報道ステーション 2015.05.29


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫島民の方の1人はいつかは思っていたがこんなに大規模になるとはというふうに漏らしていらっしゃいます。
こちらをご覧ください。
鹿児島県のあの屋久島。
距離にして12kmということですが口永良部島。
その新岳が爆発的な噴火を今日したわけです。
この噴煙の高さは9000mを超えたと言われております。
新岳からです。
そして、今日はスタジオに専門の方をお呼びしました。
火山噴火予知連絡会副会長京都大学名誉教授の石原和弘さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今日の動きからご覧いただきます。
≫観光客も訪れる南国の島を一瞬で噴煙が覆った。
≫鹿児島県口永良部島にある新岳が今日、午前9時59分に爆発的噴火。
≫口永良部島が見えてきました。
≫鹿児島県口永良部島にある新岳が突如、噴火した。
火口から北西におよそ3kmの位置にあるカメラ。
画面中央に水蒸気のようなものが見えている。
午前9時59分39秒。
突如、黒い煙が勢いよく噴出した。
最初に、噴煙は上方向に。
そして、その数秒後には横に広がり始め2分足らずで噴煙は画面中を埋め尽くした。
降灰も確認されている。
≫口永良部島まであと5kmというところまで来ました。
午後7時15分現在もまだ噴煙が立ち上っているのが見えます。
どんどん上にもくもくと噴煙が、どんどん上に向かって延びていってるのも見えます。
こちら、5kmくらい離れているんですが、鼻の奥につんとくるような刺激臭も漂っています。
≫火口から今白ではなく灰色の噴煙が立ち上りました。
現在も、口永良部島では活発な噴火活動が続いているものとみられます。
今、灰色の噴煙が火口から上がりました。
その噴煙はまだ上空へと上がり続けています。
≫高さ9000mまで到達した噴煙。
その光景は口永良部島から東に15km離れた屋久島からもはっきり見ることができた。
そして、屋久島では降灰も確認されている。
これは、たまたまダイビング中に撮影された映像。
≫先生、噴火、噴火。
上がりましょう。
先生、1回上がりましょう。
≫噴煙は高さだけでなくその勢いもすさまじかったと撮影者は語る。
≫この噴火では火砕流も発生している。
火砕流は時に1000度に達する。
マグマの破片と高温のガスが一緒に地表面を流れる最も危険といわれる現象だ。
火砕流は発生後、瞬く間に海にまで達する勢いだった。
≫火砕流が下った跡でしょうか。
山肌からは白い煙が上がりそして海の色が変わっています。
≫その様子は、本村地区でも撮影されていた。
≫カメラに収まらないし…。
急いでよ!なんか渦巻いてるし。
≫洗濯物が…。
≫洗濯物はどうでもいいしょ!すごいボーンっていわなかった?なんだったのかな、あれ。
≫口永良部島では7つの集落に130人の島民が暮らしている。
幸いにも、火砕流は集落がある方向にはいかなかった。
だが、島ではかなりの被害が出ている模様だ。
≫噴火っていうのはどんな様子だったんですか?≫気象庁はこの噴火を受け噴火警戒レベルを最高のレベル5に引き上げた。
島には噴火当時、島民118人観光や仕事で来ていた19人合計137人がいた。
そのうち82歳の男性と72歳の男性の2人が、体調不良と怪我によりヘリで救急搬送されている。
≫72歳の男性は火口から2km以内の立ち入り規制区域内で犬の散歩中だった。
火砕流が流れた方向のすぐ近くだ。
火砕流に伴う熱風で気道熱傷を負っているという。
≫島の大半の人125人は火口から北西に4km離れた番屋ヶ峰に避難した。
ここで救出に来るフェリーを待ち屋久島に脱出することになった。
これは、噴火から3時間後の午後1時の番屋ヶ峰の避難所。
避難所に向かって数十台の車が連なっている。
また、火口の東に位置する湯向地区に取り残された島民6人は海上保安庁のヘリによって救出されることになった。
≫口永良部島の4割を65歳以上の高齢者が占める。
イセエビをメインとした漁業や黒毛和牛の放牧で生計を立てている人たちが多い。
農業では、焼酎用のサツマイモも生産している。
取り残された島民たち。
噴火から4時間半後隣の屋久島に向け避難を開始した。
≫午後2時25分になりました。
爆発から4時間半が経とうとしています。
新岳からの噴煙は依然として白く上っています。
