山)前作以上にアクションシーンも満載。
(ヘドウィグの鳴き声)
(ハリー)出してあげられないよヘドウィグ。
学校の外で魔法を使っちゃいけないんだ。
(鳴き声)それにバーノンおじさんが…。
(バーノン)・ハリー・ポッター!・ほらやっぱり来た。
(ペチュニアの鼻歌)
(ペチュニア)あっちよバーノン。
(バーノン)言っておくぞあの鳥を黙らせられないんなら始末してしまえ。
うんざりしてるんだよちょっとでも放してあげられれば。
ほんの1時間でも。
ハッ!そうしてお前のイカレた友達に秘密の手紙を送る気か?でも友達からの手紙が全然来ないんだ。
誰からもこの夏休み。
(ダドリー)誰がお前と友達になる?お前はもうちょっと感謝すべきだぞ。
赤ん坊だったお前を引き取って今まで食わせてやった上にダドリーの部屋をひとつ分けてやったんだ。
全てわしらの思いやりからだぞ。
ダ〜メ!メイソンさんがいらしてからよ。
(玄関のチャイム)
(バーノン)・メイソンさん!それに奥様!・
(ドビー)アハハハ!ナハハハ!ウホホホ!ナハ…。
ハリー・ポッター!何たる光栄でございましょう。
誰なの?ドビーでございます屋敷しもべのドビーです。
でも今僕の部屋に屋敷しもべがいると都合が悪いんだ。
おお…そりゃもう分かっております。
ただドビーめは申し上げたいことが…。
それが複雑でございまして…。
とにかく座って。
す…座って…すす…座って?おおお…!
(泣き声)ドビー!シ〜!ごめんね。
僕気にさわること言うつもりはなかったんだ。
気にさわるなんて!ドビーめはこれまでたったの一度も魔法使いから「座って」などと言われたことがございません。
対等のように…。
あ…優しい魔法使いにあんまり会わなかったんだね。
ええ一度も。
悪いことを言ってしまった…。
ドビーは悪い子ドビーは悪い子。
やめてドビー!
(ドビーが頭をぶつける音)あ〜お気になさらずただの猫です。
やめて静かにして!ドビーは悪い子!フ〜…。
大丈夫かい?自分をお仕置きしたのでございます。
ドビーの家族の悪口を言いかけたので。
君の家族?お仕えしている魔法使いのご家族です。
ドビーめは一生ひとつの家にお仕えするのです。
もしドビーめがここに来たことが知れたら…。
でもドビーは参りました。
ハリー・ポッターをお守りするために。
警告でございます。
いいですかハリー・ポッターは今年ホグワーツ魔法魔術学校に戻ってはいけません。
ワナです!世にも恐ろしいワナが仕掛けられているのでございます。
恐ろしいワナって?誰が仕掛けるの?おおっ!いえ申せま…せん…!ううっ!いいよ分かったよ言えないのは分かったから。
う〜!フン!フン!ドビー?ドビーは悪い子!スタンドを置いて!
(ドビーが騒ぐ音)ドビーやめて!イ〜ヒっ!う〜っ!お離しを!そこに入って静かにしてて。
貴様…!ここで一体何をやっとる!僕ただ…。
今度音を立ててみろ生まれたことを後悔させてやる。
その戸を直しとけ!はい。
僕は戻らなくちゃここには居場所がないんだ。
僕の居場所はホグワーツなんだあそこにだけ友達がいる。
手紙を1通もくれない友達ですか?それは多分みんな…え?待ってよ。
手紙をくれないってどうして知ってるの?ハリー・ポッターは怒ってはダメでございます。
ドビーめはハリー・ポッターが友達に忘れられたと思えばもう学校に戻りたくなくなると思ったのです。
手紙を返して早く。
ダメです!ああ!ウホホ…あ〜っ!あっ…。
(バーノン)実は先日ロータリークラブで面白い話を耳にしましてね。
ドビー戻ってよ…!ハリー・ポッターは学校には戻らないと言わねばなりません。
言えないよホグワーツは僕の家だ。
それではこうするしかありませんハリー・ポッターのためなのです。
(バーノン)そのフロア一面見渡す限り水びたし洪水です。
配管職人が「すっごい水だな」と言うともう1人が「1階までずっとだもんなぁ」。
(ペチュニア)ウフフ…。
(バーノン)申し訳ありません!うちの甥ですが情緒不安定で知らない人に会うと動転するので2階にいさせたんですが…。
(バーノン)もうあの学校には戻らせんぞろくでもない友達にも二度と会わせん!絶対にだ!
(車のエンジン音)
(鳴き声)
(ロン)やぁハリー。
ロン?フレッド?ジョージ?どうしてここに?君を助けに来たんだよ早くトランクを持って。
下がってて。
行くよ!あ〜!一体何なの?何なんだ!?
(バーノン)・ポッター!・
(ダドリー)パパ何事!?
(ジョージ)よし行け!
(ダドリー)パパ急いで!
(鳴き声)急げ!ほらハリー早く!ペチュニア!ヤツが逃げる!つかんだぞハリー!離して!戻れ!離して!出して!
(ジョージ)フレッド出せ!おおっ!あ〜っ!!
(ダドリー)パパ!パパ大丈夫!?パパ!フフフ…。
そうだハリー誕生日おめでとう。
(フレッド)入れよシッ!シッ!来いよ。
(フレッド)シ〜!静かに。
(ジョージ)これ食べちゃってもいいかな?
(フレッド)ああバレないさ。
(モリー)コラ!一体どこに行ってたの!ハリー!また会えてうれしいわ。
ベッドは空っぽ書き置きもない車は消えてる死んでたかもしれないのよ人に見られたかも!ハリーを閉じ込めてたんだよ窓に鉄格子をはめて。
お前の窓に鉄格子をはめるところですよロナルド・ウィーズリー。
いらっしゃい朝ごはんにしましょ。
(モリー)遠慮なくね。
(ジニー)ママ私のセーター見なかった?
(モリー)あぁお部屋でしょ。
(ジニー)ハッ!やぁジニー。
フフフ…。
僕…何かした?ジニーね君の話ばっかりしてたようるさいのなんのって。
(アーサー)みんなおはよう!おはようパパ。
(モリー)おはようアーサー。
(アーサー)大変だったよ抜き打ち調査が9件も!調査?パパの仕事は魔法省のマグル製品不正使用の取り締まりさ。
パパはマグルに興味津々なんだ。
さてとあ〜…。
おや君は?すいませんハリーといいますハリー・ポッターです。
なんとまあ…君があの…。
いや〜ロンからよく話は聞いているよ。
いつ来たんだね?今朝ですよ。
昨夜息子達があなたが魔法をかけた車でハリーを連れて来たんです。
やったのか?うまく飛んだか?ええ飛びました。
あ…いや…そりゃいかんなぁお前達けしからんことだ。
フフフ。
(エロールの鳴き声)手紙を運んで来たわ。
(エロールの鳴き声)うっ!まあ…取って来てパーシー。
(パーシー)うん。
エロール。
いっつもこうなんだよな…。
ホグワーツからの手紙だ。
(モリー)あら。
(パーシー)ハリーにも来てる。
ダンブルドアは君が来てるとお見通しのようだな。
これだけ教科書をそろえたらかなりの値段になっちゃうよ。
(モリー)何とかするわ。
全部そろえるならあそこね。
ダイアゴン横丁。
・皆様ギルデロイ・ロックハート氏です・いらしたわ!
(拍手)ママは夢中なんだ。
(モリー)シ〜!
