news every. 2015.05.29


この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
きょう午前10時前、鹿児島県の口永良部島で噴火がありました。
気象庁は、5段階の噴火警戒レベルを、最も高いレベル5に引き上げました。
島民全員には、避難指示が出され、先ほど島民を乗せた船が、屋久島の港に到着しました。
その屋久島の港から最新情報です。
藤田さん。
こちらは屋久島の港です。
今から20分ほど前に、こちら、後ろにありますフェリーに乗った島民120人ほどが、次々と降りてきています。
一人一人、今、出入り口の所で、町役場の方、そして自衛隊の方、警察の方などと、名前の確認などを行いまして、さらに医療スタッフなどの体調管理、健康チェックなどを行ったうえで、一人一人こちらの屋久島の宮之浦港に降りてきているというふうに思えます。
見ていましても、多くの方がお年寄りでして、そのお年寄りの方が、大きな大きな荷物を両手、さらには背中に持ちまして、こちらの港のほうに降りてきます。
その荷物を今、自衛隊の方が助ける様子、持ちまして、そして中から降りてきます。
つえをついた方もいらっしゃいます。
皆さん、この船の中で、そして、先ほどちょっとお話を聞きましたら、少しずつ船の中で励まし合い、そして助け合って、船の中で過ごしてきた、そして、この屋久島の港に、今から20分ほど前に着いて、こちらの屋久島のほうに降りていっているというところです。
そして皆さんは、この船を降りますと、このロープを伝いまして、そしてその奥に用意されています、マイクロバスに乗って、この屋久島の中に設けられている、3か所の避難所に向かうというような状況です。
住民の1人は、いつ戻れるかが一番不安だというふうに話していらっしゃいます。
いつ戻れるか分からない、不安を抱えながら、その荷物なども、避難用具でしょうか、大きな荷物を両手、そして背中などに抱えまして、つえをついて、マイクロバスのほうに乗り込んでいきます。
このあと、避難所に向かったあと、この屋久島の中には婦人会の方々が、炊き出しなども行っているということです。
ですので、この方々が、少しでも不安をなくせるように、努めたいというふうに、先ほど屋久島町長も話していました。
以上、屋久島の宮之浦港からお伝えしました。
噴火直後、高さ9000メートル以上まで上がった黒い噴煙。
噴火による火砕流は、海岸線まで到達しました。
幸い、住民がいるエリアとは違う方向に流れたため、被害を免れましたが、火砕流とはどのようなものなのか。
島の全住民が避難した、きょう一日を振り返ります。
午後4時半過ぎ。
口永良部島から避難した住民が今、ヘリから降りてきました。
避難した住民6人を乗せたヘリコプターが屋久島空港に到着しました。
真っ黒になって、そんでなんか雷が2、3回鳴って、どーんっていったから、大きな雷だねって思ってたら、道に出てきたら、灰がいっぱい降ってました。
外に来たら、真っ黒だったから、家に帰ったら、もう、白い煙でした。
ほっとしてます。
きょう午前9時59分、鹿児島県口永良部島の新岳で、爆発的噴火が発生しました。
黒い噴煙が広がり、噴火直後、高さ9000メートル以上にまで上がりました。
すごかったですよ、音がダイナマイト爆発みたいな音がして、家が揺れたからね。
それでおかしいなと思って窓開けたら、真っ黒い煙がもう、ばーっと、こっち迫ってくるみたいに。
西におよそ12キロに位置します。
島全域が屋久島国立公園の一部で、通称、緑の火山島ともいわれています。
噴煙は、隣の屋久島からも確認できました。
わー、噴火した。
上がりましょう。
爆弾がぼーんといって、もくもくと立ち上がったような感じで、そのあとだんだんきのこが崩れてきて、こっちへ迫ってくるような感じだったんですよね。
そして、噴火からおよそ7時間後。
鹿児島空港に来ています。
このあとこちらのヘリコプターで、口永良部島の上空まで、取材にまいります。
藤井キャスターが、新岳の上空へと向かいました。
鹿児島県屋久島町の口永良部島の上空に来ています。
私は鹿児島空港からヘリコプターで45分ほど移動したところ、口永良部島の上空に来ています。