そして今、火砕流が流れ込んだと思われます口永良部の港に屋久島からのフェリーが到着しようというところです。
≫口永良部島新岳の噴火について専門家に聞いた。
≫東大・地震研の金子助教は今日の噴火について御嶽山の水蒸気爆発の噴火とは違うマグマ噴火だと推測されるとした。
マグマ噴火は、地下にあるマグマだまりに対し新しいマグマが注入されたりマグマ内から気体が発生するなど圧力の高まりによってマグマが噴出する噴火だ。
この映像は、今年4月の新岳の噴火口の映像。
金子氏は去年8月の噴火以降新岳の火山活動を注視してきた。
≫激しい爆発によって高く舞い上がった噴煙。
火口の西に広がる火砕流などからマグマ噴火の可能性を指摘したのだ。
今回、噴火の前兆はなかったのか。
前兆の1つとして取り上げられる火山性微動と火山性地震。
地下でのマグマの移動や地下水の沸騰などによって微弱な振動が起きる火山性微動は去年の9月に観測されて以来一度も発生していない。
一方、火山性地震は今月、頻発している。
23日には18回そして、今日は7回発生後に噴火が起きた。
鹿児島で、桜島など火山観測を続ける専門家に聞いた。
≫写真は4月15日に撮影された新岳の北西部分での火映現象だ。
溶岩や火炎などが噴煙や雲に映り明るく見える現象で活発な活動が起きている証しだとされる。
同じ場所を、赤外線熱映像装置で撮影した写真。
地表面の温度が真っ赤な40度以上になっている。
去年8月の噴火以降地表温度の推移のデータを見ると今年3月以降かなり上昇している。
≫別の専門家も同様の意見だ。
≫島民の中には前兆のようなものを感じていた人もいる。
≫去年の8月の噴火はおよそ30年ぶりの噴火だった。
1966年の噴火の映像。
このときは3人が負傷している。
口永良部島は噴火活動の休止期と活発な時期を繰り返してきた島だ。
噴火活動が長く続いた時期が過去の記録に残っている。
1933年から34年にかけて。
そして、およそ30年後の1968年から69年にかけてだ。
今回の噴火では1930年代や60年代の噴火と比べてもはるか高く噴煙が舞い上がっている。
≫噴火当時、137人が島に取り残されていた。
≫口永良部島からの避難島民を乗せたフェリーが今、屋久島町の宮之浦港に到着しました。
予定より30分遅れての到着ということになりました。
≫午後5時半。
残っていた島民ら全員を乗せたフェリーが15km隣の屋久島に到着した。
≫みんな着の身着のまま逃げてきた。
不安は募る。
≫そしてフェリーやヘリではなく自分の漁船で逃げてきた人もいた。
≫口永良部島の方々は用意された3か所の公民館などに分散。
先の見えない避難生活を送ることになるだろう。
≫島の皆さんが全員が、屋久島に避難した。
やはり、これは緊張感が高まっていたから比較的スムーズにできたのではないかという見方もできるわけですが屋久島にはいくつもの避難所がありますがそのうちの1つに社会福祉施設がありまして富川悠太アナウンサーがそこに取材に入っています。
富川さんそちらからお願いできますか。
≫全島避難となりました口永良部島の住民の方現在は屋久島の3か所の避難所に分かれています。
そのうちの1か所がこちら縄文の苑という福祉施設なんですがこちらにはおよそ30人の方が避難していらっしゃいます。
今回、体育館や学校といった場所ではなくてなぜ、このような施設が選ばれたのかといいますと口永良部島にはやはり高齢者の方が多いというのが背景にあるんですね。
こういった施設にはこのようなベッドや布団が十分にあります。
そして、床が硬くなくてクッション性がある。
更に、奥に縄文の湯と書かれている文字が見えると思うんですがお風呂ですとかシャワーそして、トイレといった設備が整っています。
こういった生活環境が整っているということが避難所として選ばれた理由の1つでもあるんですね。
更に、こちらの避難所には小さなお子さんの姿が全く見えないんですね。
そのようなお子さんのいる家庭は1つの避難所に集まっています。
これは、普段静かに暮らしていらっしゃる高齢者の方ができるだけ普段の生活に近い状態で過ごせるようにという配慮なんですね。
一方でそういった配慮というのはいつまで避難生活が長引くのかわからないというこういったことの裏返しでもあるんです。
口々に住民の方はいつになったら自分の家に帰れるんだろうと異口同音話していらっしゃいました。
そんな中、避難住民の1人貴舩さんにちょっとお時間をとっていただきました。
大変なときに申し訳ございません。