(カメラマン)通してくださいすみませんマダム失礼お嬢さん日刊予言者新聞ですよ。
(ロックハート)もしやハリー・ポッターでは?ハリー・ポッター!失礼マダム。
にっこりして一面大見出し記事ですよ。
皆さん何と記念すべき瞬間でしょうか。
ハリー君がフローリッシュ・アンド・ブロッツに私の自伝『私はマジックだ』を買いに立ち寄った。
(拍手)
(ロックハート)ついでながらこの本は日刊予言者新聞ベストセラーで27週連続1位を飾ってるわけでありますが彼は思いがけずその本だけではなく私の全作品を手にするのです。
無料でね。
(モリー)お〜!
(拍手)
(ドラコ)いい気分だろうねポッター有名人のポッター。
ちょっと書店に行くだけで大見出し記事だ。
ほっといてよ。
(ドラコ)おやポッターガールフレンドかい?
(ルシウス)これドラコ失礼するでない。
あぁミスター・ポッター。
ルシウス・マルフォイですお見知りおきを。
失礼。
この傷は伝説だこれを君につけた魔法使いも。
ヴォルデモートは両親を殺した。
ただの人殺しだ伝説じゃない。
ふむ…彼の名を口にするとは勇気がある。
それとも愚かなのか…。
中はもう大騒ぎだ外に出てよう。
おやウィーズリーじゃないか。
ルシウス。
お役所は忙しいらしいですな抜き打ち調査続きで。
残業代は出るのでしょうな?この様子ではどうもそうではないらしいが…。
魔法使いの面汚しの仕事をしてるというのにろくに給料ももらえないのではねぇ。
何が魔法使いの面汚しかについては我々の意見はだいぶ違うようだが。
さようですな。
マグルと付き合っているようでは…。
(ルシウス)おたくは落ちるところまで落ちたと思っていたがね。
役所でまたいずれ。
(モリー)汽車が出るわよ!フレッドジョージパーシー先に行け。
(アーサー)お先にどうぞ。
うっ!ああっ!おい何をやってるんだね?すいません…カートが言うこと聞かなくて。
どうして通れないんだろう?分かんない。
なぜか入り口が閉じちゃったみたい。
(正時を告げる音)あ〜汽車は11時発だ乗り遅れちゃったよ!ハリー通れないってことはパパとママも戻れないかも…。
とにかく車のそばで待ってよう。
車…?ロンマグルは空飛ぶ車を見慣れてないんだから。
あぁ…そうだね。
OK。
そんな!透明ブースターがダメになっちゃってるよ。
それじゃず〜っと下に降りよう汽車を探さなくちゃ。
分かった。
とにかく早く汽車に追いつかなくちゃ。
そんなに遠くないはずだ。
(警笛)聞こえた?近くみたいだね。
(警笛)待って。
ううう…。
(警笛)あ〜〜っ!あ〜〜っ!あ〜〜〜っ!あ〜〜〜っ!あ〜っ!ハリー!つかまって!帰って来たね。
木にぶつかる!止まれ止まれ止まれ!
(杖が折れる音)あ〜!うわっ!うわっ!うわ〜!うわ〜!わ〜!あ〜…!杖が…。
首じゃなくてよかったよ。
わっ!うわっ!何だ!?分からない。
あ〜っ!あ〜っ!あ〜っ!あ〜っ!わっ!うわ〜っ!うわ〜〜っ!うわ〜〜っ!車を出すんだ!早く!ハァ…。
ハァ…。
うわっ!うわっ!スキャバーズ!大丈夫?車が!あぁ!ハァ…パパに殺されちゃう。
(スネイプ)少なくとも7人のマグルに見られてしまったのだぞ!我々の世界が危うくさらけ出されるところだったぞ!ハッキリ言っておこう。
もしお前らが私の監督するスリザリンの生徒であったなら2人とも汽車で送り返してやる!今夜だ!しかるに…。
(ダンブルドア)君の寮ではない。
ダンブルドア先生マクゴナガル先生。
校長彼らは未成年魔法使いの制限事項令を愚弄したのですぞ!かくなる上は…。
規則なら承知しとるよセブルスしかし処罰を決めるのはグリフィンドールの寮監であるマクゴナガル先生ではないかのう。
荷物をまとめます。
(マクゴナガル)何を言ってるんです?ウィーズリー。
僕ら退校処分でしょ?今日というわけではありません。
けれどあなた方のしたことの重大さについてはハッキリ言っておかねばなりません。
ご家族に手紙を書きます。
それから2人には罰則を。
(スプラウト)おはよう皆さんおはよう皆さん。
おはようございますスプラウト先生。
(スプラウト)3号温室は初めてですね2年生の皆さん。
さぁもっと寄って。
今日はマンドレイクの植え替えをやりますよ。
誰かマンドレイクの根の特徴が分かる人?ミス・グレンジャー。
(ハーマイオニー)マンドレイクはマンドラゴラともいい石に変えられた人を元に戻す薬として使われます。
また危険な面もありマンドレイクの泣き声は聞いた人の命取りになります。
その通り!グリフィンドールに10点!さてこのマンドレイクはまだ苗なので泣き声を聞いても死にはしませんが数時間は気絶するでしょう。
ですから安全のために耳当てを配ります。
では耳当てをつけて早く!完全にふさいでよく見てなさい。
まず苗をしっかりとつかんで鉢から勢いよく引き抜きます!
(マンドレイクの泣き声)引き抜いたらパッと別の鉢に放り込んでパラパラと土をかけ寒くないように埋めてあげます。
マンドレイクをつかんではい引き抜く!
(マンドレイクの泣き声)
(クリアウォーター)ほとんど首なしニック!
(ニック)ごきげんようパーシーミス・クリアウォーター。
(パーシー)やぁサー・ニコラス。
ハァ…見てダメだ。
そうみたい。
(コリン)あっハリー!僕コリン・クリービーグリフィンドールです。
(ディーン)ロン君のフクロウじゃない?う〜…。
ハハハ…。
そんなぁ!
(シェーマス)みんな見ろよロンに吠えメールが来たぞ!
(吠えメール:モリー)ロナルド・ウィーズリー!
(吠えメール:モリー)車を盗むとは何てことです!おとうさんは役所で尋問を受けてますよ!それもみんなお前のせいです!よくお聞き!今度ちょっとでも規則を破ってごらん家に引っ張って帰りますからね!あぁジニーちゃん。
グリフィンドールに決まっておめでとう。
パパもママも鼻が高いわ。
(ロックハート)皆さん!闇の魔術に対する防衛術の新しい先生を紹介いたしましょう。
私です。
ギルデロイ・ロックハート。
勲三等マーリン勲章受章。
それに加えて闇の力に対する防衛術連盟の名誉会員であり雑誌『週刊魔女』のチャーミング・スマイル賞5回受賞。
それは置いときましょう。
妖怪バンシーをスマイルで追い払ったわけじゃない。
フフフフ…。
さぁ!気を付けて。
魔法界の中で最も汚れた生き物と戦う術を授けるのが私の役目です。
君達はこれまでにない恐ろしい目にあうことでしょう。
だが私がいる限り君達は安全ですぞ。
どうか叫ばないようにお願いしたい。
こいつらが暴れるから!
(ピクシーの鳴き声)コーンウォール地方のピクシー?ハハハ…。
(ロックハート)笑うのは今のうちだフィネガン君。
だがピクシーは厄介で危険な小悪魔ですぞ。
さぁどう扱うかな?お手並み拝見!キャ〜!わ〜!
(ピクシー)フッフ〜!
(ロックハート)捕まえなさいたかがピクシーでしょう。
(ネビル)あっあっあ〜っ!
(ピクシー)それっ!
(ピクシー)お前はずっとそこにいろ!
(ネビル)下ろして!助けて〜!ペスキピクシ・ペステルノミ!あっ!
(ピクシー)やった〜!君達!残ってるピクシーをカゴに戻しておきなさい。
どうする?イモビラス!何で僕だけこうなの?
