団塊の世代にとって関心が高い食生活健康に趣味そして気になるおしゃれなどさまざまな情報をお伝えする番組それが「団塊スタイル」。
今回はアンコール放送。
これまで放送した中から好評だった番組をお届けします。
あ〜!あ〜!「団塊スタイル」今日のテーマは「美文字」。
今手書きの文字に注目が集まっています。
都内の書店ではペン字の本のコーナーが設けられ人気です。
こちらは和文具を扱っている老舗。
気持ちを込めた手紙を書きたいと便箋や一筆箋を買い求める人が増えているそうです。
しかし自分の字に悩んでいる方も多い様子。
街行く皆さんに字を見せて頂きました。
手紙の時かな。
特にお礼状なんかを出す時に一番苦心します。
祝儀袋に表書きする時も嫌ですね。
恥ずかしい。
もうちょっときちっとした字を書きたいですね。
NHKネットクラブで50歳以上の人たちに「字に自信がありますか?」とアンケートを行ったところ…。
そこで今回は美しい文字を書く方法をお伝えします。
コツさえつかめば癖字だって1時間できちんとした文字になります。
ひらがなだって美文字に大変身。
そして筆文字だって怖くはありません。
ちょっとしたコツで人前に出しても恥ずかしくない祝儀袋が書けるのです。
更に妻に残したメモが読めないと言われているこちらの男性。
頑固な癖字がご覧のとおり。
一緒に始めましょう!「団塊スタイル」風吹ジュンです。
国井雅比古です。
今日のテーマは50代からの美文字です。
全然自信ないです。
ないですか?ないです。
自信持って言ってますね。
もう自信持って言います。
あ〜そうですか。
でも困りますよね。
さあゲストをお呼びしましょう。
女優の藤吉久美子さんです。
ようこそいらっしゃいました。
私ホント自信ないんですよ。
癖字に悩む主婦代表という事で今回伺わせて頂いたんですが。
じゃあその癖文字を見せて頂きましょうか。
いや〜恥ずかしいんですけど。
はい。
こんな感じです。
かわいい。
いいじゃないですか。
「お世話になっております」。
これねゆがんじゃうんです。
これがねこうですか。
確かに。
これまっすぐでしょう。
こうしたいです。
今日はね心強い味方が来ているんです。
今日は横浜国立大学教授で書家でもいらっしゃいます青山浩之さんに来て頂きました。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
青山さん今の藤吉さんの文字ですが早速ですが印象いかがですか?ひと言で言うと。
もうね自由奔放な感じのする…。
ズバッときました。
例えばひらがななんかが少し丸みを帯びていて丸文字に見えてしまう部分があったりしますね。
その美文字という事ですがただ美しい文字という意味なんですか?どういう?お手本の文字を美文字というふうに考えてらっしゃって私もこういうお手本のような文字が書きたいなって思ってらっしゃると思うんですよ。
ところがですね実は読みやすい文字こそが美文字って思った方がいいと私は思ってるんですよね。
自分らしく書いて相手が読みやすい文字というのが本当は一番大事だろうと思うんですね。
その人らしさも当然出るという事なんでしょうか。
はい。
ですから藤吉さんの文字が相手にとって読みやすい文字になった時に藤吉さんの美文字だというふうに考える。
でも自由奔放だねって。
ちょっとこれをご覧頂きたいんですけどもね。
これNHKネットクラブのアンケート…。
「どんな時にきれいな字を書きたいですか?」という質問に対して「手紙はがき」断トツですね。
分かりますね。
それから「冠婚葬祭の記帳」。
(藤吉)あ〜緊張しますね!「祝儀袋の表書き」いろいろあります。
人の目に触れるところねやっぱりね。
ではまずですね自分の字に悩んでいらっしゃるという方を青山さんが訪ねました。
ご覧下さい。
どうもこんにちは。
こんにちは。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