画面を見てみますと、口永良部島の新岳の中心から、白い噴煙が上がっているのが分かります。
9時59分に爆発的噴火を観測しました。
今、およそ7時間ほどたつというところですけれども、新岳の噴火口を見てみましても、白い噴煙が上がり続けているのが分かります。
画面の右の奥のほうに、少しずつその噴煙が、風に流されているのが分かります。
今、新岳の噴火口の中心を映像で捉えていますが、少し映像を広げてみますと、この辺りは火砕流が起きたものと見られていまして、画面の左下のほうに、グレーのみちのようなものが出来上がっていますが、この辺り、火砕流が流れていったものと見られます。
建物はすべて、グレーの灰の色に覆われてしまっています。
今、緑色のタンクのようなものが見えますが、この辺りまで少し灰色になっていますんで、火砕流がどれぐらい大きかったかというのは、この辺りからも観測することができそうです。
現在、画面の中心で捉えていますけれども、この建物を見てみましても、ほとんど屋根の辺りも火山灰で覆われてしまっているようです。
今、画面の中心は、軽自動車が4台ほど並んでいるんでしょうか、この上を、火砕流が流れていったものと見られます。
噴煙は一時、火口の9000メートルほどまで上がりまして、火砕流が新岳の南西側から北西側に発生し、海岸に達成したということです。
噴火を受け、気象庁は、噴火警戒レベルを、最も高いレベル5に初めて引き上げました。
屋久島町は、口永良部島の住民82世帯137人に、全島避難を指示。
口永良部島の住民は7か所の集落などに分かれて暮らしています。
火砕流を避けるため、住民は、高台の番屋ヶ峰に避難しました。
これは避難所から撮影した新岳の様子。
白い噴煙が上がっているのが分かります。
写真を撮影した中学校の教師は。
音がして、すぐにヘルメットを持って、教室の外に出て、そのあと、噴火ということを確認したあとに、教職員の車で避難場所に、一斉に移動するという形ですね。
小学生の低学年は、もう泣いて、怖いという感じで。
具合が悪くなった方とかは、ヘリで、たぶん搬送されたとは思いますけど。
お年寄りの方とかがですね。
屋久島町などによりますと、額にやけどを負うなど、けがをした72歳の男性など3人が、ほかの住民に先立って、ヘリコプターで屋久島に搬送されました。
そして、午後3時ごろ、番屋ヶ峰に避難していた住民が、港に移動しました。
海上保安庁の職員に誘導され、フェリーに乗り込み、午後3時半過ぎ、屋久島に向けて出発。
すべての住民の避難が完了しました。
全住民が島から避難する事態となった新岳の噴火。
気象庁はこれまでも警戒を強めていました。
新岳は去年8月、34年ぶりに噴火し、火砕流が発生。
このため火口から2キロは、立ち入りが禁止されていました。
そして起きたきょうの噴火。
爆発的な噴火が発生した、鹿児島県の口永良部島の新岳。
気象庁は、特に火砕流への警戒を呼びかけています。
今回の噴火におきましても、火砕流等、発生してございますが、火砕流が到達が予想される口永良部島の居住地域では、厳重な警戒をしてください。
火砕流は高温の火山灰や岩などが、一気に流れ落ちる現象です。
温度は数百度に達し、スピードも速く、火山活動による被害で、最も恐れられています。
火砕流から逃げることは不可能で、事前の避難が必要となります。
過去にも、火砕流による大きな被害が出ています。
1991年の雲仙普賢岳の噴火では、火砕流に巻き込まれ、死者・行方不明者43人を出す大惨事となりました。
新岳でけさ、発生した火砕流は、火口から西の方向に流れ、一部は海岸線にまで達しました。
幸い、住民がいるエリアとは違う方向に流れたため、被害を免れました。
気象庁は、同じ規模の噴火が今後も起こるおそれがあるとして、火砕流の発生や、大きな噴石の飛散に厳重な警戒を呼びかけています。
ここで先ほど、口永良部島から避難してきた住民の方のコメントが入ってきましたので、お聞きください。
熱のために顔とか、手とか、やけどを負ってました。
頭もこうちょっとね。
それで船の中で、看護婦さんが水でそのやけどを冷やして、やけどがひどくならないようにということで、そういうことをやっておりました。
この方を含めて、2、3名の方がヘリコプターでもって、こちらのほうに運ばれたと思います。