(ウッド)夏休みに新しいクィディッチの練習法を編み出した。
練習は朝早くから遅くまでハードだぞ。
何…あぁウソだろ…。
(ウッド)どこ行くんだ?フリント。
(フリント)競技場さ。
(ウッド)今日はグリフィンドールが予約してる。
どっこいお墨付きがある。
あ〜もめそうだぞ。
「私スネイプ教授はスリザリンが新しいシーカーを教育する必要を認め競技場の使用を許可する」。
新しいシーカー?誰だ?マルフォイ?その通り新しいのはそれだけじゃない。
ニンバス2001だどこで手に入れた?ドラコの父上がくれた。
(ドラコ)どこかの親と違って父上はいいものが買えるからね。
でもグリフィンドールの選手はお金じゃなくて才能で選ばれてるわ。
(ドラコ)お前の意見なんか聞いてない。
この汚れた血め。
よくも言ったなマルフォイナメクジ食らえ!ハハハハ…。
大丈夫?ロン!何か言って!うっ…うっ…。
ウエっ!・何だこりゃ!・わぁ!ロンをこっち向かせて。
コリンどいてくれ!ハグリッドのとこへ行こう。
ウエっ!何とかしてくれる大丈夫だ。
ハハハハ…。
(ドアが開く音)
(ハグリッド)専門の道具がねえとどうにもなぁ。
自然に止まるのを待つしかねえな。
ウエっ!あっ…。
誰を呪うつもりだった?マルフォイだよあいつハーマイオニーを…。
あ…よく分かんないけどひどい呼び方してた。
ハァ…。
「汚れた血」ですって。
ハッ!そんなことを?どういう意味?血が汚れてるって。
マグル生まれの魔法使いをさげすむ呼び方よ。
両親とも魔法使いじゃない人私のような。
魔法使いにゃマルフォイ一家みたいに自分達は純血だから偉いって思い込んどるヤツらがいるんだ。
ひどいねそれ。
ウエっ!何が血だ今どき魔法使いはほとんどマグルが入っとる。
第一俺達のハーマイオニーが使えねえ呪文はひとっつもねえぞ。
おいで。
気にするこたぁねえハーマイオニー。
お前さんは自信を持ってええぞ。
(ロックハート)ハリーハリーハリー。
こんないい罰則はないでしょう?私あてのファンレターに返事を書く手伝いができるんですから。
・来い…こっちへ来い…・・こっちへ来い…・何?何が?聞こえないんですか?何のことかね?ハリー君ちょっと…眠いのかな?おや!もうこんな時間だった4時間近くもここにいたのか。
不気味なほど時間が早く経つね。
・血だ…血のにおいがする…・・引き裂いてやる…・・殺してやる…・・殺す…殺す…殺す…・ハリー。
今の聞いた?何を?声だよ。
声?どの声?ロックハートの部屋で聞こえて今も聞こえてる。
・その時が来た…・動いてる…殺しに行ったんだ。
殺す?待ってハリー!変だよ。
クモがこんなふうにゾロゾロ…。
僕クモ嫌いなんだ。
何これ…。
「秘密の部屋は開かれたり継承者の敵よ気を付けよ」。
そんな…。
ハッ!フィルチの猫だミセス・ノリスだ。
「継承者の敵よ気を付けよ」。
次はお前達だ汚れた血め。
(フィルチ)何の騒ぎだ?どけどけ通るぞ。
ポッターお前何を…。
ミセス・ノリス…。
お前…私の猫を殺したな?違う僕じゃ…。
(フィルチ)殺してやる。
殺してやる!
(ダンブルドア)アーガス!何事じゃ?諸君みんな速やかに寮に戻るのじゃ。
その3人は残りなさい。
(ダンブルドア)猫は死んではおらん石になっただけじゃ。
じゃがどうして石になったのか分からん。
あいつです!あいつがやったんです!ヤツの文字をお読みでしょう!違います誓って!ミセス・ノリスには触ってません!ウソをつけ!状況的には実に疑わしい。
それに私は夕食の席でポッターの姿を見た覚えがない。
(ロックハート)それは私のせいなのですよ。
ファンレターの返事書きを手伝ってもらっていた。
疑わしきは罰せずじゃよセブルス。
(フィルチ)私の猫が石にされたんだ罰を与えなきゃ治まらん!君の猫は治せますぞアーガス。
聞くところではスプラウト先生がマンドレイクの苗をお持ちだ。
成長したら蘇生させる薬が作れるじゃろう。
それまでは皆くれぐれも用心をすることじゃ。
よいな?
(マクゴナガル)はいでは今日は動物に変身の術をかけゴブレットに変えます。
こうですワン・ツー・スリーフェラ・ベルト。
わぁ…。
ではやってもらいましょう最初は誰から行きますか?じゃミスター・ウィーズリー。
ワン・ツー・スリーフェラ・ベルト。
(せき払い)フェラ・ベルト!
(鳴き声)フフフ…。
ハハハ…。
(マクゴナガル)その杖は取り換える必要があるようですね。
はいミス・グレンジャー。
先生聞いても構いませんか?秘密の部屋のことです。
ええいいでしょう皆さんもご存じの通りホグワーツは1000年以上前に当時の最も偉大な4人の魔法使いと魔女達によって創設されました。
ゴドリック・グリフィンドールヘルガ・ハッフルパフロウェナ・レイブンクローそしてサラザール・スリザリン。
この4人の創設者のうち3人は意見も合い協調していましたが1人は違いました。
誰だか分かるな。
サラザール・スリザリンはホグワーツに入る生徒をより選別すべきだと考えたのです。
魔法教育は純粋に魔法族の家系にのみ与えるべきだと。
つまり純血の者ですね。
でも3人が反対したので彼は学校を去りました。
伝説ではスリザリンはこの城のどこかに隠された部屋を作ったといわれています。
それが秘密の部屋なのです。
スリザリンは学校を去る前にこの部屋を封印し学校に彼の継承者が現れるまで開かないようにしました。
その継承者だけが秘密の部屋の封印を解きその中にある恐怖を解き放ちそれを操り魔法を学ぶにはふさわしくない者スリザリンが認めぬ者を追放するといわれています。
マグル出身者を?当然学校側としても何度も調査をしたのですがそのような部屋は見つかりませんでした。
あの…先生その部屋にはどんな恐怖があるといわれているんですか?伝説では秘密の部屋の中にはスリザリンの継承者のみが操ることのできる恐ろしい怪物がすむと…いわれています。
本当だと思う?本当に秘密の部屋なんてあるのかな?あるわ気付かない?先生達がみんなおびえてるもの。
本当に秘密の部屋があって本当にそれが開いたんだとしたら…。
継承者が現れたってことね果たして誰なのか?考えてみろよマグル出身はカスだと思ってるヤツは誰だ?それってマルフォイのこと?もちろん!あいつ言ってたろ?「次はお前達だ」って。
聞いたわよでもマルフォイが継承者?ロンの言う通りかもしれないよ。
マルフォイ一族って何百年も代々スリザリンの寮だもの。
クラッブとゴイルをだまして何か聞き出せないかな?そこまでまぬけかしら?他の方法があるわ。
あったわポリジュース薬。
「正しく調合すればそれを飲んだ者を一時的に別の人間に変身させることができる」。
つまり僕とハリーが変身するわけ?クラッブとゴイルに?そうよ。
すげぇ!マルフォイから聞き出せる!その通り!でも難しそうこんな複雑な薬見たことない。
作るのにどれくらいかかる?1か月。
1か月も!?そんな!もしマルフォイが継承者だったらその間にマグル出身の半分がやられちゃうよ。
分かってるでも今はこれしかないの。
(リー)またまたゴール!スリザリン!90対30でスリザリンリード!うわっ!気を付けろ!ハリー!危ないウッド!うわっ!何てこった!ブラッジャーにつきまとわれちょる。
誰かが細工したに違ぇねえ。
バレエの練習かい?ポッター。
うわっ!うっ!ハッ!追いつけやしないだろ。
うわっ!あ〜っ!うわ〜〜!ああっ!おっ!うっ!ゴホっ…うっ…。
ああっ!あ〜っ!うわっ!あっ!うっ!あぁ…。
行くわよ!