訪ねたのは横浜に住む尾形みゆきさんのお宅です。
夫の芳孝さんと2人で暮らしています。
癖字に悩む尾形さん。
最近手紙は全てパソコンで作成しています。
こちらは尾形さんが書いた文字。
「バランスがとれない」「斜めになってしまう」など悩んでいました。
青山さんに相談したのは是非手書きの手紙を出したいという思いからでした。
それは北海道にいる親友の夫が目の手術に成功したのを知り心を込めて手紙を書きたいと考えたからです。
分かりました。
その文面を一度お書き頂けますか?はい。
バランスが悪い字が斜めになるという悩みを抱えている尾形さん。
考えていた手紙の一部を書いて頂きました。
手術の成功を祝う気持ちがつづられた内容です。
文字のバランスがとれないとおっしゃっていました。
確かに特に漢字を見ますと不安定な形になっている部分があるなと思いますね。
実は漢字もそうなんですけどひらがなも結構大事なんですよ。
ご年齢よりはちょっと若い字に見える。
いい意味では。
それでは短時間で美文字になるコツをお教えしたいと思います。
よろしくお願い致します。
文字を書く時にすき間に気をつけて書くという事なんです。
名付けて…先ほどのお手紙の文なんですけど漢字がですねすき間を意識して書くのにふさわしい漢字がいっぱい並んでます。
そこをむしろ意識されてなかったのでバランスがとれてないんですね。
すき間均等法とはどんな方法なのでしょう?青山さんがまず指摘したのは「順調」の「順」の文字。
尾形さんが書いた字の隣り合うすき間に丸を入れていくと大きさがバラバラです。
このすき間が均等になるように意識して書く方法なのです。
練習には方眼紙を使います。
まずここに「順」という字を一度書いてみて下さい。
はい。
5センチ四方を1マスとして大きく書いていきます。
恥ずかしい。
大きくすると余計に自分の欠点が見えてくるんです。
私たちは文字を書く時に黒い線を見て字を書いてるように思うんですけど黒い線を見ながら実はその周辺のすき間まで見ているんです。
3本の線を見ているように見えてこういったすき間を見ているんです。
ここも広い。
ちょっと小さくなってここも小さい。
文字の中の隣り合うすき間を均等に書くというふうに思って頂くといいんですね。
そしてあとはスッスッと入れる訳ですが私はここもここもこちらには線はないんですけれども字の終わりというラインを引くとするとここも大体一緒になってて。
「順」の文字に再チャレンジ。
すき間が均等になっていますね。
最初の時と比べるとほらバランスも良くなっています。
一本一本書く時に「均等均等」とつぶやきながらおまじないを唱えながら書くと比較的短時間で意識ができますので。
均等均等均等均等。
すき間がバラバラだった「成功」という文字も均等になり美しくなりました。
「術後」という文字だってすき間が均等になると美文字に変身。
続いてひらがなをチェックします。
「ま」という字を書いてみて下さい。
尾形さんが書いた「ま」はいわゆる丸文字です。
ぐるっと丸いですよね。
はい。
この結びという場所なんですけれども結びが丸いとあるいは大きめに書いてると文字が幼く見えちゃうんです。
そうなんですね。
実は少しずつ止まって書くとキリッとする部分なんですよね。
どこを止まるか?ちょっと見てて下さい。
はい。
ここまで書きました。
ずっと来たらまずここで止まります。
ここで止まります。
で右下へ動きやすくしてあげるという事なんですね。
左端まで来てから何かをイメージして書けばいいんですけど何をイメージすればいいとこれを見て思いますか?「へ」?「へ」ですよね。
ちょうど「へ」と同じような形を最後書きますと正しい結びの形になります。
尾形さん早速「ま」にチャレンジ!そうです!他にも「す」の結びは「く」の形に結ぶのです。
尾形さんの丸文字だった「ま」と「す」は…。