そういうことで、本当に大自然のこの怖さと申しますか、それを改めて、この年になって、初めて経験いたしました。
今回は、うわーんと、上まで来ました。
普通、私たちの視野のこのくらいの範囲で煙が止まってたのが、こうも90度、それだけの量の、しかも白でなくて黒でしたから。
黒い、黒い煙がもくもくもく、ぼわーんという感じでしたね。
FIFA・国際サッカー連盟の副会長らが賄賂などを受け取っていたとして、アメリカの司法当局に起訴されたスキャンダル。
こうした中、FIFAの次期会長を決める選挙が、スイスで始まります。
ブラッター会長は、改革への意気込みを見せていますが、総会は紛糾が予想されます。
FIFA・国際サッカー連盟の本部がある、スイス・チューリヒ。
各国の代表が続々と集まってきています。
FIFAの行方を決める重要な会議です。
きょうは、そのトップ、次期会長を決める選挙が行われます。
FIFAを舞台にした巨額の汚職事件。
アメリカの司法省が、FIFAの幹部やスポーツ関連企業の幹部ら14人を、贈収賄などの罪で起訴した事件。
賄賂の総額は、185億円以上に上ると見られています。
世界中が熱狂するワールドカップ。
その放映権などを売ることで収入を得ているFIFA。
巨額の経済効果を生み出すワールドカップの開催地など、重要な決定事項は、25人の理事による理事会で決められています。
1998年から長きにわたりトップの座に就くブラッター会長は。
問題は個人にあるとして、事件そのものの責任については否定しました。
ブラッター会長に対するデモも行われる中。
FIFAの副会長を務めるプラティニ氏は、ブラッター会長に直接辞任を求め、拒否されたことを明らかにしました。
同じくFIFAの副会長を務める、ヨルダンのアリ王子。
選挙は、ブラッター会長と、アリ王子の一騎打ちです。
現在、世界209の国と地域が加盟するFIFA。
それぞれ加盟国が1票ずつ投票し、次の会長が選ばれますが。
FIFAの新理事に就任する、日本サッカー協会の田嶋氏は。
アジアサッカー連盟は今のところ、ブラッター会長を推すということにはなっています。
コンプライアンスやガバナンスを守ってやっている日本だからこそできることがあると思っていますから。
FIFAの巨額汚職は、世界に波紋が広がっています。
起訴されたスポーツ関連企業の幹部3人の母国、アルゼンチンは、アメリカ政府からの身柄引き渡し要請を受けて、3人の捜査を始めました。
3人はこれまでに、日本円で50億円近くに上る賄賂をFIFAの幹部に送ったとされています。
またブラジルでも、FIFA幹部による違法行為があったとして、連邦警察はすでに捜査を始めています。
FIFAの会長選挙は、先ほど始まった総会の中で行われますが、会長の責任を問う声は大きく、総会は紛糾が予想されています。
野村先生、いかがですか?
組織の幹部が、組織の主要な業務との関係で起こした不祥事ですから、会長に責任がないというのは、やや疑問だと思うんですよね。
今回はそのスイスの組織に対して、アメリカ主導で捜査が行われていることに対しては、2018年の開催国、ロシアの中で疑問の声が上がっているんですけれども、これは賄賂の授受がアメリカで行われたということでは、当然だと思うんですね。
いずれにせよ、女子のワールドカップ、まもなく始まりますから、選手が明るくプレーできるようにしてほしいなと思いますよね。
東京電力福島第一原発でけさ、ホースから汚染水が漏れているのが見つかりました。
海に流れていた可能性もあります。
汚染水が漏れていたのは、福島第一原発構内の側溝にある建屋とタンクをつなぐホースです。
きょう午前10時過ぎに、作業員が漏れを見つけ、そのおよそ20分後に、漏れを止めたということです。
ホースがある側溝は、海に流れ込む排水路につながっていて、東京電力がこの排水路の水を調べたところ、おとといに比べきのうは、41倍の放射性物質の濃度が確認されたということで、2015/05/29(金) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

詳細情報
出演者
藤井貴彦
陣内貴美子ほか
番組ホームページ
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