(リー)ハリー・ポッターがスニッチをつかんだグリフィンドールの勝利!うわっ!フィニート・インカンターテム!ありがとう。
大丈夫?ううん腕の骨が折れたみたい。
心配無用!今すぐ私が治してあげよう。
やめて…ほっといて。
(ロックハート)何を言う気が動転してるね。
ブラキアム・エンメンドー!・うわ〜…・
(ロックハート)あ〜…まぁ時にはこんなこともありますね。
だがまぁともあれこれで…。
・うわ〜!・もう痛くはないわけだそれに骨は折れてないわけだしね。
(ロックハート)動きがよくなったでしょ?
(ポンフリー)なぜすぐ来なかったの?骨折なら簡単でも骨を生やすとなると…。
でも治せますよね?もちろん治せますとも痛みますけどね。
今夜はつらいですよ骨の再生は荒療治です。
うわっ!う〜…。
(ポンフリー)かぼちゃジュースとでも思ったの?あぁ…。
・殺す…殺す…・・殺す時が来た…・どうも。
ドビー?
(ドビー)言うことをお聞きになるべきだったのです。
汽車に乗り遅れた時お戻りになるべきだったのです。
君だったの9と4分の3番線に入れないようにしたのは。
その通りでございます。
ハリー・ポッターは帰らねばなりません。
ドビーめのブラッジャーならそうさせることができると思って。
ブラッジャー?じゃあ君が僕を襲わせたの?ドビーめもつらかったのでございます。
自分の手にアイロンをかけてお仕置きしました。
僕の骨が生える前に消えたほうがいい。
君を絞め殺しちゃうから。
う〜!殺すと言われるのは慣れっこです。
ドビーの家では一日に5回も脅されます。
どうして僕を殺そうとするの?それも言えない?あなた様を殺そうなんてめっそうもないことです。
ドビーめは覚えておりますともハリー・ポッターが「名前を呼んではいけないあの人」を倒す前は屋敷しもべは害虫のように扱われておりました。
もちろんドビーめは今も虫けら扱いでございますが…。
(泣き声)
(はなをかむ音)どうしてそんなものを着ているの?これですか?屋敷しもべの服従の印でございます。
ご主人様が服をくださった時初めて自由になれるのです。
(物音)ハッ!いいですか?ホグワーツで今恐ろしいことが起きようとしているのです。
ハリー・ポッターはここにいてはいけません。
歴史が再び繰り返されようとしているのです。
繰り返すって?前にも起こったの?あ〜!言ってはいけなかった。
ドビーは悪い子!ドビーやめて!やめてドビー!前に起きたのはいつ?今は誰がやってるの?教えてよ!ドビーには申せません。
ドビーはただハリー・ポッターをお守りしたいだけです。
お願いだよ教えて誰なんだ?
(ドアが開く音)あっ!
(ポンフリー)さぁこちらに。
(ポンフリー)何があったんです?
(ダンブルドア)また襲われたのじゃ。
(マクゴナガル)恐らく石にされたのだと思いますよマダム・ポンフリー。
(マクゴナガル)もしかしたら襲った者を写真に撮ったかもしれません。
あっ!どういうことでしょう?アルバス。
生徒に…危険が迫っているということじゃ。
みんなには何と言いましょう?
(ダンブルドア)真実を。
秘密の部屋が今再び開かれたのじゃ。
再び?じゃあ秘密の部屋は前にも開かれたの?もちろん決まってるじゃん。
ルシウス・マルフォイが学生だった頃に開けたんだよ。
でドラコに開け方を教えた。
そうかもね。
ポリジュース薬が出来れば確かめられるわ。
聞くけどさこんなとこで昼間っから薬作ってていいの?女子トイレのド真ん中で。
ここには誰も来ないわ。
何で?嘆きのマートルよ。
誰?嘆きのマートル。
マートルって誰?
(マートル)私が嘆きのマートルよ!どうせ私のことなんか知らないんでしょ。
誰も私の話なんかしない。
みじめなめそめそマートルのことなんか。
ア〜ン!ア〜ン!傷つきやすいコなの。
(ロックハート)皆さん集まってさぁ私がよ〜く見えますか?よろしい。
最近何かと物騒な事件が続いているので校長からお許しをいただいて決闘クラブを開くことにしました。
万一に備え自分の身を守れるよう皆さんを鍛えます。
私も何度も危ない目にあって来ました。
あ〜!では紹介しましょう私の助手スネイプ先生です。
皆さん心配には及びませんよ。
魔法薬の先生を消したりはしませんからご安心を。
(ロックハート)ワン…ツー…スリー。
エクスペリアームズ!うわ〜っ!フフフ…。
フフフ…。
先生大丈夫かしら?知るもんか。
生徒にあの術を見せたのは素晴らしい思いつきでしたよ先生。
しかしやることがあまりにも見え透いていましたね。
止めようと思えば簡単に止められたでしょう。
(スネイプ)まずは生徒達に非友好的な術の防ぎ方を教えるのが賢明ではないでしょうかね。
おっしゃる通りですなスネイプ先生。
では生徒にやってもらいましょうか。
あ〜…ポッターウィーズリーどうだね?
(スネイプ)ウィーズリーの杖では簡単な呪文でも惨事を起こす。
ポッターを粉々にして病院送りにしかねない。
代わりに私の寮の生徒ではいかがかな?マルフォイでどうかね?
(ロックハート)幸運を祈る。
はい先生。
(ロックハート)杖を構えて!