短時間でこんなに大人っぽくなりました。
そしてこちら。
練習前と練習後の手紙です。
印象がかなり違いますね。
漢字はすき間が比較的均等になり読みやすくなっています。
ひらがなも落ち着きのある印象になりました。
比べてみて…夫の芳孝さんにも見てもらいました。
あっという間に一瞬のうちに変わりましたね。
印象違いますね同じ文字がね。
でも「ま」の中に「へ」があったり「す」の中に「く」があって…。
ありましたね。
習いました?いや…習ってない気がするんですけども。
習ってたんだけど忘れちゃったのかもしれませんね。
これが先ほど藤吉さんが…。
ちょっと映さないで下さい。
これでですねそのすき間均等均等でやってみましょうか。
これは均等法を学ぶにはどの字をやったらいい?漢字がやっぱり分かりやすいと思います。
「世」も「話」もすき間均等で書くときれいになる文字なので。
じゃあこの「話」という字を。
そうですね。
藤吉さん一つ。
分かりました。
均等で頑張って書いてみます。
藤吉さんすき間均等法で「話」の文字にチャレンジします。
均等均等…。
均等…あ!「あ」が出ました。
でも随分意識して書かれたので。
呪文が効いたみたいですね。
「均等均等」とつぶやいて頂きましたね。
それが特にごんべんに現れましたね。
すごくきれい。
ここに同じちょっとごめんなさい丸が汚くなっちゃいましたけど大体ねきれいになってます。
良かった。
そしたら右側もそのままずっと均等の意識をお持ちになると良かったんですがこの辺り広いですよね。
広いですね。
この辺りもまだ広いですよね。
広いですね。
ここちょっと小さいですよね。
口もちょっと小さくなっちゃいましたね。
藤吉さんの書いた文字は真ん中が空きすぎて右に寄ったためすき間が均等になっていません。
ここが離れすぎたんだ。
そうですよね。
じゃあ書いてみましょうか?はいお願いします。
ごんべんはねすごく本当に上手になって例えばこう書いていく時も均等均等均等とこう書きますよね。
こちらは今ここ広くなってしまいましたが斜めに引いてシュッと入れてスッと持ってきた時にこの辺りが大体均等になるような意識で書くときれいになる。
ホントだ〜。
すばらしい。
さて今度はひらがな。
「ま」と「す」が丸文字です。
結びがきちんと書けていません。
ふだんどおりに「ま」を書いてみましょうか。
ふだんは何かこうなんですよ。
ここがすごく丸いですもんね。
それを先ほどのVTRで見て頂いたようにちょっと斜めから書いていますがずっと下ろしてきて止まる。
「へ」を書く。
ホントだ。
というふうにするとちょっとこの辺が大人っぽい字に見えますよね。
そうですね。
青山さんの指摘を受けて「ま」にチャレンジ。
そこで下りてここまでいったら止まって「へ」。
あっ長い長い。
こちらを長くするともっときれいに見えて…。
そうですねここから出てますもんねここまで。
そして「す」にも挑戦。
でもどことなく結びがおかしいですね。
やっぱり結びが大きくなってしまってますよね。
結びの部分をやっぱり少し小さくここで「く」を書いてスッと。
「く」だ。
「へ」じゃなくて「く」ですね今度は。
今度下から「く」を書く。
「く」ね。
藤吉さん再び「す」に挑戦。
今度はうまく結びを書けたようですね。
キリッとしましたよね。
特に文の最後に「ます」ってよく使うじゃないですか。
あ〜よく使う。
最後の2文字ですもんね。
ここをキリッと書くと折り目正しい文章に見えるという事なんですね。
「あけましておめでとうございます」ですもんね。
こちらちょっとご覧下さい。
「今後ともお願いします」なんですけれども漢字の方がひらがなに比べてやや大きく書いてあるという事なんですよ。
これコツとしてはひらがなは画数が少ないので漢字と同じ大きさに書くと間延びして大きく見えてしまうんですね。
ですからそれを小さめに書くと文がきれいに見える。
ひらがなを書く時の一つ大事にしたいコツですね。