貴舩さんは民宿を営みながら山岳ガイドもされていてこういった格好をされていることでもわかるように地元の消防団を務められているんですよね。
そういったこともありまして今日も住民の方が避難される最後まで誘導をされていたということですよね。
去年の8月の避難のときそして、今回全島避難となった住民の様子、どんな違いを肌で感じられましたか?誘導していて。
≫前年の8月の噴火の際は初めて経験される方が多かったんですね。
それで、番屋ヶ峰の避難というのはなかなか、思うようにいかなかったんですね。
一部は。
しかし今回の噴火はそのあと気持ちが高まっていましたので皆さん意識が高く、すぐに声を掛け合って車に乗り合いで自発的に避難をしてくれました。
我々、消防団としても、ほとんど声をかけることもないぐらいスムーズに避難が進みました。
≫皆さん、助け合っている姿が見られたんですね。
古舘さん。
≫東京のスタジオの古舘でございます。
貴舩さんよろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫いろいろな、活動をされていて山の管理もやってらっしゃる。
みんなで助け合って小さな島、支え合って前向きにいこうというそういう活動をされている中で全員避難となるというのはつらい流れに、いったんはなってしまいましたね。
≫はい。
非常につらいものがあります。
≫ちょっと話が変わりますが先ほども取材に答えられていて蒸気が止まって青白い火山ガスが1週間前から出ていたんですか。
≫そうですね。
青白い火山ガスというのは普段から目にはしていたのですが白い水蒸気が忽然と出なくなる姿。
天気がいいときに多かったのですがそういったものが関係しているのかどうか、我々はやはり、知識がないものですから非常にそういったこと1つ1つが不安に重なっていったということです。
≫しかしながら、一方では先ほどもお話されているように緊張の度合いが高まっていたがゆえに今日は非常に迅速に貴舩さんはじめ皆さん方のリードもよかったことも含めて高齢者の方も全部避難できたわけですね。
≫そうですね。
高齢者の皆さん、本当に体力が相当奪われてしまうような状況で億劫だとは思うんですが皆さん、やはり理解してくれて素直に皆さん誘導に従ってくれて協力をしてくれたことが幸いです。
≫それから小さなお子さんのことも気になるんですが小中合わせて16人の方が島には生徒さんいらっしゃるんですかね。
そういう中で去年の8月の噴火以降は皆さん16人の方々黄色いヘルメットを持って登下校するようにということが徹底した中で今回こういうことが起きました。
今後の子どもさんたちの心模様も大変気になるところですね。
≫そうですね。
ただ、我々、私も小さいころに噴火を経験しておりますので子どもたちも、しっかりそういったものを自分の中に身に着けてこれからの防災に役立てていくんだとつながっていくんだと思います。
≫貴舩さん、大変なときに時間を割いていただきまして本当にありがとうございました。
≫ありがとうございました。
≫富川アナウンサーが伝えました。
≫石原さん、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、こちらにあるんですが例えば御嶽山もそうでした。
水蒸気噴火。
マグマ片を基本的には含まないマグマの熱で地下水が温められて水蒸気が噴火してくるケース。
それからマグマ水蒸気噴火とミックスしたようなのもありますね。
地下水がマグマと触れて地下水と接触してマグマが最終的にマグマ片を含む火山灰が出てくる。
水蒸気も出てくる。
今回は、専門家の方はマグマ噴火。
マグマ自体が噴出したとみてよろしいんですか。
≫そうだと思います。
≫その場合に、先生はこうみていらっしゃると聞いてはっと思ったんですが何か、マグマがパッと通り抜ける道ができてしまっていたのではないかという見方ですか。
≫もともと口永良部島というのは結構、ふたがしっかりしているんですね。
昨年の8月にマグマの通り道が少しできた。
もっと別の言い方をしますとコーラでもなんでもいいですけどちょっと開けますね。
そういう状態が昨年の8月で更に泡だってその上をふたを全部飛ばしたのが今回の噴火。
非常に単純な言い方ですけどそういうもんだと思いますね。
≫そうしますと素人考えなんですが火山性地震ははあったとしてもマグマの移動を見る1つの目安になる火山性微動は今回ないという。
マグマ噴火なのにどうしてだろうと思っていたんですがそれは今の通り道ができてしまっていることによってあまり観測できなかった可能性があるんですか。