(ロックハート)3つ数えたら武器を取り上げる術をかけなさい。
取り上げるだけ!いいですね?事故を起こすのはイヤですからね。
ワン…ツー…。
エヴァーテ・スタティム!う〜っ!・ずるいぞ!・フン。
(クラッブ)ハハハハ…。
リクタスセンプラ!うわっ!ああっ!う〜…!武器を取り上げるだけです!サーペンソーティア!動くなポッター追い払ってやろう。
(ロックハート)いや私にお任せあれ。
ヴォラテー・アセンデリ!サイ・ハーサ・シー…。
サイ・ハーシ・ヘス…。
(スネイプ)ヴィペラ・イヴァネスカ。
(ジャスティン)悪ふざけはよせよ。
君パーセルマウスだって何で黙ってたの?僕が何?ヘビと話せるのね。
そうなんだ前に動物園でいとこのダドリーにヘビをけしかけちゃったことがある。
でも何?この学校には話せる人なんかいっぱいいるだろ?そうそういないわヘビと話せる人なんて。
マズいことになったわ。
何のこと?もし僕がヘビに襲うなってあの時言わなかったら…。
さっきそう言ってたのか…。
聞いてたろ?君だって。
聞いたのはパーセルタングだよヘビの言葉。
僕違う言葉しゃべってた?気が付かなかった。
自分でも知らない言葉をどうして話せるんだろう?分からないけどヘビをそそのかしてるような感じだった。
ハリーあのねヘビがスリザリンのシンボルになってるのはねサラザール・スリザリンがパーセルマウスだったからよ。
彼もヘビと話せたの。
そうなんだよ。
みんなきっと君がスリザリンのひひひ孫だとか思うぜ。
僕違うよ!あり得ないよ。
千年前にいた人だから可能性としてはあり得るのよ。
談話室に戻るよ。
現行犯だな今度こそ退学にしてやる。
覚悟しとくんだな。
待ってフィルチさんご…誤解だよ!あっ!先生…僕はやってません。
この件は私の手に負えません。
ダンブルドア先生?フフフ…。
(ダンブルドア)・ハリー・ハッ!校長先生!先生の…鳥が…。
僕何もできなくて…急に火がついたんです。
そろそろだったのじゃよ。
このところしょぼくれていたのでな。
ちょうど燃焼日に当たったのう。
フォークスは不死鳥なのじゃよ。
死ぬ時が来ると炎となって燃えそしてまた灰の中からよみがえるのじゃ。
ご覧ハハハ…。
(フォークスの鳴き声)あ〜実に美しい生き物じゃよ。
驚くほどの重い荷を運ぶことができ涙にはいやしの力がある。
(ドアが開く音)ダンブルドア先生!待った!先生ハリーじゃねえ!ハグリッド。
何だったら魔法省の前で証言したっていい。
ハグリッド!落ち着け。
わしはハリーが誰かを襲ったとは思っておらんよ。
でしょうとも!あ…そう…。
いや…じゃあ…だったら…。
(せき払い)外で待ってますだ。
ああ。
僕じゃないとお思いですか?ああハリー君だとは思っておらん。
だが聞いておきたい。
何かわしに話したいことはないかのう?ありません何も。
それならよいお行き。
薬が出来たわあとは相手の一部分を手に入れるだけ。
クラッブとゴイルの?それからマルフォイから聞き出している最中に本物のクラッブとゴイルが来ないようにしなくっちゃね。
どうやって?考えてあるわ。
簡単な眠り薬を仕込んでおいたの簡単だけど強力なのをね。
いい?2人が眠ったら物置に閉じ込めて髪の毛を抜くのよ。
制服も着替えてね。
君は誰の毛を抜くの?もう手に入れたわ。
ミリセント・ブルストロードスリザリンのね。
ローブについてたの。
じゃあ私ポリジュース薬を見て来る。
クラッブとゴイルにちゃんと食べさせてね。
(ドアが開く音)
(クラッブ)うまいな。
(ゴイル)おい見ろ。
おっすげぇ!フフフ…。
どこまでバカなんだ?早く運ぼう。
きっかり1時間で元の姿に戻ってしまうわよ。
髪を入れて。
ウエ〜!クラッブのエキスだ。
乾杯。
何だか僕吐きそう。
(グラスが割れる音)私も。
(グラスが割れる音)
(グラスが割れる音)ハァハァ…。
ハ…ハリー?ロン?うまいうまい。
ハーマイオニーは?・私行けそうにないわ2人だけで行って・ハーマイオニー大丈夫?・いいから行って時間がなくなっちゃう!・行こう。
スリザリンの談話室はこっちだ。
よ〜し。
(パーシー)おい君達!ハッ!何して…。
(せき払い)
(ロン:低い声で)何してんだ?こんなとこで。
僕は何しろ監督生なのでね。
君達こそ夜こんな時間に廊下をウロウロしてるんじゃない。
名前は何ていう?
(ハリー:低い声で)僕は…あの…。
クラッブ!ゴイル!どこにいたんだ?ず〜っと広間でバカ食いしてたのか?何でメガネなんだ?あ…あの…本を読んでて。
字が読めたのか?こんな所に何の用だい?ウィーズリー。
態度に気を付けたまえマルフォイ。
まぁ座れ。
それにしても日刊予言者新聞が事件を報道していないとはね。
きっとダンブルドアが口止めしてるんだろ。
父上が言ってるよダンブルドアが学校を最悪にしてるって。
それは違う!何だ?ダンブルドアよりもっと悪いのがいるって言うのか?ハリー・ポッター。
(ツバを飲み込む音)フンなるほどないいこと言うじゃないか。
お偉いポッターめ!みんなヤツがスリザリンの継承者だと思ってる。
誰が糸を引いているか知ってるんだろ?だから知らないって昨日も言ったろ。
何度も言わせるな。
お前のか?父上の話では秘密の部屋が開かれたのは50年前で開けた者の名は言えないが追放されたそうだ。
前に秘密の部屋が開かれた時は汚れた血が死んだ。
だから今回もあいつらの誰かが殺されるさ。
僕としてはグレンジャーだといいな。
お前らどうかしたのか?さっきから変だぞ。
腹が痛いせいだよ。
落ち着け…。
き…傷が…。
髪が…。
おい!どこ行くんだ?危なかったな。
ハーマイオニー出ておいでよ話があるんだ。
・あっち行って・う〜!見てのお楽しみひどいから!ハハハ…。
ハーマイオニー?だ…大丈夫?私が言ったこと覚えてる?ポリジュース薬は動物の変身に使っちゃいけないの。
ミリセントのローブについてたのは猫の毛だったの。
(マートル)ハハハ…。
見てこの顔。
しっぽまでついてる!
(マートル)ハハハハ…!ハーマイオニーと話した?何日かすれば医務室から出られるよ。
毛玉を吐き出すのが治まればね。
フフフ。
何だろう?マートルがトイレを水びたしにしたみたい。
(マートルの泣き声)また何か投げつけに来たの?どうして投げつけたりするの?私に聞かないでよ。
ここでひっそり過ごしてるのに私に本を投げつけて面白がる人がいるの。
でも君に何かぶつけても痛くないだろ?だって体を通り抜けちゃう。
そうよ!!さぁマートルに本をぶつけよう感じないんだから。
見事腹に命中すれば10点!頭を通り抜ければ50点!一体誰が投げつけたの?知らないわ見てないもの。
トイレのパイプに座って死について考えてたの。
う〜そしたら頭のてっぺんに落ちて来たの…。
(泣き声)「トム・マールヴォロ・リドル」。
僕の…名前…はハリー…ポッターです。
あ…。
あなたは…何か…ご存じ…ですか?秘密の…部屋に…ついて。
教えて…くれ…ますか?ハァ…。
ハッ!すみません。
何が起こったんですか?トム・リドル…?あの聞こえます?
(ダンブルドア)リドルか?来なさい。
(リドル)はい先生。
ダンブルドア…?
(ダンブルドア)こんな遅くに歩き回るのは感心せんのう。
(リドル)僕はただ噂が本当か自分の目で確かめたかったんです。
残念ながら噂は本当じゃ。
学校のことも?学校が閉鎖になったら僕には帰る家がありません。
(ダンブルドア)気持ちはよく分かるじゃがなディペット校長もどうにもできんのじゃ。
(リドル)襲撃がやめば…犯人が捕まればいいんですか?何かわしに…言いたいことがあるかね?ありません何も。
それならよい…お行き。
はい。
(ハグリッド)今出してやるぞ。
(リドル)ハグリッド君を突き出すよ。
そいつは誰も殺すつもりはなかったとは思うが…。
(ハグリッド)待ってくれそうじゃねえんだ。
死んだ女生徒のご両親が明日学校に来る。
せめて娘さんを殺したヤツを始末しないと。
こいつじゃねえアラゴグは誰も殺しちゃいねえ。
怪物はペットにはなれないんだ。
(リドル)さぁどいて。
(ハグリッド)イヤだ!どくんだハグリッド!
(ハグリッド)イヤだ!システム・アペーリオ!
(ハグリッド)ああっ!
(リドル)アラーニア・エグズメイ!
(ハグリッド)アラゴグ!アラゴグ!