さて先ほどのアンケートで「きれいな字を書きたい時はどういう時か」というアンケートの時にですね「冠婚葬祭の時の記帳」それから「祝儀袋」。
これが多かったんですよね。
そうですよね。
いろんなその悩みが寄せられているようですが…。
メモが来てます。
緊張してすごい分かる。
1列で並んでねみんなの目があると思うとね。
視線が来てる時緊張しますよね。
持った事のないペンだったり。
筆だったりしてね。
そこでですね筆文字のプロにそのコツを伺ってきました。
ご覧下さい。
見事な筆使い。
筆文字を専門に書くプロがいました。
筆耕とは賞状や婚礼の招待状などに筆で文字を書く仕事です。
文字の配置を記した下書きを見ながら丹念に一文字一文字書いていきます。
1枚の賞状を仕上げるのに40分ほどかかります。
出口さんに筆ペンで祝儀袋に名前を書くコツを教えてもらいました。
まずは持ち方。
コツは筆の根本。
なるべく下の方を持ちます。
紙に対して筆を垂直に立てるように持つときれいに線が書けます。
寝かせてしまうと筆先の腹の部分が紙についてしまうので太い線になったりブヨブヨした線になってしまうので細い線も書けるようになるべく紙に垂直に書いた方がきれいです。
漢字の「永久」の「永」という字は基本の楷書の8つの要素が全部含まれているので練習にはとても良いと思います。
「永」の字には筆文字の基本となる点横画から縦画への曲がり。
そしてはね。
続いて左へのはらい。
右へのはらいなどが含まれています。
筆ペンに慣れるためにも「永」の字を書いてウォーミングアップをおすすめします。
では祝儀袋に書いていきましょう。
名前を書いて見栄えのする位置がありました。
水引きの下1.5センチと袋の下1.5センチは空けて書くのがポイントです。
そしてまっすぐ書く自信がない方は鉛筆で中心線を薄く引いておきましょう。
線は書き終わったら消して下さい。
名前は焦らずゆっくりと一画一画書くように心がけましょう。
ちょっとしたコツでワンランク上の祝儀袋が出来上がりますよ。
まずは先ほどのVTRにもありましたけれどもやっぱり筆ペンは立てる。
これが一番大事だと思います。
なぜかというと寝てると太い線になってしまうのとあの〜筆圧を実はコントロールしやすくなるんです。
いいですよ!きれいきれい…。
藤吉さんもきれいな横線が引けています。
そして次に大事なのが穂先の角度。
穂先を常に左上45度に向けると線はきれいになる訳ですね。
45度スッ45度。
45度って言いますけど分かりやすいのはペン先が自分の指より向こう側にある。
こういう持ち方をして押さえれば自然に45度になるはずなんですよ。
縦画の時も45度ス〜ッと45度ス〜ッと書いていくときれい。
ウォーミングアップも終わって祝儀袋に名前を書いていきます。
ここから1.5とここから1.5を外すって事ですよね。
ここに5文字。
「藤」「吉」「久」「美」…。
「久美」にしとけば良かった。
「子」がたぶん入らないと思います先生。
水引きの下1.5センチ空けたところからまずは「藤」を書いていきます。
均等均等均等均等。
すばらしい!あ〜!あ〜!ちょっとこれ入れてみていいですか?はい。
さてどんな仕上がりになったのでしょう?は〜い。
いや「藤」なんて画数が多くてこんなに難しいのによく一画一画をね穂先をコントロールして書けていますし「久美子」の「美」のすき間均等すごいきれいですよね。
呪文が効きました唱えながら。
で真ん中にまっすぐ入ってますよね。
すごく美しい。
良かった。
たまたまだと思います。
さて美文字について話をしてきましたけれども字を一生懸命書く事には他の別の良さがあるようです。
訪ねたのは埼玉県にある大手電機メーカーの研究所です。
技術研究部門のトップで脳神経学者の小泉英明さん。
小泉さんは手書きをしている時とメールを打っている時の脳の状態を調べました。
手書きとメールを打つ。