≫そうですね。
それともう1つは昨年の噴火で1km以内の観測機器がほとんどなくなってしまったと。
壊れてしまったということも関係ありますね。
≫そもそも観測できていない?≫そういう小さな直前の前兆がよく見えなかったというのがあったとしても見えなかったというところですね。
≫そしてこの噴煙は9000m以上にもなったということではじめ、真っ黒に見えました。
そして今はちょっと白くなって。
この黒いときの温度とかまずマグマ。
大変な噴煙ということですね。
≫黒いっていうのは夜、見ると赤く見えるんです。
桜島もそうなんですけど。
日中、黒いというのは温度が高い。
500度とか。
ですから、まさにマグマが出たということですね。
そのあとは先ほどのその絵でいいますと前回の噴火、昨年の噴火がその間のマグマ水蒸気噴火くらいでしょうか。
それが右のマグマ噴火になった。
それが、またマグマがある程度抜けてまたマグマ水蒸気噴火のように多少周りからの地下水が寄ってきたという考え方もあるんですね。
非常に単純な言い方ですが。
≫そういう中で、住民の方々が稲光のような閃光を見たとおっしゃっていますが。
異口同音に。
これはどう捉えたらいいですか?≫これは多くの火山で爆発的な噴火…。
桜島も頻繁ですが、火山雷噴煙が上がる。
特に今回のように太くて恐らく秒速10メートル20メートル上がったと思うんですがそういうときにはいろんな粒子が摩擦して雷が起きるということだと思います。
≫今回、これだけ大きな爆発的噴火があったんでこのあとは、どうだろうと考えるんですが。
一気にマグマが圧力がぶわーっと出切ったわけではないんですか?≫いったん出たとみてもいいかもしれません。
ただ、これは大まかに言いますと私が見た印象ですけど御嶽山の噴火の多分少なくとも5倍、あるいは10倍のものが出ていると。
これは、1966年の噴火その前の1933年の噴火と同じかそれ以上だということでいったん、確かに今回休止期間が長かったからたくさん出ると予想はしていましたけどいったん収まったかもしれない。
ただ、それは今後一体どれだけ出たのか。
ためたものをほとんど出したのかどうかということで、噴出物の量の調査、あるいは、あと出たあとになりますと温度も低下する。
ガスの出方も減ってくるという観測でもってそこら辺を確認する必要があるかと思います。
≫そういう中で住民の方々はとりあえず、避難できたことはよかったんですが今後いつごろ戻れるだろうという不安がおありになると思うんですが、先生の見方ではどうでしょうね?≫一番、私も、これは1980年に現地調査にいってるんですけどあのときは今回の噴火よりも1桁小さな噴火でしたけどあと、雨の降ったあと9月に噴火しまして泥流がありまして。
ちょうど先ほどありましたようにですから今回どんなふうに噴出物が堆積しているか。
泥流が自分たち、今皆さんの生活している場に流れてこないかどうか。
あるいは、もう1つは水が確保できるのか。
そういうことを点検する。
そういう調査もしたうえでということになりますから火山活動の評価というのとその生活できる場になるかどうかということで考えますとひと月くらいは火山活動噴火活動が収まってもちょっと、その辺は避難生活が必要なのかなと思っています。
≫もしかしたら、もうちょっと延びるやもしれないということも視野に入れなければいけない。
そういう中でこちらにもあるんですが各活火山で噴火活動が活発になってきていると我々は感じるんですがこれは専門家の方から見ると火山活動が今各地で活発になっているっていうことは異常なことではないんですか?≫実は、この十数年ほとんどの火山が静かだったんです。
桜島とか諏訪之瀬島ぐらいしかなかったので。
こんなのはちょっと異常でしてあまりにも静かであった。
≫あまりにもここ10年ぐらい静かだったことのほうが専門家から見ると異常なんですね。
≫ですからその間に噴火のエネルギーをためたところがこの段階になって次々と活発化している。
長期的に見ると10年とかのスケールで見るとその中の小さな高まりということになるでしょうか。
≫そうやって冷静に見ていく中でも、やはり当然、不安がありますのはかつては今は言わないようですが霧島火山帯という時期もありました。
そういうところで桜島も今日噴火を何回か繰り返している。
そうすると、近いところでそれぞれのマグマだまりは独立しているから連動など関連性はないというのはわかっていても近くでどうなんだろうという不安も出てきてしまうんですがいかがでしょうか?≫そういうふうな連動性はないんですけど。