(リドル)行かせないぞ!君は杖を取り上げられ退学させられる。
ハグリッド!ハ〜グリ〜ッド〜!ハァハァ…うわ〜。
ハグリッドだった。
50年前秘密の部屋を開けたのはハグリッドだ。
そんなはずないわ絶対…違うわ!トム・リドルなんて知らないな汚い告げ口屋みたいじゃないか?怪物は誰かを殺したんだ何もしてないのに!ねぇハグリッドは友達よ直接聞きに行きましょうよ。
そりゃ楽しいお客様だね「やぁハグリッド教えて最近毛むくじゃらの凶暴なヤツをけしかけなかった?」。
毛むくじゃらだと?俺のことを言っとるんじゃなかろうな。
違う!違う!違う!そ…それ何持ってるの?あ〜こりゃ肉食ナメクジの駆除剤マンドレイク用だ。
スプラウト先生の話じゃ育つまでもうちょいかかるらしい。
けどニキビがきれいに取れりゃ刈り取って煮込んで石になっちょる連中を元に戻す薬が作れる。
それまでの間3人ともよ〜く用心するんだぞいいな?ん…。
(ハグリッド)ようネビル。
ハリー誰がやったのか…早く来て!早く!グリフィンドールの生徒よでなきゃ合言葉を知らないもの。
生徒じゃなきゃ別だけど。
きっとそいつ何かを探してたんだ。
そして見つけたんだトム・リドルの日記が消えてる。
(ウッド)いいかゲームはいただきだハッフルパフは目じゃない。
こっちは強い速いシャープだ。
(ジョージ)それにあいつらハリーに近づいたら石にされるんじゃないかって怖がってるしね。
(ウッド)それもある。
(ウッド)マクゴナガル先生。
この試合は中止です。
クィディッチが中止!?ポッターウィーズリーを捜しに行きましょう。
2人に見せたいものがあります。
いいですか少しショックかもしれませんが。
ハーマイオニー…。
(マクゴナガル)図書館の近くで倒れていました。
そばにこれが…。
どういうことなのか分かりますか?いいえ。
(マクゴナガル)皆さん静かに!事件が続いたためたった今から新しい規則を設けます。
全校生徒は夕方6時までに各寮の談話室に戻ること。
授業に行く時は必ず先生が引率します。
例外はありません。
残念ですが一連の襲撃の犯人が捕まらない限り学校の閉鎖も考えられます。
ロンハグリッドと話そう。
もしも50年前怪物を放したのがハグリッドなら秘密の部屋への入り口も知っているはずだ。
それが糸口だよ。
でもマクゴナガルが授業の時以外寮から出るなって。
パパの透明マントを使う時が来た。
(ノック)誰だ?誰だ?ハァ…。
その弓は?何でもねえただひょっとしたら…。
何でもねえ入れ茶いれたとこだ。
ハグリッド大丈夫?ああ大丈夫だ。
ハーマイオニーのこと聞いた?ああ聞いた聞いたとも。
僕ら聞きたいことがあるんだ。
秘密の部屋を開けたのは誰か知ってる?ハァ…。
分かってもらいてぇんだが…。
(ノック)早くマントをかぶれ声出すんじゃねえぞ静かにな。
おっダンブルドア先生。
こんばんはハグリッド。
さぁどうぞ。
パパのボスだ。
コーネリウス・ファッジ魔法省大臣だ。
(ファッジ)状況はよくないすこぶるよくない。
残念ながらマグル生まれが3人もやられたとあっては魔法省としても動かんわけにはいかん。
俺は何もしてねえ本当でさぁ先生。
コーネリウスわしはのうこのハグリッドに全幅の信頼を置いておる。
しかしアルバスハグリッドには不利な過去がある連行せねばならん。
(ハグリッド)連行?どこへ?まさかアズカバンの監獄じゃ…。
(ファッジ)そうするより仕方がないのだ。
来ていたのかファッジ結構。
(ダンブルドア)それで一体わしに何の用があるのじゃ?私をはじめ理事全員があなたの退陣を決定した。
ここに停職命令がある。
12人の理事が全員署名した。
あなたが現状を掌握できていないと感じておりましてね。
このまま襲撃が続けばマグル出身者は1人もいなくなりますぞ。
それがホグワーツにとってどれほど恐るべき損失か…。
(ハグリッド)ダンブルドア先生を辞めさせてみろそれこそマグル生まれの者はおしまいだ。
この次はきっと殺しになるぞ!そう思うかね?
(ダンブルドア)落ち着くのじゃハグリッド。
理事達が退陣を求めるならもちろんわしは退こう。
しかしじゃよいかなホグワーツでは助けを求める者には必ずそれが与えられるのじゃ。
あっぱれなご心境で…では。
(ルシウス)ファッジ。
ハグリッド…来なさい。
(ハグリッドのせき払い)もし…もし何かを見つけたけりゃクモの後を追っかけりゃええ。
そうすりゃちゃ〜んと糸口が分かる。
まっ俺が言いてぇのは…それだけだ。
(ハグリッド)あぁ俺のいねえ間ファングにエサをやってくれ。
(ファングの鳴き声)ホントだよ。
ダンブルドアがいなきゃどんどん襲われるぜ。
見て。
行こう。
おいでファング。
ハァハァハァ…。
行くよ。
ええっ!?ハグリッドが言ってただろ「クモを追っかけろ」って。
何でクモなんだよ?チョウチョウ追っかけるんじゃダメなの?
(物音)・ハグリッドお前なのか?・ハグリッドの友達です。
ううう…。
あなたはア…アラゴグですね?
(アラゴグ)そうだハグリッドは一度もこのくぼ地に人をよこしたことはない。
大変なんです学校で人が襲われてハグリッドが疑われてる。
秘密の部屋を開けたと思われてるんです昔みたいに。
(アラゴグ)それは違う。
ハグリッドは秘密の部屋を開けたことなどない。
あなたがその部屋の怪物では?違う怪物はここの城で生まれた。
あなたが怪物じゃないなら50年前女のコを殺したのは誰?わしらはその生き物の話をしない。
わしらクモの仲間が何よりも恐れる太古の生き物だ。
う〜…。
殺されたコはトイレで発見された。
疑われたわしをハグリッドが森に放してくれたのだ。
ハリー…。
何?う〜…。
あ…あの…ありがとう…。
じゃあもう帰ります。
帰る?それはなるまい。
わしの命令でわが子達はハグリッドを傷つけはしない。
だがノコノコ真っただ中にやって来た新鮮な肉をおあずけにはできまい。
さらばじゃハグリッドの友よ。
う〜もう慌ててもいい?う〜…。
う〜…。
んっ!んっ!何か呪文ない?1つだけ。
こんなにウジャウジャだとダメだ。
ハーマイオニーがいたらな…。
行こう!アラーニア・エグズメイ!う〜…。
出して!もっとスピード上げて!あ〜っ!あ〜っ!急げ!早く!空を飛ぶんだ!うっうっ…。
飛行ギアが動かない!早く!頑張ってるよ!あ〜っ!う〜!
(ファングの吠え声)「クモを追っかけろ」だって?ひどい目にあったよ!ハグリッドがアズカバンから出て来たらとっちめてやる!
(車のエンジン音)あ…。
僕らを森に送り込んで何になったの?何が分かったの?1つだけ分かった。
ハグリッドは秘密の部屋を開けちゃいない。
無実だったんだ。
君がいてくれたらな。
今こそ…君にいてほしいのに。
ハァ…。
それ何?ハーマイオニーはあの日図書館でこれを調べてたんだ。
行こう!「怪物の中でもその恐ろしさでバジリスクの右に出るものはない。
何百年も生き永らえるこの巨大なヘビのまなこににらまれた者は即死するクモが逃げるのは前触れ」。
ロンこれだよ。
秘密の部屋の怪物はバジリスクなんだ。
だから僕だけ声が聞こえたヘビだから。
でもにらまれたら殺されちゃうんだろ?誰も死んでないのはなぜ?誰もヤツの目を見てないからだ。
少なくとも直接は。
コリンはカメラを通して見たジャスティンはきっとほとんど首なしニックを通して見たに違いない。
ニックはじかに見たけどゴーストだから2回は死ねない。
ハーマイオニーは…鏡を持ってた。
バジリスクを警戒してまず鏡を見るようにしてたんだよ。
ミセス・ノリスは?猫はカメラも鏡も持ってないよね。
水だ。
あの晩床に水があふれてた。
水に映ったバジリスクを見たんだよ。
「クモが逃げるのは前触れ」全部ピッタリ合う!でもどうやって動き回ってるんだ?でっかいヘビがいたら目立つだろ。
ハーマイオニーが答えを見つけたよ。
パイプ?パイプの中を通ってたの?アラゴグが言ってたろ50年前に殺された女のコトイレで死んでたって。
今もそこにいるとしたら?嘆きのマートル?