その違いを比べた実験です。
「買い物にいく」。
耳で聞いた言葉を携帯メールに打ち込みます。
この時脳の状態を測定したところ活発に動いている事を示す赤い部分はほとんどありませんでした。
「買い物にいく」。
続いて同じ言葉を聞いてペンで書きます。
すると脳全体が赤くなり多くの部位が活発に活動している事が分かりました。
字を書いているだけなのになぜ脳全体が活発に動くのか?小泉さんは脳が多くの情報を処理しているためだと考えています。
私たちは手書きをする時ペンを握りしめる強さや握り方など無意識のうちに判断しています。
他にもどの位置から書き始めるか文字の大きさやバランスをどうするかなど気付かないうちに脳はさまざまな情報を処理しているのです。
もう今私の頭の中測定したら大変な事になって真っ赤っ赤でしょうね。
ふだん使ってない所が動いて。
でもあんなに違うんですね。
そうですね。
やっぱり手書きというのは書いている臨場感も含めて記憶に残りやすいんでしょうね。
先ほどのアンケートの結果をご覧頂きたいと思います。
読みやすいメモ書きが書けないというんですけれどこれもありがち悩みですが。
まあそうですね。
皆さんメモで書かれると文字がもうホントに読めないというお悩みがある。
もう一つねそのメモ書きを早く書いて崩した文字を続けてしまうと自分の文字も崩れていってしまう。
ふだん書く文字がどんどん崩れていってしまうって事もある。
それではですねこのメモ書きの悩みを解決していきたいと思います。
東京板橋区に住む…6年前印刷会社を定年退職。
現役の頃から字には自信が持てませんでした。
大堀さんは今妻に見せるメモ書きに悩んでいます。
パート勤めで忙しい妻に代わり時々食事の支度をする大堀さん。
家を空ける時はどんな料理を作ったのかメモを添えています。
しかしそのメモに何が書かれているのか分からないと指摘を受けるそうです。
こちらが大堀さんの書いたメモです。
1つめは「ほうれん草のおひたしです。
ゴマとカツブシを入れて…」。
確かに次の字が分かりづらいですね。
次の「キンピラゴボウは味を…」これ「調整して」と書かれているようです。
3つ目は最初が読めませんね。
そこで大堀さん青山さんの元を訪ねました。
まずふだんのメモの書き方を見せてもらいます。
どこが悪かったのでしょう?青山さんが指摘した点は…。
次に指摘したのは…手の動きが分かりやすいよう下から撮影しました。
大堀さんに「永久」の「永」の字を書いてもらうと確かに手首を動かしながら書いています。
一方青山さんは手首を固定して指でペンを動かしているのが分かります。
比べてみるとその違いがよく分かります。
青山さんによるとペンを持つ指だけを動かせればきれいに書けるのです。
そこで指を滑らかに動かす練習をします。
手首を固定して大きめの円を書きます。
線が同じ所を通るよう繰り返します。
初めての大堀さんやはりずれてしまいます。
先生のきれいな丸ですがやっぱりそうなるんですか?なりますなります。
丸以外にも四角三角そしてジグザグも練習するといいですよ。
早くメモ書きをするためのコツです。
メモが読みづらい原因が他にもありました。
癖のある走り書きです。
青山さんははらう所ははらいとめる所はきちんととめる習慣をつける事が大事だと言います。
はらうとめるはらうはらう。
とめるとめるとめるとめる…。
助言どおり意識して書くと…こんなに変わりました。
今書いた最後のすごく読みやすいですよ。
そうですね。
自分で読めますもんね。
自分で読める?はい。
いらっしゃいませ。
こんにちは。
どうも。
大堀さんは毎朝10分ほど練習を続けていました。
手首は固定してペンの運びもスムーズです。
さて10日前と比べて変化したのでしょうか?1つ目は「ゴマとカツブシを入れて和えて」でした。
「調整」という字もよくなっています。
謎の文字は「ひもの」だったんですね。