ただ、表向きで見ますと1914年の桜島、大正の噴火のときに霧島山からひと月の場合に口永良部島が異常を示すということが時々そういうことがあるんですね。
火山研究者からいえばそれぞれ準備していてやったんだというんだけども表向き見ますとそういうことが見えますね。
ですから今後は今、ひと通り大体見ていますけどもいくつか、全国を見渡しますともうそろそろ噴火してもいいんじゃないかという火山がいくつかありますので、やはりその活火山についてそれぞれきちんとみて、それぞれのそういう心得のうえで地元の方々が噴火に備えるというのが大事なんじゃないかと思います。
≫レベル分けだけでは安心はできないんですが少なくともここに挙げたのはレベル2以上のところ。
こういうところに関しては今のお話聞いていますと大変ですけれども各地の皆さん警戒をするという準備をするということは≫巨額の汚職事件を受けて大変な注目を受けています。
FIFAの会長選なんですがまもなく始まる予定となっています。
候補者はブラッター会長とそれから、副会長のヨルダンのアリ王子のお二人なんですが直前の情勢どうなっているんでしょうか。
スイスのチューリヒにあります会場に及川大地記者がいます。
及川さん、お願いします。
≫こちらはFIFAの総会の会場となっているメディアセンターです。
ここでまもなく会長選挙が行われるということで非常にぴりぴりとした雰囲気になってきています。
世界中のメディアがこうした部屋で現在行われているFIFA総会の様子をライブ映像で確認しています。
先ほど昼の休憩の際にこの会場内で爆破予告があったということで多少、午後の開始時間が遅れました。
現在は安全が確認されたということで会議は順調に進行しています。
このあと、1時間以内日本時間の午後11時ごろには会長選が始まるとみられています。
5期連続の当選を目指すブラッター会長とヨルダンのアリ王子との一騎打ちとなった今回の会長選ですけれども巨額の汚職事件を受けてブラッター会長への批判が強まっています。
そもそも、会長選自体を延期すべきだという声もありましたけれどもブラッター会長が強引に押し切った形です。
その背景には延期すればブラッター会長の支持基盤であるアジア、アフリカなどからもアリ王子へ票が流れまして過半数の票を得ることが難しくなるという読みがあったのではないかとみられています。
現状はその狙いどおりブラッター会長不支持の流れがまだ広がっていないという状態です。
FIFAはこれまでアジアやアフリカなどでグラウンドの整備などサッカーの普及に向けた多額の投資を行ってきました。
会長が変わればこの金の配分が減らされるのではないかということで各国がこれを危惧してブラッター会長の支持に回っているというふうにいわれています。
ただ、巨額の汚職事件の責任を取らないままトップが再任されればFIFAだけでなくサッカー界全体がイメージが悪くなることは避けられない状況です。
ヨーロッパの一部のサッカー協会からはワールドカップのボイコットを示唆する声まで上がっています。
≫ちょっとブラッター会長が再選されるのは濃厚だということ自体が異常な感じがしますけどね。
お金でずぶずぶになっているから票が入る。
これでサッカーいいのかと正直、思う方は多いんじゃないでしょうか。
もう1つニュースがあるんですね。
≫続いてのニュースですけど国会です。
安保法制をめぐる委員会の審議。
3日目に今日入ったんですけれども今日は、野党が質問に立ってからわずか30分でこのように野党の議員が次々と退席。
審議が中断するということになったんです。
一体、何があったんでしょうか。
≫3日目の委員会審議。
今日は岸田外務大臣の答弁をめぐり紛糾した。
≫後藤議員がただそうとしたのは重要影響事態法案。
これまで事実上、日本周辺でアメリカ軍のみを支援するとしていた周辺事態法を改正し、世界中でアメリカ以外の他国の軍隊への支援もできるよう自衛隊の活動を大きく広げるものだ。
これまでの周辺事態法では日本への軍事的な影響がなければアメリカ軍への後方支援はしないとする政府答弁があった。
つまり、経済危機だけを要因に後方支援はしないという見解だ。
平成10年に示されたこの考え方を、岸田大臣は昨日、今も維持されていると答弁した。
しかし今日…。
≫岸田大臣は今日は平成10年の政府答弁を維持するかどうかについては答えなかった。