(アナウンス:マクゴナガル)生徒は全員直ちに寮に戻りなさい。
先生方は至急2階の廊下にお集まりください。
(マクゴナガル)生徒が1人怪物にさらわれました秘密の部屋の中へ。
生徒を家に帰しましょう。
ホグワーツはもうこれでおしまいです。
ウトウトしまして…何の話で?女子生徒が怪物に連れ去られたあなたの出番ですぞ。
私の…で…出番?昨夜おっしゃいましたな秘密の部屋への入り口はとうに知っていると。
(マクゴナガル)では決まりですね。
怪物はあなたにお任せしましょうギルデロイ。
伝説的なあなたのお力にね。
よろしいあ〜…では部屋に戻って…。
支度します。
連れ去られた生徒は誰なんです?ジニー・ウィーズリーです。
ジニー…。
先生!お知らせしたいことがあります!どこかへ行くんですか?あ…あぁそうその…緊急で呼び出されて…。
妹はどうなるんです!?あ〜いや…残念だよ誰よりも私が残念に思ってる。
闇の魔術に対する防衛術の先生でしょ?今出て行くなんて!この仕事を引き受けた時は職務内容にこんなことは…。
逃げ出すんですか?本にあるような手柄を立てた人が。
本は誤解を招く。
だましてたんですか?他の魔法使いの手柄を自分のものにしてたんだ!自分じゃ何にもできないってこと?できるとも!こう見えても忘却術は得意中の得意でね。
他の魔法使いにペラペラしゃべられては…。
さてとハァ…君らにも忘れてもらいますよ!そんなことさせるものか。
(泣き声)
(マートル)誰なの?あ〜ウフっ…ハリーじゃない。
ウフっ…何の用?君が死んだ時の様子を聞きたいんだ。
すご〜く怖かったわ。
まさにここだったのこの小部屋の中。
私オリーブ・ホーンビーにメガネのことでからかわれて隠れて泣いてたの。
そしたら誰かが入って来る音がして…。
誰だったの?分からないわ泣いてたんだもの!
(泣き声)
(マートル)その人訳の分からない変な言葉をしゃべってた男子だったわ。
だから鍵を開けて言おうとしたの「出てってよ!」って。
…で死んだの。
いきなり?どうやって?分からない覚えてるのは大きな黄色い目玉が2つ。
その辺り手洗い台のそばよ。
(マートルの泣き声)これだ。
これだよロン。
ここが秘密の部屋への入り口だ。
何かヘビ語で言ってみてよ。
ヘー・シャールス・サー…。
フ〜素晴らしいよよくやった。
それじゃ私は…もう用はないね!ううっ!いいえ…まだあります!う〜わっ!先に入って。
それが何の役に立つ?下見役だよ。
あ〜…まぁそれはそうだね。
あぁ…先に試したくない?うわっ!うわ〜〜…!
(ロックハート)・実に汚いよこの中は・よし…行こう。
あ〜〜〜〜!あ〜〜〜〜!ウ…ウエっ!いいかい何か動く気配がしたらすぐに目をつぶるんだ。
ほら。
こっちだ。
これは?見たところ…ヘビだね。
ヘビの抜け殻だ。
何てこった…。
これじゃ20mぐらいあるぞ。
もっとあるかも。
大した勇気の持ち主だよ。
わっ!冒険はここまでだ坊や達。
心配はいらん。
世間にはこう言っておこう「女のコを救うには遅過ぎた君達は無残な死体を見て哀れにも正気を失ってしまった」と。
さぁ…まず君からだポッター。
記憶に別れを告げるがいい。
オブリビエイト!うわ〜っ!あ…。
あぁ…。
あっ!うっ…ううっ…。
うっ…。
(せき込み)ハリー!あっ…。
・ハリー!・ロン!ロン大丈夫かい?大丈夫!ロン!君はここで岩を崩してみて!帰りに通れるように!僕はジニーを捜しに行く!・分かった・ヘー・シャールス・サー…。
ジニー!ねぇ死んじゃダメだ!起きて!目を覚まして!お願い!目を覚まして!
(リドル)目は覚めないよ。
ハッ!トム…?トム・リドル!目が覚めないってどういうこと?まさか…。
生きてはいるよ辛うじてだが。
君はゴースト?記憶だよ50年間日記の中にあった。
氷みたいに冷たい…。
ジニーお願い死なないで!起きて!トム手を貸してバジリスクがいるんだ!呼ばれるまでは来ないよ。
僕の杖をよこして。
必要にはならない。
ここから出てジニーを助けなくちゃ!残念だがそれはできないね。
ジニーが弱るほど僕は強くなれる。
そうだよハリー。
秘密の部屋を開けたのはジニー・ウィーズリーだ。
そんな…ジニーだなんてそんなはず…。
(リドルの声)汚れた血と猫にバジリスクをけしかけたのも壁に脅迫の文字を書いたのもジニーだ。
(ハリーの声)なぜ!?
(リドルの声)僕が命じたからさ。
僕の思いのままに操れるんだ。
ジニーは自分では気付いていないいわば催眠状態だからね。
(リドルの声)だがだんだん日記の力が恐ろしくなり女子トイレに捨てようとした。
すると…なんと君が拾ってくれた。
僕が会いたくてたまらなかった君がね。
どうして僕に会いたかったの?君と話をしなければと思っていた。
君を信用させるためまぬけなハグリッドを捕まえた場面を見せたんだ。
君がハグリッドをはめたんだな?みんな僕のほうを信じた。
ダンブルドアだけは違ったようだが。
君のことは全てお見通しだったんだ。
それ以来ダンブルドアは僕を監視するようになってね。
だから在学中に秘密の部屋を開けるのは危険だと思い日記に託すことにした。
16歳の自分を日記に保存しいつの日かサラザール・スリザリンの崇高な仕事を成し遂げようと考えたのだ。
成し遂げてないじゃないか。
あと数時間経てばマンドレイク薬が出来上がる。
石にされた人達はみんな元に戻るんだ。
言ってなかったかな?汚れた血を殺すことなどもうどうでもいい。
ここ数か月僕の狙いは…君だった。
これといって特別な魔力も持たない赤ん坊がどうやって偉大なる魔法使いを破ることができたんだ?ヴォルデモートは君より後の人だろ?ヴォルデモートは僕の過去であり現在であり未来なのだ。
君が…スリザリンの継承者?その通り…この僕が汚らわしいマグルの父親の名をいつまでも使うと思うか?ノーだ自分で新しい名を付けた。
僕が最も偉大な魔法使いになった時皆が口にすることを恐れるであろう名前を!最も偉大な魔法使いはアルバス・ダンブルドアだ!ヤツは僕の記憶にすぎないものによって追放された!いなくなりはしない彼を心から信じる者がいる限り!
(フォークスの鳴き声)フォークス?ダンブルドアが味方に送って来たのはそんなものか。
歌い鳥に古帽子じゃないか。
シーハス・アンガタス・セリセイン。
サラザール・スリザリンの継承者であるヴォルデモート卿とかの有名なハリー・ポッターとでお手合わせ願おうか。
サ・アイ・ヘ・セス。
パーセルタングを唱えてもムダだぞ僕だけに従う。
あっ!あ〜っ!あぁ…。
(フォークスの鳴き声)あっ!