メモが読めないと言っていた妻の反応はどうだったのでしょう?見事に変わってましたね。
すごかったですね。
あの練習しただけであんなに変わるんですか?そうですね僕10日後は見た事なかったので初めてVTRで見ましたけどすごく変わってましたね。
もう少し先ほどのVTRの中にあった指と手首をちょっと具体的に教えてほしいんですが。
よくこう握り込んでしまってる人がいますよね。
そうすると自分の意図する所に線が引けなくて力が入って疲れてしまう。
これを手首を固定して指の曲げ伸ばしで柔らかくペンを動かすという事ができるようになるといいんですね。
一番大事なのはですねこう自分の方に向けた時にここが三角にペンをつまんでいる囲んでいるという。
これが大事なんですね。
そうなんです。
3本の指がきれいに三角にペンをつまんでいるとペンを自在に動かしやすくなるという事なんですね。
手首を固定して指の力を抜いて円を書いてみるといい。
やってみましょう。
やってみます。
ぐるぐるぐると同じ所を…。
私はもうずれてます。
ずれてますか。
固定すればいいのか。
そうです。
いいですね。
すごい太い。
何かタイヤみたいになってるんですけど。
タイヤみたいになっちゃった。
ふだん指を使えてないなという方はこの円や三角や四角の練習の前にちょっとストレッチをするといいなと。
これ伸ばす曲げる伸ばす曲げる。
ただこれだけですけど。
このストレッチをやってから更に円を書いたりすると「そうだ指が動いてる」って事が確かめられると思います。
字を書くってそういうところまであるんだ。
手の基本的な動きからね。
あとメモ書きに関してははらう所ははらいとめる所はとめるという事で。
そうなんですよ。
全然メモが違ってくるんですね。
はい。
やっぱりメモを取る時に早く書くですよね。
ですからそうすると勝手に崩したり書き流したりしてしまう。
だから読みにくくなってる。
メモの意味って早く書きたいという早く書くのがメモじゃないかというイメージがありますよね。
それは間違い?もちろん早く書きたい。
これは歴史的にもそういう願いが人々お持ちになって。
で行書という早く書ける書体もある訳ですよね。
それをでも今から行書を勉強しましょうというとちょっと時間がかかりますよね。
だからご自身の今勝手につなげてしまってる文字を読みやすくするためにはらう所ははらう。
とめる所はとめるって書くといいのかなって。
これだけの短い時間で随分長足の進歩のような…。
そうですね何か褒めて頂くとすごく励みになるというか。
そこでですね冒頭最初お持ち頂いた「お世話になります」ってあります。
あれもう一度書いて頂けますでしょうか?この短時間のうちにですか?はい。
それでは今日の成果を見せてもらいましょう。
緊張するけどちょっと。
「お世話になっております」の「お」を書き始めました。
藤吉さんは真剣。
均等均等。
均等均等。
さてどのように書き上がるのでしょうか?キリッと「す」が決まりましたね。
あとまっすぐ!ホントだ。
書けたじゃないですか。
それもうまくなっちゃいましたね。
いや〜!では発表します。
こうなりました。
まっすぐ縦に。
まずね「お世話」の「世」と「話」すき間均等。
全然ホントスタジオで聞いて下さっただけなのにすごく均等になってきれいですよね。
読みやすい字です。
ありがとうございます。
それから「ま」の結び「す」の結びがキリッとしましたので文が引き締まって見えますよね。
「ま」と「す」だけでもこんなに違うんですね。
キリッとしてますね。
キリッとしてます。
藤吉さん役立ちましたね。
今日来てよかったです。
我々の世代506070になっても遅い事はないんですね。
もう全然。
やっぱり意識を持たれる事とちょっとしたコツでご自身の雰囲気も残しながら字が美しくなっていく。
これはどの世代でも同じだと思います。
それぞれの個性もあっていいんですよね。
それが大事ですよ。
