ニュースほっと関西▽経済リポート「世代交代をチャンスに〜同族経営の中小企業」 2015.05.29


スリムな体型と。
厚化粧。
漫才師、今いくよさんが亡くなりました。
67歳でした。
相方のくるよさんとの体を張ったギャグ。
軽妙な掛け合いが人気でした。
女流漫才のパイオニア。
そして一世をふうび。
今いくよさん、安らかに。
こんばんは。
森田洋平です。
赤木野々花です。
5月29日金曜日ニュースほっと関西です。
今いくよ・くるよで一世をふうびした今いくよさんが亡くなりました。
街の人たちや関係者からは惜しむ声が聞かれました。
大阪・ミナミのなんばグランド花月、今いくよさんは、その看板の1人でした。
今いくよさん、本名、里谷正子さんは昭和48年、くるよさんと共に女性漫才コンビ、今いくよ・くるよを結成しました。
それまで男性が中心だった漫才の世界で体を張ったギャグを飛ばす軽妙な掛け合いが人気を集めました。
いくよさんは京都市の出身で高校時代、ソフトボール部に所属していました。
くるよさんは同じソフトボール部の同級生です。
また芸能界からは。
今いくよさんの所属事務所の吉本興業によりますと遺族の意向により通夜と告別式は京都市内で家族と近親者のみで執り行われるということです。
お別れ会は後日、大阪市内で開くことになっているということです。
漫才と浪曲を組み合わせたトリオ。
宮川左近ショウで三味線を巧みに操り人気を集めた暁照雄さんが咽頭がんのため大阪市内の病院で亡くなりました。
78歳でした。
暁照雄さん、本名、浜田登志夫さんは徳島県出身で浪曲師としてデビューしたあと昭和34年宮川左近さんらと共に宮川左近ショウを結成しました。
三味線を巧みに操りなんでこんなにうまいんやろというギャグで人気を集め昭和47年、上方漫才大賞を受賞しました。
宮川左近さんが亡くなり、トリオを解散してからは弟子の暁光雄さんとのコンビで活動を続け平成20年には文化庁芸術祭賞の大衆演芸部門大賞を受賞しました。
3年ほど前に下咽頭がんが見つかり治療を受けながら今月9日まで舞台に立っていましたがけさ早く大阪市内の病院で亡くなりました。
おととし大阪・東淀川区で弁当店の女性従業員を包丁で刺し現金を奪ったとして強盗殺人未遂などの罪に問われた男性に大阪地方裁判所は無罪を言い渡しました。
判決の中で男性が犯人でなければ説明が難しいほどの証拠はないとしています。
平成25年3月、大阪・東淀川区下新庄の弁当店で当時70歳の女性従業員が胸や腹を包丁で刺され現金およそ16万円が奪われた事件で検察は女性従業員の軽乗用車を盗んだとして逮捕された56歳の男性を強盗殺人未遂などの罪で起訴しました。
裁判で男性が身に覚えがないとして無罪を主張したのに対し検察は防犯カメラに映っていた自転車の映像などから男性が犯人だとして懲役30年を求刑していました。
きょう開かれた裁判員裁判の判決で大阪地方裁判所の小倉哲浩裁判長は検察の立証の中心になっている犯人の自転車と男性の自転車の同一性については両者が似ているということにとどまり同じ自転車だと強く推認できるとはいえないと指摘しました。
そのうえで男性が犯人であっても矛盾しない証拠は多く認められるが男性が犯人でなければ説明が難しいほどの証拠はないとして無罪を言い渡しました。
大阪地方検察庁の北川健太郎次席検事は判決内容を精査し適切に対応するとしています。
京都府警察本部の50代の警視が知り合いの女性に付きまとい行為をしたとして滋賀県警からストーカー規制法に基づく警告を受けていたことが分かりました。
京都府警は今後、警視本人から話を聞き処分などを検討することにしています。
警察によりますと京都府警暴力団対策室長の50代の警視は滋賀県内のスポーツ施設で知り合った女性に好意を抱くようになり今月、滋賀県内で付きまとい行為をしたということです。
女性の申し立てを受けて滋賀県警はストーカー規制法に基づき付きまとい行為をやめるよう警視本人に警告したということです。
京都府警は警視の言い分などを明らかにしていませんが今後、本人から話を聞き処分などを検討することにしています。
京都府警の監察官室は警告を受けたことは誠に遺憾です事実を明らかにして厳正に対処していきますとしています。
世代交代は改革のチャンス。
生まれ変わった老舗企業に密着しました。
関西には創業100年を超える老舗企業が4000社以上あり中でも大阪は全国で2番目に老舗企業が多い地域です。
その多くが同族経営ですが経営者の高齢化が進む中、時代の変化に応じていかに事業を継続させていくかが大きな課題となっています。
世代交代を機に会社の改革を進める大阪の中小企業を取材しました。
カレンダーを製造・販売している会社です。
従業員は、およそ60人。
創業、明治40年の老舗です。
主力商品は、もちろんカレンダー。
中でも企業の名前が入ったいわゆる名入れカレンダーに強みがあります。
かつては年末にカレンダーを配るのが企業のあいさつ回りの恒例で受注が次々に舞い込んできたといいます。
4代目の社長、杉本庄吾さん39歳です。
しかし、バブル経済が崩壊するとカレンダーの売り上げは激減。