(フォークスの鳴き声)
(バジリスクのうめき声)
(リドル)よくも!バジリスクの目はつぶされたがまだ音でお前が分かるぞ!
(メガネを踏む音)あっ!あ〜!
(石が転がる音)さぁポッターもうじき全てが完了する。
あと数分でジニーは死に僕は記憶ではなくなる。
ヴォルデモート卿が復活するのだ。
再び…生きて…この世に。
ジニー。
(吠え声)あ〜っ!
(うめき声)う〜っ!あっ…うっ!
(うめき声)
(リドル)大したものだろう?バジリスクの毒が体を貫くその速さ。
君の命もあと何分も持つまい。
どうだ?たかが日記にやられる気分は。
それも愚かな小娘の手にかかって。
何をする?やめろ!よせ!う〜!うっううっ…!ううっ!う〜…!う〜!うわぁ〜〜〜!!あ〜〜〜!!ハァ…あぁ…。
ハァハァハァ…。
ジニー…。
ハリー私がやったの。
でも信じてそんなつもりじゃ…。
リドルがやらせたのそれで…。
ハリーケガしてるわ…。
心配ないよ。
ジニー君は早くここから出るんだ。
通路を進んでロンを捜すんだ。
(フォークスの鳴き声)素晴らしかったよ。
僕がもっと素早ければ…。
そうか涙にはいやしの力があるんだ。
ありがとう。
安心してジニー。
終わったんだ。
あれは記憶だったんだ。
(ロックハート)これはすごい!すごい!まるで魔法のようだ!
(ダンブルドア)君にお礼を言いたい。
君はまことの信頼を示してくれた。
そうでなければフォークスは呼び寄せられまい。
それからもう1つ。
君は何か悩んでいるようじゃが違うかね?ハリー。
僕はその…あることに気付いてしまったんです。
認めたくないけど…トム・リドルと僕には似通った点がある。
あぁそうじゃのう。
君もまたパーセルタングを話せる。
なぜならばヴォルデモート卿がそれを話せるからじゃ。
わしが思うにヤツは君に自分の力の一部を移したのじゃ。
その傷を負わせた夜に。
ヴォルデモートが力の一部を僕に…移した?ああ思いがけずじゃろうがそうなのじゃ。
じゃあやっぱり僕はスリザリンに入るべきだった…。
だがなぜ帽子はグリフィンドールに入れたか?僕が頼んだから。
その通りじゃよそこが君とヴォルデモートの違いじゃ。
自分が何者かは能力で決まるのではない。
どんな選択をするかじゃ。
君が本当にグリフィンドールに属すという証拠が欲しいのならこれをよ〜く見るがいい。
気を付けてな。
「ゴドリック・グリフィンドール」。
そう。
真のグリフィンドール生だけがこの剣を出せる。
(ドアが開く音)ドビー!じゃあ君のご主人って…君マルフォイの家に仕えてるの?うぅ〜…。
お前のお仕置きは後だ。
(ドビー)うぅ〜!
(ルシウス)どきたまえポッター。
ほう…お戻りだとは本当でしたな。
アーサー・ウィーズリーの娘が連れ去られたと聞いて理事達がわしをここに呼び戻したのじゃ。
バカな…。
何じゃと?この私が心を砕いているのは後にも先にもこの学校の繁栄とそしてもちろん生徒達のことです。
誰の仕業か判明したのでしょうな?どうです?したとも。
それで?誰かね?ヴォルデモートじゃ。
ああ…。
今回は誰かを手先にして行動したようじゃがな。
これを…使ってじゃ。
なるほど。
ん〜…。
(ダンブルドア)幸いにもポッターがこれを見つけてくれた。
ヴォルデモート卿の昔の学用品が罪もない生徒の手に二度と渡らねばいいが何かあれば裏で糸を引いた者はただでは…済まさぬ。
ではこの先もポッター君がいつも救ってくれることを祈りますか。
ご心配なくそのつもりです。
来いドビー帰るぞ。
あ〜っ!うぅ…。
うっうっ…あ〜っ!そんなあんまりでございます…。
(ドアが閉まる音)先生これをいただいていいですか?マルフォイさん!マルフォイさん!これはあなたのでしょう?私の?何のことか分からんが。
お分かりのはずですダイアゴン横丁であなたがこの日記をジニーの鍋に入れたんだ。
そう思うのかね?では証明するがよいどうかね?フン…。
来いドビー。
開いて。
ん〜?あ〜!ドビー!ご主人様がドビーに靴下をくださった。
何?そんなもの…。
ご主人様がドビーめに着るものをくださった!これでドビーは自由!よくも私の召し使いを奪いおったな!いけない!ハリー・ポッターには手を出すな!アバダ…!ううっ!う〜!フン!お前の両親もおせっかいな愚か者だった。
覚えておくがいいポッターお前もそのうち親と同じ不幸な目にあうことになるぞ。
(ダンブルドア)宴を始める前にまず拍手を送りたい。
スプラウト先生とマダム・ポンフリーに。
マンドレイク薬で石にされた者達を見事元に戻してくださった。
(拍手)ありがとう。
(拍手)お前さん達のおかげだハリーがいてくれたんで…。
ロンも…もちろんハーマイオニーもだ。
でなきゃ俺は…例のあそこから出られんかった。
礼を言わせてくれありがとう!ホグワーツにはハグリッドがいなきゃ。
おぉ…。
(拍手)
(拍手と歓声)
(杉山)来週はシリーズ3作目の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
(岩本)
シリーズ屈指の名作との呼び声も高い作品です
(杉山)
驚きの展開から目が離せません
(ハリー)全部知ってる!お前は裏切った!そのせいで両親が死んだ!
(杉山)
来週も絶対見るしか…
(杉山:岩本)
ナイスワン!
2015/05/29(金) 21:00〜23:24
読売テレビ1
金曜ロードSHOW!「ハリー・ポッターと秘密の部屋」4週連続ハリー[二][字][デ]
「ハリー・ポッター」シリーズ第1作から4週連続放送!忍び寄る謎の陰謀とは…仲間との絆と勇気が試される!人気キャラクター続々登場!すべてがパワーアップする第2作!
詳細情報
おしらせ
▽番組公式HPでは「4週連続ハリー・ポッター祭り!」特設サイト開設中!!ハリー・ポッターの舞台・イギリス旅行などの豪華プレゼントが当たるチャンスも!!ツイッターでは放送中に映画をより楽しめるお得な番組情報配信中!フェイスブックもあります!詳しくは「金曜ロード」で検索!!
番組内容
夏休みのある日、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)の前に“屋敷しもべ妖精”のドビーが現れる。ドビーはホグワーツ魔法魔術学校に帰ってはいけないと忠告するが、ハリーはドビーが親友からの手紙を隠していたことに激怒、空飛ぶ車で助けに来たロン(ルパート・グリント)たちと共に、人間界を後にする。新学期になり、ホグワーツに向かう列車に乗り込もうとするハリーとロンだったが、ホームへの入り口が突然閉ざされてしまい…!
出演者
<ハリー・ポッター>ダニエル・ラドクリフ
<ロン>ルパート・グリント
<ハーマイオニー>エマ・ワトソン
<ドラコ・マルフォイ>トム・フェルトン
<ジニー>ボニー・ライト
<ハグリッド>ロビー・コルトレーン
<ダンブルドア校長>リチャード・ハリス
<嘆きのマートル>シャーリー・ヘンダーソン
<スネイプ先生>アラン・リックマン
原作・脚本
【原作】
J.K.ローリング
ジャンル :
映画 – 洋画
映画 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
英語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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