まずそれがあって人に優しい文字見やすい人に優しい文字を書くというのが大事だと思います。
こんな楽しいと思いませんでした。
文字を書く事が。
ただ座ってこうしてるこの世界だけなのにこんなに楽しみが増えて。
そういう気持ちで文字を書くと明るい文字に見えますよね。
そういうのもすごく大事だと思います。
どうも藤吉さんありがとうございました。
青山さんありがとうございました。
ありがとうございました。
さて今日のお茶は何でしょうか?今日のお茶は杉林渓冬茶なんですけど杉林渓というのは台湾の地名なんですけども。
10月の下旬から11月の上旬にかけて摘んだお茶を冬茶と呼んでいるそうなんですけど。
さあ召し上がって下さい。
ままごとのようなかわいらしい。
頂きます。
お酒でいえば大吟醸みたいな感じ。
ねえすごい透き通ってますよね。
いや〜いい香りだ。
きれいなお茶です。
ホントに。
本当に一息ついたって感じです。
では続いて視聴者の皆さんからお寄せ頂いたお便りを紹介します。
「5年前不思議な出会いがありました。
京都を旅して泊まった宿でフィンランドの大学生と相部屋になりました。
翌年も京都を旅して同じ宿に泊まると何とその女性とまた相部屋になったのです。
驚きの再会に日本語を勉強しているハンナさん…」。
ハンナさんって方なんですね。
「中学校の国語教師だった私はたちまち意気投合。
連絡先を交換し文通が始まりました。
フィンランドから届く便箋や絵葉書は珍しいものが多く私の宝物です」。
あ〜これがそうなんですね。
その一通をちょっとお借りしてきましたのでちょっとここで紹介して。
ハンナさんが書かれた?これハンナさんが書いたものですよちょっと。
今日ちょうど美文字ですがしっかりした字を書きますね。
外国の方が書かれたとは思えない立派なきれいな美文字です。
2年も続けて同じ宿に泊まり合わせるとは出会いというのはあるんですね。
そういう不思議が。
ずっと文通もあって。
縁があって。
はいありがとうございました。
この「私の団塊スタイル」のコーナーでは皆さんからお便りと写真を募集しております。
輝いている姿を是非お寄せ下さい。
皆様からのご投稿をお待ちしています。
今日は「美文字」でした。
藤吉さんがとても素直に書いて下さるのであの自由な字からまた素直さが出た美しい美文字でしたね。
練習時間もないのにあんなにすぐ…気持ちが変わるだけで変わってくるんですね文字って。
またご本人があれだけ喜んでくれたらうれしいですね。
やっぱり書いてないといけないんですね。
いろんな事教わりました。
2015/05/29(金) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル・選「まだ間に合う!50代からの美文字」[解][字]
今回はアンコール放送。「くせ字はもう直らない」と思い込んでいる50代以上の方たちに「ペンの持ち方」など、ちょっとしたコツで美しい字が書ける方法を紹介!
詳細情報
番組内容
今回は、2015年1月16日のアンコール放送。今、くせ字や悪筆を直す本が多く出され、文字を美しく書くことに対する関心の高さが伺える。「くせ字はもう直らない」と思い込んでいる50代以上の方たちに向けて、「ペンの持ち方」や「文字のすき間を均等に」など、ちょっとしたコツで美しい字が書ける方法を紹介。他にも、筆ペンで祝儀袋に名前を書くコツや上手にメモ書きを書く方法などお伝えする。【出演】藤吉久美子 ほか
出演者
【ゲスト】藤吉久美子,【解説】横浜国立大学教授、書家…青山浩之,【VTR出演】筆耕…出口麻弥子,理学博士…小泉英明,【司会】国井雅比古,風吹ジュン,【語り】秀島史香
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
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