追い打ちをかけるように大きな取引先の販売代理店も倒産しました。
このため10年ほど前に多額の負債を抱え経営破綻の危機に見舞われました。
30歳だった杉本さんが後を継いだのはそんなときでした。
まず取り組んだのは業績の悪化を招いた丼勘定からの脱却です。
カレンダー工場が忙しいのは10月から12月にかけての年に一度だけ。
このため月ごとの決算をしていませんでした。
社員の意識を変えるため毎月1回経営会議を行うことにしたのです。
これには社員たちが反発しました。
ところが会議を開いたことで年間7000万円もの経費のむだが明らかになりました。
これまで暇な時期には工場を止めておきながら忙しくなる年末には注文を処理しきれず仕事の9割以上を外注していたのです。
そこで杉本さんは月ごとの生産計画を立てて年間を通じて工場の稼働率が上がるようにしました。
ことしも、すでに2016年のカレンダーを刷り始めています。
その結果、外部への発注は4割程度まで減り、大幅に経費を抑えることができました。
生産方法も大胆に変えました。
コストが高い金具とじではなく紙でとじる方式に切り替えることで経費を30%削減しました。
金具とじの場合すべての月に会社名を印刷する必要がありました。
しかし、紙とじならヘッダーの部分に社名が入り1か所印刷すれば済むのでコストを抑えることができます。
さらに時代に合わせた取り組みも新たに始めました。
秘密はICタグ。
スマートフォンをかざすだけで企業のホームページに簡単にアクセスできます。
カレンダーに付加価値を付けることで新たな需要を掘り起こそうとしています。
ファミリー経営の企業が事業を受け継ぐための取り組み。
あさって、31日日曜日放送のルソンの壺5月号でもお伝えします。
こんばんは。
スポーツです。
はじめに高校野球です。
高校野球の全国大会が始まってことしで100年。
これを記念して、高校時代に甲子園で優勝した経験があるプロ野球、ソフトバンクの王貞治球団会長が8月に開幕する夏の甲子園で始球式を行うことになりました。
王球団会長は早稲田実業時代に4回、甲子園に出場し2年生エースとして臨んだ昭和32年の春のセンバツでは指のまめを潰しながらも全試合に完投して優勝し優勝旗が初めて箱根を越えたと話題になりました。
高校野球の全国大会は大正4年に夏の甲子園の前身全国中等学校野球大会が始まってことしで100年。
始球式は100周年の記念事業として行われます。
始球式を行うことについて王球団会長は甲子園は青春の思い出です自分でいいのかなという思いはありますが大変、名誉な話だと思いますと話しています。
王球団会長はセンバツ優勝以外にも夏の甲子園でノーヒットノーランを達成したほか、バッターとしても当時、木製バットで通算2本のホームランをマークする活躍を見せてその後のプロ野球同様高校時代にも輝かしい実績を残しました。
ことし夏の甲子園は8月6日に開幕し王球団会長の始球式は開幕日の第1試合前に行われます。
プロ野球の交流戦の速報です。
きょうから各チーム2カード目に入りました。
阪神は交流戦3連勝で史上2チーム目の通算5000勝を達成しました。
きょう勝てば勝率5割。
この勢いを続けてほしいですね。
ここまでスポーツでした。
きょうは午後は雲がとれて青空が広がり強い日ざしが戻ってきました。
こんばんは。
気象情報です。
きょう日中の最高気温は大阪は31度2分でした。
今月に入って4回目の真夏日となりました。
また京都では、きょうで7日目神戸では3日目、和歌山では2日目と5月としては観測史上最も多い日数となっています。
日が傾いたこの時間は、まだ大阪28度5分あるんです。
日中の暑さの名残を感じます。
ちょっと強すぎはするんですけれども風が心地よさを感じさせてくれます。
あすも午前中を中心に晴れ間が広がりそうです。
ただ次第に低気圧が近づいてきます。
そのために日曜日になりますと南部を中心に傘の出番となりそうです。
2015/05/29(金) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西▽経済リポート「世代交代をチャンスに〜同族経営の中小企業」[字]

▽経済リポート「世代交代をチャンスに〜可能性広げる同族経営の中小企業〜」▽きょうのメインニュース▽検証・特集▽スポーツ▽気象情報

詳細情報
番組内容
▽金曜日は、経済リポート。多くの中小企業が集まる大阪。同族企業が多いため、いかに世代交代して事業を成長させられるかが課題になっています。10年前に30歳の4代目に代替わりしたカレンダー会社を例に、世代交代をチャンスととらえ、新たな可能性を広げた中小企業の現状をリポートします。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

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サンプリングレート : 48kHz

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