平成10年の政府答弁を維持すれば経済危機だけを理由に後方支援できなくなるからなのか。
政府はあくまでも石油がこなくなるといった事態だけでも後方支援を行えるようにしたい考えだ。
野党は、答弁に反発し退席。
今日の審議は打ち切りとなった。
≫わかりづらい話ですよね。
そもそも、周辺事態法の改正といいながら周辺事態じゃなくてどこへでも行けそうな重要影響事態法になっているという見方ができるわけですしアメリカ軍だけじゃなくてオーストラリアとかそういうところにも後方支援が広がっていくという話なんですが経済危機では行かないのかと思いきや経済危機でも後方支援できるのかなと思ってしまうような答弁ぶりなんですよね。
だから、重要な影響が≫訃報です。
女性漫才コンビ今いくよ・くるよのいくよさんが昨日夕方胃がんのため亡くなりました。
相方のくるよさんが心境を語りました。
≫皆さん、女性は自信を持ちましょう。
自分、美しい思ったらだんだん美しくなる。
≫あの軽妙な掛け合いはもう見られない。
ベテラン女性漫才コンビ今いくよ・くるよのいくよさん。
昨日夕方胃がんのため、大阪府内の病院で息を引き取った。
67歳だった。
細身のいくよさんと派手な衣装のくるよさん。
お互いの体形などをネタにした体を張ったギャグや軽快なやり取りが人気を集めた。
去年9月いくよさんは胃がんと診断され3か月間休養。
その後復帰して、今月初めまで元気な姿を見せていた。
≫くるよさんも本当におつらいと思いますね。
でも最後の最後まで舞台に立って頑張っていらっしゃいました。
気象情報まいりましょう。
≫先ほどもお伝えしました口永良部島の噴火。
こちらは、火山灰の広がり方を表したものです。
色がついている部分が火山灰です。
このあと、午前1時には東の海上へと流されて九州や本州には達しない見込みです。
ただ明日はまとまった雨が予想されています。
昼過ぎになると西から雨雲が近づいてきて夕方には、口永良部島で雨脚が強まりそうです。
そして雨雲は九州だけにとどまらず中国地方にもかかってきます。
夜になると雨の範囲は更に広がりそうです。
あさって日曜日になると雨の範囲が広がります。
九州から東海の太平洋側が中心になります。
ただ雨は午前中までで次第に天気が回復するでしょう。
北海道の雨も明け方までとなりそうです。
≫スポーツ野球まいりましょうか。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
プロ野球、セ・パ交流戦です。
こちら、ロッテが出したポスターなんですがセ・リーグの6球団を挑発しているんですね。
テーマは、古舘さん。
プロレスです。
例えばですね、こちら。
ヤクルトに対してはつば苦労固め。
阪神に対しては六甲おろさせないツイスト。
≫これはコブラツイストでこれがラリアットでこれがチキンウィングで…。
懐かしいです。
≫今日DeNA相手なんですけどベイスターズということで「まいりまスター!言わせるドロップ」。
さあ、まいりまスターという展開になったんでしょうか。
≫挑発したロッテが勝つのか。
それとも返り討ちか。
ロッテ先発、古谷は4回。
7番、指名打者の後藤にツーランを浴びDeNAに2点のリードを許す。
しかし5回、2塁1塁のチャンスに3番、角中。
レフトへうまく運ぶタイムリーヒット。
1点差に詰め寄る。
5回終了後、挑発しておきながら負けられないマリーンズマスクは「まいりまスター!言わせるドロップ」をお見舞い。
これで勢いづいたかロッテは7回。
ツーアウト1塁で3番、角中。
センターオーバーのタイムリースリーベース。
角中の2打席連続タイムリーで追いつくとなおもツーアウト3塁DeNAは3番手、長田。
打席には4番、今江。
まさかのワイルドピッチにまいった、中畑監督。
ロッテが逆転勝ちで5割復帰だ。
≫2試合連続サヨナラ勝ちの阪神。
不調で3週間ぶりの先発となったメッセンジャー。
1回、いきなりピンチを背負う。
ここは西武、中村から三振を奪い得点を与えない。
3回、ワンアウト3塁2塁で3番、マートン。
内野ゴロの間に阪神が1点を先制する。
メッセンジャーは6回。
浅村にはフォーク。
中村にはカーブ。
そして、メヒアにはストレートで3者連続三振。
多彩な球種で7回無失点。
阪神の開幕投手が復活を果たしチームは4連勝だ。
≫6回まで中日先発大野の前にノーヒットに抑えられていた日本ハムは7回3番、田中賢介がライトフェンス直撃のツーベースを放ちチーム初ヒット。
2塁3塁のチャンスを作る。
続く4番、中田がタイムリーを放ちこれで1点差。
その後、ワンアウト満塁とし交流戦打率8割の杉谷。
センターへの浅いフライに右肩の痛みをこらえながら田中が激走。
犠牲フライとして同点に追いつく。
しかし、直後の8回に2点を勝ち越された日本ハム。
終盤の粘りを生かしきれず連敗を喫した。
≫破壊力抜群のフルスイング。
ソフトバンク、柳田。
稲葉も絶賛のフルスイング。
ヤクルト、雄平。
勝利への一打を放つのは?フルスイング対決。
≫ソフトバンクは1回4番内川。
ヤクルト先発の小川から先制の5号ツーランを放つと続くイ・デホ。
2者連続ホームラン。
初回にいきなり3点を奪う。
ソフトバンク先発の攝津は3回。
ランナー1人を置いて4番、雄平を迎える。
ライトへの大きな当たり。
これを福田がナイスキャッチ。
バックの好守で試合の流れを放さない。
するとその裏フルスイングの柳田。
外角ストレートをフルスイング。
手応え十分の当たりは2試合連続の11号ソロ。
序盤の一発攻勢でソフトバンクが打ち勝った。
楽天の守護神松井裕樹19歳。
抑えになって始めたことがある。
≫去年、日本レコード大賞新人賞を受賞した大原櫻子。
女優、歌手として活躍する今注目の19歳だ。
≫楽天は4回先発、辛島が同点とされなおも続くピンチで6番、矢野。
レフトへのタイムリーを浴び2対1。
巨人の勝ち越しを許す。
その裏、楽天は巨人先発ポレダを攻め立て2塁3塁とすると6番、後藤のタイムリーで逆転に成功。
更にこのあと2点を追加し巨人を一気に突き放す。
5対3と楽天が2点をリードしたまま迎えた9回。
マウンドにはもちろんこの男。
ストッパー、松井裕樹。
先頭は4番、坂本。
センター前へのヒットを許す。
そのあとワイルドピッチでランナー3塁となり打席には代打、阿部。
ツーボールツーストライクからの6球目。
146キロのストレート。
続くバッターは4回にタイムリーを放っている矢野。
チェンジアップで空振り三振。
ゲームセットまであとアウト1つ。
迎えるは7番、大田。
ピンチを招きながらも無失点で試合を締めくくった松井。
巨人をねじ伏せ11セーブ目をマークした。
≫その松井投手は大原櫻子さんの曲を今日も聴いてきたそうで試合後ももちろん聴いて帰りますと笑顔で答えてくれました。
≫オリックス対広島の一戦にはもう1つの戦いが。
オリックスを応援する女の子通称・オリ姫。
女性ファンの人気急上昇。
対するは、広島カープ女子。
その呼び名は去年の流行語トップ10にも選ばれている。
≫試合前に行われたリレー対決では…。
オリ姫が勝利。
試合の行方は…。
オリ姫に勝利を届けたいオリックス。
先発はルーキー、山崎福也。
2回、ランナーを1人置いて7番、梵。
打球はカープ女子で埋まる真っ赤なレフトスタンドへ。
オリックスが先制を許す。
4回、広島先発、黒田から1点を返しなおもチャンスでバッターはイケメン、伊藤。
詰まりながらもセンター前。
2対2でオリックスが同点に追いつく。
直後の5回。
ランナー1塁で迎えるは3番、丸。
ツーランホームランで4対2。
オリックスが再びリードを許す。
イニング間には絶対に負けられない女のバトル勃発。
このまま広島が勝利を引き寄せるのか。
先発、黒田はボールを低めに集めるピッチングで7回途中を2失点。
先発の役割を果たしマウンドを降りる。
しかし、8回。
中継ぎがツーアウト満塁のピンチを招きバッターは今日タイムリーを放っている伊藤。
最大のピンチをしのいだ広島。
黒田は1か月ぶりの4勝目を挙げカープ女子にとって熱い1日となった。
≫では、順位です。
全仏オープンテニス。
錦織選手の4回戦の相手なんですが世界ランキング74位のガバシュビリ選手に決まりました。
≫冒頭からお伝えしておりますように口永良部島の爆発的な噴火に関して新しい情報が入ってまいりました。
こちらをご覧ください。
1方向に火砕流は流れているとずっとみられておりました。
先ほど石原先生ともお話している中でも出ていましたが当初、出始めは火砕流はやっぱり500度の熱があっただろうだからやけどをされた方も出たのであろうというお話がありました。
それに関してなんですが気象庁は口永良部島の上空からの観測結果を先ほど発表いたしまして火砕流が実は1方向ではなくて火口周辺の全方向に流れ出ていたということが新たにわかってきました。
特に北西側については海岸にまで達していて海の色が変わっているのも確認されたということです。
そして火山灰が降っているのが確認されたほか、木が焼けたり倒れたりした跡があったということです。
火砕流が流れたのは気象庁や自治体が規制していた火口から2kmの範囲に収まっていましたが島全体のおよそ2割の広範囲に及んでいます。
また、飛んだ噴石は50cmから1mほどの大きさだったということです。
先ほど石原さんがおっしゃったように泥流が怖い、よくそこの懸念を見ておかなきゃいけない。
それから、やっぱり噴石。
あるとすれば土石流も雨のあと怖い。
こういうところを見なきゃいけないですね。
≫そうですね。
≫やはりこれだけの噴火ですと全方向というのは全く不思議ではない状態ですね。
≫ですから今回の場合噴火当初にはすでに噴煙が根元のところで直径で言いますと1.5km〜2kmくらいですから火口の大きさは百数十メートルから200mですからあふれてしまった。
ですから、全方位に流れてもおかしくはないなと。
特に西側のほうは地形上流れやすいんだと思いますね。
≫それだけかぶっているということは今後、島民の方が帰ってくるまでの間に非常にいろいろやらなきゃいけないことがあると。
具体的に今後のことを更にお伺いしたいのは一番大事なことは恐れすぎてはいけないという面もあると思うんですがいかがでしょうか?≫今回の噴火の実態。
これがどうなのか。
その結果、どういうことか把握すること。
それから、すでにどれだけのマグマが出たからどうなんだろうかとかそれから、そういうことを実際に起こったこととそれから今後の監視体制等を整備したうえでそんなに過大に恐れることなしにといいながらも土石流のことを懸念しながら対応することが今後の島民の方々が早く帰ってくるうえでの大事なことではないかと思いますね。
≫更にそれで言うと具体的には、やはり気象庁の方であるとか専門の方が今、要警戒レベルの火山には何人かずつ張り付いて、外国で火山国の特集をやったこともあるんですがこの番組で。
やはり徹底して一元化して、各所を監視しているというのはすごく、いいみたいですね。
≫やはり、いろんなところでもそうですけども最後は見てなければそこにまさに住んでいる人たちの立場でものが見えないということになりますね。
ですからそこにいるつもりでもって観測データを見て逃げるか、逃げないか、どこまで逃げればいいかという判断が必要であって。
そのためにはそばでもって火山を見る専門家も必要だということがいえます。
≫そういうことが本当に専門家の先生のような方々から声が上がっていても現実にはなかなかいろんな人繰り的にも財政的にもでしょうか。
それは地震国、火山国の日本では徹底されていませんね。
≫諸外国に比べるとそういう点では欠けていると。
どうしても遠くから都会で火山を見るというのが今の…。
≫それと、機械を通してみる東京とそれから現地で最後は目視だと。
そして、そこでチェックと。
≫今回も気象庁の方が常時2人、おられたのでまだ、よかったのだろうと思いますね。
≫これは本当に緊急性を持った大きな課題というものが≫訪米中の沖縄県翁長知事は今日、ハワイで起きたオスプレイの墜落現場周辺を視察しました。
翁長知事は視察後住宅地に隣接している普天間基地からのオスプレイの配備撤回を改めて求める考えを示しました。
≫なかなか出てこないようですがやっぱり米軍は墜落、着陸失敗原因というのをつまびらかにしないと沖縄はもちろんのこと横田含めて日本中オスプレイが飛ぶという今後のことが見えてきたときには2015/05/29(金) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

鹿児島県口永良部島の新岳が爆発的な噴火…火砕流も発生、住民は▽どうなる!?FIFA会長選の行方▽プロ野球交流戦は今日から新カード3連戦

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP

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放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

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ニュース/報道 – 定時・総合
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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